私のNゲージ考古学
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伊豆急行2100系電車「リゾート21」は,1985年にデビュー。海側と山側で窓の形状や塗装が異なるなど,非常に特徴あるデザインの車両となっています。また,東京駅への乗り入れや東急線での運行も話題となりました。Nゲージでは,カトーが1986年に製品化。当時最新の第2編成をモデル化しており,京急800形,阪急6300系,西武新101系・301系に次ぐ,4番目の私鉄製品となっています。箱には1986年ブルーリボン賞のエンブレムが印刷されるなど,力の入った製品でした。同じ1986年には,トミックスからもハイデッカー展望車の名鉄パノラマDXが製品化されており,華やかな時代を感じさせます。(1987年版カトーカタログより)(1986年版カトーカタログより。予告されていた東急5000系の製品化は実現しなかった)(カトーニュースNO.19(1985.9)より)また,機構面でも目を惹くのは,独自のドローバー機構による連結としたことで,ジャンパ栓などを再現したほか,連結間隔も実感的になっています。もっとも,このドローバーは扱いにくかったためか,リゾート21と211系のみの採用にとどまっています。同じ1986年には,トミックスも近鉄30000系ビスタカーでドローバーを導入したものの不評でアーノルドカプラーに切り替えており,興味深いところです。(1988年版カトーカタログより。カプラーは自連型カトーカプラーに切り換えられている)その後,1990年に4編成目の「リゾート21EX」が登場。前面は1枚窓になり,クロ157を思わせる4枚折戸の「ロイヤルボックス」が組み込まれ,8両編成となりました。既存の3編成にもロイヤルボックスが増結されましたが,カトーでは今日まで製品化されず,7両編成のままとなっています。また,1993年には5編成目の「アルファ・リゾート21」が登場。先頭部が全く異なる形状となりましたが,別形式とはされませんでした。Nゲージでは,長くカトー製品と,ロイヤルボックスはエッチングキット(あまぎモデリングイデア)のみという状況でしたが,2007年にマイクロエースからアルファ・リゾート21が製品化。2010年には,リゾート21EXと「黒船電車」が製品化されています。2013年にリゾート21EXとアルファ・リゾート21,2019年に「黒船電車」がそれぞれ再生産されました。また,マイクロエースでは,2023年にロイヤルボックス(サロ1801とサロ2184)を2両セットで発売。2026年にもサハ1801とサロ2183をそれぞれ単品での発売を予告しており,他社製品(サロ2184・2183はカトーのリゾート21,サロ・サハ1801は鉄コレの100系)への増結を前提とした発売方法がユニークです。2027年にはアルファ・リゾート21の再生産が予告されています。一方,カトー製品は,密連型カプラーへの変更やIZUKYUロゴを入れるなどして再生産されており,2026年にも再生産されました。また,2026年には,ホビーセンターカトーから第3編成を改装した「キンメ電車」(一部異なるためタイプ扱い)が,特別企画品として第5編成を改装した「THE ROYAL EXPRESS」の製品化が予告されています。特に「THE ROYAL EXPRESS」は,カトーとして初めての第5編成の製品化となるだけに,今後,カトーが「アルファ・リゾート21」も製品化するのか,マイクロエースも「THE ROYAL EXPRESS」を製品化するのか注目されます。他には,100系を模した第3編成の「リゾートドルフィン号」の製品化を期待したいところです。(イチコーのブリキ製リゾート21。ブルトレ金型の流用ながら中間車もあった)
2026.08.05
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