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真理を求めて
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2004.07.05
統計数字の見方
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以前に「マル激トーク・オン・デマンド」で、世論調査を疑え、というようなテーマの時があった。最近は、世論調査というものがよく紹介されるが、それをどう受け取るかという問題は、現実の社会をどう解釈するかという問題と密接に関わっている。疑問を持たずに、鵜呑みにするような解釈をすれば、判断を誤るのではないかという感じがしてならない。
世論というのは、社会の中の大部分の人が、ある種の問題に対してどのように考えている人が多いかという分布を、擬似的にとらえようとするものだと僕は思う。これは、対象とする人すべての意見を聞くのであれば、かなり正確に捉えられるかもしれないが、それは不可能なので、常に擬似的にしかとらえられないものだと思う。
また、ある種の問題というのは、その問題の設定や、答の言い方によっては、分類が非常に難しいこともあり得る。そうなると、擬似的にさえとらえているのかどうかと言うのも疑わしくなる。
また世論というものが本当に存在するのかという疑問もある。世論というのは、ある種の問題に対する人々の判断の分布を問題にするのだが、そもそも判断が出来る人が圧倒的に少なかったら、それは「世論」と呼べるのだろうか。誰か判断をする人間に同調しているだけの人間の方が圧倒的に多ければ、同調している対象の人間が、ちょっとしたきっかけで変われば、「世論」は大きく変わったと言っていいのだろうか。それは、「世論」が変わったのではなく、最初から「世論」なるものはなかったのではないだろうか。付和雷同するような人々が多いときは、世論なるものは存在しないのではないか。
だいたい世論調査というのは、「もしかしたら、世論の動向は、こんな風になっているかもしれませんよ」という「仮説(解釈)」を提出しているだけのことなのではないだろうか。時々、その世論調査を、自分の主張の正しさを示すために使っているのではないかと受け取れるものを見かけることがある。そういうふうに自分の主張が真理であることを証明しようとする、真理に対するセンスは、僕には全く狂ったセンスにしか見えない。誤謬に対する鈍感なセンスだ。
真理は世論調査によって証明されるものではない。事実を論理的に考えて、論理と現実(事実)が一致するという整合性を証明することで、真理であることが証明されるのである。世論調査を、自らの主張の証明の補強に使おうという心理が働くのは、論理だけでは弱いという思いから使いたくなるのではないかとも思える。
ブッシュ大統領がイラク開戦に踏み切ったとき、アメリカの世論はブッシュ支持に大きく振れた。圧倒的に支持されたからと言って、ブッシュ大統領のイラク攻撃が正しかったという結論には結びつかなかった。
イラク攻撃に関しては、それが失敗だったという評価が固まりつつあるが、それでもまだそう評価できない人間がいる間は、失敗だと言うことは完全な真理とは言えないかもしれない。しかし、かなりの多くの人が、イラク攻撃が失敗だったと認めるようになれば、そう判断することが正しいという見方をすることによって、かつて世論がブッシュ大統領のイラク攻撃を支持したのは、誤った判断が影響して支持したのだと解釈が出来る。
世論調査の結果というのは、何かが正しいことを証明するのではなく、その時々の大多数の人々の判断が、結果的に見て妥当なものだったかどうかを、あとから判断するのに役立つものかもしれない。
新しい調査が価値を持つのは、何らかの主張の正しさを考えるときに価値を持つのではなく、現在から未来へかけて、世論が影響を与えるような現象に対して、正確な予想を立てたいときに、調査が役に立つ場合が出てくるのではないだろうか。選挙の予想をするときに世論調査が利用されるのは、このような考え方のもとではないだろうか。それは予想であるから、必ずしも当たるとは限らないが、当たる確率を出来るだけ大きくするために(世論)調査が使われると受け取った方がいいのではないだろうか。
世論調査が現実を正しく反映しているかどうかは、その質問の仕方・標本の抽出の選び方など、世論調査の方法を検討することで判断することが出来る。しかし、現在発表される世論調査というものは、結果は報道されるが、その過程が報道されることはほとんどない。世論調査の専門家がやっているのであるから、現在考えられる最高の方法でやっていることを信用するしかない。しかし、現在考えられる最高の方法であっても、全く新しい面を調査する場合に遭遇したら、その新しい問題に対しても最高の方法で調査されているかどうかは分からない。
世論調査は、常に誤差の中にある。それを意識して、鵜呑みにしないように気をつけなければならないのではないかと思う。真理であるかどうかを考える基礎になるのは、やはり論理の方だ。世論調査は、その論理を展開するときに、見落としていたことや・重要性を忘れていたことなどに気づくために利用した方がいいだろう。
世論調査を短絡的に他のことに結びつけて解釈してはいけないと思う。世論調査が表している表面的な事実は何かと言うことを正確に捉えなければならない。世論調査だけでは、決して本質的なことは分からないのであり、結論めいたものを出してはいけないと思う。
世論調査については、統計の学習とともに、もっと深く考えてから、実際の調査を見ていきたいと思う。勘違いして受け取らないために。
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最終更新日 2004.07.05 08:54:23
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