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2026.09.27
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テーマ: 読書
カテゴリ: 読書


『君が降る日』と『冬の動物園』と『野ばら』の3編。

『君が降る日』あらすじ
(以下、Wikipedeiaよる)
”長き夜の章
小川志保の恋人降一が交通事故でこの世を去った。葬儀の場では降一を乗せた車を運転していた五十嵐拓がすべて自分に責任があると頭を下げ続けた。事故から2ヶ月後、降一の実家に五十嵐が訪れ、家業の喫茶店を手伝いたいと申し出て店を手伝うこととなり、志保も降一の実家に出入りするようになる。みんな新しい日々の中で降一を失ったことを忘れようとするが、不意に刺さる言葉や出来事から降一のことを思い出してしまい苦しみを抱える。その中で降一の弟の裕嗣が五十嵐を新しい兄のように慕うようになり、そのことから志保、五十嵐、裕嗣の3人は降一の死を乗り越えるため前を向いて生きるようになった。しかし、降一の母親はその輪に入れず時折情緒不安定になるようになり、責任を感じた五十嵐は店の手伝いを辞めて、福岡へ転居することを決意する。志保は福岡行きを決めた五十嵐を見送り、いつかの再会を約束する。
浅き春の章
降一の死から1年後、志保は大学に復学した。降一の母親にあるひとことを言われたことを期に降一のことを敏感に感じることを止めてしまっている。大学ではゼミ仲間たちとの交流から一般的な大学生的な生活を取り戻しつつある。そんな志保の所に福岡の五十嵐から手紙が届く。ほどなく裕嗣が家出騒ぎを起こし志保が裕嗣を見つけ説教をしていると、裕嗣は志保に「五十嵐を連れてきて」とまくし立てられ困惑する。その後志保は五十嵐にされたキスの真意を問うため博多に向かい彼と再会する。しかし五十嵐を攻めることができない志保は徐々に五十嵐の中の降一の記憶を想うようになり、結果的に五十嵐を想うことになる。しかし五十嵐の抱える孤独に志保はつらさを感じ受け入れられないと悟ったが、五十嵐の方からの固執により関係はずるずると続きそうになり、東京の大学の友人矢部芙音に助けを仰ぐ。”
(以上、Wikipedeiaより)
突然の事故で恋人を失ってしまった女性。その喪失感からくる、彼がいた時の思い出と後悔。亡き彼を思うがゆえか彼の実家のお店の手伝いに行く。彼女の心の重さと揺らぎを感じて哀しみよりは苦しさを感じた。



『冬の動物園』あらすじ
(以下、Wikipedeiaより)
”恋人に二股をかけられ失恋したばかりの加藤美穂は、通っている英会話スクールで高校生の森谷葉二にナンパされる。そして森谷の誘いをうけて美穂は彼と動物園でデートをすることとなり、森谷に振り回されながらも徐々に失恋の痛みを忘れるような感覚に吸い込まれる。スクールのクリスマスパーティーの日、美穂は酔いに任せて元カレに電話をかけてつながらないことから失恋を強く確信、そしてそれを介抱した森谷のある告白から美穂は彼の力を借りて恵吾のことを捨て去る決意をする。”
(以上、Wikipedeiaより)
ふられた失恋は尾を引く……のだが、年下の高校生に思いを寄せられて気持ちが立ち直っていく過程はまだ若く青い心を感じさせた。


『野ばら』あらすじ
(以下、Wikipedeiaより)
”高校生の乾佳乃は、同級生の大野祐と親しくしている。祐の出自の噂は聴いていた佳乃であるが祐の実際の生活についてなにも知らずにいた。ある日、祐と夜遊びの末に彼の家を訪れることとなったことから祐の兄聖人と知り合う。その後は佳乃、祐ともに自分にないものを兄妹は持っていると悩みを打ち明けるようになり距離を近づける。そして佳乃は祐に友達としてなにかをしてあげたいという思いを強めて行き、一方で聖人への想いを募らせて行く。冬になり佳乃の妹の深雪を加え大野兄弟の家でクリスマスパーティーをした、その場で深雪は聖人の抱える淋しさの存在に気づき距離を縮めて行く。その後、深雪が妊娠しているとわかると聖人と深雪は結婚を決める。親戚となった佳乃と祐は互いになにかをしてあげたいと思い合うようになり、恋を超越した友情のような関係に発展していく。その後、大学に進学した佳乃は、ある日書店に立ち寄り、記憶を頼りに祐が話していた集谷川俊太郎の『あなたはそこに』を目にして、それを読み、祐の真の想いを知る。”
(以上、Wikipedeiaより)
遠くを見るような深遠な目は彼女をくぎ付けにした。兄弟二人で暮らす男の子に見えない小柄な彼の兄は背が高くかっこよかった。一目で兄を好きになったにもかかわらず、弟の手前か、彼女自身の奥手な性格が災いし、彼女の双子のような妹に彼の兄を寝取られる。妹は女の子らしくキャピキャピと快活であった。そのことに心穏やかでならない繊細で敏感だけれど鈍感な主人公の心の変遷がその痛みがわかる本であった。

島本理生の昔の作品を読んで感無量である。

​
君が降る日 (幻冬舎文庫) [ 島本 理生 ] ​





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最終更新日  2026.09.27 00:10:52
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