真理を求めて

真理を求めて

2003.03.13
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
昨日は忙しくて日記が書けなかったが、今日はなかなか歌が見つからなくて書くのに時間がかかった。そこで、思い出したのがビートルズだ。そういえば、ビートルズこそが、嫌いなものが一つもないというものの最初だった。好きなものを好きといおうと思ったのだから、その原点のビートルズをやっぱり探そうということで目についたのがこの歌だ。

これはアルバム<リボルバー>に入っているジョージの歌ということで、ビートルズファンでないと知らないかもしれないけれど、ビートルズファンとはぜひ、同じものを好きだったら語り合いたい地味な歌だ。

題名も歌詞も、中学生でも分かるような英語だ。とにかく、君に話したいことがあるんだけれど、君に逢うと言葉が出てこないという、あの頃の僕にはぴったりの歌を思い出した。僕は、だいたい想像力で生きているような所があって、相手を目の前にしていなければ、どのような会話をして、どのように展開するかをかなり細部にわたって想像出来ちゃうところがあった。ところが現実には、相手を目の前にすると、思っていたことと反対のことを口走ったり、どうでもいいことを楽しそうにしゃべったりしてしまう。そんな気持ちを思い出させてくれる歌だな。きっとジョージもそういうはにかみやの男だったんだろう。

僕は、書き言葉はかなり得意だ。結婚する前も電話はほとんどかけなかったけれど、ラブレターばかり書いていた。相手がすぐに応えないでいい手紙は、自分の想像で書き進めるから得意だったのかな。僕は今でも話し言葉は苦手だ。話し言葉では、あまり本心を言ったことがないかもしれない。話し言葉では、心を閉ざしている人間に見えるかもしれない。この歌でも、「僕がつれなく見えたとしたら」というセリフがあって、そんな気持ちに通じるような感じがして気に入っている。

最後にちょっと引用して締めくくりにしよう。

      I don’t mind, I could wait forever
      I’ve got time
      I’ve got time …

僕は、「永久に待てる」というセリフは、自分でもなんかそんな気がして好きなセリフだ。僕は待つのは得意なんだ。待ち合わせで、僕が遅れていくというのは滅多にない。デートの待ち合わせはいつも30分は早く行っていた。いつも待たされていたから、場所を間違えたことに気づかないで、間違えた場所で1時間待っていたこともあった。永久なんてのは、ほんのちょっとの間くらいにしか感じないかもしれない。待っているときにも、楽しいことを想像していられれば、待つことも楽しくなる。待つための時間なら、僕にはいくらでもあると思えるからね。待っていることは楽しいものだ。もう待たなくてもいいと分かるときが来なければね。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2003.03.16 21:27:48
コメント(4) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

コメント新着

真の伯父/じじい50 @ Re:自民党憲法草案批判 5 憲法34条のロジック(02/03) 現行憲法も自民草案も「抑留」に対する歯…
秀0430 @ Re[1]:自民党憲法草案批判 5 憲法34条のロジック(02/03) 穴沢ジョージさん お久しぶりです。コメ…
穴沢ジョージ @ Re:自民党憲法草案批判 5 憲法34条のロジック(02/03) ごぶさたです。 そもそも現行の憲法の下で…
秀0430 @ Re[1]:構造としての学校の問題(10/20) ジョンリーフッカーさん 学校に警察権力…

フリーページ


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: