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2008.05.19
内田樹さんの2008年04月21日のエントリーの論理的な分析
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内田樹さんが2008年04月21日に書いた
「中国が「好き」か「嫌いか」というような話はもう止めませんか」
というエントリーについて、この文章の内容を論理的にどう受け止めるかということを詳しく考えておきたいと思う。
僕のエントリーにコメントを寄せてくれた佐佐木さんという方が
「現代「中華帝国」と中華思想 チベット問題」
というページでこの文章に関連した主張を展開していたからだ。佐佐木さんの文章はかなりの長さで、しかも内容が多岐に渡っているので、それをまず理解するのも大変だ、だから、まずは内田さんの短いエントリーを自分なりに確認しておこうと思う。その上で改めて佐佐木さんの文章も読んでみたいと思う。
文章の読解というのは、論理の範囲であれば、誰が判断してもそのようにしか読めないという結論が得られるだろうと僕は思っている。人によって解釈が違ってきてしまう部分というのは、論理だけでは読み取れない、現実とのかかわりのある「事実」の判断が入り込んでくるのではないかと思う。内田さんの文章で、論理の範囲で結論付けられることは何かを考えてみようと思う。
その上で、論理では判断できない細部に渡って、佐佐木さんと僕との解釈の違いを考えてみようと思う。おそらく文章の読解において食い違うところがあるだろうと思う。その食い違いはどのような原因から生まれるのか。また、その解釈は、文章の読解の上では仕方のない多様な読み方であるのか。あるいは、文章に書かれていないある事柄を前提とすると得られるような解釈になっているのかどうか。
まずは、内田さんのエントリーにおける主題を考えてみようと思う。この主題は、エントリー全体の主題と内田さんが「週刊現代」という雑誌に寄せた文章における主題と、二つを区別したほうがいいだろうと思う。僕がここで求めたい「主題」は、野矢茂樹さんが『論理トレーニング』で語っていた「何について」語っているのかという「何」を主題と考えている。このエントリーそのものの主題は、僕は「とりあえず「中華思想の骨法がわかれば中国は御しやすい」というようなことはどこにも書いていないことを明らかにしておきたいのである」という内田さんの言葉から読み取りたいと思っている。
このエントリーで、内田さんは「「中華思想の骨法がわかれば中国は御しやすい」などという愚なるタイトル」を「週刊現代」の新聞広告で目にした、と書いている。そしてそれを見て「誰だ、このバカはと思ってみると、私の名前が書いてある」ということに内田さんは驚いていた。内田さん自身は、そんな内容の文章を書いた覚えがないのに、このタイトルのままでは誤解をされてしまうだろう。そこで、このエントリーで全文を公開して、このタイトルがいかに間違っているかを判断してもらおうというのが、このエントリーの中心にあるものだと僕は見た。つまり、
<週刊現代がつけたタイトル>
内田さんは
「私はたしかに中華思想の理解が喫緊の課題であることを寄稿には書いた。
「中国人を動かす工夫」の必要であること、その必要性を理解している方がきわめて少ないことを私は書いたが、どこにも「御しやすい」などということは書いていない。
「御しにくい」から「御し方を研究したらいかがか」ということを書いたのである。
13億の中国人が机上の空論ひとつ聴いただけで「御せる」ものなら誰も苦労はしない」
と書いている。この文章を読めば、内田さんの意図が、週刊現代がつけたタイトルにあるように「中国は御しやすい」などというものの正反対であることが分かる。ここまでは、論理的に他に解釈の仕様がないので、主題と主張の解釈については同意してもらえるのではないかと思う。そして、この内田さんの意図が、その文章からも客観的に受け取れるものであるなら、内田さんが主観的にそう思っているだけでなく、誰もが、週刊現代のタイトルのつけ方のほうがおかしいのだと同意するだろう。そうすれば内田さんの主張が賛同を得られるのだと思う。
さて、実際に週刊現代に載せられた文章の主題はどのようになっているだろうか。この文章は「何」について書かれ、「何」を問い、どう答えているのか。その中心にあるのは「何」か。
それは「中華思想の骨法」あるいは「中華思想の本義」と語られているものになるだろう。これを内田さんは「「前後矛盾」のロジック」あるいは「「周辺に広くグレーゾーンが拡がっていることを常態とし、その帰属をはっきりさせようとするすべての企てに反対する」という言葉で表現している。
そしてこのことについての主張は、この中国のロジックが、日本人には主観的に理解しにくいものであるということが一つ。そして主観的に理解しにくいものを感情的に拒否するのではなく、そのロジックの合理性を理解して、「私たちとは違う中国人の考え方を研究し、そこから引き出された法則を利用して、中国人を操作する工夫したらいかがか」というものになる。
この文章は、週刊現代がつけたようなタイトルを先入観にして読むと、「中国人を操作する工夫」というものが、あたかも、「中華思想の骨法」が分かれば、中国人を自由に操れるという「御しやすい」という低俗な解釈になりかねないものを感じる。
しかし、実際には、日本人とまったく違う発想、それは日本人から見ると気持ちが悪くなるくらい感情的に相容れないような発想をするのだから、まずは理解することが大変なものであるという自覚をしなければならないだろう。理解することが難しいからこそ「研究し」、そこから引き出された法則を見つけなければならないのだ。このように考えれば、「中華思想の骨方」などは、簡単に求められるものではないことが分かる。だから、当然のことながら「御しやすい」などという判断が出てくるわけがない。簡単には得られないものを根拠にして「御す」ことを考えなければならないのだから、「やすい」などという接尾語をつけて表現することなど出来ないだろう。
だが、ここで佐佐木さんが問題にしているのは、この主張と論理的には直接関係がないと思われるが、「中国政府の政策を批判している方々のロジックは煎じつめると「中国人は日本人と同じ考え方をしない。けしからん」ということを繰り返し言っているにすぎない」と内田さんが語っていることについてだ。このことは、「御しやすい」かどうかという問題とは直接関わりはない。あえて言えば、現状認識の問題、実際の「事実」をどう受け止めるかという解釈の問題といえるだろう。
この内田さんの言葉を理解するには、「煎じつめると」ということをどう理解するかということが問題になるだろう。これは曖昧な言葉なので、解釈の余地をかなり残すのではないかと思う。今「中国政府の政策を批判している方々」の言うことを「煎じつめて」そのロジックだけを取り出して一般化した場合、「中国人は日本人と同じ考え方をしない。けしからん」ということを繰り返し言っているにすぎないと言えるかどうか。
このことについては、内田さんは詳しく書いていないので、現状認識として、内田さんが言うような判断が出来るものかどうか自分で考えてみなければならない。佐佐木さんはそのような判断は出来ないと主張しているようにも見えるが、それは見解の違いとして、どちらか一方に決定することが出来ないものとして理解したほうがいいのか、それともどちらかが間違っているものとして、事実のどこかが違っているのか、その判断は今すぐには出来ない。
感覚としての印象で言えば、中国が嫌いな日本人はどうも数が多いらしいということだ。それも、インターネットで声が大きい日本人は、日本人一般よりも中国嫌いの割合が多いんじゃないかという感じがしている。個人的な感想で言えば、僕は個人として自分が知っている中国人には悪感情を抱いたことがない。習慣も国民性も違っても、仲良くなればみんないい人だ。仲良くならなければ嫌なやつもいるという、ごく当たり前の付き合いをしているだけのことだ。でも国家としての中国はどちらかと言えば嫌いなほうだろう。個人の自由を許さない全体主義国家は、これだけ自由にあふれた日本に住んでいれば、好きになれなくても仕方がないだろう。中国で国家に支配され(自由を抑圧されという意味)ながら生活をするのは嫌だという意味で中国という国家が嫌いという感情はある。
一般的には、国家としての中国が嫌いな日本人が多くてもそれは仕方がないだろう。現実のアメリカは必ずしも平等な民主主義国ではなくても、アメリカの理想イメージが好きな日本人が圧倒的に多いのも無理はないという状況と同じように、イメージとしての中国が嫌いな日本人が圧倒的に多いほうが、論理的には整合性があるだろう。
だが、「中国政府の政策を批判している方々」というのが、マスコミに登場する専門家を指すのであれば、その専門家のうちの何人が内田さんが言うような傾向をもっているかは検証しなければならないことになる。この検証は僕には難しい。マスコミの報道であるテレビはほとんど見ないし、今は新聞も取っていない。インターネットのニュースを見るだけだ。せめて、テレビに登場する頻度の大きな人が、中国批判として何を語っているかが分かるといいと思うのだが、ユーチューブなどを利用して探してみようかと思う。中国批判の実態については、内田さんの文章とは独立に、その現在の姿をよく反映している「事実」を探し求めたいものだと思う。
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最終更新日 2008.05.19 23:53:03
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