PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

サイド自由欄

今日、もらった感動へのお礼を綴りたい。
そう思って書いていると嬉しさがよみがえって
笑っているうちに楽しくなる。
読み返した時、また嬉しくなる。
だから、明日が楽しみ!
January 31, 2008
XML
カテゴリ: 歌舞伎・古典芸能
明日は用事があるので今日は絶対行かなくちゃ!

と決意も固く、
会社を出ようとしたら
「月末だからタイムシートを
出して行ってください」

え"~。そんな阿漕な、
うわぁ、誰もアタシを止めないで!

とは思ったけど
「じぇり、給料払わないぞ」と

哀れ派遣社員、タイムシートの記入モレが
ないかチェックしつつ サッサカ提出。

「お先に失礼しま~す」と
疾風怒濤の如く駅を目指す。

さて、二度目の研辰、鑑賞ですが、
観終わって まずヒトコトは
「おお、今日来て良かった!」

そうです。
前回勘三郎さんの舞台挨拶
感心しつつ見入ったあと
ほんの冒頭のシーンを観終わって


ちゃんと最後だけ起きたけど、
想像以上に熟睡でした。
ほぼ初見となった今回ですが、
出来れば明日も観たいし
再演があれば絶対良い席取って



でした。

いつか歌舞伎の脚本を書いてと勘三郎さんに
頼まれていた野田さん。
実現するまでの話をプログラムなどで
読んでいても楽しいけれど、
花粉症が始まったので
早く寝なくちゃならないので(;O;)
手短にね。

堤さんと羽野さんの「キル」(VTR)と
「贋作 罪と罰」しか見ていないので
野田さんのことは詳しくないけどね。

(役者としては「新選組!」の勝さんも
ニクタラシイくらい名演技だと思いますが)

罪と罰の時かな、野田さんが東大在学中に
彼がビラ配りをしているほんの1mの距離で
隣に立っていた学生が殴り殺された。

その殺人事件が起こって以来、
人殺しについて考える瞬間があると書いていた。

研辰も赤穂浪士四十七士の討ち入りで
敵討ちこそ誠の武士とはやされていた時代を
疑問視したり、揶揄したりといつもの歌舞伎と
違う視点から描かれている。

勘三郎さんが口から先に生まれたような
主役の研辰を巧みに演じて笑わせているけど
いつもの歌舞伎じゃなく野田ワールドだった。

勘三郎さんの研辰の口を通して語られる
畳みかけるような長い長いセリフ
(江戸時代の人のスピードじゃないと思う(^o^))
福助さんや橋之助さんたちがそれぞれ持ち場を
キッチリ決めてくれるからこそ
勘三郎さんのセリフが生きてくるんだものね。

勘太郎ちゃんと染五郎さんの「あるある探検隊」とか
福助さんの肝っ玉かあさんみたいな奥方とか
七之助君ったら「真夜中の弥次さん喜多さん」の
金髪のカツラで出てきたり、と見どころは書き切れない。

勘三郎さんの襲名披露だけあって勘三郎さんのいいところ
満載の「研辰の討たれ」はザッツ・エンターティンメイント!

お正月、初笑いにピッタリ、福袋みたいに
ギュッと詰まったシネマ歌舞伎でありました。

舞台のつもりで見ていると拍手したくなるけど
映画なので静かに見ていなくちゃいけないのが欲求不満。
それだけが唯一の欠点のシネマ歌舞伎でありんす。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  February 1, 2008 12:34:25 AM
コメント(4) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: