ミアンの屋敷。
エレク&ミアンVSリューム&セルパン。
エレク(お願い)
セルパン「先刻から主は目を閉じて何をしているのじゃ」
エレク「おまじないよ・・・気にしないで」
セルパン「避けるのは上手いようだが、それでは何も変わらんぞ」
ミアン「そ、そうよ! 避けるのも大変なんだから何とかしてよ!」
エレク「しょうがない。 逃げてばかりもいられないわね」
ミアン「え?」
セルパン「面白くなりそうじゃ」
リューム「・・・」
エレク「嫌な奴だけど守ってあげるわよ。 下がってなさい」
ミアン「うん」
エレク「風よ覆え! "風衣" 」
セルパン「風を操るか」
エレク「さっきまでとは違うわよ!」
シュッ。姿が消えたエレクはセルパンの背後へと移動した。
セルパン(なるほど。 風が味方するというわけか)
エレク「風よ刃となれ! "風太刀" 」
セルパン「うむ。 先刻よりは素早い」
サッ。
エレク「な!」
風で作られた刃をセルパンに振り下ろす。
しかしセルパンは意図も簡単にそれをかわした。
エレク「このスピードを簡単に・・・」
セルパン「確かに素早くなったが、避けることは容易い」
エレク(確かに前に見たラルクよりは遅いかもしれないけど、こんな簡単に)
セルパン「指令とは言え娘を殴るのは少々気がひける」
エレク「何よそれ。 同情? あんたもウティ使ったらどうなの?」
セルパン「ワシのは純粋に威力をあげるウティ。 今のままで充分じゃ」
エレク「女の子、舐めると痛い目みるわよ! 風よ切り裂く剣となれ! "鎌鼬" 」
ブファー。
セルパン「!」
セルパンの右頬、右腕、右足から血が出ている。
エレク「どう? 少しは効いた?」
セルパン「今のは流石に見えなかったの。 一体何が起きたのじゃ?」
エレク「その名の通りよ! "鎌鼬" 」
ブファー。セルパンの腹部から出血した。
セルパン(風が来たと思うとどこかしらが斬れておる)
リューム(名の通りか。 カマイタチといえば有名な生き物)
セルパン(傷も浅く痛みはないが。 出血が止まらぬな。 鋭く斬られておる)
エレク「鎌鼬は本当は血も止めてくれるんだけどそんなサービスいらないでしょ?」
ミアン「やるじゃない! 何が非戦闘員よ。 嘘つき~」
エレク「戦闘を好まない。 それも非戦闘員でしょ?」
セルパン「では終結としよう」
エレク「!」
ドン。
セルパンはエレクの両腕を背中に回し地面に押し倒し動けなくした。
エレク「痛・・・イタタ。 ちょっと! 離しなさいよ!」
ミアン「・・・ ・・・ ちょっと止めなさいよ!」
リューム「っと。 動くな」
ミアン「!」
リューム「大人しくしていれば何もしない。 いいな?」
ミアン「・・・」
ミアンの前には電気で作られた犬が立ち塞がっている。
セルパン「さて、殺すというのもやはり気がひける。
ウティだけ奪っていくというのでは駄目じゃろうか?」
リューム「だがイセイサは」
セルパン「ワシが言えば問題ないじゃろう。 娘、この指輪のウティ貰っていくぞ」
エレク「ちょっと! 止めてよ! 離しなさいよ!」
セルパンの手がエレクの指輪へと伸びる。
エレク「ちょっと! 離せー!」
ブファー。
セルパン「グッ」
エレク&ミアン「キャー!」
リューム「ッ! 何だ?」
突然、部屋中に吹いた突風で4人は吹き飛ばされた。
「そいつらは2人ともデカイ城に住むお姫様」
セルパン「(また風?) 何じゃお主は」
ヴォレ「お姫様を助けるのは王子様の役目だろ? ギャッギャッギャッ」
エレク&ミアン「ヴォレ! さーん!」
To Be Continued
第69話「Heat Up」 2009.07.12
第68話「エレクの覚悟」 2009.07.11
第67話「大喧嘩」 2009.06.26
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