真理を求めて

真理を求めて

2003.02.13
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僕は、吉田拓郎で決定的なフォークソングファンになったけれど、その前にフォークルの「帰ってきた酔っぱらい」を面白いと思い、高石友也の「受験生ブルース」を面白いと思っていた。でも、どちらかというとコミックソングふうの面白さを感じていたのかな。この「風」は、面白さではなく、心に残るものを感じていたので、フォークソングファンになる下地を作ってくれた歌かもしれない。

この歌はとても売れた歌なので<うたまっぷ>で検索出来るし、知っている人も多いだろう。改めて詞を読むと、それがちょっと悲しくて切ない詞であることに驚く人が多いかもしれない。歌の全体の雰囲気としては、実に爽やかさを感じる歌だからだ。

「人は誰も」という言葉に親しいものを感じるのかもしれないけれど、誰もが感じるのは、

      人はだれも 人生につまずいて
      人はだれも 夢破れ振りかえる

ということであり、

      人は誰も 恋をした切なさに
      人は誰も 耐え切れず振りかえる

ということだから、その誰もが感じることはなかなか悲しい事柄だ。でも、人生というのはそんなものだというのは、僕の年くらいになると実感として分かってくる。



何もない、ただ風が吹いているだけというイメージが、自分を慰めてくれるものが何もないということではなくて、過去には何も実体がないんだ、あるのは自分の中の想い出だけで、それは振り返る必要はない、何もないところを見ずに、前を向いて歩いていけといっているような気になるから爽やかさを感じるのかな。この爽やかさは、詞だけでは感じられない。それを感じさせてくれるメロディーと一緒になったときに、そんな感じがするような気がする。





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最終更新日  2003.03.13 09:44:25
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