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木昌1777さんComments
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もう傘寿の年だが、私にもまだ仕事がある。県の委員会の委員を25年ほど続けていて、ここ13年ほどは会長職にある。閑職には違いないが、当然ながら仕事に行くことがある。午後からの会議がほとんどなので、冬のこの時期は帰りが夕暮れ時になる。
12月19日のカメラ散歩で夕暮れ時の写真はとても楽しくシャッターを押しつ続けることができ、それに味を占めてバッグにカメラを突っ込んで会議に出た(この仕事にカメラを持って行ったのは初めてである)。
会議が終わったのはいつもより早い3時半ころで夕暮れにはまだ早い。蕎麦屋で鍋焼きうどんを食べて時間を過ごしたので、少し夕暮れめいてきた。それでも写真に写る空は昼とほとんど同じにしか見えない。いろいろ撮影条件の設定を変えれば夕暮れ風にすることもできるだろうが、あまり人工的な写真にはいくぶん逡巡するところがある。少しずつ細かなカメラ操作も覚えつつあるが、使いたくない設定もあるのだ。
帰り道には国分町とか稲荷小路とかの飲食店街(つまり飲み屋街)を選んで歩いてみた。ビルの間の空は西の下の方がわずかに色づき始めた程度で、南はふつうの青空である。



店先にはクリスマスらしい飾りつけがあったりするが、夕暮れと言えどもはやはりまだ時間が早くて飲み屋街らしい雰囲気はそれほどない。狭い路地で小さな店の明るい光がよく目立っている。今は(というよりかなり以前から)外飲みをほとんどしないので惹きつけられそうな店構えでも、シャッターを押してそのまま通り過ぎるだけである。そんな店にふらっと入っていく若いときのおのれの姿を想像するだけで気分を味わうのである。
ゆふぐれの微光ただよふ美しき町すぢは往くに誰にも肖 (に)
佐々木幸綱『現代短歌全集 第十五巻』(筑摩書房、1981年)(p. 528)



仙台市街中心部から西に向かう帰路は、あっという間に広瀬川に架かる仲の瀬橋を渡ることになる。ちょうど仙台市営地下鉄東西線の電車が地上に出て広瀬川を渡っていて、電車の窓明かりに惹かれて写真を撮った。私はカメラ好きだが決して「撮り鉄」ではない。それでも目の前を電車が走っていればシャッターを押してしまう。ちょっと子供の心理っぽい。
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