特許を活かして新たな価値創造及び事業展開に挑む

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健康二郎

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2005年04月27日
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 エアコン等の住宅の空調に用いる機器・装置の性能を活かす上で、住宅の性能、具体的には、断熱性能・気密性能・遮熱性能の重要性についての認識は高まっている。
 只、従来の技術では、自然志向の家造りとエアコン等に頼った家造りとは、用いる資材あるいは構造の面で相容れないところがあった。その相容れないところを建築的工夫によって出来るだけ解消しようとする試みについて紹介したい。
 夏季と冬季の気候条件の違いに応じて、夏季は開放型の利点を生かし、冬季は閉鎖型の利点を生かすという具合に、色々な工法の良いとこ取りの工法という側面もある。只、この技術は、実用新案権の権利期間の15年が経過し、現在は誰でも自由に利用できる。その様な事情もあり、特に高性能住宅をメイン商品としてFC展開している住宅会社の多くが採用している。
 夏季に開放型を採用するメリットは、二重通気工法の特徴であるインナーサーキット・アウターサーキットの両サーキット内で常時通風を確保できる点にある。その最大の効果は、太陽熱エネルギーの日射取得により壁体内に透過した熱エネルギーをアウターサーキットを通じ顕熱の形で排熱し、しかも、断熱材に蓄熱し、輻射熱の原因となる熱エネルギーの影響を、インナーサーキットを通じて得られる夜間の冷気を含めて排熱し、縮減する方向に働くところにある。但し、この場合も顕熱の利用の範囲を出ない。それで、夜間の冷気の昼間の遮熱への利用に関して、その効果は限定的である。しかも、夜間の湿気の屋外から屋内への流入を制御出来る工夫が見られない。(夜間に流入する冷気を利用する上で、湿気のみを分離することはこれまでの技術では難しいので、当然の結果である。ここから、夜間に流入する冷気と湿気とを制御・分離できれば、新たな可能性に繋がるものを予感できる)
 さて、夏季でも床下換気口・棟下換気口を閉じると、気密性能は高まる。エアコンを用いる場合は、所謂高気密・高断熱住宅と同様に少ないエネルギー消費で、冷房・除湿の効果を高められる。只、この場合開放型の利点である床下換気口を通じた夜間の冷気の流入は出来なくなっている。それで、夜間の冷気の利用を促せず、インナーサーキットを設けた利点が生かされずに終わる。(その効果は限定的ながらも、夜間の冷気を昼間の遮熱に利用できる仕組みは捨てられてしまった。)
 冬季は、閉鎖型の高気密・高断熱住宅として活用でき、エアコン等の暖房器具を用いて通常の全室暖房効果を実現できる。当然、省エネルギー効果も高い。更に、床下にエアコンを設置し、インナーサーキット内の空気循環を好適に保てれば、深夜電力を利用した蓄熱式の床下暖房へとシステムをアップすることも可能である。但し、通常よりも高い気密性能を確保できる施工技術が求められる。C値0.5見当の性能が求められる。
 冬季の暖房システムについては、他の高気密高断熱住宅と一線を画すところがあり、取り立てて大きな課題はない。只、夏季の冷房・除湿・遮熱に関しては顕熱による作用・効果の範囲を出られず、深夜電力利用および潜熱利用による作用・効果のもたらす環境への配慮並びに社会的有用性への配慮を具現化する迄に至らない。





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最終更新日  2005年04月27日 17時18分27秒
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