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……シャーロットの7話を視聴。このアニメ、期待してなくてテキトーに見てたんだけど……よくできてる。何がよくできてるかというと、挫折の描写が優れてる。肉親を失った痛みというのは耐え難く、その辛さをアニメで表現するのもまた難しいもので、ちょっとした描写の違和感だけで、なんか作品全体が白けてしまったり、あざとく感じたりするものだ。しかし、シャーロットの主人公(名前も思い出せないが)については非常に現代的なリアルを感じる荒み具合を見せてくれた。あれだよ……いわゆる、うつだよ。うつ。身の回りのことが疎かになり、躁鬱が激しくなり、なんにもやる気がしなくなって、最終的には心身とも危険な逃避状態に陥る、あのうつだよ。悲劇に襲われた時、多くのアニメキャラは悲劇のヒロインになったり、逆に異様に強く生き過ぎたり……いや、それがリアルじゃないとは言わないけどさ。でも、俺は思うんだけど、やっぱり傷ついた心とか、病んだ精神というのも、その人物の今までの日常の延長線上にあるものでさ。現代の若者であるシャーロットの主人公なら、ああ、こういう荒み方しそうだよね……みたいな妙な納得を感じたわけですよ、この7話を見てさ。ああ、うつになったんだなって。アニマスの千早タイプとは、やっぱりちょっと違って、こっちの方がそれっぽいな、とかね。で、それを支えるべきヒロインの動きも、またさりげなくていい。好きになったね、あの子……名前もわからないけど……なんて子だっけ……ほら、銀髪のさ。まあ、これからみんなの名前覚えていこう。そんな感じで、次回がとても楽しみ…………しかし今季は見たいアニメ多すぎ……。
2015.08.18
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『プリンセスサクリファイス』についてわからないことがあれば何でも聞いて下さい。わしが、わしこそが人呼んでプリサク博士じゃ。画像は処女プレイに失敗してレグラ砦に連行されたものの、看守どもを片っ端からボコボコにして無事に脱出した直後のフィーナちゃん。縛りプレイの副産物とはいえめちゃくちゃ興奮するシチュエーションだったと言わざるをえない。ちなみに、うちのフィーナちゃんは清楚な服にえろい下着をはいてるのが基本。あの子、あんなかわいい顔してるくせに、スカートの下は大変なことになってるんだぜ……みたいなね……ね?
2015.07.07
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『プラスティック・メモリーズ』を視聴完了。最近のオリジナルアニメは質の良いものが多い気がして嬉しいんだけど、その中でもこの「プラメモ」は特に良い…。まずキャラクターが非常に魅力的で……その、ふふ……。出来ることなら自転車で夜の街に駆け出しながら「アイラちゃん!!アイラちゃん!!あああああ!!」と叫びたい。一晩中。そんな気持ちになった。古今東西あらゆる創作に言えることだけど、まず登場人物が魅力的でなければ始まらない。ヒーローであれば格好よく。ヒロインであれば魅力的に。その点、プラメモはヒロインであるアイラちゃんの魅力を限りなく引き出すことに成功している。ああ、アイラちゃん……あなたはどうしてアイラちゃんなのか?そう、アイラちゃんがアイラちゃんである所以は、全て彼女がギフティア(アンドロイド)であることに由来している。まず、ギフティアってなんだよ?ギフティアとは、高度な人工知能を搭載したアンドロイドであり、物語中の人間社会に深く溶け込んでおり、(少なくとも視聴者には)人間とギフティアの見分けはつかない…。例えば食事をしたり、ケガをしたり、涙を流したり、恋をしたり。おしっこしたり。人間に交じってオフィスで仕事をし、親を失った子供の親代わりになり養育し、子を失った老婆の孫代わりとなり慰める。ぶっちゃけ人間いらないじゃん。全部ギフティアでいいんじゃないかな……とお思いだろうがそうはいかない。ギフティアには「耐用年数」という概念があり、その人工知能は9年しかもたない。9年間稼働したギフティアは記憶を全て消されて初期化、回収されなければならない。さもなくば数時間足らずで人格は崩壊し、暴走して人を襲うターミネーターとなる……ってなんじゃそりゃ。まあ……つまり、ギフティアというのは「所有者とのつらい別れを約束された存在」なんだよ。そんなギフティアであるアイラちゃんが、所有者であるツカサくんと恋に落ちる……さあどうなる?どうなるんだよお!?頼む、頼むどうか、二人に幸せな結末を。俺の愛しいアイラちゃんに笑顔と未来を。なんて祈りながら一気に見たニコニコ動画全13話。実際にどうなったかは…………どうでもいいんだ、もう。重要なことじゃない。さて、ツカサとアイラちゃんはパートナーとなって仕事をする。その仕事内容はギフティアの回収……っておいいいいいい!!既に述べたようにギフティアにも人間に等しく心がある。ギフティアであるアイラちゃんにギフティアの回収をさせる無神経さたるや……そのアイラちゃんの心境たるや……いやいいや、もう。で、いろいろなギフティアを回収する中で、ツカサとアイラちゃんはいろいろなことを学んでいくんだな。そして、やがて二人は恋人同士に。そしてそして物語の最後、回収期限の迫ったアイラちゃんを前にして、恋人であるツカサは選択を迫られる……。でも結局、その選択とは、物語中で何度も見せられている、回収対象のギフティアとオーナーの葛藤の再現に過ぎないわけだな。なぜなら、彼女は何も特別なことはない、ただの耐用年数の迫ったギフティアだから。たとえ、ツカサが。回収を受け入れ、アイラを最後まで看取っても。回収を拒み、最後の一瞬まで逃走を図っても。その結果、アイラがワンダラーと化してしまっても。何も特別なことはない。どれも全て、作中で回収されてきたギフティアたちと同じ。ヒロインであるアイラの結末と、モブであるギフティアたちの結末が等価。ここに、この作品の面白さがある。ギフティアという設定を生かして、ヒロインが辿るであろう結末を事前に陳列棚に並べて見せることで、ヒロインの死を一種、陳腐化してる。そんなことをして何の意味があるかって?特権を奪われたヒロインと主人公の別離への葛藤が、より切なさを増して映えるんだよ!!!思い出してほしい、11話でのアイラちゃんのセリフを。デートの帰り道、ツカサと二人で夜景を眺めながら、アイラちゃんはこう呟いた。「あの光のなかに、いろんな人が、いつも通りに過ごしてるのかな?」「わたしも、その中の一人かな?」このセリフは非常に象徴的で、物語の中におけるアイラちゃんの立ち位置と、同時に彼女の願いをも示している。アイラちゃんはただのふつうのギフティアとして、何一つ変わりのないまま回収までの時間を過ごすのだし、彼女もそれを望んでいる、ということに違いないのだ。だから奇跡は起きないし、奇跡はいらないのだ。ああ……切ない。切なすぎるよアイラちゃん……。SFという舞台を巧みに利用し、この美しい構図を見事に演出した、プラメモという作品の底力には心底感心するばかり。ああ、アイラちゃん。悲しい……もうずっと彼女のことばかり考える日々だ。というわけでプラメモ、非常におすすめ。ニコニコ動画は、単品しかなくてちょっと高いので、レンタルを待ったほうがいいとは思いますが、皆さんにぜひ見てほしい名作です。ちなみに、もしも俺がツカサなら、アイラを再利用して傍に置くだろうと思う。意味がないとわかっていても、あまりにも悔しすぎて、きっとそうせざるを得ないだろう。
2015.07.01
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皆さん、こんばんは。半年振りにログインしての感想は「あ、このブログまだあったんだ」でした。お前のブログだろ、ってね。というわけで久しぶりに更新します。いやぁ、今年も色々なことがありましたが、私に関してはおおむねアトリエシリーズやってたら一年終わってた感があります。PS3とPSvitaも買っちゃいました。アトリエとアルトネリコをやるためにね。そして当然のことではありますが、どのようなゲームだろうと私はエロゲーとして楽しんでいるのであります。というわけでアトリエシリーズはエロゲー。少なくともアーランド三部作と黄昏二作はエロゲー。特に黄昏シリーズの二作目である「エスカ&ロジーのアトリエ」については軽くカルチャーショックを覚えるクオリティの高さでありました。すごいですね、キャラクターモデリング技術の進歩って。エスカちゃん、ルシルちゃん、ウィルベルちゃん、ロジーくん、みんなかわいいです。特に主人公のエスカちゃんについては、かわいい・元気・巨乳、と三拍子揃った非の打ち所のない美少女だと思わざるを得ません。うん、いいと思う。こういうの、最近の若者は何て言うんだっけ。そうだ、めちゃシコだ。【RCP】【Joshinはネット通販部門1位(アフターサービスランキング)日経ビジネス誌2013年版】【送料無料】Twilight Sky エスカ&ロジーのアトリエ~黄昏の空の錬金術師~ボーカルアルバム/ゲーム・ミュージック[CD]【返品種別A】
2013.12.31
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まぁ、ちょっと話を聞いてくれ。こないだ『ナンパ生○メ中○し万歳5』というエロゲをやったんだ。ネカフェの無料エロゲでね。そうでもなけりゃ、なかなか手が出しにくい題名のゲームだろう。人として。とにかくやった。当然、俺にもお目当ての子がいたわけだ。五十嵐 絵実里っていう子でね。ボーイッシュな褐色少女で、なかなか造形にセンスを感じたよ。早い話がティンと来た。で、エミリちゃんだけクリアしたわけよ。いやぁ、思わず首を捻らずにはいられなかったね。というわけで一部始終を説明する。ゲームの概略を説明する。主人公はナンパのために海を訪れ、エミリちゃんに声をかける。そして胡散臭さしか感じない巧みな話術で彼女をだまし、うまい事やってあとはタイトルの通りだよ。主人公は事が終わったあと、ぐったりと浜辺に横たわる彼女を置いてさっさと遠くへ歩き去る。振り返りもせず。次の獲物を求めて。完。(何事もなかったかのようにゲームは続く)というわけなんだが、一般的なプレイヤーはどう思うんだこれ?いや、こういうゲームをやる奴に「一般的」という呼称が似つかわしいか否かは置いといてさ。そう、主人公の目的は、もともとチョメチョメだけだったんだよ。だから、この結末は正しい。このゲームは低級なポルノとして極少数のユーザーに対してのみ機能していれば良い、とそう思うか?俺は違うと思う。あのね、主人公は愚かなんだよ。ナンパの目的は何だ?一回だけヤれればいいのか?違うだろ。何回でもやりたいんだろ。一回だけやりたいんなら、そういうお店に行けばいいんだろ。それが自明なんだよ。実際に主人公は、その詐欺師的な手口でエミリちゃんの信頼をモノにしていたわけだ。然るに、その結末はどうだ。たった一回きりで満足し、アフターケアもせず彼女を放置。これではもう信頼関係の修復は望めないだろう。エミリちゃんには二度と接近できまい。つまり、主人公は未来に向けて広がっていた無限のチャンスを自らの愚かな判断によりブチ壊しにした。捕らえた獲物をみすみす逃がした。これはもはや、ナンパではなく、強○に近い。主人公の目的はチョメチョメだった。そのために「女性に接近する」という目標を立て、それを見事に達成した。素晴らしい手腕ではあるが、作戦上ひとつの観点が抜け落ちている。それすなわち『戦果の拡張』である。作戦を達成したならば、余勢を駆ってさらに多くの戦果を挙げるべき。これはいつの時代も変わらない戦場の常識だ。戦場においては敵を撃破し、将来の戦闘における敵の戦力を減殺するため。それがナンパにおいては女性を掌握し、将来の○○○の可能性をより広範に確保するため。戦場にもナンパにも追撃を行うべき適切な時期というものがある。それを追求できなかった者は愚将と呼ばれる。であれば、主人公は間違いなく愚将だった。そう、俺は主人公に不信感をもった。こいつはナンパ師として非常にレベルが低い。主人公がナンパ師として低級ってことはさ、作品自体が低級ってことになりはしないかね?だってナンパするゲームだよ。ナンパしかしないゲームでナンパのレベルが低いとか、或いはナンパにポリシーを感じないとかさ。やっぱりゲームとしてダメだよ。俺にはとても評価できん。やっぱり、エロゲのようなモノであっても文脈次第でいくらでも評価できると思うんだよ俺は。それが例え、今回挙げたようなタイトルでもさ。作る以上は、こだわりをもって作ってほしいね。まぁしっかり抜いたんだけどな。
2013.07.14
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……。いきなりだが『シンフォニック=レイン』、攻略完了。あ……シンフォニック=レインって何かって?そりゃ、もう……歌って踊れる楽しく明るい美少女ミュージックアドベンチャーだよ。具体的に言うとこれ↓だよ。[CD] (ゲーム・ミュージック) RAINBOW シンフォニック=レイン俺は……まあ……。はっきり言って、途中まではこのゲームが大嫌いだった。嫌いではなく、大嫌いだ。少なくとも『君望』と同程度には嫌いだった。なんで嫌いかって?あのね、暗い。登場人物が極めて少なく、閉塞感バリバリ。遠距離恋愛ゆえに、より身近にいる彼女の双子の妹に恋をしてしまう……という設定は、非常に良い。わかりやすく、共感しやすい。ただ……救われない。どこまでも。永遠に続く闇の中をただ彷徨うようなシナリオ。そこにあるのは何か?ある意味で劇的な、身を裂くような悲しみや、締め付けるような切なさか?それとも吐き出すような激情?違う、どれも違う。そこには、ただただ静かに心を蝕む疲労感があるだけだ。身を削る疲労。登場人物を苦しめるのは、長い長い戦いの果ての、やり場のない疲労。それは当然のごとく、プレイヤーにも強烈にフィードバックされ、漬物石の如く頭の上に重くのしかかる……。つかれた……。もういいだろ……。……もう休ませて……。もしくは、もう休ませてやれよ、とか……。俺の感想は……ただこれだけだった……。途中までは。途中まではな。そう、まるで……闇の中の一筋の光のような……。青天の光条のような真ヒロインエンドが俺を救った。救われた、と感じた。最後の最後で、笑顔が戻った。あのドン底から這い上がり、ようやく楽しい時間を過ごせた。そうして俺は、ギリギリのところで感想を書く意欲を取り戻し、こうして筆を取っている。というわけなので、先に言っておこう。シンフォニック=レイン、すごく良いゲームだった!!ミュージック、最高!!……えーっと、どうやって書こうかね。とりあえず、各キャラクターごとに行こうか……。概ね、攻略順で実施する。☆リセルシア・チェザリーニ誰もいない旧校舎でただ一人、歌い続ける後輩の少女。最初の攻略ヒロインにして、俺のシンフォニック=レインに対するマイナスな印象を決定付けた娘。とにかく薄幸。彼女自体は可愛らしいヒロイン、ではあるが……。悲痛すぎて、あまり思い出したくない。シナリオを貫くのは、無力感。関連要素は、児童虐待。★ファルシータ・フォーセット雨に濡れる主人公に、傘を差し出す美しい少女。……。俺はリセルシアと、アーシノが好きだから、どうしてもこの娘が許せなかった。誠意を見せようとして偽悪的に振る舞うのは、彼女が恐ろしく世渡りが下手だからだ。所詮小娘。シナリオを貫くのは、裏切り。関連要素は、野心。☆トルティニタ・フィーネ主人公の恋人の、双子の妹。明るい外見とは裏腹に、心身ともに擦り切れたヒロイン。ゲーム開始時点で磨耗しすぎてもう何も残ってない。ただ一つ、確実に言えるのは彼女は周囲の人々に非常に恵まれた、ということだ。救われる道は幾らでも残っている、と俺は思う。救われてほしいとも、強く思う。シナリオを貫くのは、偽り。関連要素は、真実。☆クリス・ヴェルティン主人公。声が思ったより野太かったな……という、よくわからない第一印象。ねじれ曲がった現況の元凶と言えば元凶ではあるが……俺はこいつのこと、嫌いじゃないよ。遠く離れた恋人から、次第に心が離れるのも止むを得ない。すべてを捨てて音楽に打ち込むクリスの姿は楽しく頼もしい。きっとあれが、彼の本来の姿なんだろう。どうでもいいが、テキスト中の彼の名前をよく「クスリ」と誤読した。しょうがないね。このゲーム誤字が多すぎだから。☆フォーニ音楽の妖精を騙る、正体不明の小うるさい羽虫。クリスの前に現れた、音楽の妖精を名乗る不思議で小さな女の子。言っていいよね?本作の正真正銘メインヒロイン。フォーニ、愛してる。君が好きなんだ。ずっと側にいてほしい。え?……羽虫?俺はそんな酷いこと言わないし、よしんば言ったとしても激しい愛情の裏返しであり構ってほしいアピールの一環だろうね。だって、あらゆる反応が異常に可愛いから……吐くほど可愛いから、もう……。……とにかく、俺にとってフォーニは雨に沈む作品世界の救世主であり、最後に残された希望でもあった。彼女が活躍する場面、音楽はすべて輝いて見えた。比喩ではなくマジで。彼女とのセッションは何回目だろうが本当に楽しかった。慣れてしまえばうざったいだけの音ゲー式ミニゲームも、バカみたいにニヤけながら真面目にやった。何度も。何度も。何度でも言う、本当に、楽しかった……。シナリオを貫くのは、奏でる楽しさ。関連要素は、音楽。☆アリエッタ・フィーネ遠距離恋愛中の主人公の恋人。バッドエンドではクリスを迎えに遠路はるばる来てくれる。彼女には悪いが、クリスを他の女に取られるのは、仕方が無いな……。離れた期間は三年間だ。あまりにも長すぎる。彼女を貫くのは、優しさ。関連要素は、別れ。まあ……こんな感じで。俺の中ではフォーニ一人勝ちという認識で間違いない。だって、彼女が出てくる場面はすべて楽しかった。そもそも、このゲームって音楽を中心に据えたゲームだろ?音楽って、楽しいものだろ?「音を楽しむ」から、音楽なんだから。なら、このゲームも楽しくなきゃウソだ。ということは、このゲームはウソばかりだ。そんな中で、フォーニは唯一、このゲームが何をテーマにしているのか、俺に思い出させてくれた最強のヒロインだと言える。彼女と一緒ならいつまでも、疲れを知らずに歌い踊れる。そんな気さえしてくる。ああ愛しいフォーニ。どうして君はフォーニなのか。シナリオの解釈については、特に難しいこともない。鬱屈したストーリーには……少し『ひまわり』を思い出したな……。ヒロインが生々しく自己嫌悪したりとか……心の醜い部分を惜しげもなく曝け出したりとか……。そういうエグいのが好きなプレイヤーなら、きっとたまらないだろうな……。ああ、俺もトルタは好きだよ。彼女を見てると、泣きたくなるくらいに、もう休めと、言ってあげたくなる。それが出来るのは、実際には彼女の祖母と、クリスぐらいなものだろうが。終わりの見えないつらい戦いに、よく頑張った、と、せめて賞賛を向けるぐらいしても決して罰は当たらないだろう。様々な要素がつまったこのゲームだが、結論だけ見れば音楽への賛歌でしかなかった。みんな、音楽が好きで、それに対して真摯であるということは事実。そして、それぞれの歌に自らの気持ちを強く込めるのも。恐ろしい秘密を隠して、陰で涙を流すのもいい。ただ、俺にとっては、主人公とフォーニの二人こそが、見るものを躍らせる楽しくも正しい音楽の姿であると感じられただけだ。確かに悲しみは音楽を印象深くするが、それだけでは音楽は成り立たない。歌う心は常に前向きでないと。どうせなら、目に見えない音の妖精でさえ、思わず歌い出してしまうような明るい歌がいい。ポジティブであれば、何事も意外と上手くいくものだ。【送料無料】シンフォニック=レイン愛蔵版
2013.01.05
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『黄雷のガクトゥーン』総評『黄雷のガクトゥーン』、攻略完了。って……なんだよ……俺が感想サボってるうちに、なんだかなかなか売れてるみたいじゃんガクトゥーン。もう品薄極まりプレミアついてるみたいじゃん、狂気なりし妄念のガクトゥーン。まだ買ってない奴……だからあれほど言ったのに……。仕方ないから通常版の発売を待て、しかして希望せよ。いつに発売になるのか、それすら私は知らないけれど。まあ……とにかくクリアしたんだよ、『黄雷のガクトゥーン』。なんか……ド直球のエンターテインメント作品だったな……。悪党の魔の手から世界を守るヒーローが、主人公たる雷電の男「ニコラ・テスラ」だ……。自ら「世界の敵」を称する彼は世界の理不尽と敵対する。闘う。戦う。なにも圧倒的な力で、敵を打ち砕くばかりではない……。孤独に苦しみ傷付きながらも決して余人に苦悩は見せず、たった一人で戦い続ける……その姿、まさにヒーロー。『インガノック』のように、シナリオに難解な皮を被りながらも、実はその根底はまっすぐで熱い、ってのとは少し違う……。もう思いっきり、誰に憚ることなく、遠慮なく王道で不純物もなく熱い。それが『ガクトゥーン』。メインヒロインのネオンは可愛いしな……。あ、ちゃんとエロあるから……インガノックのキーアの悲劇は繰り返してないから……そこは大丈夫……。安心して……ニコラ・テスラ、むしろおっぱい星人だから……年若い娘に下卑た言葉をかけまくりだから……セクハラおじいちゃんだから……。まあ……なんか、ビックリするくらいわかりやすいシナリオだったよ……。ロボットはかっこいいし……公式PV見て気に入ったならまず間違いなく楽しめる、そんなレベル……。技名とか叫びまくりだしね……。俺が一番好きな技は「交差雷電の鳳」だね……。ちなみに、これで「オルタネイト・バスター」って読むから……。マジかっこいいよ……見たらわかる……多分、惚れる……。好きなキャラは、主人公たるニコラ・テスラ……。その異名たるや、雷電魔人。雷電王。白い男。鋼鉄の男。等々……。本音を言うと……今も人気投票で頑張ってるネオンやメイザースも大好きではあるんだが……。なんかこう、彼らへの好意も含めて、「ニコラ・テスラが好き」と言っておけば丸々含まれるような気がする、というか……。「ニコラ・テスラ大好き!!」と叫べばついでにネオンやマックも喜んでくれる、みたいなところあるよね、なんて思ってしまうんだよ俺は……。なにせ、彼は世界の敵だから……。自分の目の届くところで、無辜の人々が殺されたり、若い命が散ったりすることを絶対に許せない男だからね……。そういう「世界」を、誰よりも憎む男だから……。きっと、多くの人々が彼の行動理念に共感するんじゃないか、と愚考する次第……結社のような、悪党集団以外であれば。やれやれ……ニコラ・テスラについて語れば……。このゲームの感想は、そこで終わってしまうな……。なにせ、彼の存在はこのゲームそのもの、と言ってもいい……。彼のことが好きになれたのなら、そのプレイヤーにとって、このゲームは良いゲームだし。残念なことに、嫌いになってしまったのなら、もうこのゲーム自体が気に食わないものとなるだろうね……。まあ、そのへんは体験版をやって、決めてくれ……。もうずっとあんな調子だから……彼……ニコラ・テスラ……。一つ、隠しているものがあるとすれば、「スケベさ」だけだ。体験版で見られる男に包み隠さぬスケベさを足せば、そいつがニコラ・テスラだ……それを考慮に入れて判断してくれ……。俺としては、もう昔みたいに、凄まじい情熱を持って、見知らぬ誰かにエロゲーを薦めるとか……。そういう気持ちはすっかりなくなってしまったのだが、そんな枯れ果てた俺でも、ガクトゥーンが素晴らしい大作であることは理解できる。『装甲悪鬼村正』……シナリオの質は大きく違うが、娯楽作品としての質の高さでは、あれに近いな。ああ……テスラのこと、おじいちゃん、おじいちゃんってバカにしてたけど……。じじいは俺か……。時間というのは、万人に平等ではない、という作中の台詞を……。こんな風に実感する羽目になるとは……。
2013.01.05
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『黄雷のガクトゥーン』感想第五章“虚飾の陽”数式領域展開数式領域構築数式領域顕現数式領域の維持を開始制限時間内に目標を破壊せよお前の願いは果たされるも、も……も。森 鴎 外 ッ !!ベルタ・モリ・ヴィーゲルト……ッ!!なるほど……。こいつ、なるほどなぁ……。これは疑いようもなく……『舞姫』がモチーフだ……。気付いてしまうと、モヤモヤが一気に晴れる……。そうか、エリスは、あの見捨てられた哀れな娘は、決して男を恨んではいなかったのか。そうか……。それは、良かった。ガクトゥーンは……。なんだか凄く、優しい物語だ……。恨むな、殺すな、決して憎むな。あらゆる例題に対して、正義の回答は行われる。曰く「人を頼み愛すれば、そこに必ず救いはある」。だから「前に進め」と、そんなことを繰り返し、何度も……。具体的な、章の内容については……言葉にすると、野暮になる……。だが俺はこの第五章で、ようやく、何となく『ガクトゥーン』という作品の、そしてテスラという男の真価を知ったような気がする……。もう……知りたければ、ゲーム買えよ……。急げ……次の入荷はいつか、わからんぞ……。【章の概要】学園を統べる“フラタニティ”が一人、ベルタ・モリ・ヴィーゲルトとの決闘の最中、テスラは相手の瞳に輝きを見る。ベルタの母はかつて異邦人の男に捨てられ、再会叶わぬまま死んだ。男は今も、自分の故郷で生きている、母のこともベルタのことも、全てを忘れてのうのうと。復讐。父とその祖国をまとめて踏み潰す。それがベルタが忌まわしき“鐘”に掛ける望みだった。ベルタの嘆きと怒りを受けて、大地を砕き立ち上がる、全長30メートルの黒鉄の巨人。唸りをあげて襲い掛かる圧倒的質量。音速の巨腕。しかしテスラは自身のもう一つの肉体、雷を纏う鉄塊“超電形態”を彼方より招聘し、一撃の下に巨人を破壊、同時にベルタの心を狂わせた悲しみをも破壊した。戦いが終わり、敗れたベルタは一人静かに、異国の父へと書をしたためる。その意図は、プレイヤーには不明瞭なまま。ベルタは、彼を許すのだろうか?やはり許さず、未だ怒りの炎を胸に秘めるのだろうか?回答はない。回答は、必要ない。
2012.12.24
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『黄雷のガクトゥーン』感想第三章“火の鋼鉄”「いいだろう」「お前は知ったはずだ。己のみでは扱えないものがこの世にあると」「よく、見ろ」「見つめるがいい。お前がもたらそうとしたものが何かを」第三章についても……体験版に丸々収録されている……。いや……正確には細部の演出など違うかもしれないが……俺は同じと決め付けて流し読みしているので、よくわからん……。まあ、きっと恐らく概ね同じだろう……よって割愛だ……。気になるなら体験版をやるんだ……タダなんだから……早く……。ところでこの章には、敵としてなんかダサいロボットが出てくるんだが、蒸気機関といい外部のデザインといい『サクラ大戦』の光武に似ている。非常に似ていて懐かしい気持ちになった。思えばあっちもスチームパンク、か?まあ、どうでもいいか……。【章の概要】火遊び学生をテスラがこらしめる。テスラとネオンの精神的な距離感は、少しずつ縮まりつつあるようだ。このゲーム初のエロシーンについても、この章に。しかしあくまでオマケのショートシナリオ内であり、しかも敵の幹部と名無しのモブ子という全く興味をひかれない組み合わせなのであった。つづく
2012.12.24
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『黄雷のガクトゥーン』感想 第二章”狗の運命”「そうだ。お前もひとりでは生きられまい」 「お前は何に餓えていたのか。それを、お前もわかった頃だろう」 「故に」 「仲良くしろ。その娘はお前を好いている」 第二章、終了。幕間……?物語に大きな動きはなかったようだが、いつも何考えてるんだかわからないテスラと、彼に振り回されるネオンを眺めているだけで実に楽しいものだ。テスラの日常の中でのモノローグがあり、少しだけ彼のことがわかった気がするが、どうやら好きな女の子と散策中にアイスを奢る程度の甲斐性はあるようで、結構なことである。で、章の内容についてだが……。……内容なんて……あんまりねえよ……。よって、割愛する……ネットで感想漁ってるヒマがあるなら……。ゲームを買え……さっさと、ゲームを……。ところで、テスラがネオンのお尻と脚の美しさについて言及していたが……。ネオンの容姿について言うなら巨乳の方が特徴的ではないか……?それとも、おじいちゃんはおしりフェチなのか……?謎は深まるばかりだ……。【章の概要】ネオンは大型犬の“ロボ”と出会い、学園に暮らす十万の学生を統べる最高組織“ソロリティ”のナイチンゲールと出会う。そしてテスラはネオンの友人たちと出会い、彼らの瞳の中に輝きを見出す。おわり 終始、おだやか
2012.12.23
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『黄雷のガクトゥーン』感想 第一章”世界の敵” 「そうだ。抗え」 「薔薇の邪悪はお前を侵す。お前はその輝きを守り、抗うがいい」 「そして」 「羽ばたくがいい。全ての機構を振り払い、空へ」 まあ……そういうわけで、今回は『ガクトゥーン』だ。作品内容については『腐り姫』や『インガノック』のライアーソフトという時点でお察しと思われるだろうが、体験版を見たところ、今回は少し趣が違うように思えて、あえて人柱を待たずに突撃する愚を犯した。うん、テキストが圧倒的に読み易いね……。そして学園都市という明るめの世界観が非常に取っ付き易いね……。さらにヒロインが、メインヒロインのネオン・スカラ・スミリヤが表情豊かで非常に可愛らしいね……。こんな感じで……。なんかこう、いつものライアーみたいにプレイしていて煙に巻かれてる感じがしない、言うなれば普通に良作の匂いがするんだよこの『ガクトゥーン』からは……。よって、だ。今年のクリスマスはこれ一本で過ごすと決めたのだ。俺の今年の冬の価値は、この『ガクトゥーン』が面白いかどうかで決まると言っても過言ではない。エロゲ一本にワンシーズンの価値を委ねる我ながら酷い人生だが、まあ良い。俺はこれより生贄の祭壇を登る盲目の羊となる。喝采はない。喝采は――ない。で、早速の第一章については体験版と概ね同じであったため割愛だ……。こんなクソブログ読んでないで体験版やれよ……無料なんだから……。さっさとやるんだ……。面白いから……いますぐだ……。【章の概要】学園都市“ガクトゥーン”を正規の手段に拠らず裏口入学し、そのせいで学園内の違法店舗にて週休0日で休憩なしの超絶ブラックな奴隷の如き扱いを受けていたネオンを救ったのは七十二歳を自称する謎の転校生ニコラ・テスラだった!?テスラは銀貨三十枚でネオンの身柄を買い取り、二人の間には主従関係が!?色んな不幸が、組織が、謎の男が次々とネオンを襲う!!テスラおじいちゃん、紫電をまとって颯爽と現れネオンを救いまくる!!ネオンは冷たいようで優しく、格好良く見えて変人で、時たま脈絡なく愛の言葉を囁いてくるエキセントリックなテスラに、なんかこう複雑な感情を抱きつつも流されるしかないのであった!!そうして始まった主従関係!! 一つ屋根の下の生活!!どうする、ネオン!! どうなる、二人の同棲生活!!噛ませ犬の速度厨、ヴァルター君の明日はどっちだ!?ひゃっはーー!!こいつは続きが気になってしかたねえぜえーーーーッ!!!はあはあ げふんげふん
2012.12.23
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『クドわふたー』、攻略完了。二人がいったい、どういった結末を迎えたかは後述するとして、まずはゲーム全体の概要と、簡単な感想を書いておく。初めに『クドわふたー』とは何か。『リトルバスターズ!』からのスピンオフ作品であることは間違いない。しかし、クドわふたーはリトルバスターズ!のファンディスク……ではない。クドわふは、リトバスのファンディスクとは言えない。そう断言できるほどに、このゲームは原作とは全く違った文脈で展開する。即ち確固たる世界の中で、普通の恋人の少年少女が、傷付いて悩んで挫折しながらも未来に進んでいく、ごく普通のエロゲー。原作から引き継いでいるのは能美クドリャフカというヒロインの眩いばかりの魅力、のみ。だから今からこのゲームに手を付ける人は、別にリトバスのことを知らなくてもいい。クドのことを知らなくてもいい。このゲームに必要なパーツは、全てこのゲームの中に詰まっている。完成された作品。この作品は能美クドリャフカという少女を描くことだけに全力を捧げているため、プレイヤーに求められる物もただ一つ、「彼女への興味」だけだ。それを備えているクドフィリアたちならば、この作品を購入して後悔することは決してないだろう。次に、作品の内容について。当然、ヒロインはただ一人。ストーリーの実質的な分岐点となる選択肢も、終盤に一つあるのみ。バッドエンドか、トゥルーエンドか二つに一つだ。ここで正しい選択肢を選べるかどうかで、プレイヤーが『クドわふたー』から正しくメッセージを受け取れているかどうかが試される。試された、と俺は思う。え俺?間違えたけど?まあ……つまり、何が言いたいかというとだ。このゲームの他愛ない描写、全てに意味がある、ということ。クドが一生懸命に語る言葉、全てに意味があるということ。「宇宙開発なんて、意味のない道楽」だとか。「このご時勢に宇宙を目指すなんて世迷言」だとか。そんなことを少しでも思ってしまうのなら、それはそのままクドへの侮蔑として跳ね返ってくるぞ。だから全てのプレイヤーには、自分が理樹になったと思って、クドを心から愛してほしい。彼女の視線の先に何があるのか、彼女にとって最も大切なものは何なのか、どんな困難の中であっても、常に忘れることのないようにしてほしい。そうすればきっと、底意地の悪い最後の選択肢に騙されることもない。そして願わくば一人でも多くのプレイヤーが星屑の一つとなりますように。一人でも多くのプレイヤーが彼女を見守る光の一つとなりますように。例えてんとう虫のように小さな光でも、人々の日々の光に掻き消されるほど弱い光でも、暗闇に彷徨う迷子を導く光になれることもある。故に We are star duster だ。あのエンディングに輝く無数の光の中の、どれか一つに俺がいると考えただけで、途方もなく爽快な気持ちになれるんだよ。 【中古】ヴァイスシュヴァルツ/CR/クライマックス/青/ブースターパック Angel Beats!&クドわふたー KW/W11-098 : 飛べないアルビナの願い 【10P10Dec12】【画】※以下、ネタバレ注意宇宙で恐ろしい事故が起こり、色んな意味で高名なストルガツカヤ博士(クドの母親)が宇宙に取り残されたという事実はメディアに流れ、世界中を巻き込む一大関心事となった。そして彼女の一人娘が懸命に、宇宙に取り残された母親を救おうと夜も寝ないで努力している、その情報は美談となり宇宙を夢見る多くの人々を衝き動かす。その日。ストルガツカヤ博士が大気圏への再突入に失敗して燃え尽きる、だろうと思われたその日。地球を覆いつくすほどの発信機が成層圏まで打ち上げられ、地上で待つクドが書いたメッセージを伝えた。見知らぬ世界中の人々が、博士とクドのために打ち上げた無数の発信機は、ついにその役目を果たす。ストルガツカヤ博士は生還し、そこからずっと先の未来、クドは宇宙飛行士となった。地上で待つ理樹の元には、二人の娘の架夜の姿が。トゥルーエンド、終了。わーぱちぱち。エンディングの演出について。優しく力強いエンディング曲をバックに、発信機をつけた無数の風船がゆっくりと空をゆき、宇宙から俯瞰する地球の表面に小さな小さな光を灯し出す、その表現が超美しい。このエンディングを、もう何十回と見てる。本当に胸を打つ演出で手放しで素晴らしいと褒めざるを得ないね。作中では「ウィーアースターダスター(我々は星屑である)」という台詞が何度も強調されるが、全てはこの瞬間のためにあったのだと言葉ではなく感覚で理解できる。つまりは、あの宇宙の闇を泳いでクドの母親を導き、クドの祈りを受けて輝く一つ一つの光が星屑だ。そして、そのうちの一つは俺だ。だから、このエンディングを見た後はいつも叫びたくなる。ウィー、アー、スター、ダスター。ウィーアースターダスター!!ウィーアースターダスターッ!!!ウィーーアーーースターーーーダスタァァァァァァァァァッーーー!!!!俺は星屑。あなたも星屑。クドわふたーは星屑であり、この世界に星屑を増やすためのゲームだ。故に以後全てのクドフィリアは「星屑」を名乗るといい。ロリコンに星屑なんて名乗られて星屑も大迷惑だろうが構いやしない。そんな感じで、この作品は俺を星屑にした。だから俺はクドわふたーでわふわふして、呟くんすわ。We are star duster .狂ってる?それ、誉め言葉ね。
2012.12.16
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……。地獄への道は善意で敷き詰められている、と誰かが言った。・クドにうそをつく・クドにうそをつかない 俺はただ、雨に濡れた子犬を放っておけなかっただけだ。それはつまり、心のどこかで「どんなに祈っても無駄だ」と確信していた証拠に他ならない。俺は明らかに正しい選択をした。クドがどれだけ身を削って祈っても、ただその姿は痛ましいだけで、そこに何の意味もないんだから。でも、本当はもう少し考えるべきだったのかもしれない。クドが空を目指す意味と、彼女がペットボトルロケットを飛ばし続けた意味を。どんなに頑張っても、衛星軌道には決して届かないオモチャのロケット。それでも諦めず、ただ直向きに宇宙を目指す姿は誰の暗喩だ?彼女を打ちのめしているのは何だ?世界の理不尽?過去のトラウマ?違う。彼女はただ自分の夢と、その生みの苦しみと戦っていただけだ。だからこそ、それがどんなに無為に見えても、自傷に見えても徒労に見えても、今だけはクドを支えてあげなきゃいけなかったんだよ。黙って優しく見守ってあげなきゃいけなかったんだよ。なのに、俺は……。俺は……ッ。俺は……俺はよおおおおおおおおおおおおおッ!!!※以下、ネタバレ注意 クドの母親が乗る人工衛星ノーヴィ・ミール2号を事故が襲う。宇宙に一人取り残され、連絡手段も生存手段もなく、ただ大気圏の壁にぶつかり燃え尽きるのを待つのみとなった。憔悴するクドリャフカは通信機を備え付けた風船を飛ばし、母との連絡を試みる。児戯にも等しい抵抗。何の意味もない「祈り」。雨の日も野外で空を見上げ続け、どんどん衰弱していくクドを見て、理樹はある決断を迫られる。・クドを騙してでも休ませるか、・このままクドの好きなようにやらせるの、どちらか。俺は迷わず前者を選んだ。ぶっちゃけクドみたいな女の子に、露天で睡眠も取らずに何日も座り込み続けるなんて無理。自衛官でも無理。 無理矢理にでも休ませないと潰れてしまうよ。そこで理樹の取った方法、なんと「偽の電信を送ってクドのお母さんから連絡が来たと偽る」 。正直「ちょっ、おまっ」ってなった。なんか違う。なんか……俺の望んだこととニュアンスが違うぜ……リッキーよ……。結果。クドに束の間の笑顔が戻り、理樹は恋人を騙す罪悪感で嘆き狂い、クドの母親は当然のように帰還に失敗し大気圏で燃え尽きた。いてえ。尋常じゃなく心がいてえ。まあ、つまり不正解だったわけですネ。これにはハルちんもビックリですヨ!……。さあ、続きを見ようか。クドの夢の果てに何が待っているのか。 アーカムブックス楽天市場店
2012.12.03
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『クドわふたー』を攻略中。ゲーム内の日付は8/1となった。甘く楽しい同棲生活。ひたむきに高みを目指すペットボトルロケット。有月一家の家庭の事情。恋人と過ごす長い夏休み。不安なんてなかった。この日まで、何一つ。幸せな日々が、ずっと続くと思っていた。理樹とクドが期待を込めて見上げる星空。しかし、結局最後まで、そこにあるべき星が輝くことはなかった。クドアフター、開幕。……。……え?ここからクドアフター開始?じゃあ……じゃあ何か。今までの「クドわふたー」は前座に過ぎなかったとでも言うのか。あくまでクドをわふわふするためのものであり、クドの後日談ではなかったと?ここにきて物語に影が射して、なんだか不安な感じだ。クドの母は正史(と言っていいものかわからんが)と大きく扱いが違う。つまりはそれが今作の大きな仕掛けの一つであり、何があってもおかしくはない。そして俺は、クドとその周りの人々に「何か」が起こることを非常に恐れている。クドはなぁ……。ちょっと視野が狭くて内向的なところがあって、過度に自罰的でストレスに弱いところもある。要するにテンパると手に負えない。これはもう全てクドの長所の裏返しだから仕方がないんだよ。クドわふたーで少しは甘え上手になってくれるかと思ったが、やっぱり理樹を甘やかしてばかりだし。いつも全て抱え込んで潰れてしまう彼女には、誰かの助けが必要だ。そしてその期待が誰にかかるかは今更言うまでもない。5000円以上で送料無料!【中古】afb【古本】リトルバスターズ! 能美クドリャフカ_1巻_米田和佐_一迅社_B6版_【あす楽対応】
2012.11.27
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続けて『クドわふたー』を攻略中。宇宙開発を題材にしたロリっ子テヴア人同棲アドベンチャー。言わずと知れた『リトルバスターズ!』のスピンオフ作品で、言うまでもなくエロゲである。夏休みの間を能美クドリャフカと同じ部屋で過ごし、ロケット作りをしたりイチャコラしたり、イチャコライチャコラしたり、イチャコラしたりする。ゲーム内での現在の日付けは7/26。まあ……内容は上記の通り……。こんな風に書くと退屈しているのかと思われそうだが、はっきり言って全く退屈してない。日常がとても楽しい。殆ど理樹とクドの二人だけで(他の登場人物は三、四人程度)学園内を主な舞台に物語が進んでいくのに、これっぽっちも閉塞感を感じない。それはひとえにクドリャフカの人格が魅力的に描けているからだ。宇宙に憧れ、好きな人のそばでいつも笑顔で、前向きに一生懸命に努力する女の子を見て暗い気分になれる奴がいるか?応援できない奴がいるか?いや、いない(反語)。きっといないはずだ。この作品は今のところ、クドリャフカの魅力を原作に付加する形で掘り下げることに成功している。細部に(EX組を含む)既存ファン向きの記述があるので、原作をプレイしていることは前提になるだろう。で、感じるこの微小な違和感。これ、純粋な形での後日談ではないな?どういうことかと言うと、シナリオの流れが原作クドリャフカルートのラストと連続していないのだ。俺の誤読でなければ、人の生死に関わる部分とか、かなり大きな部分が違っていることになる……。まあクドはクドだから大した問題ではない。ただ、その改変の意図は、やっぱり僅かながら気になるのだが……。それを今は脇に置いてもいいと、そう思えるくらいにこのゲームは居心地がいい。安らげる。クドを大事にしてくれている。宇宙に対する情熱を感じる。俺は、やっぱり恋愛にしかよりどころのないヒロインというのは苦手だ。そして、クドリャフカは決してそうではない。クドは頑張ってる。すごい頑張ってる。こうやって、画面の外のプレイヤーにまで活力を与えてくれるようなヒロインこそ、真に力のあるヒロインと言えるのではないか?クドリャフカみたいな娘は、俺も負けずに頑張ろうと、つらいことを乗り越えていこうと、そういう気分にさせてくれるんだよ……。生きる力をくれるんだよ……。おい。誰だ今ロリコンのたわごととか抜かした奴は。違うから。マジで違うから。俺はクドが例えボンキュッボンなお姉さんキャラだったとしても同じ感想を抱いたことは間違いないんだからね。その辺は誤解しないでほしい……たしかにエロシーンは全部ありえないくらいペドいんだけどさ……。しかたないじゃないか……。クドは悪くない。クドを責めないでくれ。責めるなら、俺を責めろ。ロリコンとでもなんでも言えばいい。その蔑称に甘んじてもいいくらい、このゲームは今のところ、とてもよく出来たものだから。だからもう、ロリコンでいいよ。【中古】【メール便可】“ふらんくり~”クド(トライアルデッキ) ヴァイスシュヴァルツ AngelBeats!&クドわふたー ws-1335
2012.11.24
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ソフトハウスキャラの『門を守るお仕事』を攻略完了……。あのさ……。あの……。これ……。これ……エロゲだよね?……。確かに、面白くないわけじゃない……。コンセプトは……わかる……。遊べないわけじゃないけど……。このゲームの面白さって……ぶっちゃけ無料フラッシュゲームのタワーディフェンスと殆ど変わらない……。というより、フリーの中でさえもっと面白いものもある……。このゲーム……ヒロインがいる意味がない……。全くない……。終了ターンがきたら……終わるだけ……。単調であり……退屈であり…………盛り上がりが無い……。キャラクターを活かそうとする意図が……全くと言っていいほど……感じられない……。ただ……ひたすら門を守るだけ……。春が来て。夏になり。秋が訪れ。冬になり。そしてまた春がきても……延々と門を守り続けるだけ……。それだけ……マジで……ただ、それだけ……。殆ど変わらない……ステージ……。殆ど変わらない……敵の陣容……。僅かな種類しかない……味方の兵種……。圧倒的に選択肢が少ない……取るべき戦略……。深みのない……世界設定……。存在しない……戦う理由……。すべて汎用で……区別もつかない……味方ユニットたち……。愛着のわかない……特別なイベントもない……ヒロインたち……。ゲームはすぐ終わって……またすぐ……最初から始まる……。そうして……何も得ることなく……。ただ……押し寄せる……全く変わり映えのしない……ただ愚直に……バカみたいに……まっすぐ進んでくる敵から……。門を守り……。門を守り……。門を……守る……。一つだけ言える真実がある。高い金出してこのゲームを買うぐらいならフリーゲームで質の良いのを探した方が百倍楽しめるよ、と。以前紹介した『マーシナリーディフェンス』とか。他なら『エイトディフェンダー』とかね。比較対象はエロゲじゃなくて、そういうゲームになる。『門を守るお仕事』は……そのレベルの面白さだった……。なんか……こう……。残念でならない……。
2012.11.23
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『素晴らしき日々~不連続存在~』攻略完了。このゲームに手を付けたプレイヤーは怒涛の情報量、視界を隠す認識のズレ、そして目を覆うような狂気の描写に遮られ必ず平静を失うだろう。それはあるプレイヤーによっては怖いもの見たさの好奇心となり、またあるプレイヤーにとっては不快極まる支離滅裂な描写となって先に進む指を鈍らせる。そのどちらも正しい反応だ。どうであれ、このゲームは序盤においてあらゆる手段で以ってプレイヤーを混乱させ翻弄しようとしてくるのだが、その不安の波に抗おうとしたり、無理に打ち破ろうとする必要はない。シナリオに潜む謎を先回りして解き明かそうとする必要はない。だってわかってしまえば全然大したことないから。ただその物語の暴力に身を任せ、何も考えずに漂うだけでいい。そうすれば、必ず何がしかの感動は生まれる。保証してもいい。この作品のシナリオには人の心を動かす力がある。そしてそれは小手先のトリックや、小賢しい叙述のイカサマによるものでは絶対になくて、魅力的なキャラクター同士のドラマや、美しく示唆的で残酷で詩的で巧みな文章表現によるものだ。少しネタバレしてしまえば本番は四章のジャバウォッキーからだから。そこまで諦めずに続ければこの作品の本質と良心が見えてくる。だから、合わないと感じてもどうか諦めないでほしい。楽しかった。ありがとうケロQ。好きなキャラクターは間宮羽咲。ジト目が可愛い小動物系妹キャラ。ヒロインとしてより、やはり守るべき存在として愛しい。ただ問題点として、(作中で開花していないとは言え)ヤンデレの素質がある。想い人に近付く女性に対してたまに怖い。そしてまさかの実妹でもある。別の意味で怖い。俺が作中で一番好きな場面が、ある事情で彼女がエロゲーに興味を示すシーンである。何度見返しても笑える。そして羽咲は可愛い。あまりにもジト目が可愛いのでちょっといじめたくなる。そんな娘だ。ちなみに二番目に好きな場面は希実香の人間イスであることは言うまでもない。尊敬するキャラクターは水上由岐。序盤だけ見て探偵気取りの百合ハーレム女かと思ってたらとんでもない重要人物だった。彼女の過去は現実の悪夢とリンクして、我々に対して強烈に問いかける。即ち、『もし愛する人がガケから落ちそうな時、自分が一緒に飛び降りてでもその人を守れるか?』。守ろうとすることが出来るか?「人の優しさを支えるのは意地であり、それを貫こうとする意思だ」と言う。であれば、彼女は作中の良心と優しさを体現するヒロインに違いない。愛するキャラクターは悠木皆守。最初はクソムカツク不良野郎とでも思っておけばいい。俺は皆守を愛しているが、一つダメ出しをするなら「負けたこと」が気に食わない。そう、誤魔化されてはいけない。皆守は最終的に負けてしまった。恐ろしい凶行を止めることができなかった。それが事実だ。好きなBGMは小さな旋律。他どれもピアノが引き立つ美しい音楽ばかり。ああ、本当に残念だ。このゲームのラストは前向きに誤魔化してはいるが、実際にはとてつもなく悲惨なものだ。あまりにもたくさんの人が死にすぎた。そして、その罪は全て「カルト教団の主導者(部外者から見れば)」である○○に課せられてしまう。これは果たして、本当にハッピーエンドなのか?もっと違った結末がほしかった。終の空をぶち壊すような、そんな奇跡を。月が笑う。神が笑う。この滑稽な姿を。この喜劇のような悲劇を。夜空が……神が俺たちを嘲弄する。空の器を床に投げ落とす無邪気な子供のように。世界は空っぽになる。だが俺は言う。神なんて関係ねえ。運命なんて関係ねえ。俺は約束した。だから、俺は怯まない。誰が相手だって怯まない。俺は、俺自身の手で、運命を切り開く。喜劇を悲劇もくそくらえだ!世界は言語化できる全て。神は言語化できない全て。そしてこの作品が描こうとしたのは何よりも尊いもの、「言語化できない感情」だ。世界の中には価値が存在しない。では本当の価値はどこにあるのか?その問いに対しては、愛する人のために自分の身を宙に投げ出す、その瞬間の激烈な情動に答えがある気がする。無力なものは巨大なものの前でただもがく。どんな無様でもいい。生きるためなら、俺はどんな無様な姿でもさらす。「巨大なもの」とは重力であったり、暴力であったり、権力であったりする。自分を虐げる全てに立ち向かえ。無様でもいいから頑張って生き抜いてほしい。これも、作品を貫くメッセージだ。彼女は言った。償いだと。彼女は言った。十分だと。彼女は言った。それが、私の世界の価値であったと。ボクは思う。そんなの糞喰らえだと。世界がなんだ。償いがなんだ。呪いがなんだ。死がなんだ。ボクは彼女を抱きしめたい。ただ抱きしめたい。死の直前だろうが、瞬時のことであろうが、ボクは彼女の生きたぬくもりを感じたかった。だから飛んだ。生きることは尊い。愛する人のために命を投げ出すのは、尊い。単純、単純、単純だ。このゲームは全く難しくない。決して難しく考える必要はない。ただそこにある心意気を、あるがままに受け取ればいい。言葉より速く伝わるものもある。言葉より正しく伝わるものもある。世界はどんな短い時間でも意味を持つ。意義を持つ。言葉は世界、であれば言葉は器でもある。どんな小さく矮小な器であっても、そこに乗せる意図が尊ければ、やはりそれは尊いのだ。俺はこの作品のあらゆる結末に嘆きはするけど、無意味だとは思わない。世界はどんなに醜くても、ちっぽけで壊れかけでも、もう取り返しが付かなくても、絶対に意味を持つ。意義を持つ。だから、「幸福に生きろ」と。それがこの作品のメッセージだ。地獄への道は善意で敷き詰められている。善意は対象に罪悪感を与え、人の心を弱らせ惑わせる。良かれと思ってやったことの先にこそ、真の地獄が待っている。だからこそ、我々が地獄に踏み込んだ時、それまでの道筋にたくさんの善意があったことを忘れてはならない。例え矛盾であっても、それこそが救いだ。それこそが、それぞれが歩んできた『素晴らしき日々』だ。 【新品】サプライ 間宮羽咲 キャラクタースリーブコレクション第48弾 「素晴らしき日々 不連続存在」【画】
2012.11.17
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『素晴らしき日々』、攻略完了。ただ、シナリオの根幹部分に関して大きな疑問が残ったままだ……。これを解消しなければ次に行けない。それだけ、この作品は俺を立ち止まらせるに十分な魅力を放ち続けている。その疑問点とは何か。即ち「ある人物の人格形成」に関する疑問である。なぜ、卓司と由岐の目には が映らなくなった?彼女は心と身体に深い傷を負いながらも元気に生き続けているのに。精神に強烈な負荷をかけてまで認識を捻じ曲げ、彼女を直視することを避ける理由は結局なんだったんだ?だって彼は何も悪くないじゃん。罪の意識を持つ必要もなく、触れ合いを避ける必要もなく、昔のように彼女を何よりも大切に思ったままなのに、どうして認識がズレてしまったんだろう。例えばだ。自分が弱いせいで彼女を守れなかった、という罪の意識があったとしても、結果的には彼女は生きていたわけだ。であれば、現実を直視するのに何の不都合もないだろ。あの事件で失われたものは決して少なくないけれど、それは の命じゃない。少なくとも彼女は五体満足で、家族の助けを必要としていたんだから。目の前に最も大切なものがあるのに、なぜ妄想の中に逃げた?逃げる必要は全くなかったし、意味もなく逃げるような人間でもなかったはずなのに。仮に彼女の存在が「直視したくない現実」の象徴だとして、だ。卓司はまだしも、どうして由岐にまで影響が及ぶんだ?彼にとって彼女は「直視したくない現実の象徴」であると同時に、「何よりも大切な守るべきもの」でもあったと?でも守ろうとしてる時点で直視してるじゃん。本当に心から直視したくないなら、そもそも半端なことをせずに自分の視界からスッパリ消し去ってしまえばよかったじゃん。目を逸らしながらも守り続けるって、そんなの絶対に不可能だし、ただ単に彼女を悲しませるだけだし、自分の精神にも凄まじい負担になるじゃん。何の意味もないじゃん。要するに非合理的じゃん。道理が通ってない。彼女をいじめたくなる気持ちはわかるよ。だって小さくて健気で凄く可愛いからね。物語的にもメインヒロインだしね。まあ俺は由岐派だけどね。とにかく納得がいかないのであった。あんな間の抜けた処理は頭の良い彼らしくない。「故思う、故に我あり」とデカルトは言って批判されまくったが、要するに疑うことは大事なのである。というわけで、俺は終ノ空に至ったが素晴らしき日々はもうしばらく続く。しばらくってどんくらい?サクラノ詩が発売されるくらい? 【新品】サプライ 間宮羽咲 キャラクタースリーブコレクション第48弾 「素晴らしき日々 不連続存在」【画】
2012.10.30
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!?……。……『素晴らしき日々』、ジャバウォッキー2、向日葵の坂道、を攻略。これは……一応、水上由岐エンド……なのか?いやぁ、ちょっと待て。ちょっと待ってくれ……。確かに悲劇ではない。悲劇ではない。悲劇ではないが、正直なところ、どうなのよこれは?禁じ手?いや、喩えるなら映画『ブレードランナー』で深夜の近未来摩天楼を行くハリソン・フォードに日の丸ハチマキ巻いた日本人寿司職人のオッサンが「ヘイ、お待ち!!」と威勢よく声をかけてる程度の違和感。でもだよ。でも、この結末に心のどこかで納得したい自分もいるんだ。納得できるのではなく、例え違和感があっても「納得したい」んだ。これは一定の説得力のある結末だ。但し作品の毛色に合っているかは別だがな!!うん。もうこれでいいわ。これでいいわ……。ここまできて、お涙ちょうだいの安易な悲劇で追い討ちされても困る。それをやると俺にとっての作品世界が終わってしまう。ヒロイン不在の物語など聞いたことがない。そう、由岐はようやく四葉のクローバーを探し当てたんだ。だから、これでいいんだ。あとはエンディング回収してゲームを終了する。時間があれば、もう一周ぐらいしておくか。物語の全貌を知ったあとに最初からやり直すと、きっと大変なことになるんじゃないかなこのゲーム。※以下、ネタバレ注意間宮皆守と間宮卓司、間宮羽咲は三人兄妹。間宮皆守と、卓司&羽咲では父親が違う。皆守の父は普通の男性で、卓司たちの父はインチキ宗教の猥褻教祖。宗教にかぶれた卓司&その母親は、よくわからない妄想により羽咲を殺害しようとし、それを止めようとした皆守の幼馴染・水上由岐は死亡。その際、皆守は「何らかの理由で精神異常をきたし」、自分が「間宮卓司」だと思い込むようになる。その後、間宮皆守は「悠木皆守」と「水上由岐」の人格を作り出し「間宮卓司」の人格に対抗。こうして脳内大戦争の幕が開いたのであった。ばばーん。最後、皆守は全ての過去を取り戻し、かつ妹を守り抜き、そして卓司に勝利する。由岐は何か不思議な霊的存在として皆守のそばに残留。羽咲と幽霊由岐に囲まれた皆守は、当面は幸せに暮らすのであった……ってここにきてオカルト肯定かよ。いや、実際には「幽霊由岐」が皆守と羽咲の妄想の産物である、という解釈が明確に示されているのだけれど、それについては特に考慮しない。何故なら、この作品においては、それは大して意味のない疑問だからだ。有体に言えば、「由岐」の存在についてはどっちでもいい。どっちの解釈を取ろうが、皆守が勝ち取った世界に全く変化はない。苦痛の果てにある平穏な結末は揺るがない。であれば、俺は自分の好きな方で解釈する。前提からして『Never7』とは違うからな。その後の作品世界のカラクリは……まあ。人格同士の認識のズレ、滑稽かつ執拗な狂気の描写、特に深い意味のないブラフやミスリード、などで作品世界を彩ってはいるが構成自体は簡単だ。感じたのは『Remember11』と『ダブルキャスト』。多重人格と狂気。この二つを混ぜてLSDの原液で煮込んだ後に覚せい剤をふりかけると『素晴らしき日々』が出来上がる。パズルのピースが一つずつはまるかのように、章仕立てでジワジワと世界の実体が見えてくる構成はまさに圧巻。とても良くできた作品だった。いやまだ終わってないけど。ああ。本当に久しぶりに大興奮した……。もうちょっと楽しませてもらおうか。細かいとこ、まだよくわからないしな。 【新品】サプライ 間宮羽咲 キャラクタースリーブコレクション第48弾 「素晴らしき日々 不連続存在」【画】
2012.10.27
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『素晴らしき日々』、ジャバウォッキー編をプレイ途中……。お、おおおお……。「バカ……そんなに泣いてたら私にバレるよ……」「何言ってるのよ…… は知ってるでしょ……私はしつこいんだよ……簡単に諦めないし……空気だって読まない……」おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!!!!来た。来た!!久しぶりに来たッ!!もうすぐ死ぬかもしれない。無惨に消えてしまうかもしれない。それでも、それでもだ。しつこくて、諦めが悪くて、簡単に諦めない彼女が。優しく、聡明で、妹想いな、世界で最高のお姉さんだった彼女が、あの世に持っていくものが、たった一つだけある。シワ一つ。シミ一つつけないままで。そう、それが、彼女の。心意気だ。パナッシュだ。パナッシュ!モン・パナッシュ!!【メール便対応】キャラクタースリーブコレクション 素晴らしき日々 ~不連続存在~「水上 由岐」【RCP1209mara】※以下、ネタバレ注意「水上由岐」と「悠木皆守」は、多重人格者である間宮卓司が創造した「人格」に過ぎない。少年時代のある事件(現時点では不明)をきっかけに間宮卓司の人格は粉々に破壊され、まずは「水上由岐」が生まれた。彼女の役目は、間宮卓司の理想の人格として、彼の身体を引き継ぐこと。そして、たった一人の妹である羽咲を守りながら生きていくこと。それより後、間宮卓司が同級生から性的暴行を受けた際に「悠木皆守」が生まれた。彼の役目は、不要となった軟弱な「間宮卓司」の人格を完全に破壊し、「水上由岐」に明け渡すこと。「破壊者」としての役目を与えられた悠木皆守は、冷徹で、凶悪な、血も涙も無い人格として、ただ自分に与えられた役目を果たそうとする。羽咲のことも、周囲の人間のことも、卓司と共に消滅する運命にある自分には関係ないと無関心に振る舞う。そんな皆守を、由岐はいつも諌めていた。「あんまり…自分が何で存在するかなんて考えない方がいいよ……間宮卓司を消し去るためだけに自分が作られたなんて……」「……間宮卓司は別に神じゃない……彼がそれを望んだからって、あんたの存在理由が確定されてるわけないじゃん」そうだ。その通りだ。「私はさ……会うことできなくても、あんたにはずっとずっと存在してもらいたい」「その時の私がどうかなんて知ったこっちゃない。今、私はそう思ってる」「……ふぅ、まあそう思ってるってことだけが言いたいんだよ……」本当に、だ。なんで気が付かなかったんだろう。事ここに至るまで、だ。彼女が。水上由岐があまりに強く、美しく、弱みを見せないので俺は完全に騙されていた。彼女がいかに自分の存在の消滅を、自分の死を恐れていて。そして悠木皆守のことを家族として、また何よりも大切な存在の一人として心から愛していたことを、だッ!!!!それを全部、全部隠していた。水上由岐は。なんて健気なんだろう。ここまでずっと、心無い悲劇と暴力の連続で……。すっかり麻痺していた心が溶けていくのを感じる。そうさせたのは、由岐の涙だ。やがて間宮卓司の人格が影響力を強め出す。今までの「水上由岐」は、新しく作り出された、より間宮卓司の理想に近い「新・水上由岐」で塗り潰されていく。消滅してしまう。やがて現れた「新・水上由岐」が、自分のことを視認できず会話もできないことを知り。そこでようやく、皆守は気付く。今までの「水上由岐」が、もうどこにも存在しないこと。そして、自分が由岐のことを大切な存在として、愛していたこと。その場で立ち尽くし、静かに涙を流す皆守の下に。最後の力を振り絞り、「水上由岐」が姿を現す。薄暗い部屋の中、由岐と皆守は言葉を交わす。これが最後の会話かもしれない。「んでどうだった、新しい私?やっぱり綺麗だった?」「姿形は今のお前と同じだよ……声だって……」「そうなんだ……なら、皆守は私が消えても大丈夫だね……」「アホ……大丈夫だったら……大丈夫だったら……なんで俺は泣いてるんだよ……」「私のために泣いてくれた?」「うるせえ……お前のためなんかに誰が泣くか……」「俺が泣いているのは、ただ悲しかったから……」「お前がいなくなって……ただ悲しかったからだ……」「なんだよ……らしくないこと言うなよ……私まで泣けてくるじゃんか……」「うるせえ……知るか……」そのまま二人は愛し合う。心は二つで身体一つ。見えている相手の姿はただの幻影だ。それでも肌を重ね、いつものようにじゃれ合いながら愛を交わす。触れ合う。互いの存在を確かめ合うように。美しい。なんて綺麗なんだろう。とても詩的だ。それこそ作中で何度も諳んじられるあの、シラノの詩のように力強く美しい。わかった。水上由岐。この娘こそ、俺のヒロインだ。『素晴らしき日々』のヒロインだ。どうか消えないでくれ。彼女に消えてほしくない。彼女が愛した皆守にも。二人が、どうにかして、幸せに生きていける結末を探そう。いや、幸せにいきていけた結末でも構わない。そこが俺の終わりの空だ。俺はようやく、この『素晴らしき日々』に探すべきただ一つの空の色を見つけた!!誤魔化しは許さない。「由岐」が泣いたまま終わるなんて許さない。探す。探し続ける。探してやる。そうすれば、俺もいずれ内なる世界と外の境界。終ノ空に辿り着けるだろう。多分。きっと。恐らくは。
2012.10.27
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『素晴らしき日々』をプレイ中。う~む……。以下、ネタバレに考慮しないで書き散らす。【中古/未開封】ブロッコリー/キャラクタースリーブ/素晴らしき日々~不連続存在~「水上由岐」現状では、ちょっとコメントが難しい作品だな。ぶっちゃけ全てがキチガイにしか見えない。今、主人公の男が机とセックスしたところ。……こんなの初めてだよ。なんか明らかに『らき☆すた』からインスパイアーされたヒロインもいるし。高島ざくろは……ちょっと大人しめなだけで普通の女の子に見えたけど、ネットで知り合った前世の仲間と集まって集団飛び降り自殺しちゃうし。おかしい。何かがおかしい。むしろおかしいと思わせること自体が目的であり、作者によって巧みに誘導されているように感じる。おかしい描写が昂じて恐怖を感じるほどのシュールギャグとして炸裂してみたり、エロシーンが狂ってるおかしすぎてどうも下半身に集中できなかったり。机とセックスしたり壁のラクガキと会話したり、惨殺死体がヌイグルミになったりするような明らかにおかしい場面を挟んで主人公の正気を疑わせてみたり。あからさまな狂気の描写と、しっかりした日常描写の寒暖差に頭がおかしくなりそうだ。おかしい。誰が生きてて誰が死んでいるのかさえわからなくなってきた。キーワードは「内なる世界と外なる世界」か。この作品の正気を前提にすれば、狂っているのは今までの主人公二人。水上由岐と。間宮卓司の二人。こいつらがおかしい。こいつらが狂ってる、ということになる。この二人の視点で物語が進むのだから、この二人が狂っていれば物語も狂うのが当然。だから内蔵飛び出た惨殺死体がヌイグルミになる。だから壁のラクガキが現実に飛び出してきて屋上の紫色の空で白リルルと黒リルルが終末大戦争を繰り広げる。おかしい。狂ってる。とりあえず過程の推論。1、水上由岐は男性である2、作品世界は間宮卓司の内面世界である3、若槻姉妹は架空の人物である1については、なんかもうね。不自然なんだよ。いきなりの百合ハーレムが。思考回路が完全にハーレム主人公なんだよ。当然男の。ずっと「あ、こいつ実はチンコついてるな」って思ってたよ。恐らく認識がズレてる。すごく背中が痒い。こいつの存在は、不自然だ。2。だっておかしいんだもん。さっきも言ったけど作品の正気を前提にすれば、狂っているのは主観視点だということになる。簡単に言えば全部オタク野郎の妄想。俺が一番嫌いなオチだ。3。これは章が変わってからというもの、しつこくあざとく明らかに示唆されている。カガミの正体はヌイグルミ、か。ツカサの方はわからない。あのね、こうやって全部「主人公が狂ってる」で説明がついてしまうのよね。ここで超常的な何かを持ち出すのであれば、極めて現代的な観点からイジメに言及している意味がわからない。おかしい奴をおかしいとわかる奴は正常。しかし、それなら正常な奴の正常は誰が保証してくれるんだ?俺の正気は誰が保証してくれるんだ。おかしい。わからない。わからない
2012.10.27
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皆さん、こんばんは。色々あったけど私は元気です。ようやく一番忙しい時期を越えた感じで、エロゲにも少しずつ手を出す余裕が出てきました。まあ来年春には内地に転属なんですがね。ハハハ、ファック。そういうわけで当然見てますよ、アニメ『リトルバスターズ!』。現在、第二話。小毬が登場したところですね。原作を持つ作品として、非常に良く出来たアニメだと思います。鈴が吐くほどかわいいですし。鈴が吐くほどかわいいですし。動いたら なおさらヤバい 鈴のかわいさ(字余り)これから毎週の楽しみとして見ていこうと思います。ただ、一つ心配なのが「リフレインまでどう持っていくのか」という原作ファン特有の着眼ですね。きっとうまくやってくれるとは思いますが。いや、やってくれなくては困る。なんとかうまくやって下さい。私はJCを信じます。うまくやれ。やれよJCッ!!来週はゆいちゃん初登場回ということで、真人のサンドバッグっぷりに期待しておきます。よかった、これでもうしばらく心乾く孤独な都会のアスファルトジャングルを生きられる。リトルバスターズ!/[非売品]リトルバスターズ! サービスポスター[販売はしておりま
2012.10.21
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『英雄*戦姫』をクリア。『鬼畜王ランス』とか『戦国ランス』とか『大帝国』とか、露骨に意識したゲーム内容、展開。それでいてシナリオの根幹からは『永遠のアセリア』とか『うたわれるもの』とか『スマガ』の匂いがする。そんなどこかで見たようなものの集合体。でも完成度は高い。まず、このゲームのシナリオは善意で満ちてる。全ての悪意は、あえて全面に押し出しおおげさに暴露することで陰湿さを打ち消している。敵はほどよく強く手応えがあり、プレイヤーの腕によって難易度が変動する。無数に発生するイベントの消化を強制されることもない。どれだけクリアに時間がかかっても構わない。プレイしていて殆どストレスがない。間違いなく、これは良いエロゲーだ。でも最初に言っておくけどパーシヴァルとクーフーリンのエロはないよ。とてもザンネンだね。これだけでもうゲームセット級だよ。好きな英雄は古代英雄全般。あとマルコと晴明。ランスロットも良い。特に太公望とクーフーリンはいいね。かわいい。出番が極端に少ないのは悲劇としか言いようがない。俺としては『大帝国』やランスシリーズに感じていた微細な違和感をまとめて解消してくれた回答集のようなゲームとなった。例えば自らの征服欲を平和のための日本化計画とか言って隠蔽してみたり、みんなを苦しめる外道なラスボスをどうやっても直接ブチ殺せなかったり、そういう「アレ?」って思うようなところがないのよね。序盤、中盤はワイワイ楽しく、終盤は因縁の対決に燃える。王道の連続。これなら何の後腐れもなく『英雄*戦姫』の世界を愛せる。というわけで、超オススメ。続編が出るらしいから、俺はきっと買ってしまうだろうな。 【中古】カオス/C/Set/-/ブースターパック OS:英雄*戦姫1.00 ES-098 : 斬鉄剣【画】
2012.10.14
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貴方に捧げた花の色。貴方に捧げた花の薫り。どうか忘れないで。もし運命が私を襲い――私が私でなくなるときどんな姿でも、その瞳で見つめてほしい。もし貴方の悲しみで愛されるのなら――私は貴方の剣で眠りましょう。もし貴方の喜びで愛されるのなら――私は貴方に捧げた花々に、私の想いを込めましょう。世界がいつ終わろうとも。私の身体が朽ち果てようとも。貴方がいたことを、忘れない。だから、いつも貴方に想いを伝えます。私の好きな花に――貴方へ捧げた、あの白い花に――愛しています――――ヴェラード『11eyes RF』の攻略完了。攻略っつーか選択肢もないし、ただひたすらテキスト読みまくってただけだが。ともかく、ファンディスクとしては非常に物足りない出来だったと言わざるを得ない。不満点その1、リゼット編と使徒編以外、なんかすごい短い。ボリュームが足りない、新しく掲げるテーマもない、ならせめてもっと死ぬほどイチャコラさせればいいのに。不満点その2、この作品全体を総括するシナリオが存在しない。今作で新たに語られた教皇庁の一件に決着がつかない。思わせぶりなことを言いまくるムカつくヨハンナを打倒できない。本当に純粋なFDでしかなく、原作に新たな価値を付加するものではない。不満点その3、栞のエロが少ない。おいシーン回想一個しかねえぞ、責任者出て来い。なるほど。結局、俺はFDではなく続編を求めていたのか。まあ雪子関係についてはクロスビジョン数がやたら多く、非常に充実していたから良しとして、だ。リゼットについては、あれで彼女が原作以上に救われているとは思えなかったわけだ。確かに、ヴェラードはリゼットを、やがて襲い来る壮絶な苦痛から救った。しかし彼が時間を飛び越え諸要素を多少ばかり変換したとして、それで世界の本質が変わるわけでもなし。それに、例え世界が本質以外はグニャグニャと蠢く不定形なものだったとして、俺にとっての唯一の世界は、やっぱり駆たちが戦った原作の世界でしかありえない。出来ればそのラインに乗せて、彼女を救ってみせてほしかった。ほしかったが、出来ないのならば仕方が無い。そういうことだ。おやすみ、ヴェラード。せめて良い夢を見て下さい。悲しみでも喜びでも全て、ヴェラードから受け取るものならリゼットは応えてくれると言う。だから、原作の彼女だって、あれできちんと救われていたのだ。ようやくそう思えたことが、俺がこのゲームをやって得た最高の収穫であることは間違いない。 【中古】【ゲームミュージックCD】Asriel/穢れ亡き夢 PCゲーム「11eyes-罪と罰と贖いの少女-」ED【05P3Oct12】
2012.10.08
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仕事で疲れた時にふと思うのが「何か懐かしいゲームをやりたい」ということ。そう、ゲーム機で言えば、例えばWiiとか。そこまで考えて「あれ、Wiiって何年前のゲーム機だっけ?」とか考えてしまう病理。別に納屋に埋まってる骨董品でもあるまいし、やろうと思えばすぐ出来るのにやらないのは単に本心では面倒くさいからである。もう据え置き機でじっくり腰を据えてゲームをやる日など来ないかもしれない。とにかく最近、時間が経つのが早い。やけに早い。そしてやたら疲れる。いつのまにかエロゲーやってる。気付いたら還暦を迎えてもエロゲーをやっていそうだ。生涯独身でエロゲが妻、みたいな。それもまた一興。将来、俺の世代は部屋で一人エロゲーを抱いてひっそりと老衰するエロゲー孤独死が頻発し、後の世にはエロゲージェネレーションと称されることになろう。いやそんなことはどうでもよかった。Wiiの名作と言ったら『斬撃のレギンレイブ』と『ルーンファクトリーF』の二つが思い出される。どちらもとてもエロいゲームなのでおすすめ。特にルーンファクトリーはぶっちゃけギャルゲーだから。但し時間が有り余っている人にしか向いていないと思う。すなわちニートのあなたに最適。ちなみに俺のお嫁さんはアネットだった。これは一目惚れであり、かつロリコンの証明でもあった。レギンレイブについては、イズン様とアルヴィルダ様に会えるだけで価値がある。ゲームとしては斬新かつ爽快。スプラッター。巨神に踏み潰される人間たちを眺めているだけでも、けっこう楽しい。ああ懐かしい。懐かしい。
2012.10.08
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アニメ『人類は衰退しました』全話視聴完了。原作の一愛読者として非常に満足のいく出来だったと言わざるを得ない。原作小説については、描写が(各話によって大きく差はあれど)常に曖昧かつ朦朧としており情景がつかみにくい。これは「妖精さん」の存在を基礎とする作中の童話的世界観を表現するための意図的な演出だと思われるものの、やっぱりちょっとイライラしたり首を傾げることも無きにしも非ずだ。それがこうしてアニメ化し、映像化と動画化を経ることにより作品自体のイメージを強固にすることに成功したんじゃなかろうか。すなわち、このアニメ化は原作にとっても少なからず有益なものだと思われる。著者たる田中ロミオ氏が、あえて文章を(ある程度)稚拙化することで独特な作品世界を表現することに完全に成功している、と考える原作既読者にはこのアニメは必要ない。実際、俺の中では原作に抱いていた神秘的で憧憬に値する不可思議なイメージは大部分破壊されてしまったと言ってもいい。でも、その代わりに「わたしちゃん」や「助手さん」や「妖精さん」に対する確固とした愛着を得た。このように、このアニメはファンタジーの中にある原作世界を、現実の視聴者に広く平等に受け入れられるように記号化し可視化した。良い意味でも、悪い意味でも。俺から言わせてもらえば大いにアリだ。功罪で言えば、功の方が大きい。おすすめ。 【中古】【ブックス0920】ライトノベル(文庫) 人類は衰退しました (旧装版)(2) / 田中ロミオ【画】
2012.09.22
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二つのシナリオを読了。賢久シナリオと、栞シナリオ。賢久シナリオについては冗長。あまりにも……あまりにも平和……。なんかこどものおもちゃでこんな展開見たことある、みたいな。賢久の妹である田島恵麻の登場には驚いたが、せいぜい「あ、こんな娘だったん?」程度の話だ。特記事項は二点、まず雪子がかわいい。彼氏が就活失敗してニートになってヒモになったらどうしよ?みたいなリアルに生臭い悩み方が超ステキだと思った。もう一点は、エロシーンでの賢久のがっつきぶりがおもしろい。ああ、こいつよっぽどヤリたかったんだなぁ……みたいな感じで、クリックする俺の手がかつてないほど生暖かい同情心に包まれた。こんな風に書くと一体どんなエロシーンだよ、ってなるね。栞シナリオについては、主に作品世界の成り立ちについて概略の説明が為された。駆と栞、けっこうおいてけぼり。栞はファンにもスタッフにも愛されていて、極めて完成された魅力的なヒロインなんだけど、だからこそもう少し日常的な描写が欲しかった。若干言葉を変えるとジト目最高、となる。まあ彼女が普通の幸福を手に入れる道筋がある、とわかっただけで収穫としよう。で、気になる世界設定については後述。※以下、ネタバレ注意平行世界は存在しない、という仮説。教皇庁のボスである”ヨハンナ”なるうさんくさいオバサンが提示した理論で、平行世界の存在を前提にした前作からの議論がまるごとひっくり返された形になる。即ち、世界は一つの「箱庭」であり、その中に駆たち人間や無機物やら何やらが「諸要素」として存在する。「箱庭」は一つしか存在せず、不変。但し「諸要素」については、「箱庭」を観測する者の主観によって揺れ動き、(要素の「本質」を除いて)常に変化する。神などの観測者は、「諸要素」の配置を変えることで世界を再構成したり、または「箱庭」を見下ろす視点を変えることで今までとは違った世界を「観測」することができる。そうして観測された箱庭の状態が「世界」であり、劫の目による未来予測や、菊理による世界の再構成も、決して平行世界の知覚や移動を利用したものではなく、彼らが「観測」(それが擬似的なものであれ)によって諸要素を自らが望む形に再配置した結果に過ぎないということになる。ヨハンナについてだが、彼女は既に「諸要素」ではなく「箱庭」の一部として機能していると考えられる。「箱庭」は世界の前提であるので、観測者によって干渉されることはない。故にヨハンナは常に「ヨハンナ」という形で世界に存在できる。つまり、恐らくデミウルゴスでさえヨハンナを消去することはできない。ゲオルギウスの契約の虹については、「対象を七つの平行世界に分割して封印する術」とはっきり説明されているが……。これは対象の「諸要素」を七分割、或いはもっと細かく分断することで観測者の目を欺き、観測不可能な状態にすることで全ての観測世界から消し去る技、なのかもしれない。舞HiMEのスターシステムなどは、上記の説明に割と近いように思われる。前作のキャラクターが違った立場や性格や舞台設定で活躍する。これは各人物が「本質」を維持したまま、「諸要素」だけが再配置されている状態だ。同じように賢久シナリオではゆかと結ばれた駆が、栞シナリオでは栞と結ばれている。正体不明の観測者の手により、「諸要素」が再配置されている。きもちわるっ。この世界きもちわるっ。 【中古】【ゲームミュージックCD】彩音/十字架に捧ぐ七重奏 11eyes -Resona Forma- OPテーマ【05P14Sep12】
2012.09.17
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うん……。そういうわけで『11eyes RF』だ。もうRFと言われてもルーンファクトリーしか思い出さないシャバ僧全開の俺ではあるが、それでもこの作品が我が愛する『11eyes』のファンディスクであることぐらいは理解できる。発売は……【2011年4月15日】 !?おいおいおいおい……もう一年以上経ってんじゃないのよ。どんだけ浦島太郎なんだよ。まあいい、やるわ。前作の概要については既に長ったらしい感想を書き連ねているので無用だろう。いざ行かん。共と明日のために。※以下、ネタバレ注意物語はケフィアこと百野栞の視点から始まる。この娘は自分の股座と両乳首に絆創膏を貼って下着代わりとしている淫乱変態色情狂の小娘であり、ひいては前作で最もエロかった娘でもある。彼女は前作で発生した事件の顛末を報告するため、自分の本拠地であるローマの教皇庁へと帰還するが、そこでは様々な思惑が蠢き栞を苦しめる。栞の目的は一つ、『日本に住む仲間たちを教皇庁や魔術師の手から守ること』。駆たちは事件とは関係ない。断じて警戒すべき危険な人物などではない。日本で平和に生きていてもいいのだと。教皇庁の連中にそう認識させ、仲間たちの生活を守るため、栞は一人戦う覚悟を決める。そして、物語は分岐する。さて、ここから各キャラクターに焦点を当てた後日談、もしくは過去話になるようだが、誰から行こうか?俺はね、雪子が好きなんだよ、雪子が。だから雪子にしようと思ったが、雪子のシナリオ説明をよく見ると『駆と雪子は結ばれた』とある。一方、賢久シナリオの説明を見ると『賢久と雪子は結ばれた』とあるわけだ。なるほど、これも一つのパラレルワールドということか。両方とも雪子がヒロインのようなので、後は好みの問題となる。であれば、俺は雪子には駆みたいなモヤシよりも賢久のような腕の太いチョイ悪の方が似合っていると思うので、そうする。→賢久開始早々、賢久は雪子の家に上がり込み、二人きりで何やら遊んでいる。ジャレあったり、ちょっと距離感をはかってドキドキしてみたり、とても楽しそうである。よかった……『11eyes RF』買って本当によかった……。もう元取ったわ。満足した。いい仕事だったよLassさん。え?まだ早い? 【中古】美品! 11eyes-PERFECT VOCAL ALBUM-/アニメ・サントラCDアルバム/アニメ
2012.09.17
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前回の更新が一年以上前とか何なんだよ。やる気がないならやめちまえ。俺の代わりなんていくらでもいるんだからさ。エンジェルバレット(ライアーソフト)大帝国(アリスソフト)穢翼のユースティア(オーガスト)姫狩りダンジョンマイスター(エウシュリー)赫炎のインガノック(ライアーソフト)……うん。どうやら前回から五本しかエロゲをやっていないようだな。というかどれも新作ですらないし。完全に時代に取り残されてる。最後に興味を持ったゲームが『はつゆきさくら』だからね。確認してみたらもう半年前のゲームだからねこれ。それで『はつゆきさくら』どうだったんだよ?面白かった?俺はね。小坂井綾ちゃんが来ると思うんだよね。まず"浪人"というあだ名にものすげー親近感を覚えるんだよね。泣きたくなるね。サクラ大戦3でコクリコから「イチロー!イチロー!」連呼くらった時も泣いてたからね俺。なるほど、しかし小坂井綾ちゃんの存在を見るに、例え浪人しても美少女なら許されるというわけだな。"受験失敗"という超デリケートな要素さえ安易な萌え属性にしてしまう現代社会の闇について小一時間語りたくなってきた。自分が何を言いたかったのかサッパリ忘れてしまったが、上記五作品の中で俺が最も評価するのは『赫炎のインガノック』だ。エンバレはシナリオ終盤の出来が非常に悪い。大帝国は(キングコア編を除いて)ドラマが足りない。ユースティアは舞台設定が極めて魅力的だが、表現力不足のせいで単なる理不尽シナリオになってる。姫狩りはリリィ可愛いしゲーム部分は面白いけど二周する気は起きなかった。あとすげえ重い。インガノックについては、ファンタジーに偽装したヒューマンドラマでありメッセージ性が異常に強い。機械油の匂いが画面から染み出すような独特な世界観と、淡々としつつも詩的でリズミカルな戦闘描写に引きこまれる、がそれらは全て作品の本質を隠蔽するためのカムフラージュに過ぎない。まあ、やればわかる。多分わかる。……いや自信ないな、やっぱりわかんないかもしんないわ。ちなみに俺の一押しはキーアちゃんなので今ここに高らかに所有権を主張する。なおアティ派と争うつもりはなく、折り合いをつけて共存できればいいなと考えている。この赫炎のインガノック、今ならDL販売で2800円でお買い得ですよ。って俺はライアーの回し者かよ。ああ、思えばずっと自分の好きな作品の販促活動をしていた気がする。俺は現実において自分を売り込むことを第一に考えるべきだったのに、何故かネット世界で誰が作ったかも知れないエロゲを売り込むことに躍起になってたわけだな。これをザ・ダメ人間と言わずして何と言おう。もういい、寝るわ。
2012.08.13
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『Steins;Gate』感想Chapter11"境界面上のシュタインズゲート"オールクリア完了。最後が非常によろしくない。ゲーム冒頭とラストの展開を繋げるのは面白いが、繋げ方がやや強引で興醒めした。過剰な説明によって逆にリアリティを崩壊させるという『remembar11』と同じ過ちを再現している。というより、やはりこの作品における選択を伴わない悲劇にはパワーが足りない。最終エピソードを若干醒めた気分で眺めていた俺は、改めてこの作品の真に優れた点がどこにあるのか再確認した。じゃあその優れた点って何かと言うと、それはずばり『選択』の重さの演出だ。このゲームは選択肢を選ぶ代わりに、画面操作で携帯電話をいじることで物語が分岐する。恐らく、このゲームの初期段階のコンセプトに『日本国民にとって最も身近な電子機器である携帯電話を利用してプレイヤーに選択の重さを実感させる』というものがあったはずだ。多分だけど。そして、その試みは概ね成功したと言えるだろう。プレイヤーはゲーム中、いつでもどこでも携帯電話を取り出せる。友人たちからの電話やメールは唐突に着信して、どんな返信をするかある程度自由に選べるし、或いは無視することさえできる。現実世界と同じく、身近な道具であることを繰り返し強調する。そうすることでゲーム内で『選択』する行為に現実世界と同質の現実感を持たせ、それを後の超重要な分岐点の連続においてプレイヤーに手に汗握らせるための布石にしているのである。アイディア勝ち、という印象だ。普段の選択でさえとても楽しかったし、ルート分岐で実際にボタンを押す岡部倫太郎の苦悩も少しはわかった。でも、シナリオに関しては正直期待外れだった。いや普通に面白い。面白いは面白いが、そんな『Ever17』のようにギャルゲーの歴史を変えるほどに力のあるシナリオだとはどうしても思えない。結局のところ、少々期待し過ぎたのだと思う。同じメーカーのループ物という観点で比較すれば、俺は『スマガ』の方により強い好感を持つ。好きなヒロインは椎名まゆり。いいから黙っておっぱいを見せろ俺の世界線ではこの娘がメインヒロインなのに、どうしてここまで不遇なのか。俺はずっとこの娘を守るためだけに戦ってきたのに。これはあれか。「椎名まゆりと結ばれるシュタインズゲートβを己が力で探し出せ」という製作からのメッセージか。なんて残酷なんだろう。セレンよりもまずはまゆりへの愛が足りない製作者をなんとかするべきだ。これはクリス好きな連中の心ない陰謀なのだから。[CD] 花澤香菜(椎名まゆり)/STEINS;GATE オーディオシリーズ☆ラボメンナンバー002☆(初回...価格:2,100円(税込、送料別)
2011.04.02
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『Steins;Gate』感想Chapter9"無限連鎖のアポトーシス"自力による攻略を諦め、攻略サイトに頼ることを決意。話の流れからして助手の機嫌を取らなければならないことは明白だが、フラグの立て方がわからずどうしようもない。それとやたら強制終了するのでストレスがたまる。で、ちょっと調べてみたら、どうもバグでパッチが出ているらしい。これは俺が悪かった……。何度も読み返すうちに確信を深めたけど、やっぱりここまでのストーリーは特に目を引くものじゃない。ループ物であれば、もっと優れた発想のものが幾つもある。この作品を名作たらしめているのは、あくまでシステム面の意匠だ。エンディングでどんでん返しがあれば別だけど、俺のまゆしぃはまさかアレでお役御免?俺の中ではまゆしぃがヒロインなので、ちゃんとしたエンディングが用意されてないと泣く。[CD] 花澤香菜(椎名まゆり)/STEINS;GATE オーディオシリーズ☆ラボメンナンバー002☆(初回...価格:2,100円(税込、送料別)
2011.03.27
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2011-03-23 19:18:22今後の配信休止のご連絡 いつもニコニコチャンネルをご利用頂き、誠にありがとうございます。今後の『魔法少女まどか☆マギカ』の配信は当面休止となります。配信再開の折は公式サイトおよび、「ニコニコ動画」内にて速やかにお知らせいたします。ファンの皆様には多大なご迷惑をお掛けしますが、何卒ご理解を賜ります様よろしくお願い申し上げます。 ――――ですってよ。奥さん。……。こんなの絶対おかしいよ。もう何もかもが怖い。
2011.03.23
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皆さん、おはようございます。酷い地震でしたが、皆さんご無事でしょうか?私は北海道在住ですので、元々崩れ掛けのエロゲタワーが崩壊したこと以外は殆ど被害ありませんでしたが、震源地に近い方は酷い被害に遭われたのではないかと思います。こんな時でも三月二十五日発売のエロゲや放送中のアニメの心配をしている私ではありますが、一刻も早く被災地の皆さんに適切な救助及び支援がなされることを願っています。どうか頑張って下さい。
2011.03.12
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暁美ほむらは美しい。なぜ美しいかと言うと、彼女自身が自分が何のために行動しているか自覚しており、それが視聴者の目にも明らかだからだ。巴マミは悲劇のヒロインに過ぎない。鹿目まどかは曖昧で、美樹さやかは大バカだ。佐倉杏子は弱かった。友情に基づき自死を選ぶのは美談ではあるが、同時に戦いの放棄でありドロップアウトであることも疑いようがない。比べて、暁美ほむらは脇目も振らずに戦っている。一話からずっと、鹿目まどかを守ろうとして、たった一人で戦っている。暁美ほむらは冷酷非情な人間でも、最強の戦士でもない。全てを知っているわけでも、万能の超人でもない。それでも、たった一つの目的のために命を捨てて戦っている。だから格好良くて、美しい。『魔法少女まどか☆マギカ』は、今のところ完全に暁美ほむらの物語だ。ほむらは自分の願いを間違えていないし、状況に振り回されて苦しむことはあってもウジウジ悩むことはない。巴マミや佐倉杏子の結末に心を痛め、美樹さやかに同情しても、そのせいでブレることは決してない。例え鹿目まどか本人が破滅を望んだとしても、かまわず助ける。そのせいでまどか本人に恨まれることも覚悟している。暁美ほむらは、何よりも「自分の願いを叶えることを最優先にしている」からだ。大切な人に喜んでほしくて、好きな男に振り向いてほしくて、無力な自分が嫌だから、死にたくなくて否応なく、魔法少女になった娘たちとほむらは違う。ほむらはたった一つ、「自分の思いを遂げるために」今でも戦い続けている。なんてシンプルで聡明でひたむきな少女だと思わずにはいられない。美しい。あまりにも美しすぎる。なんて愛おしいんだ暁美ほむらほむほむほむほむ……。ほむほむほむほむほむほむほむほむ……。俺はもう、第八話で暁美ほむらが泣き崩れるところで胸を掻き毟ったよ。あの台詞は素晴らしすぎる。「あなたを大切に思う人がいるのだから、自分を粗末にするのはやめろ!」というアレだ。あの台詞が他のヤツらに言えるか?あれは「願いを他者に押し付けた」連中には絶対に言えないし、言うべきではない台詞だ。願いそのものを背負って、そのために自分の力で戦い続けているほむらだからこそ説得力が生まれる台詞だ。まどかを守りたいなんて、結局は自分の都合、ほむら自身のエゴでしかない。上条の腕を治したのも、杏子パパの元に人を集めたのも全部同じ。それは彼女たち自身の願いなんだから当然のことだ。それを隠さないほむらは美しくてかっこいい。そのために戦い続けるほむらは素晴らしい。他の全てがどこかしら間違えている中で、唯一間違えていないのが暁美ほむらだ。彼女が作中において最も尊敬すべきヒロインであることは最早疑いようがない。ほむほむほむ。暁美ほむらが死んだら、俺は多分泣くだろう。残りは三話、必死に祈りながら見るアニメになりそうだ。魔法少女まどか☆マギカ お守り 「暁美ほむら」 -学業成就- / キャラクター・グッズ価格:665円(税込、送料別)
2011.03.10
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ワタナベカズヒロさんのベストアルバムに『創痕』きた!買います。ありがとうございます。本当にありがとうございます。あの歌大好きなのに、どうしても手に入らずにもがき苦しんでいたんです。やっぱニトロは神さまやで。ありがたやありがたや…。『創痕』は「戒厳聖都」のラスボス戦で掛かる挿入歌なのですが、雰囲気出まくりで凄いんですよ。あの果てしなく無意味な戦いを飾るのに相応しい魂と哀愁のこもった名曲です。この曲を聞くためだけに魔戦士と斬り合う日々がようやく終わりを告げることになりそうです。3月25日。ユースティアのついでに探してみましょうか。
2011.03.08
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『Steins;Gate』感想Chapter10"透明のスターダスト"「どちらか選べ、だと……?」「こんなの、選べるわけ……ないだろ……」結局のところ、このゲームにのめり込めるかどうかは「椎名まゆりを大切に思えるかどうか」に掛かっていて、例によって俺は過剰に感情移入して「まゆりぃ……まゆりぃぃぃ!!」言いながらプレイしていたのであまり参考になりそうもない。とりあえずこのゲームの何が凄いかはわかった。通常の選択肢を排除することで「選択」に重みを持たせているのね。多分これ、一種のバッドエンドなんだろうな…。ここまでの分岐は非常に単純だったのだけど、正直、これからどうすればいいのか検討もつかない。チャプター1からやり直す気にもなれない…。少し頑張って、ムリだったら攻略を見てしまおうか。しかし、俺がこのゲームに感じたことが正しかったとすると、多分、このゲームのアニメ化は失敗するのではなかろうか。今のところ、俺にはこの作品のストーリーが、面白いは面白いのだけど、特段優れているとは思われない。この作品の真価は別のところにある。シュタインズゲートは、アニメ化すれば輝きを失うだろうな。何故ならアニメというのは受動的なもので、その性質はこの作品のコンセプトに馴染まないからだ。
2011.03.07
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『Steins;Gate』感想Chapter5"時空境界のドグマ"「春の頃は、オカリンはとっても寂しそうだったけど」「もう、大丈夫だね」「まゆしぃが、人質じゃなくても」う~む、これは…。ここまでは物語の展開にまるで現実味がなくて、フワフワ浮いたような気分のまま進めてきてしまったわけだが、ここに来ていきなり現実に引き戻されたような感じか。ショッキングな場面の連続で、浮ついた感覚が暴力によって目を覚ます。登場人物の死を強調するための演出に力が入っていて、ようやく物語が本題に入ったのだと実感させられる。しかし……微妙に鼻白んだような気分になってしまうんだけども。急に話が大きくなりすぎて、気分的にはおいてけぼりである。どちらかというと、俺はタイムリープに関する理論や倫理感の問題とか、それに類する問題に直面して四苦八苦するラボメンの様子を見るのが楽しかったらしい。チラチラと存在が仄めかされていたとは言え、なんだかなぁ……この物語はどこに向かおうとしているのか。
2011.03.02
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『魔法少女リリカルなのはThe MOVIE 1st』を視聴。う~ん、これもまた良いものだ…。そもそも原作からして合計六時間足らずのアニメを二時間強で焼き直すことに何の意味があるのかという疑問もあったが、見てみればなるほど洗練されている。真っ直ぐななのはと、ひたむきなフェイトの対立を軸にして感情に訴えるストレートなドラマを見るにつけ、やはり原作アニメのストーリーの優秀さを再確認せずにはいられない。原作の甘いところが補強され、必要なところは強化されている。魔法バトルの迫力も段違いで、これなら既存のファンでも十分楽しめる出来だろう映画版に文句をつけるとしたら二点。まず、原作第六話に相当する部分が大幅にカットされていること。アリサ・バニングスの平手打ちと過去語りは、高町なのはの人格を描くのに必要なものであり、また続くなのはからフェイトへのまっすぐな想いに説得力を与えるのに重要な描写であるのに、それが省かれたまま適切なフォローがなされていない。映画の構成に対する数少ない不満点である。そして、プレシア・テスタロッサの描写に時間を割きすぎていること。これは原作にはない部分で、Asも含めて多分に同人的で脇の甘い原作を補完するのに有効だったとは思うが、はっきり言って蛇足。この作品はなのはとフェイトの二人だけでいいんだよ。映画オリジナルのプレシアに対する同情的な描写は、原作最大の利点であるシンプルさを崩しており、俺の作品に対する集中力をかき乱した。プレシアの境遇が同情に値することなんて、きちんと視聴してる連中ならわかること。それを殊更に作品内で主張するのは作り手の感傷でありスマートではない。はっきり言ってしまえば、少しあざとく感じてしまう。なのはファンとしては面白い新情報を得られたとは思うが、それだけだった。気になるのは上記二点で、いずれも原作ファンの視点による批判でしかない。新規の視聴者なら普通に楽しめるだろう。原作見ても大して時間変わらないけど、俺はこっちでもいいと思うな。もちろん両方見比べて味わうのが最も好ましいことは言うまでもないが。ああ、それにしてもフェイトちゃんが愛しい。こんな子が、将来は軍属で超色っぽい敏腕女性士官になるとか、興奮しない方がおかしいと思うね。【送料無料】【セール特価】魔法少女リリカルなのはThe MOVIE 1st【Blu-ray Disc Video】価格:7,919円(税込、送料別)
2011.02.23
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『劇場版Fate/stay night』を視聴。かなりツボを抑えた良い出来だった。見る前はたった二時間足らずで何が出来るのかと鼻で笑っていたが、なるほど、「戦闘シーンにだけ的を絞って過程をすっ飛ばす」ことで映画としての迫力を維持しつつ、ストーリーの大筋だけを伝えてお茶を濁す感じか。出来れば原作を知っていることが好ましく、最低でもアニメ版を見ていなければ殆ど内容を理解できないだろうけど、その場合でも「なんかすごい壮大だ!」というのは伝わるだろう。限られた時間の中で出来ることをやりきった、魂の感じられる映画作品だ。俺は原作ファンとして評価したい。印象的なイベントは全て押さえてあるが、アーチャーの外道さが薄れているのが多少気になった。アーチャーの性格は「凛なんかワカメにくれてやるよ」ぐらいのヤサぐれ加減で丁度良かったはずだ。あとはアサシンの戦い方。セイバー相手にガツガツ鍔迫り合いをしていたが、騎士王相手にあんなことをしていてはいけない。もっとこう、流れるような動きで攻撃を悉く受け流しつつ、リーチの差と一撃必殺の太刀筋でセイバーを寄せ付けない、みたいな……まぁ映画としては迫力に欠ける戦い方だから仕方が無いとも言えるが、ここまで拘った映画なのだから、もっと徹底して欲しかった気もするな。あとは凛が可愛くてエロいのが良い。あまりにも露骨に絶対領域を強調してくるのでちょっと笑ってしまったぐらいだ。視聴者サービスに余念がない、正しい姿勢だな。ただ、この作品のために劇場まで足を運ぶ価値があるかどうかまでは、ちょっとわからない。俺はDVD借りて部屋でくつろぎながらダラダラ見たので、もしも公開直後に見た人間と感想に温度差があるとしたらそこだろう。とにかく満足した。出来れば第三部もお願いしたいところだ。【送料無料】【セール特価】劇場版Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS価格:5,387円(税込、送料別)
2011.02.16
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『Steins;Gate』感想Chapter4"夢幻のホメオスタシス"「うわ、出たよシュレディンガーの猫」「日本人のシュレディンガー好きは異常」「もううんざりって感じっすわ。ぬこがかわいいのは認めるがな」橋田至、熱弁を揮う岡部に対する台詞より抜粋。これは企画原案担当の自虐ネタなのか……。シナリオが俄かに不気味さを放ち始め、ようやく面白くなってきた。過去を改変するための要領を掴み、お遊び感覚で次々に実験を繰り返す岡部たちに明日はあるのか。既にもう、かなり取り返しの付かないことになっている気がする。次々に変わっていく世界の中、一人だけ取り残されているのに、岡部はそのことに対して殆ど危機感を覚えていない。それどころか、少しずつ慣れてしまっている…。日常に纏わり付くような不気味さが感じられる、良い展開だ。先が気になる。ヒロインについては、まゆりがいいね。とぼけたような喋り方をするが、岡部への対応など見ていると、性格は意外としっかりしているようだ。言うべき事は言える娘のようで好感が持てる。なお、用語説明は一々開くのが面倒臭いので殆ど読んでいない。というかこのゲームってやたら重い気がするんだが、どこにそんなに容量を使っているんだ……?
2011.02.11
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……。リリィ・シュトロゼックちゃんが気になる……。【送料420円】【仮予約】魔法戦記リリカルなのはForce(4) 限定版 ねんどろいどぷち リリィ・シ...価格:1,680円(税込、送料別)やはりおっぱいは強い。儚げな美少女で巨乳というのは『エレメンタルジェレイド』を思い出す造形で私のストライクゾーンに鋭く抉り込む極めて強烈なカーブです。でも漫画原作持っていないので、この娘がどんな娘かわかりません。リリカルなのはに対する興味は、『StS』の完結と共に私の中では薄れてしまっていたのですが、リリィちゃんのお陰でちょっとワキワキしてきたかもしれません。しかし今更ですが『魔法戦記』って。なのはちゃん、もう25歳だそうですよ。二次元美少女にしてはかなりいい歳だと思いますけど、ユーノくんとはどうなったのでしょうか…。
2011.02.06
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『Steins;Gate』感想Chapter3"蝶翼のダイバージェンス"「そんなのずるい >< 萌郁」些細なことでメールを送ってくる指圧師が鬱陶しい。一々携帯電話を開けてメールを確認するこっちの身にもなってみろよ。しかも目の前にいるんだから口で言えばいいじゃないか。「そんなのずるい ><」じゃねーよ。こっちはゆっくりテキスト読みたいのに20回近くも携帯開いて下らないメールの内容確認してんだぞ…。岡部の苛立ちが伝わってくるようだ。なるほど。これがフォーントリガーシステムの真骨頂というわけか。シナリオについては、電話レンジが実際に過去改変の機能を持っていることと、ジョン・タイターの理論が部分的に正しいことが証明された。追加で「アトラクタフィールド」なる概念が提示されたのだが、よくわからん。ひとまずわかっていることはダイバージェンスの変動により実際に世界が再構成されていること。岡部と周囲の人間の記憶に行き違いが生じるのがダイバージェンス変動によるものであるなら、それはプロローグにおける不可思議な現象も同じくダイバージェンス変動によるものだということではないのか。少しずつまゆりが可愛く思えてきた。トゥットゥルー♪
2011.02.02
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『Steins;Gate』感想Chapter2"空理彷徨のランデブー"「ダイバージェンスが変わるような大きな出来事が発生すると、その度に過去は因果律に沿って矛盾がないよう再構成されます。例えば今、この世界線が、とある重大な出来事が発生したことでダイバージェンスが大きく変動し、世界線Bへと移ったとします。世界線Bには、残念ながらこの@ちゃんねるというネット掲示板は存在していませんでした。その場合、あなたがたの中にある『@ちゃんねるを見た。書き込みをした』と言うこれまでの記憶は消去され、その時間に別のことをしていた記憶が構成されるのです」ジョン・タイター、ネット掲示板の書き込みより引用。岡部の体験している出来事と部分的に一致する……ような気がする。カップメンを食べるのにフォークを使う紅莉栖。挙動不審でバイトの鈴羽。猫耳フェイリスに携帯依存症の指圧師。どいつもこいつも胡散臭くてイヤになる。信用できるのはまゆりと橋田と神社の男の娘だけだ……他の奴らは、みんな臭い。みんなして岡部が発明したタイムマシンを奪おうとしていやがる。そうに決まってる。俺は絶対に油断なんかしないからな…。それはともかく、ヒロイン達からメールが来るのを待つのが楽しい。特にまゆりと鈴羽には興味を惹かれる。しかしメール着信履歴を見ると、その半分近くは「指圧師」の名前で埋まっているのであった…。
2011.01.28
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『Steins;Gate』感想Chapter1"空間跳躍のパラノイア"岡部倫太郎――通称オカリン――は、いまだ厨二病から抜け出せない大学生。『狂気のマッドサイエンティスト・鳳凰院凶真』と自称し、『未来ガジェット研究所』という、メンバーわずか3人だけのサークルを秋葉原に構え、ヘンテコな発明をする日々を送っていた。そんな彼らが新たに発明した未来ガジェット8号機『電話レンジ(仮)』には、偶然にもオカリンたちが意図しなかった驚くべき機能が隠されていた。なんと過去へと電子メールを送れるというもので、すなわちこれはタイムマシンだったのだ。あらすじ引用。なるほど……よくわからん。というわけでプレイ開始。秋葉原の町を襲う集団消失事件。……のようなよくわからない事件に翻弄される主人公・岡部倫太郎。バナナとから揚げが大好きな女子高生・椎名まゆりと、あからさまなデブオタ橋田至の三人でつるんで何やら奇妙な実験を行った結果、偶然にもタイムマシンが完成してしまった……というところまで読んだ。他にも血だまりの中で倒れていたはずの天才少女・牧瀬紅莉栖が普通に生きていたり、岡部とその他の人間の間で微妙な認識の差異が発生したりと、色々ときな臭い感じだ。他にも数名出てきたが、まだ名前と顔が一致しない。まぁこれからだろう。特徴的なシステムに"フォーントリガー"がある。恐らく選択肢の代わりのシステムだろうが、いつでも携帯をいじったり、電話やメール返信のタイミングや内容をある程度自由に調節できたりする。これは面白い。だが、人と話している最中にも平気で電話やメールが来るので、その時にすぐ反応すべきか迷ってしまうな。せめて「ごめん、電話きた」の一言ぐらい言わせて欲しい。気にしすぎか。
2011.01.27
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『Steins;Gate』感想はじめにまぁ……『Steins;Gate』だよ。去年発売されたwindows版。Xboxは持っていないから仕方が無い。12%OFFセール!宅配便で送料無料!!【送料無料】【新品】STEINS;GATE(シュタインズゲート) Wi...価格:7,190円(税込、送料込)もはやこの界隈において知らない人はいないであろう、世紀の名作と名高い一品。ジャンルは……「想定科学アドベンチャー」?空想科学ではなく「想定科学」?なんだかよくわからんが、エロゲではよくあることか……。話題になっている頃は色々と凄かったが、今では若干旬が過ぎた感もある。正直なところ、俺自身あまり興味が湧く作品ではなかったのだが、ふとギャルゲーがやりたくなって店をうろついてたらコレが目に付いた。みんなが面白いってんだから、きっと面白いでしょ。……いやみんなが面白いって作品でもクソつまらねえこともあるから油断は禁物か。何にせよ、やってみればわかる。やらずに語ることこそ愚の骨頂である。為せば成る、為さねば成らぬ、何事も。というわけでやるよ。感想もチビチビ書くよ。しかしまぁ……なんというか、ギャルゲーにしては、言い方は悪いが奇妙な絵だな。妙に抽象画臭いというか。味があるとは思うが……ちょっと慣れが必要になりそうだ。でも、きっとやってるうちに気にならなくなるだろう。いつものことだ。
2011.01.24
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皆さん、こんばんは。本日は大変重要なお知らせがございます。なんと今日は、俺が誰よりも愛し敬っている同人エロゲ『ひまわり』のメインヒロイン、アクア嬢の誕生日ですよ。わぁい。わぁい。おめでとう、おめでとう、ありがとう。君が生まれた奇跡に感謝を。今日は月を見上げて君を想いながら……。……いや、月が出ていないので雪見酒を楽しむよ。アクアは美しい。いや正確にはアクアは全く美しくなくて、むしろ無様だけれど、無様でも必死に生きようとしている姿が何より美しく思えるわけですよ。一緒に酒飲んだら楽しそうな娘です。いつになったらディスプレイから出てきてくれるんだろう? おっかしいな。はは。コスパ ひまわり アクア スムース抱き枕カバー【2009年12月発売予定】価格:8,505円(税込、送料別)
2011.01.22
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PSP『ミルキィホームズ』感想 総括攻略完了。俺自身は元々原作のファンであるため、このゲームのクオリティの高さと分量の少なさを天秤にかけ、この作品は良作であると結論付けることが出来るのだが、やはり客観的に見ればどう考えてもファンの贔屓目だろう。総プレイ時間があまりにも短い。世間では全CGコンプリートまで六時間と言われているようだが、実際その程度だった。PSPのゲームとしては安い値段でもないのに、これは致命的な欠陥である。ゲームを進めていて、作品世界に没入しかけたところで物語が終わってしまう。アニメで言えば、まさに六話目。ゲームとしては面白いだけに、プレイヤーは心地よい夢から叩き起こされるような気分を味わうことになる。せめて、あと二話か三話ぐらいはあっても良かった……いや、それでもまだ短い。そして繰り返しプレイに耐える要素もない。本当に殆ど一回きりだ。総合的に見れば、キャラゲーの域を出なかった作品と結論付けるしかないか…。やり様によっては『サクラ大戦』に比肩するほどの素質があるように思えただけに、このような評価を下さざるを得ないのは非常に残念だ。既に続編が決まっているようだが、次こそはもうちょっと頑張って欲しいものである。俺は買うから。お気に入りのヒロインは譲崎ネロ。アニメから最もかけ離れた魅力を増したボクっ娘。得意技は色仕掛け。ダイレクトハックもよく考えるとエロい。まぁ、こんな感じで。楽しかった。ありがとう。次回作に期待。あとは三森すずこさんは声優として凄い逸材だと思うので、今後も注目していきたい。【送料無料選択可!】TVアニメ『探偵オペラ ミルキィホームズ』OP主題歌: 正解はひとつ! じゃな...価格:1,200円(税込、送料別)
2011.01.20
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PSP『ミルキィホームズ』ダイジェスト第六話『ビハインド・ザ・マスク』○主題真の敵との決着。最後の最後まで諦めないこと。○個人的に重要なファクター小林「このままキミを…返したくないんだ。」ネロ「小林ってさ…」「子供?」ネロ「僕はもう大人だよ…。」「他のことは考えないで…せっかくふたりきりなんだから…。」エリー「今私…重くなっています…。」コーさん「も、もう!いつもの洞察力はどこにいったんですか!?」シャロ「そ、そりは…そにょ…」「こぉばぁやぁしぃくぅん!!!」アルセーヌ「わたくしたちの挑戦にすべて打ち勝ったあなたになら必ず…」「決して諦めないで…。」小林「だから僕は本当の探偵になろうと思う。」「どんな困難にもくじけず…大切な人たちのために謎に立ち向かえる…」「キミたちみたいな探偵に。」○あらすじつかの間の平穏な日々は破られ、小林オペラは過去との対決を迫られる。○仕様ここまでの好感度次第でシャロ、ネロ、エリー、コーデリアの四つのルートに分岐する。大きな変化は序盤のデートイベントのみで、あとは後半に少しサービスが入る程度。なお、クリア後に「ストーリー選択」により全ヒロインのルートを楽しむことが出来るので周回は不要の親切設計になっている。○感想OP2『INFINITE CRISIS』がかっこいい。デートイベントではネロとコーデリアには口説かれる。シャロとエリーには口説きにかかる。一押しはコーデリア。非常に可愛い。話の筋はわかりやすく、熱い。極めて王道的。全体的にもう少し引っ張って欲しかったが、まぁ……これはこれで。楽しかったからいいか。
2011.01.20
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PSP『ミルキィホームズ』ダイジェスト第五話『女王からの誘い』○主題怪盗帝国との決戦。動き始める全ての黒幕。○個人的に重要なファクター小衣「小衣の美しいカラダがほしいのねっ!?」ネロ「妄想の中で僕にあんなことやこんなこと…。」コーさん「教官!私、いつも言ってますよね!」←エリーは私のだって!エリー「いえ、捜査に戻ります…気合が入ったので…。」平乃「そのまま私を海に蹴落とし…すぐにヘリを呼んでこいと…。」○あらすじミルキィホームズに敗北を続ける怪盗帝国は、大掛かりな罠によって宣戦布告を仕掛けてくる。敵のアジトの中での総力戦。しかし、そこには思いもよらない人物の意思が介在しており、何も知らない小林たちを悩ませるのだった。○仕様アルセーヌ様が強過ぎる。難易度最大の場合、QCAのノーミス攻略は不可能。○感想G4と協力して捜査を進めるのはいつものことだが、状況的にいつもより賑やかで楽しい。ネロがエロくて可愛い。アルセーヌ様のぼよよんはアニメよりもスケールダウンしてて寂しい。物語的に次回への導入的な側面が強い。しかし次回は最終回である。
2011.01.20
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……。疲れている時には、あまりエロゲをやりたくない。何故かと言うと感想が偏るからだ。なんかこう、疲れた時にエロゲやって癒されるって人もいるけど、俺はそれには賛同できない。疲れた時にエロゲやっても疲れた感想しか出てこないに決まってる。結局、感想なんて曖昧なものは作品の出来そのものは元より、プレイヤーの心身の状態によって著しく左右されたりするものなのである。要するに同じゲームを同じ人がやっても、その時の状況や環境によって別の感想が出てくる。だとしたら最も気力充実している時にプレイし、最も気力充実した感想を書くのがエロゲに対する礼儀ってもんだろ。エロゲってのは一期一会だから。例えばイライラしてる時に『EVER17』やってイライラした感想でも抱いてみろ。その人の人生はお仕舞いである。この世には忘レナ草などないし、マインドアサシンもいないのだから。世紀の名作を楽しむ機会は永遠に失われた。残念。だから今、俺の手元に『シュタゲ』があるわけだけど、まだ手をつけていないわけだよ。じっくりことこと熟成させておこう。周到にチャンスを窺い、計画的にクリアすべきである。人生は長い。急いてはことを仕損じる。そして今になってシュタゲがエロゲではないことに気付く俺。おいおい……ニトロプラスも焼きが回ったね。エロゲ屋がエロゲ作らずどうするよ?あぁ、エロゲがやりたいな。最近やったエロゲってハナカンムリぐらいじゃねーの。あれはねーわ。あれやってると『スーパーメトロイド』の食人花の捕食アクションで異様に興奮した子供心の残酷さを思い出して憂鬱になる。嫌な思い出だ。サムスが可哀想じゃないか。
2011.01.19
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