April 15, 2009
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類


早朝、随分と外が賑やかなので目を覚まして玄関を出ると、我が家の白いワゴン車が家の前に停車しており、ドアが一斉に開いて子供達が満面の笑顔で「転校して帰って来たよ~」と家に入って来ます。妻も何事もなかったように、歩夢を抱っこして車から降りて来ます。

声も出ないくらい驚いて立ちすくんでその様子を見つめていたのですが、子供達は走りながらわたくしにハイタッチをして、それぞれの部屋にドカドカと入っていったところで…目が覚めました。ものすごい夢でした…
情けない話ですが、夢とはいえ嬉しかったです。(喜んではいけないのですけれど…)

なにせ親も思いもよらなかった小・中学からの進学と転校でしたから、最初は、当時小6の娘から大谷中への進学希望を聞かされました。

小学4年時から大谷で練習をさせてもらっていましたので「大谷中に入りたい」とは言っていましたが、親としては高校からの進学を考えておりましたので、その時は軽く「道新杯かホープスで優勝したらね」といってごまかしていました。

しかし、その後条件を気合いでクリアしていた娘は、わたくしの言葉をしっかりと覚えていて、まったく引き下がる様子は感じられませんでした。
わたくしとしては、その志が嬉しかった事もあり、妻と相談をして関係者の方々に進路のご相談致しました。

札幌では叔母の家に下宿する予定でしたが、75歳を過ぎた高齢の叔母が「自信がない」という事で下宿が出来なくなった事と合わせて、“予期せぬ立ち会い出産”で歩夢が生まれておりましたので、一時は札幌行きを断念しかけたのですが、妻が赤ちゃんの歩夢と娘の三人で、慣れない都会暮らしをしてでも子供の志をかなえて上げたいということで、札幌行きを決めたのでした。
熊牛原野で生まれて育った妻は、田舎暮らしが好きで、畑の有る所に住みたいが口癖でしたので、この決断はわたくしの予想を覆す大英断であったと思います。(感謝)

こんな話を聞いた皆さんは、わたくし達夫婦を完全に頭のおかしい夫婦だと思いますよね、実際に知り合い達や親戚からも、子供の卓球くらいで“二つ釜生活”するなんて「お前達の頭の中はどうなってるのか理解出来ない」とよく言われたものですが、わたくし達夫婦自身もそう思っております。

三人の札幌行きが決まった後、長男、次男とわたくしの三人で、士別で頑張ろうと決意したのですが、直後に長男が「俺も頑張るから、札幌に行かせて!」となり、新学期から転校…次男もやはりわたくしとの二人暮らしは寂しいらしく、1学期が始まってすぐに転校…ついに、わたくしは完全逆単身赴任になってしまいました。

次男が札幌へ旅立った日が昨年の4月20日です。
早いもので1年が経過します。こんな生活がいつまで続くのかな?と、ふと思うことがありますが頭のおかしい夫婦ですので、わたくしの退職まで続いても子供達のために頑張る事が出来ると思っております。








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  April 15, 2009 12:09:08 PM


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: