名無し人の観察日記

名無し人の観察日記

2023.06.18
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限界おリベ様がしばしばやらかすのが 「思い込みで適当な事を言って自爆する」 です。彼らは勉強が苦手で調べると言う事もやらず、文章等を読んでも 勝手に自分のイメージ優先の解釈をしてしまい間違ったアウトプットを出してしまいます。
このとにかく 自分が一番で自分が最も正しく、それに反するものは間違っているというどこぞのマーラ・パーピーヤスみたいな存在 が限界おリベ様です。幸いなことに奴みたいにそれを押し通す力がないおかげで日本は平和ですが、昔は連中を一カ所に集めた結果内ゲバしまくったという実例があるおかげで、 彼らが波旬の劣化コピーだと言う事が良くわかります。 自分たちを滅尽滅相して欲しいですね。

と言ったところで今日の元ネタは毎日新聞らしいです。

西欧思想を調理、従順な臣民レシピ考案

明治の哲学者、井上哲次郎についての研究書「井上哲次郎と『国体』の光芒」の書評です。ですがこの書評自体には特にツッコミどころはありません。 ツッコミどころだらけなのは書評の書評、つまり佐原さんの反応です。 早速見ていきましょう。

>井上哲次郎はドイツに留学した後、東大で強弁をとったり本を書いたりして、そのような活動から彼を「学者」であると橋爪氏は言うのであるが、果たして井上が書いた本は学問的に如何なる価値があるのか、甚だ疑問だと思います。

れが「自分が一番で自分が最も正しく、それに反するものは間違っている」という傲慢極まりない限界おリベ様の習性 です。井上哲次郎は限界おリベ様の世界観に反する存在なので、 彼らはその意義も能力も一切合切認めません。 そんな事に関係なく井上は一代の傑物には違いないのですけどね。
佐原さんが この日まで知る由も無さそうだった井上を否定するのは、書評をいろいろ間違って捉えているから です。

>ドイツ留学から帰国してすぐに出版したという「勅語衍義」の元になる「教育勅語」は、当時の法制局長井上毅と枢密顧問官元田永孚らが政府の要請で書いた謂わば「作り話」であり、それに国民の服従を強いる「理屈」をあれこれ考えたもの

佐原さんは 教育勅語が大嫌いで、嫌いで嫌いでたまらないあまりこの言葉を見ると即座に頭がフットーしてただでさえ存在しない理性が虚数の域に突っ込む人 なので、

井上が勅語衍義を書いた=教育勅語を正当化した=極悪人であり全否定されなければならない


という感じで早速全否定にかかっているわけなのですが、 井上がそんな単純な人ならそもそもこんな研究書なんか書かれないわけです。
そもそも井上が「勅語衍義」(教育勅語の解説書)を書いたのは 当時の文部大臣である芳川顕正の依頼によるものであり、それだけの能力を有する当代一級の学者とみなされていたから ですが、井上はこの依頼を達成しつつも 教育勅語に限界があるという結論に傾いていった人 でした。
書評でも

>井上は<キリスト教の反国家性>を主張し、<天壌無窮の神勅を・・・起源に置>く「国体神道」論を説いた。仏教やキリスト教を教育に持ち込むな。国家神道は「宗教でない」から学校で教えよ。政教分離は骨抜きで学校を宗教機関にした。

実のところ井上はどの宗教にも限界があると考えていた人 でした。1899年に書いた「宗教の将来に関する意見」では、 日本における宗教は全て没落しつつある存在 と評していて、儒教と仏教を 「過去の遺物」 、キリスト教を 「永遠に退歩している」 と言う一方で神道についても 「迷信だらけでとるに足りないもの」 と言い切っており、将来の 日本民族の精神を支える支柱として旧来の宗教はどれもダメ

この数年後に書いた「近時の倫理問に対する意見」では教育勅語の忠君愛国的な価値観について

「国家として必要な道徳だが、これだけでは個人が徳を修めていく上で不足であり、世界人類の一部としての意識を育てるような道徳が必要だ」
「忠君愛国の道徳を国家が強制すれば、道徳実践に必要な自律性が失われ、普遍的な道徳からは遠ざかっていく」

として 教育勅語とその教育方法の限界を指摘 し、 「世界道徳」 という考え方を提唱しています。この「世界道徳」についての思索が以降の井上のメインテーマとなっていきます。 「世界道徳」は「宗教や人種を超越して世界人類を統一に導くもの」 としていますが、これどこかで聞いた事は無いでしょうか。
そう、 限界おリベ様の大好きな「イマジン」の世界観 です。井上はイマジンに先立って 人類は現在の価値観を超越した普遍的価値観を持たなければならないと考えた先駆者 なのです。むしろ限界おリベ様がこぞって讃えなければならない人です。

では続きです。

>「事実」を究明しようとすれば、平安時代以降の皇室は仏教を信仰し、その結果、退位した天皇や皇室の女性が京都の由緒あるお寺で経を唱えて生涯を暮らしたという「史実」をこそ、取り上げられて研究の対象とするべきであった。

なんか​ 法政の田中元学長の言っていた「皇室は仏教徒」という主張 にまだ傾倒しているようですね。 別に田中が見つけた新理論でも隠された真実でもないものをどうしてそこまでドヤ顔で騙れるのか と思いますが。別にこんなものは隠された話でも何でもなく、研究されていない未知の話でもありません。 平安時代から「太政法皇(出家した上皇)」「入道親王(出家した親王)」という言葉がある時点で、よくある話でしかなく普通に教育を受けてたらみんな知っている話です。
どっちかと言うと、廃れた制度と言う事もあって賀茂神社や伊勢神宮の斎王(皇室の未婚女性が巫女として神に奉仕する制度)など、皇室と神道の強い関係性の事例の方が知られてないと思うのですけどね。


>井上らの「国体神道」論に乗せられた右翼が調子に乗って「廃仏毀釈」などという蛮行を働いたせいで、仏罰に当たって大日本帝国はアメリカから原爆を2発も投下されて滅亡したという、このような「史実」

ここまで来ると 何重に間違ってるのかわからなくなってきます 井上は国家神道の先導者ではありませんし、廃仏毀釈をやったのは右翼ではありません。 廃仏毀釈は江戸時代に寺が実質的に幕府の行政組織に組み込まれ、檀家制度を通じて町民支配の一翼を担う事で多くの特権を得ていた事に対する庶民の反発が爆発したものです。 思想的な背景は関係がありません。
後段に至っては論値。 「お前は日蓮でも気取ってるのか!」と言いつつ龍ノ口に連行したくなります 。というか 「仏罰で日本が滅亡した」というのを「史実」として教えろと言うのは明確に政教分離に真っ向から挑戦する行為 なのですが理解してるんでしょうか。こういう馬鹿な事を言いだすから、 限界おリベ様は日本国憲法を九条しか知らない と言われちゃうんですよ。 腹を切ってその血で憲法第二十条を百万回くらい清書させたら覚えるでしょうか。
覚えないだろうな……その程度で覚えるならこんなバカには育ちません。人生を 前世がゾウリムシだった頃から二十回ほど輪廻転生をやり直して欲しいものです。






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Last updated  2023.06.18 14:48:55コメント(0) | コメントを書く


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