ラルク(ん何だこりゃ~! でっけぇ灰色が出てきて、しかもこんどは普通に喋ったぞ)
巨大コアラ「ちょっとあんた! 聞いてるの? こんな所に何しに来たのよ」
ラルク「え! あ、ああ。 えっと・・・」
ショーシ「ん? その声。 ビクトリアか?」
巨大コアラ「ん? その声。 ショーシかい?」
ショーシ「おお! ビクトリア久しぶりだな!
って言っても姿は見えないが。 元気してたか?」
ビクトリア「ええ。 快適に過ごしているわよ。 だけど・・・あんたが絡んでるって事はこの子」
ショーシ「ああ。 その通りだ。 いつものようによろしく頼むぞ。 ランドにも宜しく」
ビクトリア「はぁ~今日は子ども達と散歩に行こうと思ってたのに」
ショーシ「そう言うな! ユーカリの葉、ご馳走するから。 な?」
ビクトリア「しょうがないわね」
ショーシ「じゃあ頼むぜ」
・・・
ラルク「?」
ビクトリア「さて、ボウヤ名前は?」
ラルク「あ、ラルク・・・です」
ビクトリア「ラルクちゃんね。 ショーシから何か聞いてる?」
ラルク「ここで何か捕まえてこいって事は」
ビクトリア「OK。 捕まえてもらうのはワ・タ・シ♪ 正確には私達だけどね」
ラルク「え? おばさ・・・ぶへ」
ビクトリア「何か言った?」
ラルク「(な、何で殴られたんだ?) おばさ・・・ぶほ」
ビクトリア「あんた! どんだけよ!
もういいわオバサンで! 全く最近の若い子はコアラを見た目で判断して」
ラルク「(見た目じゃ全然分かんねぇぞ) お、おばさんを捕まえればいいのか?」
ビクトリア「そうよ。 でも簡単に捕まらないようショーシに言われてるから逃げまわるけどね」
ラルク「ふ~ん。 ニッ。 でも分かりやすくていいや!」
ビクトリア「(いい笑顔) じゃあ準備はいい?」
ラルク「でもおばさんを捕まえたあと、下まで連れてくのは大変だな」
ビクトリア「心配要らないわよ。 それじゃあヨーイスタート。 父ちゃん!」
ランド「ゴアー!」
ラルク(すげー小さいのが出てきた)
ビクトリア「父ちゃん! いつものように宜しく頼むわね。 その身軽な体で。
あ! そうそうラルクちゃん。 これ私のダ・ン・ナ♪ 宜しくね」
ラルク「え、ああ。 何で出てきたんだ?」
ビクトリア「愛する私を守る為。 頑張ってね~ラルクちゃん」
ポンッ。
ラルク「い! 何だ? おばさんが鍵になっちまった」
ランド「ゴア! ゴアゴア」
ラルク「あ! 待て! おばさんを返せ・・・? 鍵をよこせ~!」
・・・
ラルク「ハァ。 ハァ。 クソッ何処行った?
葉っぱが多いから探すのも大変だぞ。 何か息も苦しい気がするし」
ビクトリア「それはね!」
ラルク「うお! ビックリさせるな」
ランドが葉の中から飛び出してきた。
ランドのお腹のポケットからビクトリアは顔だけ元の姿に戻し喋っている。
ビクトリア「ラルクちゃんは、この高さに慣れてないから。
地上に比べればここの酸素はかなりうすいからね」
ラルク「なるほど・・・おりゃー」
ポンッ。
ビクトリアの頭を捕まえようとしたが鍵に戻りラルクは空をきった。
ランド「ゴアアアア」
ラルク「笑ってるのか? それ。 まて!」
バサ。バササ。
ランドはまた葉の中へと消えていった。
ラルク「クソッ・・・おーい。 ショーシ」
ショーシ「んあ? 何だ? どうした? 追いかけっこは始まったか?」
ラルク「ああ。 始まった。 で、あのデッカイ灰色のが鍵になったんだけどどういう事だ?」
ショーシ「ビクトリアはウティなんだよ」
ラルク「ウティ!」
ショーシ「 宿・鍵 タイプ・コアラ のな」
ラルク「コアラ? コアラっていうのか? あれ。 ふーん。 面白ぇな」
ショーシ「この樹登りも捕まえるのも修行の前置きに過ぎないんだから、ちゃっちゃとこなせよ」
ラルク「まかせとけ! それじゃあな」
・・・
ショーシ「前置きって言っても、あの環境であいつらを捕まえるのは一苦労。
樹を登るのが体力なら捕まえるのは頭の回転だ。
どれくらいかかるか。 それとも捕まえられないか・・・ん?」
ショーシの隣に置いてあるラルクのハチマキが光だし火が噴き出した。
To Be Continued
第69話「Heat Up」 2009.07.12
第68話「エレクの覚悟」 2009.07.11
第67話「大喧嘩」 2009.06.26
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