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久しぶりに銀座。向かった先は、コートヤード・マリオット銀座東武ホテル。時間は13:30からの、「P.B.O全国カクテル・コンペティション2007」を観戦するためである。P.B.O.をご存知ない方のために一応解説しておくと、Professional Bartender's Organization、つまり、NPO法人プロフェッショナル・バーテンダーズ機構(P.B.O.)のことである。ここが主催するバーテンダーの総合能力を競い合うコンペだ。パンフレットには、「PBOメンバーでP.B.O.プロフェッショナルバーテンダー認定試験に合格した年齢25歳以上の現役プロフェッショナルバーテンダーによる、バーテンダーとしての総合能力を競うP.B.O.最高栄誉のコンペティション。筆記試験部門、創作カクテル部門の合計点上位5名がファイナル審査部門(模擬カウンターによる接客審査)に挑み、3部門合計の最高点を獲得した選手をM.V.B.(モスト・ヴァリアヴル・バーテンダー)として表彰します。」とあるとおり、ここで上位に入るということは大変な名誉なこと。なんでまた、都内に出てこの大会に顔を出したかといえば、私用があって藤沢に戻っていたこともあり、羽田に向かう途中での寄り道的な要素もあったものの、実のところ、いつもお世話になっている福岡のBarOscarのマスター長友さんの2人のお弟子さんであるS君とM君がエントリーしているからであることが大きな理由である。全国から選らばれた27人に入っているとはすごいことではないか。「よし、これは微力ながら応援を」という訳での観戦であった。ちなみに長友さんは九州エリアマネージャーという立場なので審査員、しかも27杯を飲みまくっての「味覚審査担当」であるからかなりヘビーな役柄だ2人づつの実技が淀みなく流れていく。我が街のバーテンダーS君はエントリー19番、M君は21番なので休憩挟んで後半からのスタートだ。初めから見ていてもみなさんレベルが高い、当たり前で、勝ち抜いてきた方々が出てるのだから。技術もさることながら出来上がった創作カクテルもすぐに「飲ませてくれぃ」といってしまいたくなるものばかり。さて、休憩挟んでS君、M君である。いつもお店では見ているとはいえ、こういう場では極度に緊張しているのか、いつもの滑らかさがない。そうはいってもプロ、一つ一つの動作に無駄がない。そこんところは流石だ。創ったカクテルも相当高いレベルのものであったと思うのは身内びいきがはいっているからかな。カクテルの名前は、S君のは「Sky Fragrance」、M君は「Jack Sparrow」。Barパルム・ドールに行ったら是非注文してほしい。私も飲んだことがないので今度伺った折には必ず飲もうと思っている。残念ながら、彼らが終わったときに、飛行機の時間に間に合わなくなりそうだったので懇親会は出ずに会場をあとにすることになってしまった。これは本当に残念。来年は最後まで付き合いますからねぇ~。
Jul 9, 2007
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新聞の広告特集、といっても多分西日本だけの限定特集だと思うが、Bar Grand TAMAKIのM君が大きく写真入で載っていた。6月29日付、日経新聞の第2部全面広告版NIKKEI PRESTIGE Styleという「ワンランク上のライフステージへ」ということを志向しようとの広告の4面に載っている。本文と写真は全然関係ないことが不思議だが、なぜか彼とTAMAKIのバックバーの一部がなかなかカッコよく撮られている。M君のバーテンダー姿も(といっても本職のバーテンダーだが)、酒が主役っぽく撮っているものの存在感十分。結構オーセンティックで重厚なBarのように見えるが、実際はかなり気さくな明るい雰囲気のBarだったのでこれは新聞用の効果を狙ったものかな。「いかにもBar」的な雰囲気はありまくり(当たり前か)。バックバーには私が進呈したボトルも2本映っている。ちょうどScotch棚のあたりで撮ったものだが、本文の広告は「焼酎」のもの。この辺よくわからない。だいたいTAMAKIを焼酎の広告を提示する場所に選ぶこと自体ちょっと無理があるのではないかという気がするのだが。(でも、もうこのBarはない、とても残念)実は私の隣のデスクのSさんが発見して教えてくれたもの。保存版として取っておこう。BarTAMAKIの3人は、現在京都を旅行中(一応ママは山崎に行くので研修と言っているが)。ママが、昨日私宛に電話を掛けてきて、「山崎蒸留所でジャパニーズ・オーク・カスクをご馳走になったよ~、感激だよ~」と、これまた羨ましいことを言う。まあ、私の場合何度も飲んでいるものの、やはりたまには戴きたいので、とても羨ましく思う。懸念の見習いKちゃんも次の先が決まったようでなにより。あとはM君の新 Barを待つだけですな。
Jul 3, 2007
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金曜日はBar Grand TAMAKI 最終日。当然伺う。面子は、私にここを紹介してくれた、いつものSさん、私の部下のH、そして私の3人。もう一人、常連では部下のBも来たかったのだが、新婚旅行中のため出席できず。3人でおみやげの「さくらんぼ」を持ってドアを開ける。カウンター、テーブルとも落ち着いた様子に拍子抜けするも3人で程よく語り合いながら飲む。途中、ママやバーテンダーM君、見習いKちゃんともよしなしごとを話す。今後のこと、今までのこと、我々のこと、etc.私は、ジントニックから始まって、日本ものウィスキー、オールド・マルというマル島のブレンディド(レダイグ・トバモリーベースか?)、もろもろ。最後だと思うと感慨深いが、時は淡々と過ぎていく。25時近くになり、そろそろということでいつもどおりSさんと帰宅。でも、今後この「いつもどおり」が、食事→TAMAKI→帰宅という一連の流れが、もうなくなってしまうんだなと思うと、ふと淋しさが湧起こってきた。もう私たちの選択肢に、というより必然的、むしろ無選択的に通っていた「TAMAKI」が選択肢から消えてしまう。一番淋しいと感じているのはSさんだろう。もっともここに通ってきており、一人で自分を振り返りながら和んでいた場所、私にも居場所を提供してくれた人なのだから。もちろん、これでママやM君、Kちゃんと会えなくなってしまうわけではなく、それそれがそれぞれで新天地で活躍する事が決まっている。ただ、この3人の絶妙のコンビネーションが見られなくなるのが残念だ。多分、8月開店するM君のお店に皆集まってくるだろうから、また出会いを楽しみたい。Bar Grand TAMAKIありがとうございました。私たちは、あの場所に心休まる素敵な空間があったこと、忘れることはありません。楽しい時間をくださり本当にありがとうございました。
Jul 1, 2007
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まずはBarOscarから始めよう。私が伺ったときにはもうすでにカウンターは女性ばかりでいっぱい。しかも皆さん一人飲み。こんなことってあるんですね。でも私は「おぢさん」なので臆することなく空いてた一席のカウンターに座る。なんとなく気恥ずかしいけど。1、レブヒート初めて飲むカクテルだ。私のオーダーは「さっぱり、ロング、弱め、爽やか」とよくわからないもの。飲んでなかなかの味わい。なんでも「ドライシェリー+セブンアップ」らしい。セブンアップってまだあったんだ。その方が新鮮。普通売ってないぞ。どこで手に入れてるんだ?2、Glenglassaugh 1976 28Y この蒸留所の長熟ものはかなり珍しい。このボトルはどっかでみたことがあるものの飲むのは初めて。ボトラーズもので昔飲んだものの印象から、この蒸留所のものは青っぽさと簡保役っぽさが際立っていた印象を持っていた。で、実際にいただく。香りはどちらかというと熟成感よりもフレッシュさを感じる。青っぽさ、草原の香りに甘草が重なる。でもわりとオイリー。ラフランスを想像したフルーティーさもある。しばらく置いたほうが香りは開いてくるようだ。口に含んでみて、案外重いことに驚いた。さすが長熟。オイリーさをより感じる。しかも濃い、なんつうかマーガリンっぽさを感じたが他の方が飲んだら別のように感じるだろうか。表立ってはグレープフルーツなどのフルーツ香が鼻に抜けるがこれも気持ちよくアクセント。全体を通して、「主張」するMaltだと思う。Oscarでは以上2杯。続いて、BarGrand TAMAKI今週末で惜しくも閉店してしまう。ここ最近お客様が多い。私がカウンターに座ってすぐにママに電話が鳴る。ママから、「shibuyaちゃん、Sちゃんすぐ来るって」とのことを告げられる。そういえば、会社の帰り際、Sさんは私に「今日は食事に行く」と言っていたことを思い出した。誰と行くとは聞いてなかったけど(そういうことを聞くのは野暮だからね)。1、サイドカー何のことはない、目の前にブランデーがあったから。何年ぶりだろう、このカクテルを飲むのは。なんて思いながら口をつけたら、後ろから私の背中をさする人がいる。Sさんである。しかも私の直属の部下であるH(女性)もいる。なんだ、Hと食事かと、残念なのか安心なのかわからん心境になる。なんでもこの日はHの誕生日だったそうな。Sさんが食事に誘ったそうだ。直属の上司(私ですな)が気づかないところできめ細かな対応がありがたい。しかもHのためにママと一緒にケーキまで買ってきていた。流石です。私ももっとデリカシーを持たないといけないな。2、LAGAVULIN 16Yオフィシャルの16年、スタンダード中のスタンダード。バースディーのHにはバーボンをご馳走。何がいいかと考えて、結果、「Maker`s Mark VIP」にした。たまにはいいもの飲んでほしいからね。3、Laphroaig Quarter Cask言わずと知れたお気に入り。なぜかアイラでつながる。Sさんはパインのカクテルを飲んでいる。Hはバーボン。そうこういろいろ話しているうちに夜は更けてもう24時。「おぢさん」はもうシンデレラをお送りする時間だからいつものようにSさんとタクシーで帰宅(帰る方向おんなじだからね)。今週末金曜日はTAMAKIの最終日です。みなさん是非いらしてください。多分私はべろべろになっています。もしかしたら不埒な悪行三昧しているかもしれません
Jun 27, 2007
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今週末、ある雰囲気のいいBarがそのドアを閉めることとなる。私にとって(隣のデスクのSさんにとってはなお)とても残念であり、心の寄りどころをひとつなくしてしまうような感覚にとらわれている。思えば、昨年の秋口、まだまだ暑いころ、まだそれほど福岡に慣れていないころ、Sさんに連れられていったこのBarを初日に気に入って最低週一回、多いときは週3回は通った。素面で行ってじっくりScotchを堪能したときもあれば、べろべろになってからも寄って何も飲まずに寝てしまったこともある。そんなまともな姿も崩れまくっている姿も安心して見せられたBarだった。オーセンティックでありながらフランクで、柔らかいように見えて芯が太い、そんなBar。ここ約1年、ひとりで、またはふたりで馴染みまくって入れ込んでいたBar。あと4日。なんだかとてももったいない。Bar Grand TAMAKIオーナーママは別の場所(自宅近く)で秋には新たにお店を出すことが決まっており、バーテンダーのM君は、8月に大名で新たなBarを出すことだ決まっている。すでに物件も押さえてあり、内装の相談に取り掛かっている。8月からは私の最終の拠所となることだろう。最大限バックアップしてあげたい。気になるのは、M君のアシスタント、バーテンダー見習いのKちゃんのことである。今、いろいろなところにアプローチをかけているのだが、まだそれといって話がすすんでいない。あのいい動きでカウンターの中を動き回る様は絶対高く使えるものと私は確信しているのだが・・・・。本人もまだ修行していきたいと考えており、向学心ありありなので、ぜひともいいBarを見つけてほしいと切に願っている。そういうことで、今週末は当然TAMAKIに入り浸っていますのでこちらは6月23日土曜日に伺ったときに飲んだもの。ついでにBarOSCARで飲んだのは、
Jun 25, 2007
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仕事帰りに一杯、といっても本当に一杯ではなくじっくりと飲み。連れは隣のデスクのSさん。はじめは食事。この日はなんとなく「魚系」で行きたかったこともあり、西通りの寿司割烹「漁村」を選んだ。この日福岡は、夕立もなく蒸し暑かったので「とりあえずビール」。つまみは板さんにお任せしてネタを5種ほど切っていただくとともに、プラスあさりの酒蒸し。これがなかなか乙で、カウンター目の前にミニ鍋を置き、蒸してくれる。いい香りが漂ってくる。ほどなくして刺身を順次切って出してくれた。近海ものの鯵がメインだが、甘エビ、イサキなど他のものもおいしい。このままビールでは刺身がもったいない。合うのは当然日本酒だろう。やはり夏先取りということで「八海山 冷酒」にしよう。いや~合いますねぇ。流石です。ほどよく飲んだところで〆にお寿司を握っていただく。満足満足。費用対効果としてはかなりいい線をいっていたんじゃないかい。ここで終わるわけはなく二人で向かう先はBarOscar。私とSさんの組み合わせなら、いつもはBarGrandTAMAKIに行くところだが、この日はOscar。OscarのバーテンダーE君に渡し物もあったからなんだけどね。なんのことはない、渡し物といってもマティーニに関する本なんだけど。以前から貸してほしいと頼まれていた本だったので持っていく。さて、BarOscarでは、1、Laphroaig 8Y Signatoryコメントは割愛、まあ、Laphroaigですわ。2、Clynelish 1973 33Y Prestonfield Houseこちらは「流石です!」と言ってしまうくらいいいMalt。ラベルの孔雀がまたいい。品のあるボトルデザインとなっている。味はここ最近飲んだ中では久々のヒットもの。この蒸留所のいい部分とてもよく現れている極上Malt。切れのいいドライさと優しい口当たりは飲むものを虜にしてしまう。もともとClynelishは大好きな蒸留所なのだが、数多く飲んだClynelishのなかでもこのボトルは素晴らしい出来栄えのものとなっているものだと思う。さらに33年という長期熟成が真っ当に作用しており、高貴な熟成香となって香ってくる。誰にお勧めしても喜ばれるMaltだ。このボトルは飲みきった後でも飾っておきたいくらいのものだ。空いたら長友さんに頼んでボトルだけもらおうかな。お連れのSさんは、1、旬のきれいなシャンパン・カクテル「Bellini」横で見ていて本当に綺麗でおいしそうなカクテルだと思う。もちろん、Sさんも綺麗でキュートな魅力的なる女性なのだが、彼女がこのカクテルを飲む様は全くもって絵になる。やはり、妙齢のいい女性が飲めばより一層映えるカクテルなんだよな。彼女もおいしさに満足。2、Vodkaベースのカクテル「KAMIKAZE」粋ですな。「アルコール若干弱め、くどくなく、それでいてフルーティ」との彼女のオーダーにマスター長友さんが創ってくださったもの。おお、ピッタシ!Sさん、長友さんのシェーカー捌きに感激、だって、カッコいいもんなぁ。当然、味わいにも大満足。2杯目を終わった段階で、はや23:00過ぎ。翌日も朝早くから仕事があるので二人で帰宅。久しぶりにいいものいただきました。
Jun 20, 2007
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夏に向けて仕込みを行った。といっても大掛かりなものではなく、夜の飲み用に作っただけである。1、「ジンジャー・ウォッカ」2、「コーヒー・ウォッカ」3、「レモン・ウォッカ」ベースは、「スミノフ」。1本で3つを作れてしまう。「ジンジャー・ウォッカ」は言うまでもなく、「モスコーミュール」用。「コーヒー・ウォッカ」はそのまま飲むため。「レモン・ウォッカ」は万能ですな。なんにでも使える。なんとなればそのままソーダ割りでもいいだろうし。あとは1週間後に中身を取り出して冷やしておくだけ。果実酒用の「ホワイトリカー(焼酎)」でもよかったけど、ここはやはり本格的ウォッカで作るのが筋だと思って「ウォッカ」を使うことにした。小さいボトルがわりとあったので、今回は実験としての域は出ないものの、これでうまくいったら本格的に大きく作ってみようかと思っている。特に「ジンジャー・ウォッカ」は、BarHIGUCHIにあるほどはでかくないものの、その一回り小型なものを作ってストックしておくのがいいかもしれない。あとはベランダに「ミント」でも植えていつでも使えるようにしておこうかなと思ったものの、以前実家の庭にミント植えてドえらいことになったのでそれはやめることにした。ミントはとても強い草で他の花の領域まで進出し、ほっとくと一面がミントだらけになってしまう。雑草さえミントに負けてしまうくらいだ。プランターも少ないし、ミントを育てるのはやめてそのつど買うことにした方が無難だろう。まあ、出来上がったらまたUPしますのでご期待を~
Jun 10, 2007
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さあて、今日は火曜日のリターン・マッチ。この自宅近くの地域にもいいBarは必ずあるはずとの思いから探す 探す。やはりここは「傾向と対策」をしっかり立てねば。会社で勤務中にNetで検索(って、仕事しろよ俺)、Hitしたところをメモ。でもそんなに件数は多くない。しかたない、ガキンチョの街に近いんだから。でもめぼしところが見つかった。早速 GO!いいですねぇ、こういう店を探していたんですよ。中洲、大名で飲んで、「もちっと飲み足りないな、もう一杯だけ」というときに使えるBar。こういう店を探していたんですよ。ズレまくってはずしまくるガキBarじゃないところ。若いんだか老けてんだかわからん大人になりきれないトッチャンボーヤが来ない、落ち着かないお嬢ちゃんみたいな若作りの女性が来ないBarを探していたんですね。まあ、ちゃんと探せばあるんですよ。「Bar Cai-on 」興味のある方は探してください。いいお店です。マスターとの相性もばっちりでしたね。これからはちょくちょく寄りましょう。
Jun 7, 2007
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昨夜は訳あって、Yahoo!Domeに「ホークスVSベイスターズ」の試合を見に行った。結果は、5-2 でホークスが負けてしまって悔しい思いをしたが、今日述べたい本論とは違うので詳しいことは割愛。試合は仕事がらみで行ったので、まあ、それはそれで和気藹々と楽しい観戦であったものの、試合が終わった後が問題であり、今日の述べたいことである。はじめにお断りしておきたいが、私はめったなことではBarの悪口や非難を口にすることはない。リアルな私をご存知の方はその点よく理解していただいていることと思う。以前私は、「Barとは自らをリセットする空間」と記した。そして、「カウンター越しにある種の緊張とや和らぎを感じる空間」とも意識している。目の前にあるお酒を介在としてそれを昇華した関係がカウンターの内と外に存在し、そこがまた身を置きたくなる空間として存在していると思っている。つまり、バーテンダーの皆さんと、私をはじめとしたお客さんとの間に流れる空気がBarの雰囲気を作っていることは間違いない事実であろう。それゆえ、Barの雰囲気、漂っている空気は、それぞれのコンセプトがあるにしろBarだけで創り上げていけるものではなくそこに「お客さん」というもう一人の主役を抜きにしては創生されえないものと認識されることには異論のないことだと思われる。くだくだと言っているものの、まあ、簡単に言えば、昨夜の「店選び」は明らかに「失敗」であったということにすぎない。もちろん初めて入ったBarである。入った瞬間は、「おっ、なかなかツボをはずしていないな」と思えるバックバーなのだが、お客様の層が明らかに「????」的であり、マスターなのかはわからないがバーテンダー氏の接客姿勢がどう好意的に見ようとしてもかなりズレた、もっとはっきり言えば、基本から間違っている対応をとっているとしか思えないものだった。如実に空気が淀んでいるように感じた。だんだん「しまった~」との気持ちが強くなる。一つ一つの行為がもったいぶったように緩慢であり、作っている際にも集中しているとは言い難い状態に思えた。普段、BarOscarやBar七島、BarTAMAKIのきびきびした、それでいて優しい所作を見ているせいか余計にそう感じてしまう。そのBarのお客さん(常連さん)たちも見慣れているためであろうか、なんとも思っている様子もなく隣・仲間と興じている。言ってしまえば「ストライクゾーン」のかなり広いお店なんだろうけど、私にはかなり、というか相当に違和感の残る、ストレスを溜めてしまう空間であったことは確かだ。「人それぞれなんだからいいじゃん」と言ってしまえばそうかもしれないが、いまだに「でも、ちょっと違うんじゃないかな」と今でも情けなくなる、自分に。「だったら行かなきゃいいじゃん」と思われるだろうが、それは当たり前で、次に行くことはまずもってありえない。ただ、そこに存在していることが「???」的であるということに変わりはない。場所と店名は秘すが、大名・中洲地区ではない。
Jun 6, 2007
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さて3回目はかなり特徴のあるところを紹介しましょう。秘密の隠れ家的雰囲気ありありでなんともいい微妙な気持ちにさせてくれる場所でもあるんですね。カップルで誰にも邪魔されずに・・・という向きの時には是非。SingleMaltをがっつり飲みまくるという感覚ではなく、どちらかといえばSherry、マディラ、ブランデー、Whiskyならロックでゆったりをイメージしてほしい空間である。カウンターだけなのだが2‐3席ずつ独立した様な形に組むように柱をうまく使っている。このひっそりとお忍び的空間ははまる。ここでCigarでも吸えばかなり絵になる。で、そのBarとは、中洲BarBer(バルバル)内、CigarBar ROBUSTO博多区中洲4-1-26092-262-0787 (21:00-6:00)である。マスターのHさんはソムリエ資格も持ち、さらにNBA福岡支部で技術研究部副部長もなさっているバリバリの強腕バーテンダー。といっても、とても物腰優しく爽やか系の粋な方なのでご安心あれ。ただ、お酒に関する情熱が強く、勉強熱心、飲酒文化をよりよく伝えようと日々奮闘なさっている伝道師でもある。私は彼のその酒に対する姿勢が好きだ。さて、この中洲BarBarだが、とてもおもしろい構成になっている。エレベーターを下りるとすぐにドアがある。これだけならごく普通の一件のBarなのだが、ドアを開けてびっくり。ドアの向こうに6つのBarがある。それぞれが独立して存在しており、またひとつひとつコンセプトが異なっているBarとなっている。ひとつの空間に6つのBar、う~ん、なんていおうか、「Barの屋台村」をイメージしていただければ分かりやすいかもしれない。6つのBarをはしごOKなので、落ち着いて一件を極めるもよし、3件飲み比べるも自由。なんとも面白いシステムとなっている。そのなかのひとつとしてBarRobustoがあるのだが、入り口からすぐの左側にあり、Cigarがはこのまま積み重ねられている光景に驚かされる。Cigarは飲んでいるものに応じてHさんが選んでくださるようである。遅い時間といおうか、朝早い時間といおうか、とにかく26:00以降は同業の方々、つまりバーテンダーの皆さんでいっぱいになってしまうとHさんから聞いたので、密会などは21:00‐24:00がベストかも。さて、誰と行こうか? って、一人で行っても十分楽しいいですよ。ちなみに「Hさん」はMyMIXIの「D」さんです。
May 19, 2007
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珍しく20:00頃に仕事があげられたので、こんな早めに行動できるのはうれしいとばかりに中洲まで足を伸ばしてみることにした。 1件目、当然ここ、Bar七島。理子さんが産休という連絡は入っていたので、さぞや忙しく大変だろうとのことで「陣中見舞」の意味も込めての訪問。1、Mojito(モヒート)普通このカクテルは、ラムをベースとして、ライムを絞り、砂糖・ミントを加え、クラッシュアイスにソーダを満たすスタイルが一般的なのだが、ここ七島では、ちょっと変形バージョンでGinを使う。Ginをベースにすると、かなりすっきり系に仕上っている。これからの時期病み付きになるかも。2、Underberg+TonicWater実はこれ、テーブル席のお客様用に創ったのだが、間違えて数を多くつくってしまったことから、だったら私がいただくよとのことで飲んだカクテル。まあ、薬用酒だから体にはいいことは確かだし、捨てるのはもったいないからね。ちなみにUnderbergは日本では「スピリッツ」だが、地元ドイツでは「胃薬」ということで売られているらしい。いってみれば「ソルマック」「液キャベ」みたいな感覚なんだろうな。3、Clynelish Coopers choice 1983-2002 19y 51.7%素直に育ったそのままClynelish、というのが全体を通しての感想。Clynelishとはこういうもんだ、と見本的な味わい。多分、バーボン・ホグスヘッドでセカンド・フィルを使ったものではないか。酒質がそのまま活きている印象。 さて、つづいては、Bar Robusto隠れ家に入ってのんびり~という目的。なんとなくMaltから入る気持ちじゃなかったのでお任せ。「ではSherryなどは・・・・」とHさんの提案にふたつ返事OK。さっぱり系、ドライ系と2種を楽しませていただいた。Sherryはホント久しぶりですね。ここでマスターHさんから面白い話しが出た。現在のHさんの「マイブーム」と言おうか、つまりは大のお気に入りの飲み方らしいが、聞いたら「えええっ」という感じだが実際に飲んでみると「おおおっ」と感激してしまう飲み物を教えていただいた。ここで教えるわけにはいかないものの、本当にこれはいける! これからの時期にはいいですわ~。Laphroaigをあるもので割るんだけど、私自身、聞いた瞬間「うげぇ」と思ってしまった。だけど飲んでびっくり、ベスト・マッチングなんですねぇ。本日の締めは、とはいってもSingleMalt。世界で一番売れているもの、そう、Glrnfiddichですね。ただ、そのオールド・ボトル。このころはよかったぁ、としみじみ時間を掛けて飲む。時間も遅くなったのでこの日はここ2件で帰宅。
May 18, 2007
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BarHIGUCHI 過日記したBar七島のお弟子さんである樋口さんのお店。場所もBar七島からは程近いところにある。ちょうど斜向かいという感じか。初めて行く人は一階とはいえビルの奥まったところにあるのでちょっと見つけにくいかも。奥まっているので大通りの喧騒から離れていることもあり、静かでゆっくり飲めるBarである。マスターの樋口さんはBar七島の大マスター七島啓さんのところで10年修行して独立したとおっしゃっていた。Bar七島に入った理由も「自分のお店を持ちたかったから」と当時から将来をはっきり見据えての修行だった点素晴らしい。このお店は、都内からMalt界の大御所HIDE麿呂さんも福岡に来たときに寄るくらいSingleMaltWhiskyが充実している。オフィシャルは当然として、オールドボトル、ボトラーズ・モルト、特に、ダンカン・テイラーのピアレスやレアレスト・オブ・ザ・レアな喉手ものも多いので十分満足できる。Whiskyをメインとして私などは伺うわけではあるが、1杯目に飲むものは決めている。ここのマスコット存在的カクテルである。何かといえば、「モスコー・ミュール」。たかがモスコー・ミュールと侮ってはいけない。絶品中の絶品なのだから。まず、お店に入った瞬間に目の前、そして棚の上にずらりとならんだ壷(というか大きなガラス容器、梅酒を漬けるようなやつ)が目に入らなかったら、あなたはよほど泥酔状態か、強度の近眼かのどちらかである。そのなかには、ウォッカに漬けられた国産(確か長崎)の生姜が入っている。この生姜ウォッカを使って作るモスコー・ミュールは旨い、旨いという言葉が軽くなるほど旨い。スライスした生姜を加えている点も◎。言葉で伝えるのは難しいので是非言って飲んでほしい。ちなみにマスターのカクテルはどれもシンプルの中にワンポイントと加えているものが多いので考えながら飲む楽しみもあったりする。でも、シェーカーの振り方、ステアの仕方を見ているとやはり七島流。ここに伝統が息づいている感じがするのは私だけであろうか。私も好感視してそれを見ている。こちらも人気店であるので、混み具合を確認して伺うのがよろしいかと存じます。
May 17, 2007
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福岡のBarネタ。といってもいつものBarOASCARやBarGrandTAMAKI、BarPalmdorなどをいまさら持ちだして紹介してもしかたないので、今回は中洲編。最初はここ、「中洲といえば・・・・」の「Bar七島」ここ福岡は博多、その中でも中洲に、現在では数多くのBarがあるが、その発祥のBar的存在と言ってもいいお店である。創業は1958年、私が生まれる以前からやっている老舗中の老舗Barである。なんで「Bar発祥のBar的存在」かといえば、ここの大マスター七島啓さんの下で修行した方々が今の中洲をはじめとした福岡のBarを創りあげてきているからだ。私がよく行くBarHIGUCHIのマスター樋口さんは大マスターの晩年の弟子とおっしゃっていた。場所はとても分かりやすい。中洲大通り沿、中洲交番真向かい、交差点近く、お店の前に「NIKKA BAR」と大きくネオンが輝いている。こんな老舗で由緒正しいBarであるから、さぞや身を律して入らねばならず、格式を重んじて堅苦しく、一見さんお断りのような雰囲気かと思いきや、それは全然違う。やはりそこは博多のBar、そんなことあるはずはなく、逆に、一見さん大歓迎的雰囲気を醸しだしている。入ってみるとそこんところがよりはっきりしますな。静かで厳かなBarを想像すると間違う。どちらかといえばパブの賑やかさと明るさがある。結構賑やかなお客さんが多かったりするし。バーテンダーの方々やホールの女性も姿勢正しいながらとてもフレンドリーで和んでしまう。居心地はかなりいいんですよ、ここは。置いてあるお酒はさすが老舗、多岐に渡っている。モルトBarではないもののWhiskyの品揃えが充実している。オールド・ボトルからマニアックなボトラーズ・モルトまで幅広く、それでいてツボははずしていない。なかなかのバックバーに加えて、カウンター目の前には庶民の味方「ブラック・ニッカ」があったりする。ただ当たり前だが、山崎・白州・響はない(一応NIKKA BARです、ここは)。大マスターはお年ながらほぼ毎日お店には顔を出す(2時間くらい)ものの、あまりカクテルを創ったりはせず、もっぱらお客様の話し相手になられていらっしゃる。実際の実務は、お弟子さん達が取りしきっている。そのなかでも中心のバーテンダーは、大マスターのふたりの娘さん最子さん・理子さんなのだが、昨年夏に私が赴任してきたときには、既にお姉さんの最子さんは体調を崩されて長期療養中であった(なのに私は2月にOSCARで一緒に飲んだ)。現在は理子さんがお店をまとめていらっしゃる。が、・・・・・・・、その理子さんからも「産休に入りました」との連絡あり、しばらくお店に出られないとのこと。Oh! My God! 妊娠してたんですか? 6ヶ月とは全然気が付きませなんだ。まあ、飲みながら女性のお腹をしげしげと見たりしませんしねぇ。ともあれ、ご無事な出産お祈りしております。みなさん、博多に来られた折には是非是非訪れてください。満足なさると思いますよ。ただ、いつ行っても混んでいて座れなかったりするので確認してからの方がいいですね。
May 16, 2007
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金曜日ということで上司・同僚3人で「モツ鍋」を食べに行った。この暖かくなってからのほうがお店は空いていたりするので案外冬ど真ん中よりもよかったりする。お店のほうのサービスもよい。繁忙期はオーダーすることが遠慮してしまうほど忙しそうだからね、どの店も。このことは今回の本論とは関係ないので割愛。で終わって、2人と分かれた後に向かったのは場所も近かったこともあり、BarOscarただ、連日ということもあり前の晩かなりヘビーだったのでこの日は軽めにした。1杯目は、ウォッカ・ベースのショート・カクテル。抹茶リキュールを使って甘くなくさっぱり感をを出していてとても口当たりいい。2杯目は、SingleMalt見てのとおり KrugersのGlenKeith久しぶりに飲んだ蒸留所だ。Krugersものも久しぶり。そういえばGlenkeithで持っているのは、オフィシャルの10年ものだけだったなと思い出す。しかも今の現行品のラベルに「10」と書いてあるものじゃなく「1983」と書いてあるものだったと記憶している。それほど飲み込んだMaltではないものの、今までのイメージでは、軽くてフローラルナ感じのするMaltだったと記憶していたが、あんまり当てにはならない、自分の記憶は。そもそもボトラースでもあまり出回らない蒸留所だしね。SMWSでも調べてみるとコードは「81」、う~ん、手に入れた記憶はないなぁ。でもって、実際に飲んでみる。落ち着いている中にも確かに華やかな気配があるものの、生姜のような香り味わいもある。案外ドライ。飲み飽きがないないもののずっと飲み続けたいというほどでもない。たまに飲みたくなるかもしれないし、気になる味わいでもある。かなり疲れが回っていたことを自覚していたので、本当に2杯で切り上げ。
May 13, 2007
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嫁さんがなぜだか分からないが「梅酒」にはまっている。料理を創っている間や昼にちびっとづつ飲むことを楽しみにしているらしい。そんなわけで、わたしはほとんど飲まないものの、冷蔵庫に梅酒が2本入っている。赤い梅酒 Perilla 14% 720ml梅酒と言えば「チョーヤ」、チョーヤと言えば「梅酒」、と言われるほどのブランド企業。そこが出したエレガント梅酒がこれ。う~、はっきりと女性にターゲットを絞ったことがわかるコンセプトを持った酒だなぁ。酒屋で見つけて、嫁さんのために買ってしまった。1,000円くらい。説明を読むと、「Perilla」とは「赤シソ」の意味らしい。つまり、「赤シソ」+「梅酒」でこんな赤い色をしている。嫁さんようなので私はあまり飲まないが、ストレートよりも、「ソーダ割」や「オレンジジュース割」がおいしいとのこと。和三盆糖梅酒 15% 500ml 壱岐の島 玄海酒造休日出勤に出かける際に、嫁さんから「タウン情報誌」を渡されて、「仕事の帰りに岩田屋(福岡最大のデパート)の酒売り場寄ってこれ買ってきて」と頼まれた品。なんでも岩田屋だけで売りだしているものらしい。それも限定1,000本。「1,000本しかないからもうなくなっているかもしれない。早めに行って確保して」って言われても、こっちは仕事あるんですからねぇ・・・・・・ でも実際に岩田屋に行ったら、棚いっぱいに置いてあって、全然売れていないんですけど・・・・・・ しかも500mlで1500円、梅酒にしたら高いんでないかい。飲んでみて「あれ、甘くない」というのが第一印象。ストレートでもくどくなくサラッと飲めてしまう。甘くないのが好きな梅酒党の方にはいいかもしれない一品じゃないかな。ちなみに冷凍庫の中には、私用にウォッカとジンが数本ずつ入っているので、これからの季節には使用頻度が増すんですね。
May 12, 2007
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社内の企画「春の食事会」があり、久しぶりに宴席を楽しんだ。勤務先の私のセクションは5課もあり、部下の総数は56人にものぼる。そこに我々管理職が6人、サポートが6人、スタッフさんが3人、と、結構な大所帯だから全員一緒の食事会ともなれば、まずは場所の確保が大変である。大抵はホテルの宴会場に落ち着くことになるが、昨夜もそのとおりでホテルで行った。今年4月入社の新人の歓迎会も兼ねての食事会だったこともあり、新しい顔ぶれでフレッシュ感ある宴会になった。乾杯のシャンパンのあとは各自飲みたいものをバーカウンターに自分で取りに行くいつものスタイル。でもここは九州、カウンターにビールを取りに行くものは少数、多くは焼酎を持って席に戻ってくる。女性も皆さん、「芋ロック」、「麦お湯」という具合だからさすがである。若い衆には飲みすぎてベロベロになっている者もいたが、まあ、それは宴会の花ということで、定番ですな。古い衆(管理職)でも前後不覚になっているオジサンがいたがそれも定番メニュー。 そんな会も程よく楽しんで、解散後にひとりで向かった先は、BarOscar。(私の勤務先ではみんなして、例えば上司が強要して部下を2次会に連れ回す雰囲気はないので、その点は楽。行きたいやつが行きたい者同士で行きたいところに流れる。一人で行くもよし、帰るもよし、連れ立って行くもよし) で、BarOscarマスターの長友さんは会合のため不在。No.2の遠藤君に選んでいただく。1、まずは、モスコーミュールモスコーミュールといえば福岡ではHIGUCHIのものが群を抜いて有名でおいしいが、ここOscarのものもなかなかどうして。爽やかさが極まる。2、Douglas Laing OMC Banff 1977/12-2002/02 50%いいっすねぇ。僅かな加水で思いっきり香りが花開く。ゆっくり飲むには最適Malt。3、JAMSON GOLD遠藤君のお勧めもあり、高級アイリッシュ。グッド・チョイス! なんとなく長熟グレーンな趣だがそれがアイリッシュだからね。 隣の席にOscarが初めての女性がいらしてて、遠藤君とwhiskyの話しをしていた。さすがに私から話しかけるような野暮なことはしないものの、講釈している遠藤君が私の方をちらちら見ながら会話しているのがおかしい。別にちゃちゃ入れたりはしないし、間違いを指摘したりしないんだから。なんでも彼女ここ最近whiskyのおいしさに目覚めて、なかでもアイラ系に惹かれてきたとのこと。いいことです、若いのに立派! 3杯であとにして向かったのは、当然、BarGrandTAMAKIいや~、失敗。入った瞬間引き返したほど。だって私の直属の部下どもが5人も陣取っているんだもんなぁ。しかも酔っているし。宴会中の会話からてっきりカラオケにでも行っているものと思っていた私が愚かだった。とはいっても、みんな、気のいい連中なんだけどね。一緒に飲んでて楽しい者達だし。 ここではM君におまかせ4、Glenmorangie Cask 1974-2000よくこんな古いもの持っていたよなぁ。このころに蒸留したGlenmorangieにはずれはないという定説どおり。さすがです。久しぶりの味わいですなぁ。感慨感慨・・・・・・5、Macallan Grand Reserva 1980現行品にはもうこの味わいはない。そう思うと案外この時期のmacallanって貴重かもしれない。さてさて 遅くなってしまったのでここで帰宅。睡眠時間が少ないぞ~。
May 11, 2007
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外飲みに行かないからといってScotchを飲んでいなかったわけではもちろんない。家飲みはそれはそれでしっかりやっていた。「WhiteHorse12Y」や「Ballantine12Y」、「White&Mackay」などをロックまたは水割りなどでクイクイやっていた。「Bar我が家」というわけですね。そのボトルたちも空いてしまい、今は、この3本。プラス最近買ってきてまだ開けていないBourbonの「Baker's」。これはソーダ割用に買ってきた。さて、その3本は、見てお分かりの方には解説はいらないだろうが、一応。向かって左から、SMWS 119.06(山崎) 11年(1991/9-2003/7) 61.6%2003年に初めてSMWSの認定ボトルとなったときのシリーズ。これは秋に発売となった方のボトル。その当時は他のものが凄すぎて影が若干薄い存在だったが、こうして飲んでみるとなかなかどうして、ボディーもしっかりしており飲み応えのあるMaltである。軽さの中にもコクがあり、後を引く楽しさがある。つけられた表題は「Light,Citric and Spicy」。いかにも「山崎~」という風ではないものの、こんな山崎もいいねと思わせる1本に仕上がっている。ラベル後ろに「原産国:スコットランド」と書いてあるのはちょっと複雑な気分にさせる(現在ではSMWSの日本ものMaltにはきちんと「日本」と書いてある)。SMWS 27.53(SpringBank) 14年(1989/12-2004/9) 55.1%こちらもちょっと前のボトル。確か2004年の冬ボトルだったんじゃなかったか。表題は、「Peppered Strawberries」。う~ん、なんとなくそんな感じ。こちらもどちらかといえば「らしくないSpringbank」。なんといおうか・・・かなりフルーティーなタイプ。塩っぽさがあまり感じられない。甘い果実香がわりにはじめから来る。イチゴジャムのような濃さもあり、あとから柑橘系が重なってくるようだ。ビターチョコ、ココア様もある。加水しない方が楽しめると私は思う。もう1本、一番右側のボトル。説明は要らないですよね。そう、サントリーの角瓶ですね。これ好きなんですよ。どんな飲み方したってうまいし、食前でも食中でも食後にゆっくりでもOK。ロングセラーにしてベストセラー。最近のCMの「Whiskyを70年やっとります!頑固瓶、角」というのがあるけど、そんな変わらない無骨さがいいよね。迷ったときはこれ!これに限る!どちらかというとソーダ割で飲むことが多いかな、私の場合。白角・黒角もいいけどスダンダードを選んでしまいます、やはり(でも2年ほど前のクリスマスバージョンの赤角はちょっといただけなかったなぁ)。この3本を気分に合わせてチョイスして家飲みやっとります。これから暑くなる季節、角瓶の消費が一番増えそうな気がする。
May 10, 2007
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みなさん、お久しぶりです。1ヶ月以上ご無沙汰していました。ようやく今期に入って一息つけるかなという状態になってきましたのでボチボチ書いていきたいと思いますのでまたよろしくお願いいたします。いやあ~、4月は激務でしたねぇ~。期が始まって、収入予算がいきなり3割以上アップされるわ(でも前期は予算達成率200%だった)、フロアのレイアウト変更があっての引越しはあるわ、ただでさえ忙しいところに私の課に新人が配属される(しかも新卒!)、来年入社の学生の採用面接はせんといかんという時間配分・調整が激高難度の状態が続きまくり、もう脳みそ腐りそうなまま突っ走ってきてしまいましたからねぇ。よって、なかなかゆっくりと飲みにいくことができませなんだ、というよりそもそも飲みに行く気力自体がなくなるほどまでだったので。4月はBarOscar・Bar七島・BarHiguchiに2回しかお邪魔していないという善良なお父さん振りでした。となんとかブツブツ言っても仕方ないんで、昨夜の件。久しぶりのBarOSCARご無沙汰を詫びつつ、1、GINベースのショートカクテル。「さっぱり、強烈!」とのオーダーで作っていただいたもの。名前は忘れた。とてもおいしい。気分がリセットされる1杯目。2、The Macallan Cask Strength 59.3% 500ml蒸留所限定販売の品。かなり以前のボトル(1980/3-2001/12)で棚の奥にひっそりあったのをマスターに出してもらった。私で最後の1杯だったため、記念にボトルをもらってきた。MasterDistillerがDavid Robertsonのころのもので、テイスティング・コメントは現マスターのBob Dalgano氏が記している。ボトルと箱に手書きで記しているコメントがそのままの味わい。多分誰が飲んでもそう感じるほどわかりやすくMacallanしているボトル。まずは柑橘系が香る。シェリー・バッツのよくないところはまったく感じられない。レーズン・程よくバター。ナッツ。樽本来の香りが心地よく品がありまとまっている。スモークさはコメントほどには感じられなかった。ピーティな感じはあまり嗅ぎ取れなかった。全体的によくまとまっていておいしい。そして2件目、BarTAMAKI3、またまたGINベース。今度はロング。M君の丁寧な作り方にも酔いつついただく。なぜか映画の話で盛り上がる。4、珍しくBourbon&SodaOld CrowのSoda割り。まあ、安心できる味わい。話が盛り上がって、お客さんも来なかったこともありついつい長居。そしてチャリで帰宅。ああ、のんびりできました。やはりたまにはこうして顔を出していかないといけないなと再確認。その方が元気が出るんですからね。
May 9, 2007
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で金曜日。会議終了後に平塚まで足を伸ばして向かった先はBarAmberTime。ただ勤務先の連中と一緒に食事をしたあとだったので、成り行きで一緒にAmberTimeまで連れて行くことになってしまった。カウンターでマスターとサシでというわけにはいかなかったことが残念。加えてせっかくカウンターに常連Sちゃんがいてくれたのに。ごめんねSちゃん、また行くからね。本当は隣でゆっくり飲みたかったんだけど。そうはいってもやっぱりいい空間。周りのボトルを見ていると本当に落ち着きますなぁ。隣のテーブルの団体さんがちょっと賑やかだったけど。ここでは2杯。1、PORT CHARLOTTEBruichladdichのヘビーピート版ですね。初めて飲んだけど、なかなかですねぇ。日頃LaphroaigやArdbegを飲みなれているせいか、それほど違和感は感じない。でも若い、若さが前面に出ている。もう少し寝かせたら結構面白くなるのではないだろうかね。2、Springbank Kingsbury's Cletic 1991(だったと思う)案外バンクをそのまま感じさせる味わいだったと思う(というのも記憶が曖昧)。ここで娘から電話が入り、藤沢のBarB♭で待っているとのこと。名残惜しいが、仕方がないのでお店をあとにする。マスター、また来ますからね。さて、藤沢のBarB♭。娘は大学入学が決まったばかりの未成年なのでマスターにノンアルコールカクテルを創ってもらって飲んでいた。なぜか隣に、精肉店の社長Oさんがいる。この社長、このBlogで何度のご登場いただいたハム・ソーゼージ造りの大御所である。私もお店に買いに行っていたので、味わいはもう保証つきといっていいほど。本場ドイツ仕込で、ヨーロッパのコンテストでいくつものグランプリを取っているほどの方である。が、なぜか飲むと勘違いが極めて激しくなるとても楽しい社長だ。この日も娘との話しそっちのけで社長と会話を楽しんでしまった。おまけに社長の飲んでいるGlenmorangie10年を一緒になっていただいたりしていたほど。マスターやママたちとの会話に夢中になり、あとは何を飲んだか忘れてしまった。3杯ぐらいいただいたかな。連荘で案外酔っていたんだな。いかんいかん。でもたまに帰ったときぐらいはちょっとハメはずして飲んでみたくなるんですな。こうして書くと3日間飲み続け。いい出張となりました。
Mar 27, 2007
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木曜日、会議のあとの役員懇親会終了後、まだ寝るには早いといのことでバーコレオスに顔出し。転勤してから伺っていなかったご無沙汰を詫びつつ頂く。マスターの大泉さんが会合でいらっしゃらなかったのが残念。チーフの福島君に作っていただく。彼とも12、3年の付き合いになっているなぁ、あの頃はまだ彼も若かったよなあ(今でも若いけど)と戯れ言を言ってしまう。同じ支店の女性(私の隣のデスクで一緒に業務を行っている)と行き、マティーニと2杯目はオールドボトルでミルトンダフを頂く。彼女はイチゴのカクテルと桜餅のカクテル、これは福島君がオリジナルで作ってくれたもの、あまりの美味しさに彼女も大満足。お店の静かな雰囲気も気に入ってくれたもよう。やはりいいバーを紹介することは私の株も上がりますわな。もっと居たかったのだが、明日も大切な会議があるためここで失礼。彼女は金曜日土曜日に銀座に泊まるとのことだったので、夜のお楽しみBarということで、銀座といえばということで、紹介したのは名店中の名店「BarTENDER」、言わずと知れた上田さんのお店ですね。私の名前とBarOSCARのマスター長友さんの名前を出せば一見さんよりはちょっと親しくしてもらえるかもなどとアドバイスになっていない紹介をする。でもたまの銀座、いい銀座の夜にしてくれ。出張の夜はまだまだ続く。
Mar 26, 2007
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なんでまた都内に行ったのか?特にウィスキー関係の企画だったのではなく純粋に勤務先の会議があったからである。たまたまPolkaDots&Moonbeampの感謝祭があり(というか感謝祭なくても伺うつもりだったけど)これは是非ともということで久しぶりに参加。17:00から21:00過ぎまでかなりの本数を頂く。一応飲んだ中で覚えているボトルは、ARDBEG 1974-1991 "Connoisseurs Choice" 40% ARDBEG 1973-2003 "Connoisseurs Choice" 40% ARDBEG 1980 "KILDALTON" 57.% ARDBEG 1992-2002 "Straight From The Cask" 56% ARDBEG 1992-2003 "GDA" 40% ARDBEG 1992-2002 "Douglas of Drumlanrig" 45% ARDBEG 1991-2004 Acorn's 55.1% ARDBEG 1990 "AIRIGH NAM BEIST" 46% ARDBEG 1998-2006 SMWS 58% 以上のArdbegはすべていただく。BOWMORE 1969-2002 "PEERLESS" 43.4% BOWMORE 1989-1999 W&M 55% BOWMORE 1995-2006 BBR 56.2% で、Bowmoreも全て飲む。CRAIGELLACHIE 1974-1994 "Connoisseurs Choice" 40% GLENDRONACH 1968-1993 43% → これはいい!GLEN ELGIN 1975-1998 Cadenhead's 56.7% GLENUGIE 1980-2005 SMWS 47% LAGAVULIN 1992-2006 "Vanilla Sky" 53.6% LAPHROAIG "Friends of 10th Anni" 11y 40% LAPHROAIG 1987-2006 SMWS 52.2% LAPHROAIG 1994-2005 3-Rivers 56.2% LAPHROAIG 1998 2006 "Whisky Fair" 48.5% LONGMORN 1972-2006 G&M for France 45% PITTYVAICH 1981-1998 "OMC" 50% PORT ELLEN 1979 22y 2nd 56.2% TALISKER 1983 "HEBRIDES" 46%このほか、サマローリのHighlandParkをいただく。実は皆さんこのボトルを地雷というものの私は結構好きな味わいだった。サマローリものはオイリーであることは定説だがこちらも当然その味わい、でもオイリーであるがむしろクリーミーさが勝っていたところが私にはよかった。久しぶりにマスターのMさんとも話ができ、Malt界のみなさんとも懇親を深められ満足の数時間であった。やはり一番行きたいのはスコットランドではなく「都内」ですな。
Mar 25, 2007
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はい、つづきです。実際の面接した事例なんだけど、こんなのはほんの一例ですからね。ではいきましょう!1、ゴム長靴で面接に来た40代男性当社は一応金融機関であり、面接などにおいては普通スーツが原則と思っているのだが・・・・ でも、う~ん、これは分からない。その日は晴れていたし、この男性が農業に従事したり魚市場の関係の方というわけでももちろんない。もしそうだとすれば現職を抜け出しての面接として、ごく普通のこととして長靴を我々も気にしたりはしない。しかしその方は無職の方だった。スーツを着ている(サイズ合っていない)のになぜか足元が長靴、見た感じからしてすっごく奇怪。受け答えもチグハグで、当社への適応はなさそう(多分どの企業でもないだろう)だったで不合格。2、言動不一致27歳男性大学を出てから仕事を6回変っている。もちろんキャリアアップのためならいいのだが、全然脈絡もなく、どちらかといえばキャリアダウンに近い職歴(保育士1ヶ月→土建業→ケーキ工場→介護ホーム→あとわすれた)。なのに履歴書には「粘り強くひとつのことにこだわって取り組む性格」と書いている。やっていることと書いていることが違うやろ!実際に面接してみたら「ああ、やっぱり」という感じ。はっきり言って根気のなさがからだ中から感じられる情けなさ。当然不合格。3、職歴が不可解な32歳男性大学卒業後すぐに地元地方銀行に勤務。安定して有名な金融機関に就職したのになぜか4年で退職。そのあとがすごい、すぐに北海道に渡って「蟹漁船」に乗りこむ、そこも一年でやめて今度は沖縄に飛んで「トウキビ」栽培農家にお世話になり勤務。居心地がよかったのか2年。その後北陸の方に渡ってまた漁に従事していたらしい。当社に面談くる人間にしては異例の職歴だったので話しだけでも聞いてみようということになり面談した。会った瞬間「こりゃ、だめだ」と直感してしまうようなもんで不合格。漁関係の仕事が好きとかそういうことじゃなく、要するに全てに堪え性がなく興味本位ですぐ行動してしまうタイプだっただけ。4、超有名進学校→東京大学 無職33歳学歴だけだったら「おおおっ」と言ってしまう。ただ問題なのは、職歴がないこと。大学院いってから学究生活というわけでもなく、司法試験受験のための勉強を必死にやっていたというわけでもない。単純に仕事をしたことがないだけ。面接で聞いたら、塾や、ガソリンスタンド、コンビニなどで勤務したことがあるらしいが、ほとんど一ヶ月もたなかったとのこと。まあ、一種の引きこもりといおうかニートかもしれない。大学入学で燃え尽きてしまったのだろう、人生を。面接した感じからして「あっ終わっている」としか見受けられない。現在一人でマンション暮らしなのだが、「現在無職で所得もなく、勤務実績のほとんどないあなたに蓄えがあって生活しているとは思えないですが生活費はどうしているのですか」と問うたところ「ずっと親の年金から出してもらっています」とこれまた情けなくて涙が出るような答え。ああ、学歴ってなんなのだろう。5、綺麗過ぎる32歳女性きれい、とてもきれい、化粧がうまいのではなく地がきれいなことは会った瞬間わかるほどきれい。受け答えもそつがない。ただ、あやしい、なんとなく怪しい雰囲気がありまくり。メールアドレスも怪しい。なんつうか、泉鏡花の小説「高野聖」にでてくる女性のような妖艶な方だ。面接終ったらそのままふらふら憑いて行ってしまいそうだった。ついていったら中洲の河を泳ぐ魚に変えられていたかもしれない。迷ったけど相談の結果不合格にした。6、いいこちゃんというかボウヤ大学を卒業したばかりの坊や。地元ではそこそこと言える私立大を出て就職もしている。なのになぜか夏ごろに就職活動。はじめは、現在の会社に不本意さを感じて再就職を狙う第2新卒組かと思っていたが、面接してみたら全然違う。「今の会社の社長に就職活動しなさいといわれたから来た」とのたまうずうずうしさ。それってリストラだよ、にいさん。おまえいらないっていわれてんだよ。確かに会ってみて一目で「使えねぇ」と感じさせるほどの線の細さは現勤務先の社長でなくとも「お引き取りください」と言ってしまいたくなる。不合格以外の選択肢はない。7、35歳無職、虚弱35歳男性、会った瞬間「不健康」を感じてしまう。着こなしに清潔感は皆無、シャツはヨレヨレ、靴下は白、靴は汚れたオッサン靴。髪は下げてだらしない。会ったとたん面接をやめたくなるほど。しょうがないので規定どおり面接しておしまい。高校卒業して肉の運搬をする業務に従事していたものの腰を壊して退社、地元に戻ってきて親元でブラブラ。派遣も登録したものの派遣先からすぐに断りの依頼が来るほど。「なんでたった半年で腰を壊したんですか?肉の運搬はそんなに重労働だったんですかね。」と聞いたところ、鶏肉2袋5Kgくらいを数件運んでただけらしい。そんなんでからだ壊すんか?長期療養しなくてはならないほどなになるんか?だったらコピー用紙の箱の方がずっと重いぞ。まあ、どこでも採用はおぼつかないだろうな。8、自信満々28歳 自営業なんで自営業が応募するのかが不可解。しかも面接したら、事業は順調でこのまま発展を続けそうというではないか(実際は火の車らしいことはあとからわかった)。だったら自分の仕事を続けていけばいいではないか。「なんで?」ときいたところ「キャリアアップのため、収入拡大のため」と答える。矛盾していませんか?「自分を使わない会社は愚かだ」とばかりに自信満々。「業務的には、よくものをわからない人にものを教える仕事だ」とめちゃくちゃ失礼なことを平気で言う。お客様のことを下に見るような物言いでは商人としての資質さえ疑ってしまう。なんか人生勘違いしていないか?お客様から好かれない性格であることはよくわかる。彼には「謙虚」という言葉が欠落している。自己アピールを勘違いしている例である。じつはまだまだあったりする。でもこの辺で今回は。これから都内に行って某Barの某感謝祭に参加します。報告は週末に。
Mar 21, 2007
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といっても私が転職するという話ではなく、逆に面接する側としての話。で、珍しく本業の話。もうすぐ4月入社の新人が配属されてくるころである。私は勤務先では、採用活動のため面接などを行い人事的な業務も行っている。もう終わったが、ある時期、普段の業務に加え、「採用の面談」も行うので結構大変なスケジュール管理をしなくてはならないときがある。これが結構難儀なもので、ただでさえ超多忙な中なのに面接の時間まで割かねばならず、時間管理に四苦八苦してしまう。私の場合、主に面接するのは、いわゆる「中途採用」組みで、他の企業である程度のキャリアを積んできた方たちである。忙しいさなかに時間を割いて真剣に面接をシビアに行う。なのに、なのにである!安易な気持ちで応募してくる者が多すぎる!本当にいい加減としか思えない応募があったりして困ってしまう。我々にとっては「時間の無駄」以外何者でもないよう面接になってしまうことだってある。ひどいケースでは、募集案内だけ見て応募してきて、業務内容などよく読んだり、WebSiteで確認したりしていない者もいたりする。最低限、業務内容ぐらいは押さえておくべきではないのか。そんなんだから、面接時に「志望動機」を訊いても、「具体的な」回答にかける場合や、「熱意」が伝わってこない。このあいだなど、「当社を志望した動機をお聞かせください」との私の問いに、「募集していましたので」と応えた若者がいた。そりゃそうだけどよ~、なんだかなぁ~。さらには、アポとって面接の日時まで決めていたのに、面接時間になっても現れないなんてのも3人もいた(すべて20代前半女性)。事故や交通事情で遅れているのかと親切心で「時間過ぎていますがどうしました?」と電話してあげれば「行かなければ自動的にキャンセルじゃないんですか~」とのたまった奴もいた。社会常識というものがないのか!だったら事前に連絡して辞退する故を伝えるだろう、普通。こっちはそのためにしなくてはいけない仕事の予定までずらしてまで時間をあけたんだぞ!「一緒に仕事をしたい」気になるか否かを採用の基準にするという意見もあるが、それは違うと思う。企業は「なかよしクラブ」ではない。たとえ一緒に仕事をしたくなくとも、能力的に高いポテンシャルを持った者ならばその企業にとって有益と思えば採用するのではないか。そして組織をどうまとめていくか、個々の能力をどう最大限発揮してもらうかの仕事は我々管理職側の職務となってくるのだから。さまざまな価値観を融合させてクリエイティブな仕事を生み出す、そのためには、ポテンシャルの高い社員の採用が不可欠となる。最低限の条件として、社会常識が備わっていることは当たり前すぎて言うことさえばかばかしいが、実際にはそうでもない方々も多数面接してきた。自己アピールがしっかりできる、つまり、自分がどういうキャリアで、どこに強みを持っているのか、もっと言えば自分はどういう人間であるのかを自己分析出来ていて、それを他の人にも伝えられる能力を持っていないと採用はおぼつかない。ただ、この点、過ぎてもいけない。実際に面接した中で、「こんな立派なキャリアで仕事が出来る自分を採用しないならこの企業は愚かだ」といった風で自己顕示欲ばかり強いのも来た。自分で自らを能力があると分析するのは勝手だが、その能力を使えるか否かを勘案し判断するのは「自分」ではなく「企業」側にあることを知るべきである。あと、我々が面接していてつくづく思うことだが、こと私たちが部下を採用するに当たって一番参考にならないのが「学歴」である。一定以上であればあまり重きを置かない。むしろ、どのような価値観を持った人なのか、本当に高いポテンシャルを持っているのかをよーく見させていただいている。採用したい方に対しては、わざと質問を多くしたり、困らせるような問いかけをしたりして反応を探っている。逆に採用することがなさそうな方に対しては時間を取られたくないから短時間で済ます。さてさて、次回は、実際に面接してきて「???」な事例や、「うああああ」的事例を紹介してみましょうか(当然、実名や個人が特定できることは記しません)。
Mar 20, 2007
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過日BarTAMAKIとBarOscarに伺ったときに、とあるカードをいただいた。なんと横浜や水戸に続き、この街福岡地区でも例の企画をやるというではないか!それは写真のとおり、「FUKUOKA Malt Rally」ですね。サントリーさん、商売熱心ですなぁ。ご存じない方のために少々説明させていただくと、この企画は、指定されたお店で指定されたMaltWhiskyを1Shot飲むとカードにポットスティル型のスタンプを押してくれる。そのスタンプが貯まると景品をくれるというものである。で、今回の指定Maltは、当然サントリーと関係深いところというわけであるが、必須Malt6種は、山崎12年白州12年マッカラン12年グレンフィディック12年ボウモア12年ラフロイグ12年選択Malt3種(このうち2種を飲む)としてあげられているのは、山崎18年白州18年マッカラン18年そして景品は、「山崎樽材オリジナル印鑑(シャチハタ)」である。う~ん、横浜でやっていたときとかなりスケールダウンしているぞ、なんでだぁ?昨年末の横浜の企画は、Malt必須15種、景品はナント、「バカラ」のグラスであったはず。今年には入ってすぐに予算がオーバーしたのか?サントリーさん、もっと太っ腹なところを見せてくれぃ・・・・・。
Mar 14, 2007
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題名どおり「病んでいます」。病んでいるのでを、飲んでいます。日曜日からおかしくなり始め、昨日は、を平均として、最高39.6度までいきましたねぇ。いや~しんどい、しんどい。何がしんどいって、高熱もそうだけど、からだ中の間接筋肉が痛くてどうしょうもない。特に腰と背中胸が痛くて寝返りや起き上がりに非常な努力を要してしまうことですね。寝て安静にしろと先生に言われていたものの、痛くて寝られないし息苦しさに咳き込み、逆に安静にできない状態ですわ。さすがに3日目の今日は薬も効いてきたのか、または症状も峠を越したのか、熱も7度代後半まで下がりかなり楽になりました。寝転びながらでもこうして原稿を打てるまでには回復したほどですからね。ただ、からだの痛みは継続中であるところはまだ本回復とはいえないでしょうな。インフルエンザ、今年はこんな遅くに流行るとは。もう罹らんだろうと思っていた矢先なので案外不意を衝かれてしまった感があります。インフルエンザって、何年ぶりだろう?多分12~14年はかかっていなかったと思う。今回の私はA型らしいです。
Mar 13, 2007
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休暇明けで週末ということもあり当然Barに顔出し。1件目、BarGrandTAMAKIたまには酔っ払っていない私を見せないとバーテンダーのM君に本当の「酔払い」と思われてしまうからね(既に思われているかナ)はじめは軽くロングからいく。1、レッド・アイそういえばパブデ・ピカソさんが飲んでいたなぁと思い出す。M君のレッド・アイは特徴的。基本はビール+トマトジュースなのだが、少々手を加えて飲みやすくそしておいしくしてある。スノースタイルにして、そこで使っている塩はアンデス産のピンク・ソルトとのこと。ああ、この味は結構好き。2、特級時代のLOGAN言わずと知れたWhiteHorseの上位ブランド。懐かしい味わい。モルトの含有率が高いのか、こってりとした味わいがいい。今のWhiteHoeseの12年も軽い中にコクがあるのはいいけど、このようなクリーミーさはないのが残念な気がする。3、Findlaters Finest Scotch Whisky 43% 750mlこれも特級時代のオールド・ボトル。横浜税関4桁コードなので80年代前半くらいのものか。彼が柳川市の酒屋で500円で買ってきたとのこと(まとめて10本5000円だったらしい)。まだまだ九州にはオールド・ボトルが眠っている証左でもあるなと思いつついただく。この時代のものは多少若いものでもこってり感・熟成感があるのが特徴。こちらもその通りいいバランスに仕上がっている。多少落ちてしまっている感は否めないがこれはこれでおいしい。ちょっと加水するのがいいかも。M君・Kちゃんとの話しに興じてしまい。写真を撮るのを忘れてしまった。また、ママとすれ違いになってしまい会えなかったのが残念。2件目、当然ここははずせない。BarOSCAR写真を見てほしい。これは相当のオールド・ボトル。依然伺ったときに、マスター長友さんから、「すんごいのが入りましたから是非今度」といわれていたボトルがこれ。4、Ye Monks 43% 750mlおよそ30~40年前の品とのこと。イタリア周り品。いや~、選択ミス。最後に持ってくるんだった。確かにすんばらしい!このクリーミーな甘さ、粘性もありコクがある。今はお年を召したが昔相当きれいだったと思わせる品のある貴婦人を想像させる味わい。Whisky好きの方は是非飲んでほしい。うなってしまうこと間違いなし!まず、飲んでくれ、飲めばわかる!5、JamusMacarthur Old Masters The Trinity 2 2000アイラの若いMalt2つのバッテド・モルト。2000年蒸留、2006年ボトリングの6年もの。この辺の熟成年だとどこの蒸留所のバッテドかなかなか見極めにくいものがあるが、ベースはボウモアと思われる。6年というものの割りと熟成感があるのには驚き。ただやはり後味が軽い。これはこれで杯を重ねても苦にならずサクサク飲める気がする。水割りにしてもいいかもしれない。ある意味飲み易いMaltだ。ここで、私の海外での仕事のころに話がいって、バンコックで何を飲んでいたのかということから、「メコン」に話が及ぶ。長友さん棚の奥から2本のボトルを取り出す。なんと2本ともメコンの上位ボトルとのこと。このボトルは見たことがなかった。メコンといえばあの薄平べったい貧相なラベルのついた小汚いボトルしか見たことがなかったので意外。長友さんは2本ともショットグラスに注いで下さり飲ませてくださった。ただ、一言「メチャ不味いので全部飲まない方が体のためかもしれません」とおっしゃる。う~ん、はっきり言ってめちゃくちゃ不味かったです。確かに一口しか飲めませんでした。なんつうか、出来損ないの米焼酎にブランデー混ぜました!とういうような感じ。電気ブランの方がまだマシです。なのにボトルには「デラックス・ウィスキー」と大きく書いてある。表記に誤りがあるんじゃないですか?しかも原材料米だし。さすがにメコンを締めにしたくないので、もう1杯。6、Acorns Cooley 12Y 1992-2005 59.4%マスターお勧めの1品。本日入荷したばかり。Cooleyといえばアイリッシュだが、SMWSのアイリッシュでなかなか苦しい経験ばかりしているのでなんとなく???の思い込みがあったものの、あのAcornが選んだ樽だし、なにしろ長友さんが勧めるので安心して飲んでみることにした。いい!こんな軽いのにコクのあるアイリッシュはなかなかない。余韻も程よくじっくりと飲んでいくにはいいMaltだと思う。こちらもお勧めできるMaltですな。電車のあるうちに帰るためにここでお店を出ることにした。たまには早めに帰らないとね。
Mar 10, 2007
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福岡に帰ってきてもまだ休みは続いている。いわゆる「リフレッシュ休暇」というやつで、明日までお休み。われわれの場合、日頃休むことがないし、よほど体調が不良のとき以外に休暇を申請することがないので、この時期たいていの社員は有給消化のために休暇をとらされる。せっかく3日なり5日の休暇をとらされるんだからもっと有意義に使えばいいと思うのだが、働き蜂の性からかなかなか計画的に遊べない。せめて朝7時くらいまで寝ていられることがうれしく感じるぐらいで、日中は案外ぶらぶらしてしまっている。でも、これではいかん、と思い、今回は一日ひとつ何かをしっかりやろうと考え、実行に移していった。昨日は、「確定申告」。国税庁のWebSiteに繋ぎ、書類を作り印刷して税務署に提出。計算したら割と還付が多かったのでしあわせな気分になる。そのあとは押入れの掃除。本日は、「酒整理」&「物置部屋の片付け」。本当は「物置部屋」ではなく、作業用の空間として空けていたはずの北側の部屋はいつの間にやら完璧に物置と化していたので、いろいろな作業や嫁さんの針仕事ができる空間になんとかしたいと思い、今までのびのびにしていたことを本日実行。やってみると案外大変。お酒の位置を変えるだけでも疲れてしまった。でも何とかまとまりがついてあとは嫁さんが小物を片付けるだけのところまではいった。もうついでなので、昼も夕食も私が作成。昼:パスタ&スープ。なんとなく食べたくなりペンネを買ってきたので3人分作る。ベースはトマトソース、バジルでアクセントを置く。スープはコンソメをベースにして、白菜と舞茸を入れて、黒胡椒、クレイジーソルトで整える。夜:娘の要望からカレー。ただし2種作る。ひとつは無印良品の「タイ・レッドカレー」、ココナッツミルクを加えているとはいえ辛さは半端ではない。もうひとつはごくごく普通の家庭カレー「グリコ・2段熟カレー(甘口)」。こちらはお子様用。実はこのまま作っても面白くないので多少異なるスパイスを投入してコクを出しておいた。スープは昼のものを加工しなおして味を変えると共に中身も根菜を入れて違った風に見せる。副菜として、「ワサビ菜」の炒め物、おひたし、サラダ。昨日この「ワサビ菜」を多量に仕入れてきてしまったので安直に3種作ってしまったものの、「サラダ」「おひたし」があまりにもシンプルながら旨く、我ながら驚いてしまった。ちなみにこのサラダはただちぎったのではなく、大根・キャベツを打った(千切り)ものと混ぜ、氷水につけてシャッキリ感を出し、ドレッシングではなく「ゆずポン」で食べるさわやかサラダにした。でもって、落ち着いて飲んでいるのは、SMWS 119.06(Yamazaki) 1991/9-2003/6 11Y 61.6%こちらには説明は要らないでしょう。いいMaltです。じっくりちびりちびりやるにはぴったりでしょう。で、もうひとつ、竹鶴 17年 180ml 43%これはもらいもの。味わいも皆さんご存知かと思いますし、なにしろこの小瓶がローソンなどでも売っているので気軽に試すにはいいサイズだと思いますよ。昨日まで、新発売された「余市」を飲んでいたのだが、昨夜空いてしまった。ニートやロックであればおいしく飲めるし、価格的にも手が出しやすいので◎お勧め品ですな。ただ、水割りやソーダ割りはお勧めできません、念のため。さて、あすはどうしよう。というものの、明日の食事のメニューはもう決めてあったりするんですね。(実は私、掃除・洗濯・炊事は大好き)
Mar 6, 2007
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所用があって湘南に帰ってきている。こちらもいまにも桜が咲きそうなほど暖かい。その所用とはなんと娘の卒業式なんですね。この度はれて高校を卒業して大学に通うことが決まって親としてはまず一安心。でも入学金や授業料を払ったのでお父さんカツカツです。もうお酒飲めません、新しいMalは買えません。これからはシングル・モルトじゃなく「大五郎」のペットボトル取っ手付きをお湯割で飲むしかないですがね。まあ、一応卒業式はなかなかでしたね。ただでさえロケーション抜群な所に高校がある、高校の前は道挟んですぐ海。よくドラマの収録やCMの撮影をやっていたりする、そんな海っ端の学校で湘南ということで、卒業式のベース曲はなんとサザンオールスターズ。卒業証書を渡しているときは「ツナミ」だったりするし。さすがに高校の卒業式ともなると、ご父兄の皆様(といってもお母さんが大半)はそれなりにお年を召していらっしゃる。その辺が幼稚園の卒園式とは違う。当たり前と言えば当たり前なのだが周りのお母さん方を見ていると「諸行無常」を感じてしまうのは私だけではないはず。まあ、向こうからみればこちらもオジサンなんだろうけど。でも娘は私が22歳のときの子なので、多分出席した父兄の中では私が最年少かも。まあねえ、自分が若いことをいっても仕方ないんですけどね。どうでもいいことなんです。せっかくこちらに来ているんだからといろいろなところに顔出し。嫁さんはちびっこ連れてお母さん友達のところへ。私は当然飲み関係のところへ顔出し。BarB♭にも伺う。ただ、時間が早かったためか常連の皆様はまだいらしていなかったことが残念。また月後半には行きますよ。(写真は高校から見た江ノ島と湘南の海岸)なぜか上方にトンビが飛んでいますが、実は下方に弁当食べている作業員の方がいてその弁当を狙っているんですね。この写真を撮ったあと、このトンビ本当にすごい勢いで突っ込んで行き弁当をすべてかっさらっていったんです。おじさんはホント気の毒です。メチャ怒っていましたが、相手がトンビですからね~。仕方ないのでおじさんセブンイレブンでまた新しい弁当買っていました。
Mar 4, 2007
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引き続きBar日記、今回は「中洲編」業務終了後、伺った先は、NIKKA Bar NANASHIMA博多のみならず全国的に有名なお店ですね。今日で2回目の訪問。マスターはちょい遅い時間に2時間ほど顔を出す程度で、実際のカウンターでの仕事はお弟子さんでもあり娘さんのMさんとRさんが行っている。ただ、現在おねえさんのMさんは体調がすぐれないので妹のRさんが取り仕切ってお客様に出すお酒を創っている。Mさんとはこの間のイベントのときにお会いさせていただき挨拶したのだが、そんなに体調悪くは思えなかったので、かなり快方に向かっているのだろう。早いご回復とお店への復帰を心よりお待ちいたしております。こちらでいただいたのは、1、Ginとグレープフルーツのカクテル名前は忘れた(申し訳ない)。さっぱりした口当たりで気持ちがリセットされるおいしいカクテル。2、Nikka Single Cask YOICHI 1987D 1987・07・23-B 2006・11・02 58%Rさんが「たった今届いたばかりなんですよ~、私もまだテイスティングしてないんです、是非是非!」とのことで、当然いただく。う~ん、いいですねぇ。余市の品質の高さが発揮されたすばらしいMalt。やわらかめのピート香に熟した南国フルーツ香がのってくる。アプリコットジャムのような濃い香り。酸味も感じられるが全体のバランスの中ではアクセントになっていて心地よい。含んでみると案外スモーキーさが引き立ってくる。ドライでビター、アタックは強い。オイリーで芯があるところに余市らしさが現れている。余韻も長くビターな余韻が長く続く。これはいいですねぇ。またいただきたい。3、Island Classic(Talisker)10Y 57.3%スコッチモルト販売が2005年に出したお酒だったはず。若いんだけどしっかりタリスカー。ドライ、スパイシー、アタックの強さ、Taliskerの特徴がよくでている。オフィシャルよりもソルティーに感じられたのは体調のせいかな。そしてお次は、Bar KACHUSHAここも2回目の訪問。マスターはこの道半世紀の大御所バーテンダー。ここのバーテンダーNさんは各種カクテル・コンペディションで優勝なさっているすばらしい腕の方。彼女もまた2/20にいらしてくれたので、ちょいと顔出し。私もよく知らなかったのだが、Nikkaから出されているバッテド・モルトに「博多」というのがある。目の前のカウンターを見たらちょうどそれがある。これはよしといただくことにした。でも飲んでみて、どうしてこれが「博多」なのかはわからなかった。「松山」といわれれば「そうかもしれない」と答えてしまうかもしれないし、「富山」といわれても「そうだな」といってしまうかもしれない。多分まだ私が博多という地域をよく理解していないからなんだろうな。でもおいしい。水割り・ロックにちょうどよさそうだ。というわけで、飲んだのは、4、Nikka「博多」 3件目、Bar KACHUSHAの向かいのビルにあるお店。Bar KACHUSHAのNさんからの紹介でもあり、2/20のイベントにもおいでいただいたので挨拶を兼ねて伺う。お店の名前は、CigarBar Robusto(中洲BarBar内)マスターはHさん。この「中洲BarBar」はなかなかおもしろいコンセプトのつくり、見た目一件のBarなのだが、中に入ると仕切りで仕切られていて、それぞれが独立したBarとなっている。なんていおうか、Barの屋台村といった方がわかりやすいかもしれない。通路を挟んで左右にコンセプトの違うBarが数件づつ並んでいる。しかも隠れ家的雰囲気もあり入浸れば結構はまってしまいそうな感じもする。まだご存じない方は是非行ってみてください。ここでは多少飲み疲れの感があったので、スタンダードを頂く。5、Glenmorangie 10Y最後は、イベントの打ち上げで皆で行った所、中州のオーセンティック・バーBar HIGUCHIもう有名店ですね。説明の必要はありませんね。当然、どうしてもバックバーのWhiskyに目がいってしまう。ああ、いいボトルがたくさんある、「飲みたい~」という気持ちを「今度来たときに飲もう」と必死に抑え、名物モスコーミュールをいただくことにする。マスターこだわりの逸品!さすがにおいしい、「おいしい」という言葉しか出てこない我が貧困なボキャブラリーが情けなくなるがとにかく絶品!最高の味わいのモスコーミュール。続いて今日の締め、カカオ・リキュールを使ったナイトキャップ・カクテル。こちらも落ち着く味わいで◎。6、モスコーミュール7、名前忘れたけどおいしいカクテル今度伺ったときには是非SingleMaltをいただきましょう。みなさん、ご馳走様でした。
Feb 24, 2007
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今週の分、まず木曜日。火曜日の御礼に伺ったのは当然、BarOscarここでの口開けには、Puti preludoマスター長友さんの師匠であるTENDERの上田さん創作のカクテル。シェリーにベルモットをステアしてつくりだされる味わいはやわらかくそれでいてドライさが切ない。お次は、single maltで。目の前にあって目に付いた「Rarest of the Rare」Glenugie 1981 23y色合いからしてこてこてのシェリーなのだが、全然嫌なところが出ていないばかりかむしろ好ましい要素が多く感じられてくる高品質Malt。その香りは甘い中にもべったり感のないフルーティーさ、シェリー由来の香り、さくらんぼジャム、杏。樽香、いい熟成を経てきたものであることが香りから伺い知ることが出来る。飲んでみると思ったよりもかなりドライ。鋭さもあるものの、次第に柔らかめに移行していく。あとからココア様の余韻が残る。2杯であとにして、向かった先は、Bar grand TAMAKIお客様としていらしていただいた御礼をいいに一杯だけいただきに伺う。事前にオーナーママから聞いていたことをちょっとM君と話す。このことはいずれ公示するつもりだけどもうちょっと待ってほしい。いただいたのは、オフィシャルのTALISKER 10Y。よく知った味なのでコメントは割愛。金曜日は後日。ちなみに2月20日の写真は、 ↓http://www.dtcscotch.com/news/index.php#gosにのっています(DuncanTaylorのWebSite)
Feb 24, 2007
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2月20日、この日は、過日公示していた「Single Malt Special Event in FUKUOKA」の開催日。実は始まる前、「来てくれる人いるかな」と結構弱気なこと考えていたりしたんだけど終ってみれば杞憂に過ぎなかった。2店舗合わせて30‐40人くらいだっただろうか。まあまあ体裁は保てたかもしれない。Whisk-eから持ちこまれたボトルもとても魅力的で皆さんこちらについてはとても満足。中でも、ピアレスもの6種は相当な人気だった模様。あとはもの珍しいのかSMWSボトル8種もよく出ていましたね。私はといえば、OscarとPalmeDorを行ったり来たりしながら、いらっしゃった客様へボトルの解説や、下手っぴながら蒸留所の方々とお客様との通訳まがいのことをやっていた。20:00を過ぎるころには、両店ともお客様も増えてきて、しかも蒸留所の方々ともうち解けてきてかなり和気藹々とした雰囲気になってきていた。PalmeDorから戻ってきたら、リチャードさんはなぜか「アンパンマンの鈴」を胸に忍ばせていた。いったい何に使ったんだろう?、不思議だ。そんなこんなで盛り上がってきていたために予定時間を延長までしていただいたほど。お開きにはみんなで記念撮影も。いや~、いいイベントでしたね~、立ち上げ人冥利に尽きました。ただ、会場の準備から運営までしていただいたBarOscarの長友マスターはじめスタッフのみなさんには貴重な営業時間を犠牲にしていただいたり、グラスの洗浄など雑務一般を引き受けていただいたりと、通常営業に比べてまるで引き合わない売上にしてしまったこと、こちらは申し訳なく思っています。パネラーとしてご出席いただいた方々は、Mr. Richard PattersonMr. Frank McHardyMr. Stuart RobertsonMr. Euan ShardMr. Mark WattMr. Alan McConnochieWhisk-eからは、CEOのクロールさん、元木さん、市川さん、K君。ご参加のみなさん本当にありがとうございました。充実したときを共有できましたね。ちなみにイベント終了後、中州に移動し、BarHIGUCHIで簡単な打ち上げ。大人数で入った上、騒いでしまってマスターに申し訳ないと思いながらも親交を深める。翌日の朝の早い便で発つリチャードさんはホテルに戻ったが、我々は当然そこで終わるわけはなく、そこからまた南に下り、ハイアットホテルのBarでも飲む。さすがに私も翌朝早くからの勤務なので26:30ころにはお暇させていただきましたよ。(写真は、アサヒビールWebSite「ワールドリカー」からお借りしました)
Feb 21, 2007
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「やはりここは20日のために一応挨拶しておかんと」ということで、前夜祭からの出席となりました。挨拶とは、20日に福岡に来ていただける4人、以前からの知り合いの方もいましたが、ここはひとつあらためて顔つなぎを。リチャード・パターソン氏、フランク・マクハーディ氏、ユアン・シャーン氏、ベンリアックのビリー氏は身内の用事で今回は急遽来日できなくなってしまったらしいのでアラン氏にご挨拶。まあ、伺った用件といえばこちらが第一なのだが、当然Malt界の友人との久しぶりの会話も楽しみなわけでして。会場の芝パークホテルに行ったら、まずはWhisk-eのK君がお出迎え。彼と近況を話しているうちにCEOのクロールさんから話しかけられた。そういえばチケットをクロールさんから受け取るようにしていたんだっけ。会場の中では、ちょうどデイブ・ブルームさんが開会の挨拶をしていたところだった。パッと見て知り合いの多いこと、さすがです、みなさん。はんじろう・なほりん夫妻、でんわやさん、ぉがさん、Wさん、MDDのT・Sさんなどなど、ご無沙汰を詫び詫び。角田社長と市川さんは会場の準備のために詰めていて前夜祭は来れないとのこと。気持ちのいいJAZZを聞きながら、ハギス、フィッシュ&チップスなどを食しつつ、Maltをさくさくやっていく。途中リチャードさんやフランクさんらと会話兼打ち合わせしながらどんどんやっていく。20日の企画案内書を自分で英訳したものを、リチャードさんたちに見せる前に、一応T・Sさんにお見せして文法的に間違っていないか、意味が通じるかを確認していただいたところ、「かなりでたらめだが、言いたいことはわかるからいいでしょう、ビジネスではないし」とのお言葉。ああ、いかに英語力がないかを痛感、とほほ。まあ、そんなで結構たのしんできたんですな、実のところ。とりあえず飲んだものを覚えている範囲で記してみると、ギネス 1パイント(多すぎ)アベラワー15Y(何で頼んだんだろう?)トマーティン 12Y(同上)スプリングバンク ファウンダーズリザーブラガヴァーリン1979グレンカダム1971(キングスバリー・ケルティック)宮城峡15Y山崎12Yミズナラ樽100%(いいですなあ)ベンリアック1984 21Yタリスカー1947(G&M これはぉがさんから分けていただいた)うー、結構いってますねぇ、こう書くと。そのあとはちょっと用事があったので、銀座のBarTENDER、言わずと知れた上田さんのお店ですね。そこではカクテルを3杯。すべてSさんに作っていただく。さすがです!すべて満足、満足です。この辺で、明日もあるので、と、切り上げホテルに帰る。WMLの件は、後日。
Feb 19, 2007
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以前から記していた企画を公示いたします「Single Malt Special Event in FUKUOKA」を、行います。場所は、Bar Oscar & Bar Palme Dorなります。スコットランドより4つの蒸留所・ボトラーズが来日してのスペシャル・イベントとなります。当日はスコッチ・ウィスキー界の至宝、超有名人であるホワイト&マッカイ社のマスターブレンダー、リチャード・パターソン氏をはじめ、シングルモルト界のカリスマ スプリングバンク蒸留所のフランク・マクハーディ氏など4人の来福が決定しております。彼らと共にしながらのキャッシュオン・テイスティングであり、もちろんレアなMaltも多数ご用意して皆様をお待ちいたします。蒸留所の方々は2店舗に分かれていますので、ぜひ両店に足をお運びください。日時:平成19年 2月 20日(火曜日) 19:00~21:00場所:Bar Oscar 福岡市中央区大名1-10-29 ステージ1ビル6階 092-721-5352 Bar Palme Dor 福岡市中央区大名1-14-18 2階 092-716-7110参加費:無料ショット価格:1ショット 500円~参加者:ジュラ蒸留所 マスター・ブレンダー リチャード・パターソン氏 (ホワイト&マッカイ社 マスターブレンダー) スプリングバンク蒸留所 フランク・マクハーディ氏 ベンリアック蒸留所 マネージング・ディレクター ビリー・ウォーカー氏 ダンカンテイラー社 マネージング・ディレクター ユアン・シャーン氏福岡において、蒸留所の方々が会してのこのような機会はめったにないと思います。このBlogをご覧になっている方の中で九州・山口近郊の方、Whiskyにご興味のおありの方は是非いらしてください。また、SMWSの会員の方も是非ご来場ください。SMWSボトルの紹介もするつもりです。こちらにつきましては、また再度ご連絡していきます。
Feb 10, 2007
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またまた家飲みボトル。もちろんWhisky、Scotchも飲むには飲むが、たまにはいろいろと試したくなるんで。地元九州はやはり焼酎。日本全国焼酎がブームと訊くが、ここ福岡はその九州中のお酒の集まるところ、当然量・種類は半端ではない。というもののそんなに詳しくない私は、ラベル買いばかりである。酒屋さんにおいてあるお酒もほとんどは焼酎なので、そんなに苦労しなく買えるのだが、「プレミアム焼酎」となると話は別。なかなか置いていない。ちょっと大きな専門店に行くと「鍵」がかけられたケースの中においてあり、なかなかの値段がつけられている。「森伊蔵」「百年の孤独」「野うさぎの走り」「天使の誘惑」etc.あまり飲んだことがないのでそれぞれがどのような味わいなのかわからない。よって、果たしてその値段で買っていいのかどうかもわからない。まあ、機会があれば飲んでみたくはあるので飲んでから判断してみましょう。個人的には、小料理「さもんじ」で、「尾鈴山酒造」の「やま」シリーズを好んで飲んでいる。この山のつく3種類はそれぞれ原材料が異なっているのがおもしろい。芋:山ねこ麦:山猿米:山翡翠(やませみ)どれも特徴あり、素材が生きている感じがする。飲み比べも面白い。ただ、今回は家飲み用に買ってきて飲んでいるのは、「鳥飼」。これはうんまい!グラスに注いだとたんに香る吟醸香がすばらしい。冷やしてショットグラスでやるのがぴったり。もう、これはフルーティーという言葉を超えている。くどさはまったくなく、キレがいい。日本酒の様でもあるが、このキレのよれはやはり焼酎。日本酒の口に残る感じの旨みが好きな方には物足りないかもしれないが、フルーティーでキレがほしい方には「鳥飼」がいいだろう。食事中でも併せ易い。特に刺身、奴、お煮しめ、酢の物などさっぱり系和食にはぴったりとマッチングする感じがする。さらに言えば、湯豆腐に「鳥飼ロック」は粋である(ちなみにモツ鍋には「芋お湯割り」がいいかもしれない)。この鳥飼、ラベルも綺麗であり、シンプルな中に気品がある。ラベルからして美味しそうだ。ただ、酒屋には案外置いていなかったりする。大きな量販店などにはあるのだが、値段がまちまちなのが難点。確か1900円ぐらいが定価だったと思うが、店によっては3500円超のところもあれば、2400円くらいのところもあったりする。どちらにしろなぜか定価より高いのが不思議なのだが、絶対量が不足していたり、流通ルートが異なっていることがその理由なのだろう。しかもNetでは1,900円以下だったるするところもあることがややこしい。しかしこんなに値段に幅があると消費者は迷うぞ。私はといえば、なぜか1898円で手に入れた。自然野菜販売店で売っていたことも「なんで?」という感じだが、その値段も「なんで?」という感じだ。ともあれ、安く買えたので、こうしてちびりちびりやっていられるので感謝ですな。
Feb 5, 2007
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家飲み用に買ってきた。MyMixiでもあり、Blog友でもあるパブデ・ピカソさんに触発されて20数年ぶりに飲みたくなり、買ってきた。それが、↓「電氣ブラン」です。720ml 40%でも、なかなか置いてある酒屋さん、ないんだよね~まあ、普通の酒屋には置いていない、量販店の隅っこにおいてあるかないかという程度でしょうなぁ。酒屋の親父さんたちは、「えっ、まだあるの?昔の酒だよねぇ、昔飲んだことあるなぁ」と完全に過去の遺物扱い。そんなことだから自宅近辺の酒屋にはどこにもなく、車で10分ぐらいいった量販店でもなく、当然ドンキ・ホーテにもなく、古そうな量販店の本当にはじっこのはじっこにありましたね。一応リキュールのカテゴリーの場所に置かれていたのだが、「薬草系」とか「果実系」とか系列が分かれていたところの一番隅、「特殊系」と書かれていた。「特殊系」、う~ん、確かにそうかもしれないなあ。なんでつくってあるか不明だからなあ。当時学生だった私がたまに通っていた安酒屋にあって、会社勤め帰りのおっさんたちに混ざってソーダ割でやっていたと記憶している。味に記憶がそれほどないのだが、飲みやすかったことだけは覚えている。その当時でも薄汚いラベルで、明治時代からある酒だと聞いていた。それがまだこの世に存在していたとは!パブデ・ピカソさんの日記を読まなかったら、たぶん永遠に存在を忘れていたであろう酒である。売っているということはニーズのあるということだだろうが、果たしてこれを出すような店とはどんなところなんだろう?まさか、さすがにBarでは出さないだろうから、当時と変わらず庶民的な飲み屋さんなんだろう。または個人的に好きな一部に方のために売っているのかもしれない。でもって、実際に飲んでみた。20数年ぶりに。なんとも形容しがたい。ストレートでは甘さが強い。香りもブランデーのようなジンのようなリキュールのような、全部ゴチャ混ぜにしたらこうなるのかと思うような香り。少なくとも香りとしての統一感はない。でも、なぜかそそられるものがあるのが不思議。飲んでみてベトッと残るようで残らないのも不思議。まあ、安いんで(1,300円くらい)、味香りをどうのこうの言うものではないかもしれない。昔飲んだときのように、ソーダで割ってみた。ああ、なつかしい。こんな味だっただぁとしばし感慨にふけってしまった。案外飲みやすい。嫁さんも「甘く飲みやすい」との評価。「本当に美味しいか?」と問われると答えに窮するが、少なくとも「不味く」はない。どちらかというと私にとってはサクッと飲むにはいい酒(ソーダ割り)だと思う。裏ラベルの、「・・・・・・・浅草浪漫の味をあなたの舌でお確かめください。」との言葉どおり、みなさんの舌で感じ取ってください。
Feb 4, 2007
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さて、続きである。第3部:樽熟成によるウィスキーの違い講師はwhisk-eの市川さん。なんだかいつになく気合が入っている。まずは、Whisk-e社の紹介。そのあとに、5種類のMaltをテイスティング。事前にデイブ・ブルーム氏がテイスティングしたチャートがあるらしいが、それはあとで答えあわせのような感じで公開するという形式で行われた。といっても、嗜好や体調によって評価が異なってくる要素もあるのでデイブ氏の評価が全て合っている訳ではないことはお断りしておく。現にテンダーの新橋さんと私がテイスティングして、デイブ氏のコメントに「???」的なものもあったし。1.Capadonich 1968 38y 56.3%ピアレスもの。バーボン樽のセカンド・フィルだと思われる。綺麗な透き通った金色をしている。トップノートはフローラル。それもふわっと心地よく漂う感じ。同時に甘いイチゴのような香りが重なる。あとからも甘さを感じる香りは飛んでいかないほど。熟成感もあるが、極めて雑味分を感じさせないクリアさもあり、いいMaltであるといえよう。酸味が出てくるところは好みの分かれる点ではないか。2.Benriach 15y 46%オフィシャルもの。15年バーボン樽で熟成させたあとに一年間、シェリーのペドロヒメネス樽で寝かせたもの。香りに甘さが相当強い。シェリー樽特有の樽香も自己主張している。穀物香も感じられるもののフルーティーな甘さの影に隠れがちな印象。まろやかさがあり、飲み口にコクが感じられる。ただ後味にキレがもちょっとほしいところだが、この甘さ・クリーミーさでは致し方ないところか。3.Isle of JURA 1990 58.7%リムーザン・オーク熟成のもの。デイブ氏のコメントでは、えらく評価が高いようであったが私と新橋さんの間では「???」扱いのボトル。新橋さんは「新樽が強く出すぎ、新装開店の寿司屋に入ったような香り」と形容なさっていたが、私も、「あたらしいヒノキ風呂にお湯張った状態」と感じた。なんとなく苦味の強い白ワインという風でもある。酸味も感じる、柑橘系の酸味ではなく、酢のような化学系の酸味に近い。加水したらとたんにバランスが崩れてしまった。しばらく置くと硝煙臭が出てくるのがちょっと苦しかった。4.Isle of ARRANバーボン樽で7年、ルビーポートの樽で9ヶ月熟成。やはり色合いもルビーっぽく赤い。ウッディはウッディなんだけどこの場合のウッディさはワイン樽の香りといっていいだろう。当然熟したぶどうのような香りや酵母っぽいイースティな香りも出てくる。ただARRAN特有のモルティさは失われてはいないところに酒質のよさを感じる。飲むと評価が変わる。結構口の中でスモーキーさ・ピートを強く感じるのである。後味がドライですっきり。これはこれでいい。5.Springbank 9y 58.0%これもデイブ氏の評価が高かったボトルなのだが、新橋さんとふたりで首を傾げてしまうボトルだった。うまいまずいではなく、特徴があるボトルなことは確かだ。リフィル・バーボン樽で7年、マルサラ樽で2年熟成させたものらしい。私は酒精強化ワインであるマルサラを飲んだことがないのでなんともコメントしにくいが、はっきりいって「う~ん、負けている」という第一印象。若すぎでもあるし、樽に負けてしまっている感が強い。向かいの席の新橋さんは、「若いLongrowをむりやりマルサラに突っ込んでしまった感じ」とおっしゃっていたがまさにそんな風。元々の酒質はSpringbankというよりLongrowに近いかも。えのきの根っこの部分のような香りに塩っぽさ。ピートも強い。べったりした感じもあり、バランスがいいとは思えなかったが、好きな方には堪らないのかもしれない。本当に久しぶりにまともにテイスティングさせていただいた。たまにこうしてチャートを使ってやるのも鈍らせないためには必要なんだなと感じた次第である。最後の30分はフリーテイスティング。後ろのボトルをテイスティングしながら皆さんと名刺交換させていただき、楽しく過ごさせていただいた。最後に、お招きいただいたP.B.O.の九州エリアの皆さん、ありがとうございました。
Jan 30, 2007
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久しぶりのイベントネタである。今回は、P.B.O九州エリア 第4回スキルアップ・セミナーに参加してきた。といっても、講義を聞く側ではなく「講師」としてである(おおっと思うでしょう)。ご存知ない方が多いと思うので、ちょっと解説しておくと、P.B.Oとは、NPO特定非営利活動法人Professional Bartender's Organization1.バーテンダーの養成・資質向上のためのセミナー2.Professional Bartenderの資格認定3.カクテルコンクールの開催4.バーテンダーに関する広報・調査を、主な業務としている団体である。その九州エリアの会合に「場違い」ながら私も一講師としてお話させていただいた。もちろんプロフェッショナルな方々を目の前にして「Scotch」とか「Whisky」について語れるはずはなく、今回は本業の話である「経済・金融」について話させていただいた。つまり、若いバーテンダー諸氏への啓蒙という意味合いの講義をしてくれとの依頼だったので、「生活から見た今後の経済環境」「ものの価格があがる(インフレ)とどうなるか」「景気の見方」などなど、小一時間話させていただいた。特に「為替の変化による価格上昇」については洋酒を扱っている皆さんのこと、理解が進んだようである。大手酒販からの購入であれば価格の変化はゆっくり進む気がするものの、私のように欧州から直接買付けをすれば、もろに為替の変化が響くことになる点を伝えた。確かに、同じ50英ポンドのボトルだったとしても、一年前は、10,100円で購入できたのに、現在では、11,900円必要になる。実際は、輸入コストなどがかかりもっとお金を出すのだが、裸単価だけでも、1,800円、率にして18%も違う。これは、1ポンド202円から238円まで円安が進んだために他ならない。ボトルならまだ簡単な話で、生活必需品や食料もとなると話はいきなり深刻になる。そこまで、給料や年金が上がっていれば問題ないのだが、実際には上がっていないのが現状であるからだ。と、まあ、こんなこじつけのような経済現象から、今後の生活を考えていきましょうとの話は導入部分としては参考になったのではないだろうか。今回のセミナーは3部構成で、1部:オリジナル・カクテルの考察 P.B.O.理事 銀座テンダー 新橋 清氏2部:今後の経済環境と資産の管理3部:樽熟成によるウィスキーの違い (株)ウィスク・イー 市川 敏明氏と、私の講義以外とてもプロフェッショナルな内容で意義深いものであった。1部の新橋さんの講義は、スタンダードカクテルの普遍性の考察から始まり、オリジナルへの創作過程・方法論を論じるレベルの高い講義であった。私のような素人は目から鱗が落ちまくり。3部の市川さんの講義については、次回に記すこととする。セミナーが終ってからは、場所を替えての「P.B.O.九州エリア新年会」。九州各地のBarのバーテンダーの皆さんともお話させていただき、懇親させていただくことが出来た。皆さんはこのあと、さらに行かれたようだが、次の日に業務のある私はここで帰宅することとなった。いやはや、みなさんさすがに強いです。ところで市川さんは大丈夫だったんだろうか? ホテルまで戻れたのかな~?
Jan 29, 2007
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昨夜は、Whisky飲みにとって特別な日。「バーンズ・ナイト」だった。世界各地でいろいろな催しが開かれていただろう。ここ福岡でもスコティッシュ・パブなどで行われていたのではないかと思うが、私自身どこに「スコティッシュ・パブ」があるのか、そもそもあるのかさえわからなかったので、BarにおいてScotchを飲むことで、スコットランドの国民的詩人「Robert Burns(1759-1796)」の誕生日を祝うことにした。バーンズ・ナイトは、彼の誕生を祝い、皆で楽しもうという趣旨での祭りであり、伝統的料理のハギスを食し(ポテト・蕪・チーズがあればなおよい)、Scotchを飲む、そして語り合い、謡い合う、そういう会合なのだが、生憎手に入らなかった。こういうときは、Scotchだけというのも有りだろう。BarOscar1,The Balvenie 15Y single barrel 1990/1/22 - 2005/7/18 Cask No.1701 47.8%2,Glen Rothes 12Y 1992/5/25 - 2004/1/25 43%Bar Grand TAMAKI3,Highland Park 18Y 43%4,Glenlivet 12Y 40%Bar Regalo 5,Aberlour 10Y 43%6,白州 12Y 43%このうち「Bar Regalo」はTAMAKIのオーナーママからのお誘いで連れて行っていただいたお店。なかなかしっとりとして落ち着いたお店だ。しかもTAMAKIのすぐ下の階にある便利な場所だ。マスターは、昨年までBar倉吉の倉吉さんの下で修行していたお弟子さん。技術的には申し分ない。都合6杯で帰宅。程よく落ち着いて飲めた夜になったことがありたい。
Jan 26, 2007
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BarGrandTAMAKIでのこと。 何を飲んだのかよりも、バーテンダーのM君からいただいたお酒の方の話をしたい。以下の写真がそうなのだが、あとから調べてみたら、これがとんでもない希少もの。「西酒造株式会社 鹿児島県日置郡吹上町」:「宝山 芋麹全量」私も飲んだことがある、「富乃宝山」や「吉兆宝山」「白天宝山」などの銘酒を世に出している酒造元の作品である。この「宝山 芋麹全量」、NETで調べても、季節限定品のためか、「売りきれ」の酒屋さんばかり、またはあったとしても値段がバカ高くなっていたり、抽選品だったりと、かなり手に入りにくいことは確か。M君、いったいどうやって手にいれたんだ?という疑問はあるものの、とにかく今このボトルは私のところにある。M君ありがとうございます。こんな希少な銘酒をいただいて感激です!じっくり飲んでいきますよ~どういう味わいかは飲んでからレポートしていきたいと考えているが、NETの文面を見ていると、「芋にこだわり芋の可能性を追いながら酒になりました。・・・・・ 奥行きのある黒麹の深い味わいをお楽しみください。」とある。う~ん、たまらん、飲んでみたくなる。いいですね、こういう引きつけは。 M君、ありがとう!
Jan 24, 2007
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金曜日の夜、この日は当日限りで退職し、中国(広島や鳥取などの中国地方ではなく大陸の中国、つまり中華人民共和国)に住むことになっている部下の送別会。今まで育った福岡を離れ全く環境が違うところに飛び込む気合を応援してやりたい。しかも彼女の場合、言葉の壁もある。これからいろいろな苦労が待っているだろうが挫けずにこなしていってほしい。一年後に会ったときは多少ワイルドになっていてほしいものだ。 という送別会の後に、ひとりで伺ったのは、BarOscarMaltを軽く飲んでいきたかったから。Linkwood 12y 43%見た通りの「花と動物シリーズ」。これはもうオフィシャルと言っていいだろう。いわゆるスタンダードということで、このボトルをもってLinkwoodのハウススタイルといえるのではないか。勝手知ったる味わいなのでコメント割愛なのだが、Malt初心者には十分勧められるものだと思う。 Bruichladdich Signatory 1969-1990マスターが奥からこっそりと持ってきてくれたボトル。こんなのが残っていたとは。香りは控えめだが、芯はしっかりしている。加水で驚くほど花開く。微かなピートに塩っぽさ、長熟な樽香があるのだが青さもあり、すがすがしい感じもしてくる。これはいいMaltだ。 帰りがけ、マスターのNさんから、をいただいた。「文旦」である(正直よくわからず巨大なグレープフルーツと思った)。ただ、食べ方が分からなかったのでネットで調べてみた。今夜あたり食べてみよう。 では、次のお店に移動。定番、BarGrandTAMAKI ですね。ここでは、バーテンダーのM君からうれしいサプライズが!このことは、次回に続く・・・・・・
Jan 23, 2007
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過日記した 寿司「天勺」には前フリがある。何もなく一人で寿司屋さんに行くわけはなく、そのときも3人で食べに行ったのだが、実は福岡シンフォニーホールで行われた「オペラ」を見た帰りだったのである。リアルな私をご存知な方なら、「そんな文化的な行動はあいつには絶対に似合わない!」と断言してしまうだろうが、どう言われようと行ってしまったのである。今年に入ってBarGrandTAMAKIに伺ったときに、オーナーママから、「チケットあるからTちゃん(私の勤務先の女性)と3人で行きましょう」とのお誘いを受けたのである。「Tちゃん」は勤務先で私の隣のデスクに座っていて、仕事のできるチャーミングな女性。私にとって現在の仕事ではなくてはならないパートナーでもある。しかもここBarTAMAKIを転勤間もないころに紹介していただき、連れてきていただいた方でもある。BarTAMAKIのみならず、Barなどに一人で行ってさくっと飲んでさっと帰る粋な飲み方をする大人の女性だ。遅い時間に私が一人で飲んでいるとBarTAMAKIに彼女が一人で入ってくるなんてことは結構ある。一人でBarをしっかり使える飲み手。当然ママからの信頼も厚い(ちなみに私は「ただの酔っ払い」なので信頼は薄いようだ)。まあ、そんなことでオーナーママにチケットをいただいた私たち二人は日頃の御礼ということも含めて、「食事でも」というわけでお寿司を食べに行ったのである。当然勤務先の上司には報告済み、というのも上司である次長のAさんもBarTAMAKIの常連だから。でもって、ご招待いただいたオペラは、ハンガリー国立ブタペスト・オペレッタ劇場によるヨハン・シュトラウス「こうもり」内容は詳しくは記すことはないが、いわゆる「ドタバタ喜劇」。いやはやおもしろいのなんの。内容の面白さもそうだが、みなさんの歌声がすばらしい。テノール・ソプラノ・・・・すばらしくとおり「きれい」という言葉の域を超えている。もう満足満足!会場の皆さんの鳴り止まない拍手は見たものでないとわからないだろう。基本ハンガリー語での上演なのだが、ところどころに入る「博多弁」が会場を沸かせた。さすがに芸達者、アドリブが粋である。http://www.tvq.co.jp/event/event24.html楽しい夜だったですねぇ。本当にオーナーママに感謝!ありがとうございました。
Jan 20, 2007
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うーん、腰が痛い、歩くのもしんどい。特に階段の上り下りはドシッグギッときてなかなか胸まで痛みがひびく。でも要因は見当たらない。週末腰にくる運動はしていない。急に体重が増加したわけでもない。なにしろ朝まで普通に行動出来ていたし。雰囲気的にどうやら気合いでは治りそうにないような気がする。というものの、きちんと出向くときには出向くものでして、Blogを記していないからといって、飲み歩いていないかというとそんなわけは当然ない。昨日だって、しっかり飲んでいた。食事は、西中洲の、寿司「天勺」いやはやいいですねぇ。久しぶりに雰囲気のいい寿司屋さんで食べた。ネタは最高。まずは切っていただきながら日本酒でちびりちびり。仕上げに、にぎっていただくも具合がちょうどいい。足りなくもなく、満腹ということもなく、もうちょっといけるかなというところで切り上げるのが、スマート。ここからは遅かったこともあり、1件のBarで〆Bar Grand TAMAKIなんとなくMaltという気分でなく、Brandyでいく。Jean Fillioux Tresvieux昔の網掛けボトルではなく現行品。でも十分堪能できるコニャックだ。Marquis de MONTESQUIOU(Armagnac)いや~、このようなボトルを隠していたとは・・・・・M君秘蔵ボトル。30年ほど前の特級品。味わいは軽い。軽いが薄い軽さではない。品がある。枯れた感じもあるものの、「疲れた爺さん」というわけではない。「いい具合に年を経た紳士」という感じか。ガツッとくる重みがないにしろ〆にふわっとさせて香って帰るのも悪くはない。体調がいまいちなので、早く寝よう。
Jan 17, 2007
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さて、伺ったBarB♭の続きだが、半年間のうちにやたらとWhiskyの種類が増えている。もっと正確言えば、SingleMaltが増えている。今まで「あんまりでない」という理由で置いていなかった「山崎18年」もあり、さらに「白州18年」まであるではないか。UDのレアモルト、GlenmorangieのをWoodfinishシリーズも増えていたような気がする。「何で?(しかも私が湘南離れてから)」との問いに、マスターが見せてくれたのは、「YOKOHAMA Malt Rally」のカード。これは、横浜・藤沢・横須賀・鎌倉など横浜近辺のBarで行われていた企画ものとのこと。カードになっていて、15種類のSingleMaltを1Shot飲むたびにスタンプを1個押してもらう形式。この15種類全部を達成(飲みきった)時には、なんと「Baccarat」のロックグラスがその場で、もれなくいただけるんだそうな。サントリーが持ち込んだ企画らしく、さすがにこれはサントリー太っ腹!「グラスもらっていった人います?」マスターは、「結構いるよ~」「1日で15種類全部飲んだ人もいたよ~、17,000円くらい使って」実際に私が伺ったときに、隣の席に、「1日で15種飲みきった」当の本人が来た。その方曰く「そのときは夢中で飲んでしまって実は味がよくわからなかったので、今こうしてゆっくり1杯1杯確かめながら味わっているんです」とのこと。リピーターの鏡!サントリーはこういう人ができるのを狙っていたな!でもってその15種類とは、山崎12年山崎18年白州12年白州18年Macallan 12年Macallan FineOAK 12年Glenfiddich 12年Balvenie 12年Tormore 12年Bowmore 12年Laphroaig 10年GlenGarioch 12年Glendronach 12年Auchentoshan 10年Scapa 14年とまあ、スタンダードといってしまえばそうだが、なかなか地域的にも分けられており考えていると思える(といってもサントリーの息のかかったところだが)。店側としても、このような企画にのるわけだか当然これらのボトルについては在庫を含めて置いておかねばならないことになる。加えてこれだけではなくもっと数種類を置いて興味を持たせるようにする戦略を考える。となると、もっと横道ボトルをおく必要が出てくるし、ここはそれぞれの店主の裁量というところだろう。ともあれ、サントリー系の取扱量が増えることは明白。さすがです!サントリー。でも皆さん、この企画は昨年の12月15日で終了していますんで、これから行かれても、もうグラスがもらえませんよ、念のため。サントリーさん、この企画、福岡でもやってくれんか?遊びで私ものるぞ
Jan 10, 2007
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3連休を利用して藤沢に戻ってきた。ただ朝一便だったために正月ボケのからだには起きるのが辛かった。7:15発のため空港の売店は着いたときは開いたばかり。お土産の焼酎や辛明太子は売っているものを掴むようにして急いで買ったため、後から何を買ったのかを確認してしまう始末だった。娘の進路の相談のために行ったのだが、ここでは本論とは関係ないので割愛。せっかく湘南に戻ったのだからと、伺ったのは、BarAmberTime。しかし、第一日曜日で休み。マスターのHさんには会いたいと思い携帯に電話してみると、「いま、店にいますよ~」との返事に喜んでお邪魔。お店の片付け・掃除を中断させてしまい、本当の意味で邪魔してしまったのに、なんだかんだと近況などを小一時間も話しこんでしまった。御馳走になったものがすごい。REMY MARTIN 1724/1974である。このボトルは希少。レミー社が創立250年を記念して38,709本だけ当時ボトリングした品。75‐100年熟成のものをブレンドしてある。超希少価値のあるボトルだ。漫画レモンハートの8巻に出ているのでご興味ありの方は読んでほしい。当時は信じられないくらいの高値だったはず。今は10万から20万くらいで探せば手に入るとのこと。でもって、興味深い味わいは、「品格ある質の高い軽さ」と言えようか。香り立ちは極めていい。マスターは「10万円出して買うべきものかは疑問が残りますね」とおっしゃっていたが、値段はともかくとしておいしいブランデーであることには違いないですね(ただで飲ませてもらったけど)。ああ、AMmberまた寄りたいです~。娘と食事をしてから伺ったのは、藤沢での定番、というより現在娘がお世話になりっぱなしの、BarB♭お世話になっているお礼とご無沙汰の詫びを言って、あとは近況などをいろいろ。私が伺うことを事前に言ってあったので、常連さんも集まってくださり、これは感謝です。こういうアットホームなBarは落ち着きますよね。ここでは、4杯いただく。OLD GRAND DAD BondedSCAPA 14YAUCHENTOSHAN 10YTORMORE 12Y全部オフィシャルなのでコメントは割愛だが、TORMOREは結構久しぶりだった。ここ最近サントリーが代理店になっててこ入れしているらしいが、とんと飲むことがない銘柄だったよね。飲んだ理由については次に続くけど。やはりたまに湘南に戻るといいですね~。旧交(といってもまだ半年だけど)を温めるのは大切。多分自分はここに戻ってくる土地という意識だからか、妙に落ち着くところがある。みなさん、また伺いますね。
Jan 9, 2007
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お昼にMyMixiの「しょうじんさん」ことFさんから電話があり、「今夜ご一緒に~」とのこと。これは正月から縁起がいい。しょうじんさんは現在都内で働いているが、ご出身は福岡で、正月ということで帰省していた。そうして私のことを忘れずにお電話を下さったということで、これは実にありがたいこと。8時過ぎにBarOscar、現地集合する。8時を少々過ぎたあたりでOscarに伺うと、カウンターの中ほどに存在感のある方が。およそ半年振りの再会に、うれしくていろいろと話し込んでしまった。以前から思っていたが、しょうじんさんは優しい振る舞いの中にとてもユーモアのある方で話していて飽きない雰囲気をお持ちでありながら、線の太い生粋の博多っ子気質をお持ちの方。Maltや九州の焼酎事情(日本酒と焼酎の文化の相違)などなどを話してくださった。ここOscarで私は、1、マスターのNさんに「正月らしいカクテルいただけませんか?」とのわけのわからないオーダーに応えてくださったものキンカン・マティーニ写真を撮ってくるのを忘れてしまったが、きれいな柑橘色。甘くそれでいて爽やか。酸味と甘みの絶妙なバランス。「ああ、なにか始めたくなる!」と思ってしまう何かがある。2、Aedbeg Still Young言わずと知れたStill Young、若い分熟成感がなくコクが少ないのは仕方がないところだが、7年ほどのものでここまでおいしく飲めるとは流石だ。しっかりArdbegしているし。荒々しい若さはなく行儀のいい若者といった風情か。3、Laphroaig QuarterCask何度も飲んでいるので、コメントは割愛というところだが、オフィシャルの10年よりこちらを頼んでしまうのは、後味に残る甘みを楽しみたいからかな、やはり。あとは強いスモーキーさを欲しているからか。4、Macallan+AmberこのAmberというリキュールは、Macallan蒸留所が出しているオフィシャルのリキュールでメープルとくるみの木を使って香りを引き立たせている。私にはリキュールというよりも、どちらかといえば「シロップ」に近い印象を持ったものだ。”超限定品""品薄レアもの”ということだが、どうしてここにあるんだろう?見かけたらぜひ飲んで欲しいが、とにかく甘い。でもそんなにベトベトしていなくて後味すっきりというなんとも不思議なリキュール。このAmberと本体Macallanをステアして創ってくれたのがこれ。まあ、「ラスティーネール」ですね。流石においしく心がふわふわする感じ。 この4杯でお店をあとにして、向かった先は、定番 BarTAMAKI。せっかく大名まで出てきたんだからMくんに挨拶しておかなきゃという思いと、しょうじんさんを紹介しておきたかったから。「ちょっと変わっているけど腕のいいバーテンダーがいるお店行きましょう、1杯だけ」といい加減なことをいってなし崩し的にお連れしてしまった。私がいかにいい加減に飲んでいるかをM君にばらされてしまった。う~ん、いつもべろべろになってから行くからなあ、しかたないなあ。まあ、酔ってもついつい行きたくなるアットホームなBarであることは理解していただけたようだ。ここでは、本当に1杯だけ。NIKKA キングスランド(特級時代のポットスティルボトル)私も持っているけど、いろいろな方に差し上げてしまって、もう1本しか残っていないので、飲みたいときはここで飲む。古きよきNIKKAですな。しょうじんさんは今日飛行機朝早かったけど大丈夫だったでしょうか。また、ご一緒しましょう。
Jan 4, 2007
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正月休みも今日で終わり、明日からは通常業務と戻ります。おせちや餅食べて、毎日酒浸りの5日間を送っていて、いきなり「さあ、仕事!」モードのにはなりませんがね。まったくもって穏やかな3ヶ日なので、毎日海に行って海岸を散歩していました。ホントに波もなく、よったりゆったりと海が動いている感じです。昨年の年末に、藤沢のBarB♭のマスター・ママから贈り物が届きまして、それが写真の「ハム」なんですね。これが絶妙においしい。スモーキーさとソルティーさのバランスが極めていいのです。まさしくMalt、特にアイラ系のMaltにはぴったりなんですな。元旦から毎日少しづつ切り落としながら家族で食していて、もうここまで減ってしまいました。でもこの大きさなのであと10日間は持ちそうです。マスター・ママ、ありがとうございました。大変おいしくいただいております。元旦から飲み始めた、The Suntory OLD も半分も残っていません。確かに、食中に水割り(濃い目)にして飲むとさくさく飲めていいですね。明日から仕事なので今夜はあまり飲み過ぎないようにしないと。
Jan 3, 2007
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読者の皆さん、明けましておめでとうございます。リアルでお知り合いの方々、今年も前年同様にまたご一緒させてください。楽しく飲んでいきましょう。元旦から1日経って、今年も平穏な年越しとなりましたこと、皆さんのおかけだと感謝しております。昨年までは小淵沢で正月を迎えたのですが、今年は転勤で福岡に来ましたので、さすがに藤沢に戻ったり小淵沢まで出掛けるわけにはいかなかったので、福岡で初めての正月を過ごしています。湘南よりこちらの方が寒いのですが、今年は地元の方々が「今年は暖かいねぇ」とおっしゃるとおり、それほどのキリキリした寒さは今のところ感じませんね。例年のことながら、御屠蘇を飲んで、おせち・お雑煮を食べ、家族みんなで神社に初詣、今年は歩いて15分くらいのところにある地元の「紅葉神社」に行きました。いやはやいやはや、すごい人出、参道から遠く道路まで御参りの人が連なっています。でもまあ、鶴岡八幡宮に比べたら。無事にお参りを済ませて、自宅に戻り、子供と二人で、近くの海岸を散歩。元旦なのでいつもと違って人もおらず静かな散策となりました。波もなく穏やかな海岸ですね。さて、今年はじめに飲もうと仕込んだボトルは、原点に戻っていこうという意味で、「The」Suntory OLD Whisky我々が学生時代は、いわゆる「ステイタス・ボトル」。果たして20数年を経てどうなったのか、というよりまじめに飲んだことがないので、正直興味があったので買ってみた。今年でた、ニューボトル。かなり甘く香る。ただニートではちょっとバランスがいまいちのような気がする。加水したらよくなったところを感じるに、やはり「水割り」で飲むように作られたのだろう。嫁さん曰く、「水割りで食事中の飲むといいね」。確かにそんな感じですね。もうひとつ、地元九州といえば、「焼酎」ですね。七夕 黒 芋焼酎酒屋のタグで、よさそうなことが書いてあったから。焼酎にはあまり詳しくないので、その紹介文を参考にするしかないので、雰囲気で選んでしまった。原料は「コガネセンガン」「黒麹」といっても私はよくわからない。文中に「安くておいしい焼酎の代表」「熟成感のある口当たりでおいしい」と書いてあったから。お湯割で本当においしい。海鮮系のつまみや珍味系のつまみとよくあう。ロックでもじっくりやっていいかも。さらにもうひとつSMWS CiderBrandy Cask No.3 1995 46.4%いいですねぇ。整っていますねぇ。さすがです。ニートでは甘く香って気持ちがいいが、香りの奥にオリエンタルな感じを感じ取ってしまうのは私だけだろうか。樽からの由来の香りなんだろうけど、おもしろい。あとからドライに切れ上がっていくので飲み飽きないのも○。夜日本でも読みながらのんびり飲むにはちょうどいい。
Jan 2, 2007
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さもんじにて見なれない一升瓶が二本置いてある。ここでは焼酎しか飲まない私も気になるラベルだ。見るからによさそうだ。気になったので店長のS君に聞いてみた。そうしたら、「Yさんから頼まれて今年も置くようにしたんですよ」との答え。「Y」は同じ勤務先の課が違うが3つしたの後輩。などとと言っているうちに、当の本人Yが部下Mをつれて来店。当然ここはひとつ一緒に飲むことにしよう。ひらめの刺身や梅巻き揚げ・餃子なべを肴に3人で飲む。でもって、その二本とは、冬の月 純米吟醸生酒岡山県 嘉美心酒造株式会社精米度58% 度数16%白桃酵母使用天遊琳 特別純米酒三重県 株式会社タカハシ酒造山田錦・兵庫夢錦使用精米度55% 度数16%このうち「冬の月」を今回は攻めてみた。なんでもこの時期だけの限定品で、酒屋では扱っていないレアもの清酒とのこと。昨年の購入実績により、かなりの本数を醸造元より分けてもらえたらしい。しかしこの銘柄、やけにうまい。濃いうまさが染み渡る。久しぶりに飲む絶品清酒だ。さすがです。しかもすっとはいるぐらいに飲みやすい。米本来の旨味に、吟醸香、フルーティーさが重なる。じっくりじっくりかみしめながら飲めるお酒だ。甘味もある。飲んだあとからも口に甘さが程よく残るのが心地よい。というものの全然くどくなくべったりもしていない。いやはやいやはや、いい清酒があるものだ。あまり日本酒を飲み慣れない私でもこれが「格」違いのものであることは感じられる。もちろん、◎おすすめ品である。見つけたら是非飲んでほしい。今度行ったときには、もう片方の、「天遊琳」を試してみよう。なんでも伊勢神宮に奉納するための清酒らしい。これもなかなか普通の酒屋には売っていない限定品らしいし
Dec 19, 2006
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またまた都内からMalt界のお客様。今回は、大御所「ほろよいでんわやさん」ことSさん。都内にいたころから一緒に飲んでいたりして、いろいろと教えていただいたMalt界の先輩である。広島への出張があったので北九州の小倉まで足を伸ばしてみたとのこと。って、かなり伸ばしすぎやないですか? しかも夜の日帰りだし。私はうれしいやら心配やら。だって小倉ー広島って一時間以上かかるんですよ。帰り寝すごしたら簡単に福山・岡山まで行ってしまいまっせ。とも思いながらも博多駅から新幹線乗って小倉にいそいそと向かう。乗車時間15分。あっさり着いてしまう。小倉では、初めてのBAR、Bar STAGにお邪魔する。昨日伺ったOscarのマスターNさんやAqua-vitaeのマスターFさんからは「いいところだから楽しんできて」と言われていたので安心して伺う。着いたのは19:30ころ、でんわやさんはもう一杯Glenfarclas5yをやっていた。早速私もマスターおまかせでいく。すべてオールドボトル。それはそれですごい。バックバーが半端じゃない。こんなすごいところは久しぶりだ。小倉にこのようなお店があったなんて。ロング・モーングレンドロナックオールドプルトニーグレンスコシアボウモアカリララフロイグその他いろいろ。でんわやさんとお互い分け合って飲んでいたので総数15種位は飲んでいた。いやはやいやはや、すんごいオールドボトルですわ。ここまでのお店はなかなかない。マスターのWさんも気さくな方で楽しみは倍増。新幹線で僅か15分を経るだけで至福のボトル群があるBarに行けるとは。しかもマスターに福岡―小倉の裏技などを教えていただき感謝、さらにここを教えてくれたでんわやさんにも感謝。気をつけて帰ってくださいねぇ。お店のWebSiteもあります。http://www008.upp.so-net.ne.jp/barSTAG/
Dec 15, 2006
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昨日約束どおりに、「シャトームートン・ロットシルト(Eau de Vie de Marc de Mouton-Rothschild)」を飲みにBarAQUA-VITAに行ってきた。マスターは遅くなるということで、女性バーテンダーのKさんとこゆーい話をしながら飲む。さて、肝心の味わいであるが、全然テイスティングコメントにはなっていない。もうすごいという感じである、注ぐ瞬間から高貴な香り。さすがです。これは断じてマールではない。レベルが違いすぎる。ふわっと香る香りは素人ならスペイサイドモルトといわれても納得するかもしれない。ぶどうぽさがない。シェリーのごとき濃さがある。でも飲んでみてやはりブランデーらしい。かなり良質。なかなかここまでのものには出会えないだろう。こんなこと書いてもどうも伝えきれない。もう、みんな飲んでくれ、飲めば分かる。そういってしまいたくなりますな。当然2杯目はもっとマニアックなラムを。Damoiseau 1953マルティニーク島もの。正確には、その島の近くにあるグラドループ島の蒸留所の1953年蒸留のものとのこと。50年物らしい。ボトルからグラスに注ぐ瞬間から甘くそしてかなり強い香りを放つ。南国フルーツの香りに、杏、ラズベリー、が香る。「ああ、いいですねぇ」と思わず言ってしまう。でも不思議なことに、昔のオールド・ボトルのRosebankを飲んだときの記憶が蘇ってきた。なんとなくローランド・モルトを感じたのか?う~ん、よくわからん。でも口に含めばラム。口中に南国フルーツ系の香りが充満する。ちょっとドライな幕引き。それゆえさっぱり感が残る。ああ、やっぱりいいい。ここで帰ろうとしたところに、マスターFさん登場。というより、バックバーに「Hazelburn 8年」を見つけたからだが。ここはひとつ、潔く延長~。でも、はっきり言って、若い。口開けボトルだったためか、香りが硬い。はじめに感じたのは、「麦を入れた清酒」。わけがわからんがそんな感じ。塩っぽさを感じさせる香り(飲んでもそうだった)。青臭さもある、ただし、草原の青さではなく、磯の青臭さに近い。口に含んでも、ジンジャーというか生姜というか(同じか)、そんなところも感じる。後味がドライ。塩っぽさがあるが軽く伸びる。なんとなく、「夜飲むMaltではない」と思ってしまった(これにはKさんも同調)、浜辺のキャンプで飲むといいかもしれない。次は電話をいただいていたので、打ち合わせのために向かう。Bar Oscar打ち合わせをいたしつつ、いただいたのは、1杯目、さわやかなショート・カクテルミントも入ったすっきり味。シェーカー捌きがいいですね。2杯目、これが恥ずかしい。何でかというと、かわいすぎるカクテルだからである。私のオーダーは、「ナイトキャップにクリーミーなものを、甘くてもいいですよ」ということ。確かにおいしい、おいしすぎるのだが、可愛らしすぎるのである。イチゴを使っていたので、向こうに座っている女性のために創っているカクテルとはじめは思っていたのだが、マスターが私のところに持ってきたときは正直あせった。周りの女性のお客様たちからは「かわいい」「きれい」とか言われてたカクテルを運んできた先は「私」なんですよ、これは恥ずかしい。しかもピンにイチゴが3個もついているし。ピンクのイチゴカクテルを飲むおっさんは絵にならなかったですねぇ。あああ、恥ずかしかった。今度からオーダーには気をつけよう(もしかしたらマスターの洒落だったのかも)。でもとてもおいしゅうございました。
Dec 14, 2006
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