PR
Category
Calendar
Freepage List
Comments
Keyword Search
(前回の続きです)
前回、風量に対する熱交換の負荷減を係数0.6(=換気回数低減0.3回/hに相当する)として、計画換気の熱損失を求めましたが、もう少し詳しく考えてみます(情報が無く良く分からないのですが・・)。
Web北海道新聞の記事 によれば、
次世代省エネルギー基準では、「回収熱から第一種換気による動力エネルギーの増加分、具体的には空気抵抗と消費電力の増加、その他のロスなどを割り引かなければならないことになっている。」
一方、新住協方式では、「カタログ上の熱交換効率が90%の機械の場合、熱交換率をやや低めの80%とみて、換気廃熱の8割を回収するという考え方で計算している。0.5回の8割、つまり0.4回を熱回収した残りの0.1回が換気負荷となる」
換気負荷[回]=0.5 *(1-熱交換効率)
とあります。
どちらを使うのか、統一されていないと、 Q値の比較もままならないのではないでしょうか 。
次世代省エネルギー基準の場合、実際の総合評価をする場合には有効と思いますが、熱交換しない場合の消費電力をどう見積もるかによっても結果が変わってきます(ダクトの圧力損失増加もあり、単純に半分とはいかないでしょう)が、どうするのでしょう。
また、新住協方式では、熱交換効率をカタログ値より低めをみて計算するとありますので、これも、実際の熱損失とは異なってきます。
さらに、我が家の換気装置の熱交換効率は、単に70%以上としか記述がありません。しかし、Webで調べてみると、一般的に、熱交換の換気装置の熱交換効率は、風量と反比例の関係になるようです。風量に対する熱交換効率の値を公開すべきではないでしょうか。
こんな状況では、 実際に即した正確な換気の熱損失を求めることは、不可能です 。
また、住宅メーカーが宣伝文句にしているQ値ですが、どんな計算で出しているのか分かりません。信用も比較も出来ないように思えます・・
気を取り直して、熱交換効率70%とし、上の式で出してみましょう。
換気負荷(回)=0.5 * (1 - 0.7) = 0.5 * 0.3 = 0.15
この値ですと、前回の風量に対する負荷減の係数0.6に対し、半分の係数0.3となります。
この結果、換気の熱損失は、
218[m3/h] * 1.293[kg/m3] * 0.24[kcal/kg℃] * 0.3 = 20.29[kcal/h℃] = 23.60[W/K]
これで前回の結果を「換気2」として、出し直し、グラフにすると、次のとおりです。


前回より、今回の方が、実際の熱損失に近いはずですが、Q値は、どちらを使って出せば良いのでしょう?・・
(次回に続きます)
家の熱損失を求めてみる 熱損失係数Q値 Mar 22, 2008
家の熱損失を求めてみる 計画換気の熱損失 Mar 2, 2008
家の熱損失を求めてみる 各部の熱損失 Feb 24, 2008 コメント(2)