名無し人の観察日記

名無し人の観察日記

2023.09.05
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今日は 「どうせ興味なんかないんだろ?」というお話 です。

「深い反省」不動の思い

全国戦没者追悼式での天皇陛下のお言葉をネタにした東京新聞の記事です。
全国戦没者追悼式はとても不憫な式典で、毎年総理をはじめとする各界の代表が参列し、戦争の反省と平和への思いを表明する国家としての公式の行事ですが、 限界おリベ様はこの式典に何ら興味を持っておらず、そこで行われる事には全く意味がないと考えています。
なので限界おリベ様は 毎年総理が戦争の反省を口にするにも拘らず、街頭で極右団体が何か言うだけで一瞬にして「日本人全体が」全く戦争を反省していない扱いとしてノーカンとし 、いかに日本人が駄目であるかを嬉しそうに語り、自分たちが真に戦争を反省し平和を愛する選ばれた民である事を得意気に騙ります。
彼らがこの行事に興味を持つのは、 今回みたいに総理や日本政府を攻撃するネタになる時だけ です。ではさっそく中身を見ていきましょう。と言ってもまぁ記事自体はそんなに突っ込むところはなくて、限界おリベ様のサンプルたる佐原さんの見解を見て行く事になります。


>保阪正康氏が解説する通り、天皇は過去の戦争への深い反省と平和への願いを改めて述べたもので、平和を希求する国民を統合する「象徴」として立派で、適切な発言であったと思います。

佐原さんに陛下のお言葉が理解できるだけの知能はあるんでしょうかね?  非常に疑わしいのですがその証拠が次になります。


>ところが、同じ日の同じ式典で政府を代表して発言した岸田首相の場合は、同じ新聞の前のページに大きく取り上げられているのであるが、なんとその発言は、去年の発言と9割がた同じ文言であったとのことで、岸田首相の誠意の無さ、無関心さが如実に表れているとのことだ。

あいさつが似たような文章なのは誠意がないとか無関心の現れだ! だそうですが、 この手の主張は安倍氏が総理だった頃から赤旗が使い始めた もので、まぁ 神の御託宣を平信者が意味も分からずに振り回している構図 ですね。ではここで佐原さんが絶賛した天皇陛下の全国戦没者追悼式でのお言葉を、即位以来の五年分見てみる事にしましょう。


2023年
本日、「戦没者を追悼し平和を祈念する日」に当たり、 全国戦没者追悼式に臨み、 さきの大戦において、 かけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い、深い悲しみを新たにいたします。

終戦以来78年、人々のたゆみない努力により、 今日の我が国の平和と繁栄が築き上げられましたが、多くの苦難に満ちた国民の歩みを思うとき、 誠に感慨深いものがあります。

これからも、私たち皆で心を合わせ、 将来にわたって平和と人々の幸せを希求し続けていくことを心から願います。

ここに、 戦後の長きにわたる平和な歳月に思いを致しつつ、 過去を顧み、深い反省の上に立って、再び戦争の惨禍が繰り返されぬことを切に願い、戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し、全国民と共に、心から追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります。


2022年
本日、「戦没者を追悼し平和を祈念する日」に当たり、全国戦没者追悼式に臨み、さきの大戦において、かけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い、深い悲しみを新たにいたします。

終戦以来77年、人々のたゆみない努力により、今日の我が国の平和と繁栄が築き上げられましたが、多くの苦難に満ちた国民の歩みを思うとき、誠に感慨深いものがあります。

私たちは今、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による様々な困難に直面していますが、私たち皆が心を一つにし、力を合わせてこの難しい状況を乗り越え、今後とも、人々の幸せと平和を希求し続けていくことを心から願います。

ここに、戦後の長きにわたる平和な歳月に思いを致しつつ、過去を顧み、深い反省の上に立って、再び戦争の惨禍が繰り返されぬことを切に願い、戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し、全国民と共に、心から追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります。


2021年
本日、「戦没者を追悼し平和を祈念する日」に当たり、全国戦没者追悼式に臨み、さきの大戦において、かけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い、深い悲しみを新たにいたします。

終戦以来76年、人々のたゆみない努力により、今日の我が国の平和と繁栄が築き上げられましたが、多くの苦難に満ちた国民の歩みを思うとき、誠に感慨深いものがあります。

私たちは今、新型コロナウイルス感染症の厳しい感染状況による新たな試練に直面していますが、私たち皆がなお一層心を一つにし、力を合わせてこの困難を乗り越え、今後とも、人々の幸せと平和を希求し続けていくことを心から願います。

ここに、戦後の長きにわたる平和な歳月に思いを致しつつ、過去を顧み、深い反省の上に立って、再び戦争の惨禍が繰り返されぬことを切に願い、戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し、全国民と共に、心から追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります。


2020年
本日、「戦没者を追悼し平和を祈念する日」に当たり、全国戦没者追悼式に臨み、さきの大戦において、かけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い、深い悲しみを新たにいたします。

終戦以来75年、人々のたゆみない努力により、今日の我が国の平和と繁栄が築き上げられましたが、多くの苦難に満ちた国民の歩みを思うとき、誠に感慨深いものがあります。

私たちは今、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、新たな苦難に直面していますが、私たち皆が手を共に携えて、この困難な状況を乗り越え、今後とも、人々の幸せと平和を希求し続けていくことを心から願います。

ここに、戦後の長きにわたる平和な歳月に思いを致しつつ、過去を顧み、深い反省の上に立って、再び戦争の惨禍が繰り返されぬことを切に願い、戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し、全国民と共に、心から追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります。


2019年
本日、「戦没者を追悼し平和を祈念する日」に当たり、全国戦没者追悼式に臨み、さきの大戦において、かけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い、深い悲しみを新たにいたします。

終戦以来74年、人々のたゆみない努力により、今日の我が国の平和と繁栄が築き上げられましたが、多くの苦難に満ちた国民の歩みを思うとき、誠に感慨深いものがあります。

戦後の長きにわたる平和な歳月に思いを致しつつ、ここに過去を顧み、深い反省の上に立って、再び戦争の惨禍が繰り返されぬことを切に願い、戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し、全国民と共に、心から追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります。


という事で、2020~22の三年間は新型コロナウイルスの事に触れられている以外は、 実は陛下のお言葉もほとんど毎年同じであったりします。
そもそもこの手のスピーチは 総理や陛下が自分で考えるものではなく、スピーチライターが考えるもの 式典で話す事にそれほど毎度毎度独自性を入れる必要はあるでしょうか
どんな式典でも、趣旨を逸脱せず失礼にならないように言葉を選べば結局同じような文章になるのは良くある事で、だからこそ スピーチの例文みたいなものに需要がある わけです。
また、 内心という他人に形が見えず数値化する事もできないものを、勝手に推し量って無関心だの誠意がないだの騒ぎてる人間の方がよほど人らしい心を失っている と思ってるのは私だけでしょうかね。
新聞で見た記事を鵜呑みにして前後の文脈やその場の雰囲気も知らないくせに「これで嫌いな奴を殴れる!!」とハシャギ倒す佐原さん含む限界おリベ様の生き様そのもの ですよ。





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Last updated  2023.09.05 22:11:24コメント(0) | コメントを書く


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