きららん’ｓ　キッチン・テーブル

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2005年02月06日

レタスを加熱。

(2)

テーマ：食べ物あれこれ(51254)

カテゴリ：いろいろな言葉＆文化

「ＣＯＯＫＥＤ　ＯＩＬある？」　･･･へっ？　それってなぁに？

「cooked　oil」？　調理したアブラ？
判らないからとりあえず、キッチンのアブラを全部見てもらって、彼女の意思を探ります。　どうやら、中国系の彼女のお家では、材料の油通しなどに使った油は食材の香りが移った油として、次の料理のアクセント付けに使いまわしているようです。

ワタシのキッチンの「油入れ」にある油は、揚げ物の残り油。炒め物に使ってますが、温サラダの風味付けになるとは思えなかったので、ごま油を使うことで意見が一致。早速彼女特製、レタスの温サラダを作ってもらいました。

これは中国式に、塩と油を入れた熱湯でレタスに軽く熱を通し、油とオイスターソースで合えるものです。　レタスの青い葉が美味しい一品です
レタスを加熱する、というと、サラダ好きのヒトはまずギョッとした表情を見せますが、調理方法を説明してみるとけっこう興味を持ってくれます。

レタスの千切りを添えたチャーハンもシンガポールでのお気に入り。

世の中には思いがけないメニューがあって、出会った時には驚きますが、大口あけずにまずはほんのちょっぴり、おちょぼ口で食べてみると、美味なこと多いですね。

例えば、出来立ての温かい絹ごし豆腐に甘いシロップをかけたデザートも、出会いはビックリ、あとから夢中、の一品でした。

中国正月が近づくと登場する、パイナップルのジャムを乗せて焼いたクッキー「パイナップルタルト」も忘れがたく、日本に戻ってからはジャムから作ってみてしまいました。

中秋名月が近づくと、月見団子の意味合いで中国人は月餅を贈り合います。餡の中には塩卵の黄身がはいっていて最初は絶対に驚きます！　ひとつの月餅にいくつ黄身が入っているのが好きか（1個、2個、4個の3種類売っていました）、なんて話しながら食べましたっけ。

甘味をつけて炊いたもち米に、マンゴーかドリアンを添えてココナツミルクをかけたデザート（これはタイ料理でした）。　おはぎと同じ先祖かしら？と楽しく頂きました。　

バナナを潰してタピオカの粉などをまぜ、バナナの葉に包んで蒸したおやつを食べさせてくれたのは、同じマンションにいたフィリピン系カナダ人の奥さん。彼女は食への先入観が少ない御人で、カツオ＆昆布つゆの冷やし素麺を美味しいヮ、と食べてくれたり、タイ風の炒め素麺を作ってくれたり。

「自分の国では甘くしない材料に砂糖を入れて調理する。」
「自分の国では生で食べる材料を加熱調理する。」
このふたつが「ギョッとする両横綱」と呼べるかしら？

そうそう、東南アジアでツアーに参加したときの昼食時。
デザートビュッフェにあった小豆のお汁粉。

のぞきこむツアー仲間（欧米人のようでした）に「sweet bean」だよー、と声かけたら固まっていましたっけ。　彼らにとって豆はポークビーンズにしたり、ゆでてサラダに入れるもの。甘いデザート仕立ては衝撃だったのでしょうが、せっかく遠路やってきたアジア。ひと口ためしてみて欲しかったなぁ、と
いまだに残念がっているワタシなのです。（美味しいよー、ともっとアピールすればよかったなぁ・・・・）

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