全5720件 (5720件中 1-50件目)

Gut Nuiuseu (2025)Netflix映画である。こんなすごい作品が公開されているなんて全く知らなかった。「よど号ハイジャック事件」がベースになっているだけに多くの有名日本人俳優が出演している。だのになぜ、話題にならないのか?話題になったのに、知らないだけだったのか……。シリアスに描けばもっと私好みで良かったかもしれないが、ユニークにコメディ作品としてスリリングでシビアに仕上がっているのが韓国風で良いのかも。この洒脱感は日本映画では出せないかも。さて、’’物語の舞台は1970年。日本の共産主義組織によって、旅客機が上空でハイジャックされるという前代未聞の事件が発生する。北朝鮮の平壌(ピョンヤン)に向う旅客機から乗員乗客の命を救うため、日本と韓国の政府は緊急チームを結成し、あらゆる手段と方法を模索する。前代未聞の事件解決のために投入されたのは、正体不明のトラブルシューター、アムゲ(ソル・ギョング)、エリート空軍中尉ソ・ゴミョン(ホン・ギョン)、さらに作戦を指揮する中央情報部長ク・サンヒョン(リュ・スンボム)。彼らはハイジャック犯を欺き、旅客機を無事に韓国へ着陸させるという絶体絶命のミッションに挑む。’’(以上、韓国映画『グッドニュース』キャスト・あらすじ・見どころを徹底解説! | 韓国ドラマグラフィーより)ということでキャストに関しても詳しい内容は上記リンクで参考にしてもらいたい。おおがかりで広大なスケール感は大作を思わせる。数多くの日本人キャストを出演させ、韓国人キャストたちが常軌を逸した無理難題をふざけた感じで出してくる珍妙さは絶品かもしれない。Netflix にて2025年/韓国/136分/監督:ピョン・ソンヒョン脚本:ピョン・ソンヒョン、イ・ジンソン出演者:ソル・ギョング、ホン・ギョン、リュ・スンボム、パク・ヨンギュ、チェ・ドクムン、チャ・スンベ、ヒョン・ボンシク、チョン・ドヨン、山田孝之、椎名桔平、キム・ソンオ、笠松将、山本奈衣瑠、佐野史郎、音尾琢真、西村まさ彦、橋爪功、永山瑛太原題:굿뉴스(「グッドニュース」)英語題:Good News(「良い報道」)お薦め度「グッドニュース」★★★★(80%)
2026.07.26
コメント(1)

(C)PETIT CHAOS - CHALK & CHEESE FILMS - BALDR FILM - LES FILMS FAUVES - ARTE FRANCE CINEMA - 20242024年・第77回カンヌ国際映画祭にてグランプリに輝いたドラマというので見てみた。インド第2の都市で大都会のムンバイに生きる看護師たち。お見合い結婚した夫はドイツの工場へ単身赴任で1年も連絡がない女性と年下で若く独身の女性はルームメイト、一緒に暮らしている。若い女性はヒンドゥー教徒であるがムスリムの彼がいる。病院の食堂おばさんは古い高層ビルからの立ち退きを迫られている。居座ろうにも亡き夫に任せていた契約書類が何もなく居住証明できるものが何もない。やむなき、田舎に帰るおばさんの引っ越し手伝いで二人の女性はやってくるが……。インド女性として社会にももみくちゃにされる日々をあれこれと描いている。田舎へ行ったことで感じる気づきで何を思うのか。作品の印象はやや退屈な気がする。それは平凡な鬱屈した日々を醸し出しているのかもしれない。わざわざ見たが、期待したものはなかった。U-NEXT にて2024年/フランス・インド・オランダ・ルクセンブルク/118分/PG12監督:パヤル・カパーリヤー脚本:パヤル・カパーリヤー出演:カニ・クスルティ、ディビヤ・プラバ、チャヤ・カダム、リドゥ・ハールーン、アジーズ・ネドゥマンガード原題:All We Imagine as Light(「私たちが光明として想像するすべて」)お薦め度「私たちが光と想うすべて」★★★☆(70%)
2026.07.26
コメント(1)

To Catch a Killer (2023)なかなか見どころのあるサスペンス映画であった。アメリカのボルチモアでの大晦日。カウントダウンの花火に沸く屋上のパーティ。そこへ銃の乱射と思える射撃が始まった。射撃はあらゆる階層、あらゆる人々。部屋のダイニングやリビング、あるいはエレベーターの乗客を撃し倒す。街は騒然となり多くの警官たちが狙撃元の高層マンションを見つけ出した時、その部屋は大爆発、炎に包まれる。マンションから脱兎のごとく逃げ惑う住民たち。そこに駆け付けた女性警官エレノア・ファルコ(シェイリーン・ウッドリー)はスマホで避難者たちを撮影する。その彼女の行動がFBI捜査官ラムマーク(ベン・メンデルソーン)の目にとまり、特別捜査官としてチームの一員に加えられる。彼女の独特な感性で銃撃犯のプロファイルでない心理に迫り、犯人を探し出していく。FBIの上層部や政府は捜査に横やりを入れ、見当違いな悪党たちを追跡し現場を混乱させる。正確無比な射撃の名人である単独犯はいったい誰なのか。浮かび上がってきた人物の親の家を訪ねると……。壮絶な乱射のオープニング。無慈悲な一撃必殺な犯人。おどろおどろしい展開に震撼しながらも見入ってしまった。これはなかなかの作品である。amazon prime video にて2023年/アメリカ/119分/監督:ダミアン・ジフロン脚本:ダミアン・ジフロン、ジョナサン・ウェイカム出演:シャイリーン・ウッドリー、ベン・メンデルソーン、ジョバン・アデポ、ラルフ・アイネソン原題:To Catch a Killer(「殺人者を捕まえる」)お薦め度「キャッチ・ア・キラー」★★★★(80%)
2026.07.26
コメント(1)

Badh (2025)’’VENGEANCE IS JUSTICE’’(「復讐は正義だ」)と書いてある広告。フランス映画なのに、これでは中東の’’目には目を歯には歯を’’と同じではないか。ただ、映画を見ると同じではない、過剰防衛ならぬ過剰復讐といえるから。ところどころ味方と思える人が殺されるなど、その人たちがなぜ助っ人となったか腑に落ちない点がある。スカッとしないとも思える結末である。’’Badh’’は語源はアラビア語の「بَاطِل(bāṭil)」に由来し、「無効」や「虚偽」という意味を持つ。なので’’虚偽’’という意味かと思われる。邦題の「Miss.イコライザー」は’’Miss.’’は女性を’’イコライザー’’は俗語として「銃器や刃物などの致命的な武器」の意味だと思われる。よって’’最強武器の女性’’ということで主人公を指している。大の男相手に対等以上に戦えるので恐ろしく強い女性であるけれど、やられてしまいそうになったりもする。政府が絡んだ地下組織的内容はこの作品ではややこしく思えた。2025年/フランス/85分/監督:ギヨーム・ド・フォントネ脚本:アレクサンドル・コケル、マチュール・ル・ナウル出演者:マリーヌ・バクト、エマニュエル・ベルコ、スリマヌ・ダジ、ニールス・シュネデール、グレゴワール・コラン、リオネル・アベランスキ原題:Badh(「虚偽」)英語題名:Agent Zero(「秘密諜報員ゼロ」)お薦め度「Miss.イコライザー」★★★☆(70%)
2026.07.25
コメント(1)

小説でなく、エッセイ。今の時代を切り取るというか、山小屋に暮らす日々を、思いを書き綴った書。山小屋暮らし2年目を迎える作家。長野の野菜と山梨の果物を味わい、山小屋の庭づくりに励む。近くの温泉につかることを楽しみとし、愛犬とふたりの暮らしを享受する。山暮らしを満喫、していると思える。昔暮らしたドイツを懐かしみインドへの1カ月の旅など、いろいろと盛りだくさんである。ほのぼのとしみじみと悠々とした感じのエッセイ。森のバカンス (幻冬舎文庫) [ 小川糸 ]
2026.07.25
コメント(1)

住野よるは島本理生のファンだという。ゆえに恋愛小説も近い?かなと思って手に取った。とても繊細な女子高生と彼女に惹かれる運動部員の男子高生。二人の生態、いや、日々の生活はインドアとアウトドア、まるきり正反対であるのだけれど、神経質な彼女の独特なこだわりと能書きを感じ取り含み理解する彼もまた繊細な人物なのかもしれない。自死した親戚のおじさんのことをその妻であるおばさんに聞きに行くという勝手な夏休み宿題の遠征帰省に彼女のじいちゃんの家に彼女と共に居候する彼の心境をつぶさに描くのを読んで不思議と興味を持って読めた。終盤、二人での規制帰りの道中でのクライマックスは理屈ぽく煩わしくややこしい説明であったが、それを両者とも受け止めることが出来ることは頭でっかちかもしれないけれど精神の広さを感じた。ずっと死を意識していることは生きてるってこと、なのか。恋とそれとあと全部 (文春文庫) [ 住野 よる ]
2026.07.23
コメント(1)

(C)2025 Universal Studios全く知らない映画なので、外れたら嫌だなと見ること避けていたけれど、これといった作品もなかったので見ることにした。高層レストランという閉ざされた空間で繰り広げられるスマホを使った脅迫犯罪。近年、数多く起こる特殊詐欺事件や闇バイト同様、人質をとって代わりに窃盗や殺人を犯させるもの。マッチングアプリで出会ったファーストデイトが高層レストラン。待ち合わせに遅れて来た彼はカメラマンであった。何か、機密文書を隠し撮りしたようである。彼女は夫を亡くした子持ちであるのだけれど、DROPで投下されるあこぎな要求に留守番している幼子をまもるために悪党の指示に従うしかない。連絡をしてくるのは誰なのか。犯人は誰なのか。身動きできない隔靴搔痒の状況に押し込められ、何かと抗うが抵抗できず犯人の言うなり。デイト相手のカメラマンを殺さなければ…果たしてどうなるクライマックス!!!はらはらドキドキしながら見た。ヒリヒリする映画だった。amazon prime video にて2025年/アメリカ/95分/G監督:クリストファー・ランドン脚本:ジリアン・ジェイコブス、クリス・ローチ出演:メーガン・フェイヒー、ブランドン・スクレナー、バイオレット・ビーン、ジェイコブ・ロビンソン、リード・ダイアモンド、ガブリエル・ライアン、サラ・マコーマック、ジェフリー・セルフ原題:Drop(「Drop」)お薦め度「DROP ドロップ」★★★★(80%)
2026.07.20
コメント(1)
キックオフに贈れること4時間。8時過ぎに起床して録画していたワールドカップの決勝戦を見た。ちらっと見たXでメッシの10番、背番号が見えたので、アルゼンチンが勝ったのかも、と思いながら、そのあとの4時間を過ごす。オープニング・アクトもハータイム・ショウもあまりに大袈裟なのは勘弁してもらいたい。主役はゲームなのだから。試合に先立ち、国家が鳴り響くのは当然だが、決勝戦国の国歌以外にアメリカ国歌が歌い上げられた。これって特別なこと?さて、見る前から私はスペインに勝ってほしかった。優勝候補のフランスを手足出せない一方的試合で抑え込んだという情報、対してアルゼンチンはメッシ神話のもと批判の的になるほど審判のジャッジの不公平さの中、勝ち進んだという情報。なので、真っ当に勝ち進んだチームに勝ってほしいと思った。審判はXでずいぶんと批判されていた。決勝のジャッジを見る限りちょっとしたファウルは取らない、けれど目に余るファウルには厳正に対処する感じだった。結果は延長戦の末、1-0でスペインの辛勝。2枚のイエローカードで一人退場になったアルゼンチンが数的不利の中、終盤から延長を戦った。延長後半にクロスからの折り返しをゴールしたスペインが1点差で逃げ切った。この得点の前、スペインはゴールネットを揺らしたのだが、シュート前の接触がファウルとみなされ無効にされて、得点後のゴールはオフサイドで無効にされた。オフサイドは仕方がない。正当なジャッジだと思えるが、最初にゴールネットを揺らした時の接触がファウルとみなされたのは納得できない。ファウルに思えないからだ。この試合、解説されていた中で、ボールも何も絡んでいないのに、スペインの選手がアルゼンチン選手に後ろから体当たりされて倒れ悶絶していたことがあった。「俺のなわばりに来るな。来ればつぶすぞ」ということらしい。不良やヤンキーでないのだから来たらぶっとばすってなに!?しかも審判の目に入らない角度でやる。反則まがい、あるいは反則となる仕業をするプレイヤーたちが世界のトップということに驚く。フェアプレイはない。もちろん明らかに反則となればカードを出されて退場となるのだが、背中を押し足をかけ手を巻き付けるなんてのは当たり前なのだろう。あとは反則にならない程度にどこまでやるか、なのだろう。まともに試合をしていては勝てない。体に接触してくる相手を避け、いなして無事に最後まで戦いきる。クレバーな動きが必要となるであろう。決勝でのスペインのパスサッカーを見て思った。サムライ・ブルーが目指すのはドイツでもイタリアでブラジルでもなくスペインのようなサッカーなのではないだろうか。スペイン2度目の優勝、おめでとう!!
2026.07.20
コメント(1)

(C)2025 CADENCE PRODUCTIONS LIMITED相手を必ず仕留める。情け無用というか、命乞いを認めないスタイルは圧倒的パワーを見せつけ今どきのものなのかもしれない。酒場で目ぼしい女を拉致するというのは無謀にも無謀すぎるけれど、悪党が外道におちた犯罪では驚きに値しないことなのかも。この無謀さに対抗する元特殊部隊の凄腕の建築現場監督をジェイソン・ステイサムが演じる。彼の途方もない強さ俊敏さはロシア・マフィアの悪たれどもを皆殺しに。クライマックスの後のロシア・マフィアの電話が渋い。とても爽快とは言えないが痛快でみごとな戦いぶりには圧倒される。見ごたえのある銃撃戦である。amazon prime video にて2025年/アメリカ/116分/PG12監督:デビッド・エアー原作:チャック・ディクソン脚本:シルベスター・スタローン、デビッド・エアー出演:ジェイソン・ステイサム、デビッド・ハーバー、マイケル・ペーニャ、ジェイソン・フレミング、メラーブ・ニニッゼ、マクシミリアン・オシンスキー、アイラ・ジー、アリアンナ・リバス、ノエミ・ゴンザレス、エメット・J・スキャンラン、イブ・マウロ原題:A Working Man(「働く人」)お薦め度「ワーキング・マン」★★★★(80%)
2026.07.19
コメント(1)

Throne of Blood黒澤明のDVDボックスを30年ほど前に買って積んだまま、2、3枚は見たけれど、このまま見ないでしまっておくのもいけないなと死ぬまでに見ないとと思い、でも配信であるものは配信でもいいかと、で「蜘蛛巣城」を見た。「マクベス」の日本版のような説明があった作品。登城する森の中で同じところをぐるぐる回り不思議に思っていると出会った糸をつむぐ老婆(妖怪?)の予言らしきものと妻の言葉にそそのかされて自らが謀反を起こし、大殿を殺害する。そして、蜘蛛巣城の当主、大殿になったまでは良かったが、老婆の予言が自らを破滅に追い込む。ギラギラと光る眼玉、眼光鋭い三船敏郎の険しい表情は出世欲にかられ予言に翻弄された男の熱情と狂気の発露を感じさせる。結局、自らもまた裏切りに合い数多の矢が飛んできて、射られる姿はおどろおどろしい。道理と人心をわきまえない人の終着を見ているようだ。U-NEXTにて1957年/日本/110分/監督:黒澤明脚本:小国英雄、橋本忍、菊島隆三、黒澤明出演:三船敏郎、久保明、千秋実、小池朝雄、志村喬、山田五十鈴お薦め度「蜘蛛巣城」★★★☆(70%)
2026.07.19
コメント(1)

ボディガード・キリの本「予幻」を読んで、とてもおもしろくて気に入った。しかし、これは第3作であった。2026.05.09読書レビュー 「予幻」大沢在昌:著 トクマノベルズ 今回、ようやく第1作「獣眼」を読んだ。おもしろい!荒唐無稽な神眼という設定。それがもとで殺害予告ゆえのキリへのボディガードの依頼。キリの過去を引きずる話も興味深く、グローバルでスリリングな展開に興味深く読んだ。第2作の「爆身」も読んでみたい。大沢在昌といえば「新宿鮫」シリーズが絶品であり、他の作品もいくつも読んだけれど、中には比肩するほどのおもしろい作品もあった。しかし、このKIRIの存在は知らず、今、知って興味津々、ぜひ映像化してほしいと思える。「新宿鮫」の映画は真田広之という唯一無二に思える適役なのに、こけてしまったので、続編が作られず残念であった。テレビ・シリーズは舘ひろしで作られたが見ていない。この作品の映像化に関して最適な俳優は誰かと考え、AIにも聞いて精査した。候補の筆頭は佐藤健である。30代後半で中肉中背というか細身で見た目ボディガードに思えない体型、二枚目でモテるという容姿の条件からすると佐藤健が最適に思える。あとは新田真剣佑、町田啓太、横浜流星、中川大志、高良健吾、塩野瑛久、岩田剛典たち。もっとほかにも候補はいるけれど、容姿の条件と人気と美形を考えれば彼らの中からキャスティングするのが望ましいと思える。長編小説なのでテレビドラマなら1作を前後編で3作あるので#6までは作られる。原作の間にドラマオリジナルを2話ずつ4話を挿入すれば#10で1クール出来るんじゃないかな。もちろん映画化ならば歓迎である。題名は「ボディガード・KIRI」で。期待する。
2026.07.19
コメント(1)

ⓒ原泰久/集英社 ⓒ2026映画「キングダム」製作委員会エンディングで流れる映画『キングダム 魂の決戦』主題歌である「夜鷹」がいい。米津玄師の歌声は映画というか映画館にとても合う気がする。アニメ映画『チェンソーマン レゼ篇』を見た時にも、そう感じた。今作の「キングダム」は主演・山﨑賢人が文字通り主演の活躍、登場である。クライマックスにおける敵将・万極の山田裕貴との一騎打ちは丁々発止、対決という場面である。かつての趙国と秦国の戦“長平の戦い”で敗れて投降した兵40万人を生き埋めにされたとするが、映像では子供も生き埋めにされており、子供も兵士だったのか、という疑問を抱いた。この時の恨みを根に持ち撃破してきた秦国の村人、老若男女を皆殺しにしてきた万極(山田裕貴)の「同じ残虐をしてきた」ということに「それは違う、秦が殺したのは兵たちだけだ」と河了貂(橋本環奈)が返答する。映像を見る限り、秦に生き埋めにされた子供たちが兵とは思えなかったのでわだかまりを抱えた。その恨みをはらんだ生き埋めの遺児たちで構成された万極の兵士たちの不死身さ。ゾンビのような死なないまとわりつきは始まりは良かったけれど信(山﨑賢人)と万極(山田裕貴)との一騎打ちの時のまとわりつきは、しつこく感じた。無類の強さを見せた騰(要潤)の剣さばき。あの回転はどのようにして撮影しているのだろうか。前作「キングダム 大将軍の帰還」が胸にせまる思いあふれる傑作だっただけに今作は大作と言えど満足はしなかった。物足りてはいるのだが(物足りなくはない)感動できるシーンや圧巻に思えるところは前作ほどではない。次作へのつなぎ作品にも思えた。とはいえ、広大なスケールの戦場と城を大スクリーンで見る。それだけでも映画館へ足を運ぶ価値はある。2026年/日本/134分/G監督:佐藤信介原作:原泰久脚本:黒岩勉、原泰久出演:山﨑賢人、吉沢亮、橋本環奈、清野菜名、満島真之介、岡山天音、志尊淳、神尾楓珠、結木滉星、三吉彩花、三山凌輝、山下美月、蒔田彩珠、山田裕貴、坂口憲二、豊川悦司、髙嶋政宏、要潤、加藤雅也、高橋光臣、平山祐介、一ノ瀬ワタル、佐久間由衣、勝矢、坂東彌十郎、橋本さとし、笹野高史、谷田歩、中村蒼、田中圭、斎藤工、玉木宏、佐藤浩市、小栗旬お薦め度「キングダム 魂の決戦」★★★☆(70%)
2026.07.18
コメント(1)

なぜだか、千葉真一に関する本が目にとまり読んで見ることにした。この本を読んで「沖縄やくざ戦争」を見て、「キイハンター」でしか知らなかった千葉真一の演技、関根勤が「カーッ!!」と真似していた千葉真一の姿を知ることが出来て、感慨深かった。沖縄、ウチナンチューを演じた千葉真一だけでなく、台湾映画の合作作品にも出演していたというので見てみたい。また、他の台湾映画についての言及もあるので機会があれば見たいと思う。読みどころ、読み応えのある評論、研究書である。(以下、Amazonより)’’その熱すぎる魂でウチナーンチュを演じ、数多の映画で卓越したアクションを披露してきた千葉真一。沖縄・台湾に関連する出演作を様々な角度から分析し、「南」へ向かうスターの軌跡を追う。[目次]はじめに 名嘉山リサ第1章 千葉真一と沖縄への視角──一九六〇~七〇年代を中心に/世良利和第2章 インタビュー① 千葉真一&中島貞夫監督、沖縄で語る第3章 ハンゾウ・フロム・オキナワ──『キル・ビル』の服部半蔵表象と千葉真一のスター・イメージ/名嘉山リサ第4章 インタビュー② 小西通雄監督、千葉真一を語る第5章 中島貞夫の沖縄へのまなざし──『沖縄やくざ戦争』を中心に/角尾宣信第6章 三悪追放とエクスプロイテーション──『麻薬売春Gメン』二部作が描く沖縄の日本復帰/藤城孝輔第7章 一九六〇年代台湾の映画事情──千葉真一主演『カミカゼ野郎 真昼の決斗』を手がかりとして/李政亮巻末付録 千葉真一と沖縄フィルモグラフィー/藤城孝輔千葉真一×沖縄──あとがきに代えて/世良利和索引’’’以上、Amazonより)千葉真一、南へ アクション映画魂と沖縄・台湾 [ 沖縄映画研究会 ]
2026.07.16
コメント(1)

ハートウォーミングでやさしさに包まれるような印象を持った小説であったが、テレビドラマ化されて、私自身の妄想からかけ離れた登場人物たちであったので食傷していた。その遠因は漫画化されたときのビジュアルにあった。巻末にまんが予告があって、二彦と三彦の絵が、ビジュアルが載っていた。それはまさしくテレビドラマのキャラそのもの。ということはこの漫画にそってテレビドラマの登場人物のビジュアルも決まったと思える。このビジュアルが原作者の意図するものなのかどうかはさておき、一読者の私の妄想ビジュアルとは大きく違っていたといえよう。とはいえ現実世界で王子様を見つけるのは苦難の技と思えるので仕方ないことなのかもしれない。さて、この5作目は3っつに分けて書かれていてそれぞれが深い話を語っている。三彦の初恋と大いなる決心、なぜ彼はコンビニで働いているのかということ。次にツギこと二彦がなぜ風来坊の何でも屋なのか。家族愛に包まれて、しかし、自己愛が強すぎた三彦の少年時代の暴走。なんか納得できないところを感じつつも時空を超えた壮大な輪廻転生物語は畏怖を感じさせるほどに深い。このデンダネスの着地はどこへ向かっているのかわからないけれど、安堵できる結末になるのだろうか。5作目では過去を振り返り、過去の人と再会するオチとなった。これからの展開は、難しくなっていく気がする。それでも期待したほうが良いのだろうか。それを知るために6を早く読みたくなった。コンビニ兄弟5 ーテンダネス門司港こがね村店ー (新潮文庫nex(ネックス)) [ 町田 そのこ ]
2026.07.15
コメント(1)

Mica è colpa mia (2025)物語は、ナポリに暮らす借金を抱えた兄弟が、自宅差し押さえの危機を回避するために考え出した詐欺計画は、バリバリのキャリア・ウーマンの創業家の娘から大金をだましとろうとすること。ロマンス詐欺なのだが、バツイチ子持ちのシンパパのダメ男で上手くいくのか?創業家の娘で世界のトップレベルの大学を出ているワーカホリックな娘がバツイチ子持ちの無職男に惚れるだろうか?騙されるとしてもあまりに信じやすい。地上げならぬ老朽化したビルを再開発で利益を得ようとする敏腕フィアンセの何がダメなのか。それが描かれることなく、娘は仕事以外の生き生きとした生活や芸術をたしなむことに魅了されていく。敏腕フィアンセの狡猾なビル乗っ取り作戦を創業家も否定するとは、なんということか。否定的に見れば、こうなるのだが、なぜか地元住民たちに愛され、協力してもらえる人徳。料理に代表される生活を楽しむ生き方は称賛されていいのかもしれない。穿った見方をしていると存分に楽しめなくなる陳腐な話であるけれど、まずまず楽しく見た。Netflix にて2025年/イタリア/101分/監督:ウンベルト・リッチョーニ・カルテニ脚本:チロ・ゼッカ、カテリーナ・サルバドーリ出演者:アントニオ・フォレット、ローラ・エイドリアニ、ヴィンチェンツォ・ネモラート、サヴェリオ・ピコッツィ、ヴィンチェンツォ・ピコッツィ、ロリス・デ・ルナ、ビアージョ・マンナ原題:Mica è Colpa Mia(「僕のせいじゃないよ」)英語題:The Love Scam(「恋愛詐欺」)お薦め度「ロマンスから嘘は始まって」★★★(60%)
2026.07.15
コメント(1)

(C)2020 Cinestate Run Hide Fight, LLCプロム目前の高校で起こった人質銃殺事件。たまたま襲撃の難から逃れた女子高生ゾーイ(イザベル・メイ)脱出するよりも同級生たちの救出に向かう。丸腰の彼女は犯人ひとりひとりと対峙して戦う形になるが、必死の決死の攻防に打ち勝ち次々と相手を倒していく。襲撃された高校のロックダウンに至るまでのマニュアルとかかる時間がもどかしい。生き抜くには臨機応変と瞬発力と運しかない。保安官や特殊部隊を尻目に孤軍奮闘するゾーイと彼女の父の援護射撃!ハラハラな展開に手に汗握る。クライマックス、ラストまでゾーイの活躍には目を見張る。画面から目を離せないノンストップムービーである。amazon prime video にて2020年/アメリカ/110分/R15+監督:カイル・ランキン脚本:カイル・ランキン出演:イザベル・メイ、ラダ・ミッチェル、トーマス・ジェーン、イーライ・ブラウン、オリー・ショロタン、ブリットン・シアー、サイラス・アーノルド、キャサリン・デイビス、トリート・ウィリアムズ、バーバラ・クランプトン原題:Run Hide Fight(「逃げて 隠れて 闘え」)お薦め度「ラン・ハイド・ファイト」★★★★(80%)
2026.07.12
コメント(1)

©2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.バズ・ライトイヤーやジェシーがメインとなって活躍する物語。もちろんウッディも登場し一肌脱ぐ。前作を踏襲しての5作目。(以下、filmarksより)’’ボニーの部屋を旅立ち、仲間と共に捨てられたおもちゃたちを助ける活動をしているウッディ。彼に代わってボニーの部屋を率いる“保安官”として、おもちゃたちのリーダーを務めているカウガール人形のジェシーは、想像力豊かで内気な少女ボニーの成長をそばで見守ってきた。ジェシーやバズらおもちゃと遊ぶのが好きなボニーだが、周りの子たちは“おもちゃ離れ”しタブレットに夢中で、話が合わず友達づくりに悩んでいた。そんなボニーを心配した両親からのプレゼントとして最先端タブレットのリリーパッドが現れると、日常は一変する。「みんなの時間がタブレットに支配されている」―他の子どもと同じように画面に夢中になり、このままでは遊びの中で輝いていたボニーの笑顔が失われていく…その一大事にジェシーは、ウッディに助けを求める。再びタッグを組んだウッディとバズと共に、ジェシーはボニーの心を取り戻すため立ち上がるが…。ジェシーらおもちゃたちが「今って、おもちゃはもう必要とされていないの…?」と自分たちの存在意義に不安を抱く中、ウッディとバズ・ライトイヤーの名コンビが再び手を取って“デジタル”という史上最大の脅威へと立ち向かう!’’(以上、filmarksより)前作の4の方がより情緒的情感的であるけれど、今作も泣いてしまった。難破して岸に打ち上げられた新型バズ・ライトイヤーたちの思わぬアップグレードと大活躍にしびれた!!ウディも何かと立ち回るが、今回の主役は何といってもジェシーとバズ。その二人の関係と結びつきがクライマックスに盛り上がる。デジタル機器のタブレットに席巻される子供の遊び道具であるけれど、トイに驚喜する子供たち、ボニーとブレイズの友情を応援したい。エンドクレジットで流れるテイラー・スウィフトの歌声にパワーを感じた。2026年/アメリカ/102分/G監督:アンドリュー・スタントン共同監督:ケナ・ハリス脚本:アンドリュー・スタントン、ケナ・ハリス出演(声):トム・ハンクス、ティム・アレン、ジョーン・キューザック、グレタ・リー、コナン・オブライエン、トニー・ヘイル、クレイグ・ロビンソン、シェルビー・ラバラ、スカーレット・スピアーズ、マイカル=ミシェル・ハリス、マティ・マシスン、ジョン・ラッツェンバーガー、ウォーレス・ショーン、ブレイク・クラーク、ジェフ・バーグマン、アンナ・ボチーノ、アニー・ポッツ、ボニー・ハント、メリッサ・ビルアセノーラ、ジョン・ホプキンス、クリステン・シャール、アーニー・ハドソン、キアヌ・リーブス原題:Toy Story 5お薦め度「トイ・ストーリー5」★★★★(80%)字幕翻訳:渡邉貴子
2026.07.12
コメント(1)

「沖縄やくざ戦争」で見た、ひろみ麻耶を見たくて探し出して見た。内容は大して、と思えるもので性地獄というほどの酒池肉林さはなく、不条理や不正義が横行する鑑別所の中の出来事であった。見るべきものは何もないといえそうな内容であるけれど、導入部と最終部で野原でションベンするという同じシーンという映画的手法を取り入れていることに驚いた。映画を作る意気込みはあったのだろう。ロマンポルノで当時の制約の中での脱ぎっぷりは現代の一般映画と比べても隠されているところが多く、とても物足りない。U-NEXTにて1975年/日本/72分/監督:小原宏裕脚本:桃井章、小原宏裕出演:梢ひとみ、芹明香、ひろみ麻耶、青木真知子、小沢リエ、浜口竜哉、八代康二、高橋明お薦め度「実録おんな鑑別所 性地獄」★★☆(50%)
2026.07.11
コメント(1)

沖縄やくざ戦争 (1976) - ポスター画像 — The Movie Database (TMDB)今「千葉真一、南へ」(沖縄映画研究会/編 )という本を読んでいて、興味を持って「沖縄やくざ戦争」を見た。荒唐無稽というか、無茶苦茶な人物を千葉真一が演じていて、その死に様が話題となったということがうなずける画期たるものであった。これほど無茶苦茶な演じ方、狂気の沙汰を越えていくおどろおどろしさはあ然とするほかない。主演をはった松方弘樹が素晴らしく、ニヒルな地井武男は後の’’ちい散歩’’からは想像もつかないほどのエリート(?)感があった。成田三樹夫は彼らしい芝居で、若者を演じた渡瀬恒彦、尾藤イサオが素晴らしく、全体を通して圧巻の傍若無人の内容であった。衝撃の作品だ。U-NEXTにて1976年/日本/96分/監督:中島貞夫脚本:高田宏治、神波史男出演:松方弘樹、千葉真一、梅宮辰夫、渡瀬恒彦、新藤恵美、成田三樹夫、尾藤イサオお薦め度「沖縄やくざ戦争」★★★★(80%)
2026.07.09
コメント(1)

88歳、米寿でこの本を書いた森村誠一は90歳、卒寿でこの世を去った。人生100歳時代と言い、長寿の家系の森村氏は90歳代を全うする気でいたと思える。この本の後に「老いの正体 認知症と友だち」角川文化振興財団 KADOKAWA(発売)出版年月日2022.03.23があるようだ。老いとうつと認知症について書かねばならなかった彼の思いはどういうものだったのか。老いてこどくになることなかれ、いろいろなところに出かけ謙虚に人に接しタイムスケジュールに沿った規則正しい生活を送るというようなことが老いの極意のように書かれていた。彼のようにあと27年生きられるだろうか。健康に留意し、家族に感謝し、余生といわれる第3の人生をしっかりと生きていきたい。読み終えて、そう思った。老いる意味 うつ、勇気、夢 【電子書籍】[ 森村誠一 ]
2026.07.08
コメント(1)

恋愛小説が読みたくて、探し出した本を読む。『試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。』尾形真理子 | 幻冬舎より’’年下に片思いする文系女子、不倫に悩む美容マニア、元彼の披露宴スピーチを頼まれる広告代理店OL…。恋愛下手な彼女たちが訪れるのは、路地裏のセレクトショップ。不思議な魅力のオーナーと一緒に自分を変える運命の一着を探すうちに、誰もが強がりや諦めを捨て素直な気持ちと向き合っていく。繊細な大人たちの心模様を丁寧に綴った恋物語。’’【目次】あなたといたい、とひとりで平気、をいったりきたり。悪い女ほど、清楚な服がよく似合う。可愛くなりたいって思うのは、ひとりぼっちじゃないってこと。ドレスコードは、花嫁未満の、わき役以上で。好きは、片思い。似合うは、両思い。原宿-渋谷間にあるセレクトショップを訪れるそれぞれの女性5人の物語。恋に真摯に向き合う彼女たち。人生とは、結婚とは……。とても素敵な物語。感じ入りました。試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。 (幻冬舎文庫) [ 尾形真理子 ]
2026.07.08
コメント(1)

エーレンガルト:誘惑の技術(2023年) - IMDb物語は、おとぎ話の王国バーベンハウゼンで、肖像画家カゾッテは大公妃に迫られるが、「頭が胴体の上にあるほうが良い」と逃げ口上。恋の手練手管を備えたと思われた彼は大公妃から彼女の息子を結婚させてほしいと頼まれる。裸婦を描いた素描で肉欲から愛を導き、上手く成婚させた。ところが、すぐに妊娠が発覚し、婚前交渉の私生児は世継ぎとして認められない。それを避けるべく後継者夫婦を隠遁させ9カ月後に誕生と策を練るが……。肖像画家カゾッテが狙い定めた淑女は筋金入りの軍人の娘エーレンガルト。彼女にはフィアンセもいる。カゾッテは大公妃とエーレンガルトを手に入れられるか賭けをする。隠遁する夫婦の侍女として身近に住ませて虎視眈々と策を練る。そして……。クライマックスのドタバタ、決闘と秀逸な展開は素晴らしく素敵である。楽しんで見ることが出来た。Netflix にて2023年/デンマーク/94分/監督:ビレ・アウグスト脚本:アンデシュ・フリチオフ・アウグスト出演者:ミケル・ボー・フォルスゴー、シセ・バベット・クヌッセン、アリス・ビア・サンデーン、エミリエ・クロイアー・コッペル、エミル・アーロン・ドルフ、ヤコブ・ローマン、サーラ=マリー・マルタ、ヤコブ・ホイレフ・ヨルゲンセン、ローネ・ロッドブロー、クストファー・レス、アルバン・レンドルフ、キット・アイクラー、パウル・ヒュッテル原題:Ehrengard: Forførelsens kunst(「エーレンガルド:誘惑の技術」)英語題:Ehrengard: The Art of Seduction(「エレンガード:誘惑の技術」)お薦め度「エーレンガート ~誘惑の極意~」★★★★(80%)
2026.07.08
コメント(1)

「しっぽのカルテ」という題名から死にかけたユキこと真綿と名付けられる白い子猫の話のように思えるが、エルザ動物病院の院長にまつわる話で主人公はその動物病院の受付事務をしている真田深雪である。パワハラもしくはモラハラで病んで前職を辞めた真田深雪は、院長で獣医師の北川梓と看護士の柳沢雅美と萩原絵里香がいる動物病院に事務員として勤務する。始まりはモンゴルの草原だったりするので表題は「エルザの草原」とか「草原の動物病院」でも良いのかもしれない。でも「しっぽのカルテ」としたところに小動物に対する愛を感じる。死にかけた乳飲み子ならぬ乳飲み子猫を持ち込んだ外構工事人の土屋。武骨でがたいの良い雄々しい風貌に似合わず繊細な感性を持ち、気配りのできる野郎だ。男の上司に病んだ経歴を持つ深雪は建築工事人・土屋と接することを恐がるが、院長と打ち解け合う人柄から好意を寄せていく。深雪の心と家族の問題。院長・北川の生い立ちなどを織り交ぜながら、病気やけがを治癒していく患畜たちと立ち直っていく深雪を描く、癒しを感じる物語である。しっぽのカルテ [ 村山 由佳 ]
2026.07.07
コメント(1)

山谷花純(C)モデルプレス「豊臣兄弟!」悲劇演じた女優 思い出の地で「魅力が少しでも伝わったら」20代ラストの集大成何で見たのだろう?はっきりと認識しているのはNHK朝ドラ「らんまん」である。スレンダーでエキゾチックにも見える顔立ちで印象に残る女優だった。出演作を見ると「おひさま」も「あまちゃん」も記憶になく、「アンサング・シンデレラ病院薬剤師の処方箋」も思い出せない。大河ドラマにでていた記憶はあり確認すると「鎌倉殿の13人」であった。その印象度からすると時代劇が似合うのかもしれない。映画では「天間荘の三姉妹」を見ている。今作のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」では圧倒的存在感があったトータス松本演じる荒木村重の妻・だしを演じ、押しの強い目配りの利く妻として強い印象を残した。可憐な姿からヒロインもできる名女優になるかもしれない。楽しみである。山谷花純(@kasuminwoooow) • Instagram写真と動画
2026.07.07
コメント(1)

ひつじ探偵団 : ポスター画像話題の「ひつじ探偵団」を見る。動物が主役の実写映画、人間の言葉を解する作品。探偵のように犯人探しをする。ユニークさにあふれた設定であるけれど、犯人探しの展開はスリリングでもサスペンスでもなく、生死を争うシーンでも必死さを感じられないのは羊であるがゆえか。人間でないと親身に見ることが出来ないようである。主役の羊たちと主要キャストは見知らぬ人ばかりの中、重要な役どころではあるが早々に殺されてしまうヒュー・ジャックマンと後から登場する弁護士のエマ・トンプソンが超有名どころ。エマ・トンプソンの皺が深く、さらに歳を重ねたと思ってしまった。作品の面白さはまずまずといったところか。話題作を見たという満足だけが残る。amazon prime video にて2026年/アメリカ・イギリス/109分/G監督:カイル・バルダ原作:レオニー・スバン原案:クレイグ・メイジン脚本:クレイグ・メイジン出演:ヒュー・ジャックマン、ニコラス・ブラウン、ニコラス・ガリツィン、モリー・ゴードン、エマ・トンプソン、ホン・チャウ原題:The Sheep Detectives(「羊探偵団」)お薦め度「ひつじ探偵団」★★★☆(70%)
2026.07.05
コメント(1)

Lykke-Per (2018)Wikipediaによれば’’『ラッキー・ペール』(デンマーク語:Lykke-Per)は、デンマークのノーベル賞受賞作家ヘンリク・ポントピダンによる小説で、1898年から1904年にかけて全8巻で出版されました。この作品はデンマークの主要な小説の一つとされており、2004年にはデンマーク文化の正典に加わりました。’’(注:英語を日本語訳)とある。その本が’’英訳は2010年にナオミ・レボウィッツによって『Lucky Per』というタイトルで出版され’’、また’’アイルランドのポール・ラーキンによる新しい翻訳は、2018年10月に出版’’となり、この映画は’’デンマークの監督ビレ・オーガストによるこの小説の映画化作品も英語版『A Fortunate Man』と呼ばれ、2018年晩夏に公開されました’’とある。北欧映画で恋愛ものを探して掘り出した作品である。しかし、中盤までの青年期の夢と野望と恋の劇的な物語性は終盤の壮年期と末期では無情なるものとなっている。一人の男の一生を描いたものとなっている。若さゆえの無遠慮と高慢さと自意識過剰さが後年の変身、変心ぶりをみると哀れである。目の前のものを欲しがるペアに好感は持てなかったけれど、彼の焦燥とプライドは良く分かった。感想は何とも言い難い作品である。相手役のカトリーヌ・グライス=ローゼンタールはいい役どころでいい芝居だった。Netflix にて2018年/デンマーク/167分/監督:ビレ・アウグスト脚本:アンデシュ・フリチオフ・アウグスト、ビレ・アウグスト出演者:エスベン・スメド、カトリーヌ・グライス=ローゼンタール、ベンヤミン・キター、ジュリー・クリスティアンセン、トミー・ケンター原題:Lykke-Per(「幸せな男-ペア」)英語題:A Fortunate Man(「幸せな男」)お薦め度「幸せな男、ペア」★★★☆(70%)
2026.07.04
コメント(1)
「働いて、働いて、働いて、働いて、働いてまいります」って、起きてることが働いているということにはならない。大願成就のために断酒、なんて話は聞くけれど、酔って会見とは、これ如何に。何かあった時にまともな判断が出来るのか。素面の時でもまともな判断をしていると思えないので、同じことなのか?経歴詐称の知事が居座っているせいか、経歴詐称の元首も居座っている。女の敵は女である。これを地で行く有り様。かつて不埒な男性よりも女性の方がまともに行動すると思っていたけれど、権力に媚び、権力を振るう頑迷な女性ほど始末に負えないと思うこの頃。討論もできない人間が政治家になるな、と思う。討論拒否、説明拒否、会見拒否。ならば何するの?自らの言動が晩節を汚していることに気づかない重鎮。祖父が草葉の陰で泣いている、と思わないのか。
2026.07.02
コメント(1)

やってくれたぜ佐野海舟!!ブラジルのパスをインターセプトしたのもすごいが、そのままドリブルし、ペナルティ・エリア外でミドル・シュート!ゴーーーーーーーーール!打たなければ入らない。このタイミングで蹴ると思っていなかったから取られなかった。値千金の1点だった。0-1のまま前半終了。ここまでは良かった。後半が始まると日本は下がり気味、ブラジルは攻勢。ヘッドで得点を決められて1-1。その後、得点のチャンスがあった。伊藤がボールを受け、抜け出せると思えた。彼のスピードからすればボールを蹴り出して追いつきシュートを打てたのではと思えた。ところが逆サイドにパス。受けた選手はこれまたシュートせずゴール前にパス…シュートできる者はいなくて、スルー。この時、ゴールめがけて蹴り込めば、GKにとられるかはじき返されるか。はじき返されればこぼれ球を押し込むこともできたかもしれない。シュートを打たない、パスサッカー。セルジオ越後さんが昔の日本代表と苦言を呈したのもうなずける。そして、アディショナル・タイム。セイフティ・ファーストであれば、蹴りだすべきだったボールを田中碧は失った。その後のブラジルのアシストとシュート、ゴールは完璧だった。1-1で延長に入るかなという予測がもたらしたアクシデントといえよう。日本はブラジルに勝っていた。そして、勝てた試合だった。それは果敢にゴールを狙い続ければと思える。シュートを打たない時点で勝ちはない。皆が予測しないシュートでゴールを生んだ佐野海舟をみればわかること。ただ、相手が百戦錬磨のブラジルだからこそ延長もできずに負けたともいえる。サッカーの歴史とメンタリティの差が生んだ結果かもしれない。
2026.07.02
コメント(1)

月夜行路 -答えは名作の中に-|日本テレビ原作を読んでいたので期待した。主人公って女になった元男性だったっけ?と記憶もなかったのだけれど……。その設定の女子を波留が演じることに違和感があった。演技力のある麻生久美子を相手にして波留が難解な役を演じるのは見た目をはじめとして無理があったと思う。映画「ブルーボーイ事件」の中川未悠とが、中村中、あるいは、はるな愛という本物が演じた方が説得力があったと思う。それに、話題にもなったと思う。もちろん、波留がこのような人物を演じるといったことでの話題はあったけれど、そのことよりも違和感の方が強く、見ていてその属性を忘れ、女性とみなしてしまう。そこはもったいない気がした。私も原作小説を読んだ前半の大阪篇は面白く見た。元彼を探しての事件推理解決は楽しかった。けれど、東京篇になると面白味は軽減し、やたらと名作と関連づける内容も煩わしく思えた。その中で、夏目漱石ファンの遺産相続の件は興味深った。おもしろく見たけれど、重々しく演じてしまう板尾創路でなくもっと軽妙洒脱に演じる喜劇俳優だったらもっと楽しめたかなと思えた。終盤、父との確執がある野宮ルナが実は一方的な思い込みでしかなかった結末をみるとそれを感じさせる伏線があっても良かったのではと思える。にしてもパソコンを破棄してと依頼する父の気持ちも理解に苦しむけれど、それがなければドラマの展開がなかったので無理くりなんだろうな。はたして、原作もそうなのだろうか。なんだかんだとぶつくさ思いながら最終話まで感想。そういえば、飄々とした感じの田中直樹はよかったかも(笑)
2026.07.02
コメント(1)

木曜ドラマ『未解決の女 警視庁文書捜査官 Season3』|テレビ朝日え!?波留がいない!!主役なのに、いないなんて!?同時期に放送の「月夜行路」があるために降板したのでは?とはいえ、ワンシーンだけ登場したのだけれど……。好調で評判のシリーズを降板してまで新作に出演する意図がわからない。鈴木京香と波留の二枚看板でのドラマ。一人で主演という荷の重さを軽減し、波留の場合、後輩とか妹とか、年下キャラの時が安心して見ていられ、本人も輝いているように思えた。ゆえに鈴木京香との組み合わせも良くて、軽いタッチの刑事ものとして長寿番組になると思えただけにとても残念。して、波留にかわって登場したのは黒島結菜。スリムで小柄な彼女は結婚産休明けで復帰して月9ドラマ「絶対零度〜情報犯罪緊急捜査〜」でパソコンに張り付く捜査官役で出演していたのを見た。そして、今回、エリート捜査官で鈴木京香の上司として登場。これって、なんだかなぁ、と思ったけれど、この二人はドラマ「行列の女神らーめん才遊記」で上司と部下で共演している。再度、共演するのだから仲は悪くないのだろう。ドラマは当初、捜査一課管理官のりょうと室長の沢村一樹の対立を描いていたのだが、すぐに立ち消え、未解決事件をひもとく展開に代わっていった。オーラスの元刑事が事件を主導するという話はうなずけなかったけれど、全体として見られるドラマになっていたのは良かった。これはひとえに鈴木京香の実力といえよう。もちろん脇を固めた遠藤憲一や皆川猿時、山内圭哉、武田玲奈、宮世琉弥たちもよくて、ゲスト出演者も良かったのだろう。それにしても波留の降板は残念である。
2026.07.02
コメント(1)

コンビニ兄弟 テンダネス門司港こがね村店の最新情報 - NHK期待した。期待した。期待した。町田そのこ原作のドラマ化。人情に厚く、困りごとには驚天動地のような展開と解決をもたらすハートウォーミング。その内容にどれだけ近づけるか、と思って見たところ。主人公に中島健人でイメージが違って見る気が半減。早々に登場した兄・二彦も変装した中島健人なのを見て視聴終了!と思ったけれど、家人が興味を持ち、見るというので仕方なく(?)見続けた。その後も小説のエピソードをなぞっているけれど情の厚さは小説ほど感じられず、やたらと騒ぐ主人公・三彦ファンに喧騒のアイドル主体に辟易。双子でもない兄弟を同一人物がやっているので、ならば一彦も中島健人がやればいいものを加藤シゲアキが演じた。妹・樹恵琉は嵐莉菜が演じた。美形であればだれでも良いわけではないと思うのだが、それに美形で揃えてもいないし……。三彦ファンがほめそやすほどに騒ぐほどのオーラもフェロモンも感じれず、残念。ひねくれた店員・廣瀬太郎(鈴木福)もひねくれている意味が不明で、おばちゃん感がない田中麗奈の中尾光莉もどうかと思えた。赤爺の柄本明も合わないと思えた。原作のイメージがしっかりとあるだけに想像からかけ離れたビジュアルに疑問、疑問、疑問……。なら、誰が良かったかというとイメージだけでいけば三彦には要潤で二彦は西城秀樹かな。もっともそんな容姿の20代、30代の俳優・タレントがいるのだろうか。
2026.07.01
コメント(1)

NHK BSシネマで放送される映画の中からおすすめ作品を紹介します。7月のおすすめ作品は「羅生門」7/1、「おとうと」7/3、「スーパーマン」7/5、「Uボート」7/6、「スパイダーマン:ホームカミング」7/7、「波止場」7/8、「或る夜の出来事」7/9、「シャイニング」7/10、「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」7/14、「テルマ&ルイーズ」7/15、「老人と海」7/16、「スター・トレック」7/18、「MEG ザ・モンスター」7/20、「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」7/21、「アラスカ魂」7/24、「スター・トレック イントゥ・ダークネス」7/25、「アンタッチャブル」7/27、「太陽の帝国」7/28、「海の上のピアニスト」7/29、「名犬ウォン・トン・トン」7/30、「夕陽に向かって走れ」7/31。この作品の中から選んだ5作品はこれら。未見の「スター・トレック イントゥ・ダークネス」「名犬ウォン・トン・トン」を除き、また紹介済みの「羅生門」「おとうと」「スーパーマン」「或る夜の出来事」「テルマ&ルイーズ」「スター・トレック」「アンタッチャブル」を除く。(チラシ画像の下のリンクは画像の出展元を掲載)U・ボート : ポスター画像「Uボート」2026年7月6日(月)午後1時00分~DAS BOOT 1981 西ドイツ/150分/圧巻だった。潜水艦映画。第二次世界大戦で連合軍を震撼させた潜水艦の内部を描く傑作。お薦め度★★★★(80%)映画.com3.9/Filmarks4.1映画.com ALL TIME BEST配信:なし1982年5月11日大毎地下劇場にて鑑賞スパイダーマン ファー・フロム・ホーム : ポスター画像「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」2026年7月14日(火)午後1時00分~SPIDER–MAN:FAR FROM HOME 2019 アメリカ/131分/冒頭から戦闘シーンがありスペクタクルに長け、見どころ、見せ場がある。ピーター・パーカー(スパイダーマン)と同じく観客はどんでん返しに驚き、どっぷりと引き込まれてしまう。クライマックス、ラストとなかなかものすごい空中戦、バトルが繰り広げられる超大作。お薦め度★★★★(80%)映画.com4.0/Filmarks4.1配信:U-NEXT/Lemino/Hulu/Netflix/J:COM STREAM/TSUTAYA DISCAS2019年7月7日鑑賞ブログ(C)2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., GRAVITY PICTURES FILM PRODUCTION COMPANY, AND APELLES ENTERTAINMENT, INC.「MEG ザ・モンスター」2026年7月20日(月)午後1時00分~THE MEG 2018 アメリカ/114分/一難去っての一難が、ギアチェンジのように見ている者に迫ってくる。スペクタクルの巨大サメ。これは現代のSFXでないと描けない世界だと感嘆した。お薦め度★★★★(80%)映画.com3.0/Filmarks3.4配信:U-NEXT/Hulu/J:COM STREAM/TSUTAYA DISCAS2020年7月12日鑑賞ブログ(C)2021 CTMG. (C) & TM 2021 MARVEL. All Rights Reserved.「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」2026年7月21日(火)午後1時00分~SPIDER–MAN:NO WAY HOME 2021 アメリカ/149分/パラレル・ワールドのスパイダーマンって何なの?ファン垂涎だが、未見者は置いてきぼりになるかもしれない。スパーダーマン・シリーズを全作見ている人には歓喜の作品かも。お薦め度★★★★(80%)映画.com4.2/Filmarks4.4配信:prime video/U-NEXT/Lemino/Hulu/J:COM STREAM/TSUTAYA DISCAS2022年1月23日鑑賞ブログ(C)1998 MEDUSA「海の上のピアニスト 4Kデジタル修復版」2026年7月29日(水)午後1時00分~THE LEGEND OF 1900 1998 アメリカ/122分/G1900年、船上で生まれ育ち一度も船を降りることがなかったピアニストの生涯を描いたドラマ。話題作でありヒット作ではあるが、私好みではないかも。お薦め度★★★☆(70%)映画.com3.9/Filmarks4.1映画.com ALL TIME BEST配信:なし1999年12月26日新宿ジョイシネマ2にて鑑賞
2026.06.29
コメント(1)

© & TM DC © 2026 WBEIちょっと思っていたのと違う。「スーパーマン」の女性版、それこそ「ワンダーウーマン」のような美形で超絶スタイルの正義のヒロインを想像していたが、ガールらしく小柄でいて正義や良心というものよりは飼い犬のために奮闘するという、焦点のずれた内容であった。花嫁候補の女性狩りという点も前近代的、昭和や20世紀の負を感じるものであり、娯楽作のはずがちぐはぐなもののように感じた。ジェイソン・モモアが賞金稼ぎで登場し、賞金稼ぎそのものでしかなかった。往年の名作西部劇であれば賞金稼ぎが良心を見せてヒーロー(ヒロイン)に肩入れするとか義侠心に駆られて悪党をやっつける図があり、胸のすく思いがした。しかし、本作はただおもしろみ、自らの憂さを晴らす、牢屋に繋がれた意趣返しに蹴散らすという輩であった。残念である。アル中女性が活躍するという点にどれだけの面白味があるのか私には皆目わからない。まったくいいところのなかった敵討ちを狙う少女の存在も重くはなく、ご都合でふたつの太陽もちゃんちゃらおかしいものに思えた。もっと私が楽しめる娯楽作を作ってくれい!!2026年/アメリカ/109分/G監督:クレイグ・ギレスピーキャラクター創造:ジェリー・シーゲル、ジョー・シャスター脚本:アナ・ノゲイラ出演:ミリー・オールコック、マティアス・スーナールツ、イブ・リドリー、デビッド・クラムホルツ、エミリー・ビーチャム、デビッド・コレンスウェット、ジェイソン・モモア原題:Supergirl(「スーパーガール」)お薦め度「スーパーガール」★★☆(50%)字幕翻訳:アンゼたかし
2026.06.28
コメント(1)

(C)STUDIO-99この映画、なんと評したらいいのだろう。ジョージア独立のために戦った人々の現在の暮らしを見るものかと思ったけれど、たしかに現在の暮らしを見るのだけれど、戦禍の傷跡とか、思い出とかはほぼなくて、その当時、知り合っていた人々が今も交流があり、共に暮らし、そして、次々と羽ばたいていく模様を映し出している。映画.comでは’’ジョージアを代表する女性監督ナナ・ジョルジャゼが、ジョージア近代史と芸術への深い思いを込めて撮りあげた集大成的作品。ジョージア独立のために闘った若者たちの27年後の姿を描く。自身が生き抜くために他国へ「渡り」を行うジョージア人の姿を蝶に託しつつ、ユーモアと希望に満ちたまなざしで描きだす。’’(以上、映画.com)とある。今のジョージアの暮らしを見て、激昂することなく、思いやりを持って人々が接していることがわかった。ART AGENDA ジョージアの芸術家たちの悲喜劇を軽妙に描くナナ・ジョルジャゼ監督の最新作『蝶の渡り』 画家・絵本作家のはらだたけひで氏に聞く、ジョージア映画とジョージア文化の魅力U-NEXT にて2023年/ジョージア/90分/監督:ナナ・ジョルジャゼ脚本:ナナ・ジョルジャゼ出演:ラティ・エラゼ、タマル・タバタゼ、ナティア・ニコライシュヴィリ、アナ・クルトゥバゼ,ギオルギ・ツァガレリ、ブバ・ジョルジャゼ、タマル・ブジアーヴァ、マイケル・レスリー・チャールトン、ポール・ジョン・リンプル原題:Peplebis idzulebiti migratsia(「人々は移住を望む」)英語題名:FORCED MIGRATION OF BUTTERFLIES (「蝶たちの強制移動」)お薦め度「蝶の渡り」★★★☆(70%)
2026.06.28
コメント(1)

ディアブロ(2025年)もうこれ絶対意味なんかわかんない’’コンセクエンス 絶対包囲網’’という題名。まず’’コンセクエンス’’だけど映画「ジョン・ウィック:コンセクエンス」というのがあるように見知った人が多いと思う。その’’コンセクエンス’’とは、’’ある出来事や行動に続いて生じる結果や成り行き、またはその重要性を表す英単語’’ということなので、この作品では必然的に悪い結果という意味合いだと思える。原題である’’DIABLO''はスペイン語で’’悪魔’’を意味する言葉で超凄腕暗殺者として登場する敵エル・コルボ役を指していると思われる。また敵役である娘の義父の大ボスとも思えるし、逆の立場として主人公クリスを指しているとも思える。復讐という一貫性はあるけれど、無茶苦茶なストーリーでドンパチとひたすら銃撃戦や追跡・追撃をし続けるだけの作品。とはいえ、娘エリサ役のアラナ・デ・ラ・ロサは体当たりだけでない演技力を見せ好感が持てた。U-NEXT にて2023年/アメリカ/87分/監督:エルネスト・ディアス=エスピノーサ脚本:エルネスト・ディアス=エスピノーサ、マット・サンソム、スコット・アドキンス、マルコ・サロール出演:スコット・アドキンス、マルコ・サロール、アラナ・デ・ラ・ロサ、ルチョ・ベラスコ原題:Diablo(「悪魔」)お薦め度「コンセクエンス 絶対包囲網」★★★☆(70%)
2026.06.28
コメント(1)

2024 (C) LES FILMS DE MINA / STUDIO CANAL / MOTEUR S’IL VOUS PLAIT / FIN AOUT公開当時、話題作で問題作となった「ラストタンゴ・イン・パリ」。その頃はまだ映画小僧でなかった私は見知らぬ作品であった。1988年3月26日に銀座テアトル西友にて鑑賞して★★★☆をつけている。性愛描写が過激であったことは知っていたが、名優マーロン・ブランドと新進女優マリア・シュナイダーの絡みは強烈な印象を残した。劇中でマリアの背後からの強制わいせつ行為が不同意、前もって承諾を得ていないアドリブだったこと。そのことにとてもショックを受けたことが描かれていた。現代ならベルトルッチ監督は糾弾され彼の作品はすべてお蔵入りとなったことであろう。「ラストタンゴ・イン・パリ」で一躍有名となった彼女だが男性スタッフからは色眼鏡で見られ理由なくカメラの前で脱ぐことを強要される不当な扱いを受けることが描かれる。なんとも辛い内容である。前半に登場するマット・ディロンがマーロン・ブランドの様子を体現していた。主役マリアを演じるのは「あのこと」で一躍有名になったアナマリア・バルトロメイである。U-NEXT にて2024年/フランス/102分/PG12監督:ジェシカ・パルー原作:バネッサ・シュナイダー脚本:ジェシカ・パルー出演:アナマリア・バルトロメイ、マット・ディロン、ジュゼッペ・マッジョ、セレスト・ブランケル、イバン・アタル、マリー・ジラン原題:Maria(「マリア」)お薦め度「タンゴの後で」★★★☆(70%)
2026.06.27
コメント(1)

(C)2024 Paramount Pictures. All Rights Reserved.9.11同時多発テロの遺族たちにとって忘れられない日は9月11日であるだろうけれど、ミュンヘン・オリンピックの選手村で発生したテロの遺族たちにとって9月5日が忘れられない日となってしまった。パレスチナ武装組織「黒い九月」がイスラエル選手団を人質に立てこもる事件が発生した。オリンピック競技の中継に当たっていたスポーツ番組のクルーたちがこの事件を全世界に向けて生中継することになる。人質にとられたのはユダヤ人たち。場所はドイツ・ミュンヘン。第二次世界大戦の反省により軍隊を投入することはできず、地元警察が交渉に当たる。不慣れな人質交渉は期せずして生中継していたABCの放送によってテロリスト側に強硬策が知られ、頓挫する。テロリストたちはバスからヘリコプターそして飛行機と乗り継ぎカイロへの脱出を目指すが……。情報が錯綜し、移動により生中継で追えなくなると伝聞を伝えるしかなくなる。人質は助かるのか、否か。緊迫する中で神経をすり減らしていく。緊張感とリアルさは目が釘付けになるほど。手に汗握る臨場感であった。amazon prime video にて2024年/ドイツ・アメリカ/95分/G監督:ティム・フェールバウム脚本:モリッツ・ビンダー、ティム・フェールバウム、アレックス・デビッド出演:ピーター・サースガード、ジョン・マガロ、ベン・チャップリン、レオニー・ベネシュ、ジネディーヌ・スアレム、ジョージナ・リッチ、コーリイ・ジョンソン、マーカス・ラザフォード、ダニエル・アデオスン、ベンジャミン・ウォーカー原題:September 5(「9月5日」)お薦め度「セプテンバー5」★★★★(80%)
2026.06.27
コメント(1)

空き時間が出来たので、最寄りの書店に寄った。百貨店ではないがビルの店舗集合施設でその6Fか7Fの書店である。時間があるので店先から奥へとゆっくりと練り歩き、評判の売れ筋単行本の平置き台から文庫棚へと歩いた。文庫棚の前面には平置きの本があり、その中で一冊だけ残っていた文庫を手に取った。いつか読もうと思っていた恋愛小説である。「センセイの鞄」。見るともなしに表紙を開くと中表紙との間に紙片が差し込まれていた。================ 文春文庫 心の1冊フェア 川上弘美さん『センセイの鞄』================『センセイの鞄』を、 レジまで一緒に 連れてきてくださって、 とても嬉しいです。 ありがとうございます♡ 川上弘美と書かれていた。これは買わねばなるまい。レジでお会計をして、駅のコンコースの待ち合わせ(?)イスに座って読み始めた……。地方の駅前の居酒屋で高校時代の国語教師と十数年ぶりに再会した独り身の女性・ツキコさん。その後、憎まれ口をたたき合いながらセンセイと肴をつつき、酒をたしなみ、キノコ狩や花見、あるいは島へと出かけた。好きなのかな、好きなんだな。セイセイも好きなのかな。と、歳の差を超え、せつない心をたがいにかかえつつ流れてゆく、センセイとツキコさんのゆったりとした日々。読み始めてツキコさんのイメージは古川琴音だった。先日見たNHKドラマ「魯山人のかまど」での女性記者の印象が強く残っていたせいなのかも。古川琴音の「先生」は「センセイ」に見えた。その感情を露わにしない淡々としたけれど行動力のある姿はツキコさんのように思えた。心の内に秘めた恋の炎の大きさはわからないけれど、表面的には淡々とした関係性はセンセイが自分のことをグスと言ったことで、そうなんだなと思えた。遅々として進まない関係は亀の歩みのようであるが、ついに、ついに……。最終章に掲げられた表題「センセイの鞄」。なるほど……。染み入るような作品である。センセイの鞄 (文春文庫) [ 川上弘美 ]
2026.06.25
コメント(2)

ワールドカップ - W杯 グループF 第2節 チュニジア vs. 日本 - 試合経過 - スポーツナビ今日は出かけていたので帰宅して録画を見た。ほぼ開始早々の前半4分。鎌田大地がヒールで押し込んで先制点!これで日本代表の堅さが取れ試合運びが楽になった。とはいえ攻勢に出るも決定できずと思い始めた頃、突如のストライク。ゴール隅に刺さるような上田綺世のシュート。一度諦めてからの電撃シュート!みごとに決まった。情熱大陸で上田綺世を見て注目していたのでうれしかった。後半に入ってからも2点。まずは推しの伊東純也の抜け出しての正面ゴール。いいね!MOMに選ばれた上田綺世のヘッドからのループシュートはアンビリバボーでビューティフォーだった。勝ち点3をゲットしたサムライブルー、次戦のスウェーデン戦でも活躍を期待したい!!
2026.06.21
コメント(1)

(以下、Amazonより)’’少年時代に姉がストーカーに殺された男、潮崎。被害者家族によりそいすぎたため、心身を壊し、若くして亡くなってしまった警察官の父を持つ女性刑事の広中。潮崎に対して、一方的に憎しみをいただいている広中は、捜査一課にいきたいという夢があった。その夢がやっとかなう。しかし、捜査一課での相棒は、信じられないことに、潮崎だった――。介護疲れによってひきおこされた犯罪、オレオレ詐欺に、ひきこもり。巨大団地で連鎖する事件は、やがて最悪の結末をむかえる――。先読み不能のストーリーテラーが用意した、極上の物語ラビリンス。そして最高のカタルシス! 「あなた」も刑事も気気づかないうちに、事件はもう始まっている――。’’(以上、Amazonより)読書レビューを書き忘れるとは、なんとも残念。期待値が高すぎたせいか。記録のために書いておく。最悪の相棒 [ 伏尾 美紀 ]
2026.06.21
コメント(1)

『北緯43度のコールドケース』を読んで感心し、お気に入り作家として認識。2024.05.12読書レビュー「北緯43度のコールドケース」伏尾美紀:著 講談社文庫『数学の女王』を読んで感嘆し、お気に入り作家として確信。2024.06.08読書レビュー 「数学の女王」伏尾美紀・著 講談社ところが『最悪の相棒』を読んで表題が気に入らず、内容も期待値には届かず、気づいてみれば読書レビューも書いていなかった(苦笑)。(以下、Amazonより)’’刑事たちの昭和は終わらない。真犯人が見つかる、その日まで。1974年に起きた一家惨殺事件。未解決のまま50年――。アパートで見つかった、一体の死体によって事件の針は再び動き出す。嵐の夜、夫婦とその娘が殺された。現場には四人の実行犯がいたとされるが、捕まったのは、たった一人。策略、テロ、宗教問題……警察は犯人グループを追い詰めながらも、罠や時代的な要因に阻まれて、決定的な証拠を掴み切れずにいた。50年後、この事件の容疑者の一人が、変死体で発見される。現場に臨場した藤森菜摘は、半世紀にも及ぶ捜査資料を託されることに。上層部から許された捜査期間は一年。真相解明に足りない最後の一ピースとは何か? 刑事たちの矜持を賭けた、最終捜査の行方は――。感動、スリル、どんでん返し……。エンタメの妙味が全て詰まった、超ド級の警察サスペンス’’(以上、Amazonより)分厚い「百年の時効」という小説を読むのに気合を入れたが、内容を咀嚼し理解するには難しいというかややこしかった。犯人がわからない中での容疑者たち、それを取り巻く有象無象の証拠やがせねた。時空を超えての昭和、平成、令和への展開は満鉄の件になるまで、隔靴掻痒、壁の中をのぞき見しているようで理解しがたかった。それでもようやく大団円をむかえる。548ページの長編を読み切ったという達成感を味わいながら次回作に期待する。百年の時効 [ 伏尾 美紀 ]百年の時効 【電子書籍】[ 伏尾美紀 ]
2026.06.21
コメント(1)

「スピノザの診察室」を読んで、ぜひとも続きを読みたいと思っていたので続編「エピクロスの処方箋」が出版されたのは嬉しかった。すぐにでも読みたかったが図書館での予約待ちをして今頃となった。「スピノザの診察室」の感想については以前のブログ(↓)をお読みください。2024.06.29読書レビュー 「スピノザの診察室」夏川草介:著 水鈴社さて、「エピクロスの処方箋」である。(以下、Amazonより)’’【あらすじ】大学病院で数々の難手術を成功させ、将来を嘱望されながらも、母を亡くし一人になった甥のために地域病院で働く内科医の雄町哲郎。ある日、哲郎の力量に惚れ込む大学准教授の花垣から、難しい症例が持ち込まれた。患者は82歳の老人。それは、かつて哲郎が激怒させた大学病院の絶対権力者・飛良泉寅彦教授の父親だったーー。「エピクロスが主張している快楽の本質は、何よりも『精神の安定』のことなんだ。だから自分は快楽主義者だと言う奴に出会ったら十分に注意することだ。心の平静を求めているのか、ひたすら快楽を求めているのか、こいつは全く別物だよ」(本文より)エピクロス……古代ギリシャの哲学者。快楽主義を提唱した。’’(以上、Amazonより)スピノザは17世紀の哲学者であり、エピクロスは紀元前4世紀の哲学者である。医学、医術に関する小説というよりは哲学を思考する小説という趣である。医学では人を救えない。しかし、病気を治すのも、生きながらえるのも医療である。医術、すなわち医療技術だけでなく、患者自身がどのような治療を望むのか、生き続けたいのか、健康でいたいのか、生命維持だけなら無医療を望むのか。患者の心身について看る。医者であり看護士であるような人物が雄町哲郎である。ゆえに大学病院よりも市井の町医者が似合う。医は仁術であり、と思える本である。作者・夏川草介も内科医である。小説家でもあるが職業小説家でない。彼のインタビューを読むと、自らを【内証】( 仏語。自己の心の内で真理を悟ること。内面的な悟り。)するために日記代わりに書くことによって心が落ち着いていくそうだ。ゆえに、読者のためでなく、ただ自らの心のために小説を書いているのだと思う。しかし、その哲学的な内証が読む人の心も落ち着かせているのだと思う。心の平安のために読みたい本である。(以下、Amazonより)’’【著者からのメッセージ】「幸福」とは何か。本書の主題は、前作『スピノザの診察室』と同じく、この問いの中にあります。幸福に生きるとはどういうことか。幸福は環境が与えるものなのか、それとも自分の力で生み出すものなのか。幸福と快楽とは何が異なるのか。これらの問いが私の中で年々重みを増しているのは、臨床現場で様々な命の在り方に出会うからかもしれません。無論、容易に答えが出るものではありませんが、思索の旅を少しずつ前へと進めています。古代ギリシャの哲学者エピクロスは、快楽主義の祖と言われる人物ですが、この問いに、実に簡潔な答えを示しました。それは、心に悩みがないことと、肉体に苦痛がないこと。彼が提示したこの素朴な条件に、私はもう一つだけ付け加えます。すなわち「孤独ではないこと」。多様性の名のもとに、人と人とのつながりが断ち切られ、互いに歩み寄ることが難しくなりつつある現代だからこそ、この物語が多くの人の足下を照らす、温かな灯火となることを願っています。――夏川草介’’(以上、Amazonより)エピクロスの処方箋 [ 夏川草介 ]エピクロスの処方箋 【電子書籍】[ 夏川草介 ]
2026.06.18
コメント(1)

Ⓡ, TM & ⓒ 2026 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.マイケル・ジャクソンの甥っ子ジャファー・ジャクソンがマイケルを演じる映画「Michael マイケル」を見てきた。顔はそっくりと言い難いけれど、声のトーン、ダンスは瓜二つ、まるで本人が踊っているようであった。キレが素晴らしいステップ、クネクネとカチカチッとメリハリのきいた動きは見事。事前にジャネット・ジャクソンが兄マイケルの映画化には大反対で許可しなかったということで、この映画にジャネットは姿かたちだけでなく一切名前は出てこない。ジャネット役はオーディションして撮影までしたのに全部カットされたとのこと。よってクレジットにも名前はない。映画的手法を用いて組み立てた作品であると思うけれど、マイケルの偉業と経験を描きつつ、その背景、家庭事情も織り交ぜている。しかし、そこをドラマチックに描くことはせず、エンタテイメントの凄さ、みごとさを表出し、ライブの素晴らしさ、マイケルの舞台を堪能できるように描いている。その点が私には良くなかった。製作に「ボヘミアン・ラプソディ」ときいていたので、「ボヘミアン・ラプソディ」並みの感動を期待したのだ。そのような感動は味わえなかった。父親の圧政、ファミリー・ビジネスから逃れ独り立ちしたロンドン公演で終幕。続編に続く形で終えている。世界的ヒットを受けて、続編が作られるようだ。見るしかあるまい。2026年/アメリカ/127分/G 監督:アントワン・フークワ脚本:ジョン・ローガン出演:ジャファー・ジャクソン、ジュリアーノ・クルー・ヴァルディ、コールマン・ドミンゴ、ニア・ロング、ケンドリック・サンプソン、マイルズ・テラー、ローラ・ハリアー原題:Michael(「マイケル」) お薦め度「Michael マイケル」★★★☆(70%)字幕翻訳:風間綾平字幕監修:高橋芳朗
2026.06.17
コメント(1)

(C)WOS DISTRIBUTION (IRELAND) LTD. 2014’’マドンナ、ホイットニー・ヒューストン、シンディ・ローパーといった大物アーティストによる1980年代のヒットナンバーを散りばめ、再会した姉妹をめぐる恋愛模様を描いたミュージカル。南イタリアのプーリア。恋に慎重なテイラーは、奔放な性格の姉マディから突然、結婚すると告げられるが、紹介された姉の結婚相手は3年前に別れた元彼だった。そうとは知らないマディは婚約者に夢中で幸せの絶頂。2人の結婚を祝福しようとするテイラーだが、次第に自分の本当の気持ちに気づき始めて……。’’(以上、映画.comより)楽しめるミュージカル映画である。とはいえ、再会した姉の婚約者が妹の元カレだったという設定は使い古されたというか、やや陳腐に思えた。その設定を補って大感激ドラマに出来ていればいいのだけれど、姉のもとにやってくる元彼は胡散臭いし、まわりの友人たちも今一つ真剣みが足りなく思えて、はまらなかった。もっと根を詰めて見れば良かったのだろうけれど、そこまで集中できなかった。U-NEXT にて2014年/イギリス/97分/G監督:マックス・ギワ、ダニア・パスクィーニ脚本:ジョシュア・セント・ジョンストン音楽:アン・ダッドリー音楽:アービング・バーリン出演:ハンナ・アータートン、アナベル・スコーリー、ジュリオ・ベルーチ、グレッグ・ワイズ、ケイティ・ブランド、レオナ・ルイス原題:Walking on Sunshine(「太陽光線の中を歩く」)お薦め度「踊るアイラブユー♪」★★★(60%)
2026.06.14
コメント(1)

Good Grief (2023)’’GOOD GRIEF’’の意味が’なんてこった’とは、なんてこった。AIによる「ため息をつかせて」の紹介から’良いため息’の意味にとっていたけれど、違った。良くない意味での’なんてこった’で納得のなんてこった映画だ。男同士の夫婦。クリスマスイブに大勢の友達と祝うパーティ。クリスマス早朝の仕事のため慌ててタクシーに乗り夫が出かける。にぎゃかなパーティの最中、サイレンの音がけたたましく鳴り響く。妻が気づくと窓の向こうに衝突して煙をあげる夫の乗ったタクシーが見える…。夫を亡くした男性が寂しさの一年を送り、夫からの前年のクリスマスカードをようやく開けてみると、「好きな人が出来た…」と夫からの離別の言葉があった。そして、男女の友人とともに借りっぱなしのパリのアパートを訪れる…。男同士のカップルはどうも馴染めない。男性の伴侶を亡くした男性の気持ちに寄り添えず、消化不良の映画鑑賞となった。大切な人をなくした悲しみとその大切な人に裏切られた悲しみと自身の足で立ち上がるまでの混沌とした気持ちと生活はおもしろくもないものだった。Netflix にて2024年/アメリカ/100分/監督:ダニエル・レビ製作:ダニエル・レビ、デブラ・ヘイワード脚本:ダニエル・レビ出演:ダニエル・レビ、ルース・ネッガ、ヒメーシュ・パテル、セリア・イムリー、デビッド・ブラッドリー、アルノー・バロワ、エマ・コリン、ケイトリン・デバー、ルーク・エバンス原題:Good Grief(「なんてこった」)お薦め度「ため息に乾杯」★★★(60%)
2026.06.14
コメント(1)

©2026 Warner Bros. Ent. All rights reserved「モータル・コンバット」ってどんな話だっけ?と記憶が蘇らないまま見た。見れば思い出すと思ったけれど、1作目との関連はほぼなく、単独で見ればいいと思えた。魔界があらゆる時空世界を制覇するために最後の世界となる人間界との決戦をする。といった内容。そこにライデンの浅野忠信、スコーピオンの真田広之が登場する。真田広之目当てで行ったので、登場がクライマックスの最終盤だったので待ちくたびれた。(笑)物語の前半のキーパーソンとなるキタナ(アデライン・ルドルフ)の復讐へ懸ける思いが半端に思え物語に深みも重みを与えられなかったし、主人公であるジョニー・ケイジ(カール・アーバン)の描き方もマジかコメディがはっきりしてなくて、笑えないし、のめり込めないと感じた。シリーズ2作目はしっかりとした物語を構築すれば「エイリアン2」や「ターミネーター2」のように傑作になることもあるのだけれど、うまくできなかったと思える。バトルに関してはいろんな武器が炸裂し、スペクタクルで見どころのあるものとなっているので、ファンは満足していた。上演後の「よかった」という声も聞けた。けれど、私は満足しない。わけがわからないながら良かったという評がある。私もその意見に賛成。バトルは良かったということで良しとするか。2026年/アメリカ/116分/R15+監督:サイモン・マッコイド原作:エド・ブーン、ジョン・トビアス脚本:ジェレミー・スレイター出演:カール・アーバン、アデライン・ルドルフ、ジェシカ・マクナミー、ジョシュ・ローソン、ルディ・リン、メカッド・ブルックス、タティ・ガブリエル、ルイス・タン、マックス・ファン、デイモン・ヘリマン、チン・ハン、浅野忠信、ジョー・タスリム、真田広之原題:Mortal Kombat II(「絶命戦闘2」)お薦め度「モータルコンバット ネクストラウンド」★★★(60%)字幕翻訳:松崎広幸
2026.06.13
コメント(1)

どうしてこの書を取ったのか。西加奈子が同じ大学出身ということ、「くもをさがす」を読んで興味を持っていたこと。最新刊であるということ。以上のようなことからつい読んでしまった。重苦しい内容に辟易しながらも、フィンランドの映画俳優アキ・マケライネンにとりつかれたように俺とアキ(本名は深沢暁)の物語を読んだ。2022年の本屋大賞で6位。とても興味を持ったけれど反吐が出るように鬱屈した物語であった。「夜が明ける」というタイトルの意味するところがわかった瞬間、ひらめいたように快感だった。貧乏どん底の生活をしていて良くない方へ良くない方へと悪化していくことがわかりながらも逸脱することができずに突き進んでしまうのは日本人の生真面目さからなのだろうか。もっと声を上げていい、もっと助けを求めていい。今も劣悪な環境であるのならば、訴えよう助けを求めよう。そう諭される本書なのかもしれない。けれど、読書中は闇だ、クソだ。最悪の最悪。たとえ暴力をふるわれるわけでなくても支配され強要されることはハラスメントなんだと教えてくれた。ハラスメント、それを描くためだけに本書は書かれたのだろうか。気持ちの悪い反吐が出るような環境の物語。夜が明ける (新潮文庫) [ 西 加奈子 ]
2026.06.12
コメント(1)

ポスター日本映画を代表する女優のひとりでAIに代表作を聞いたら「しとやかな獣」と出たので見てみた。大映作品であるが監督は東宝の川島雄三。映画の黄金期に作られた作品の出演者は団地の一室で繰り広げられる家族模様と会社のお金の横領の痴話げんか。滑舌のはっきりした明瞭なせりふと矢継ぎ早に繰り広げられる丁々発止の芝居はみごとと思えるほど隙が無い。絶妙な間合いのテンポの良い掛け合いに圧倒された。横領という内容はありきたりだが、この一室の元海軍中佐一家の思考というか、ぶっとんだ言動にあ然としてしまう。月給が一万、二万の時代に30万円、40万円のお金をくすね、100万円以上のお金を横領するとは。そしてそのことに後ろめたさも罪の意識もなく袖の下程度の認識なのが驚きである。今の官官だと数千万円から一億円くらいの額に値すると思うけれど、その感覚がショックであった。アパート一部屋でのみごとな芝居に感嘆した映画であった。U-NEXTにて1956年/日本/81分/監督:川島雄三原作:新藤兼人脚色:新藤兼人出演:若尾文子、伊藤雄之助、山岡久乃、川畑愛光、浜田ゆう子、高松英郎、小沢昭一、船越英二、山茶花究、ミヤコ蝶々お薦め度「しとやかな獣」★★★★(80%)
2026.06.11
コメント(1)

はじめに|TBSテレビ 火曜ドラマ『時すでにおスシ!?』「時すでにおスシ!?」はおもしろかった。主役の永作博美と松山ケンイチをはじめ、すしアカデミーの生徒であったファーストサマーウイカ、山時聡真、佐野史郎が良かった。異色を感じさせる違和感がありながらもセザール役のjuaや校長役の関根勤や友人役の有働由美子たちも色物として活気を感じさせてくれた。スーパーの同僚も良かった。総じてキャスティングがうまくはまったと言えるのではないか。脚本が「マイダイアリー」で注目した兵頭るりであったので見たのだが、「マイダイアリー」同様、気持ちを言葉に出さない、空気を読む関係というのが、あうんの呼吸であり、あうんの呼吸でないもどかしさもあったりして、気配を感じさせるドラマであった。そこを楽しんで見た。現在放送中のNHK夜ドラ「ミッドナイトタクシー」と比べると、一話完結の毎回違う客が乗車する展開が兵頭るりの慮る良さがさく裂していないと感じるのに対して、兵頭るりさが味わえる「時すでにおスシ!?」は本当におもしろかった。闊達な上昇志向の女子であるファーストサマーウイカ、じいちゃんのすし屋を継ぎたい山時聡真、大企業オーナーのセレブ感をまとった佐野史郎、変なフランス人juaと個性的で魅力的な面々。自身の思いをうまく言葉にできない先生の松山ケンイチと見当違いにひた走ってしまう永作博美のつかず離れずの友達以上恋人未満で恋愛感情があらわにならない関係性は絶品であった。ラストも恋に発展しなくてよかった!うまくまとめましたね。
2026.06.11
コメント(1)

小説「翠雨の人」(すいうのひと)よ読んで、その主人公・猿橋勝子さんの著書を読みたいと思ったけれど探せなくて猿橋賞の第一回受賞者である太田朋子さんの書籍を見つけたので読んでみた。老いて独り身で健康に暮らす。その日々、その思いを綴っていた。電子版によると要旨幸せは、諦めない人のところにやってくる。82歳にして世界的な科学賞(クラフォード賞)を受賞。挫析、回り道を経て、夢をつかんだ遺伝学者の知恵と勇気。目次第1章 老いを受け止めて生きる(かけがえのない人の死に遭遇したら老いを受け止めて、悠然と生きる ほか)第2章 孤独に負けない心(定年後が幸福であれば、人生は素晴らしい真の友が人生に幸せをもたらす ほか)第3章 信じた道を、ただひたすらに(クラフォード賞・授賞式の夜遺伝学者への道 ほか)第4章 幸せは、いつも日常の中に(日々の幸せを実感するために幸福になるための三つの条件 ほか)第5章 ひとりで老後を生きるということ(つねに死を思い、生を思う老後を最期までひとりで生きるために ほか)といった内容。本(紙の書籍)の頁を開いた時に文字の大きさに驚いた。年配の作者だからなのか、年配の読者を想定してなのか、書籍としての総ページ数を増やすためなのか、はたして。生涯現役を貫く女性科学者のが夢をつかむためにやってきたこと「自分で進みたい道を切り開き、夢をつかむためには、回り道をしてもいいから自分から動くことです」「一度、決断したら批判をおそれず、前へと突き進むことが大切です。決断とは、実績も何もない人間が持つ強力な武器です」「免疫力を高めるためには、『規則正しい簡素な生活』ということに尽きます。それは、私のなかでは『極上の生活』を意味する言葉になっています」82歳で日本人女性初となる科学界のノーベル賞と呼ばれるクラフォード賞を受賞した著者が語る、人生における幸せのつかみ方。信じた道の先に、花は咲く。 86歳女性科学者の日々幸せを実感する生き方 [ 太田朋子 ]
2026.06.11
コメント(1)
全5720件 (5720件中 1-50件目)