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ラストにback numberを追加しました。
ミイラの容器(棺)の紹介です。
古代エジプトのミイラと棺 2 (容器)
サルコファガス(sarcophagus)
ウイーン美術史美術館のエジプト展示コーナーから
御影石の石棺
サルコファガス(sarcophagus)
ミイラの話は前回しましたが・・。
ミイラの収められていた容器がサルコファガス(sarcophagus)です。石棺全般をさして使用されます。
古初期のミイラは、樹脂に浸した包帯で遺体を巻いただけのものであったようですが、そのミイラには生前の姿(顔)のマスクがとりつけられ、棺に入れられていました。
中王国以降その棺は、人型棺と呼ばれ、通常は2重で構成
されていたそうです。
※ 特に一番目の人型の棺(ひつぎ)がコフィンと呼ばれたらしい。コフィンには死者の書が描かれている事も。
※ ツタンカーメン王の場合は4重の木製金張りの逗子と珪岩製の石棺、3重の人型棺で特別多く、身分で例外はあるのでしょう・・
最初の一つの棺は埋葬者の日常着ていた服装で描かれ、外側の棺は華やかに彩色された「ミイラ型」と呼ばれる独特な表現で、多数の象徴的な図で装飾された屍衣に包まれていたようです。
各美術館に眠っているそれらは、絵画的に見ても非常に芸術性が高く素晴らしい物? 芸術作品? 棺と言えど、もはや貴重な美術品として存在しています。
※ 死者の書、コフィンテキストについては以下に
リンク 「死者の書」とカノプス
下はルーブル美術館と大英博物館の所蔵の棺ですが、時代はわかりません。とりあえずその芸術性を見てください。木棺と金貼り棺なので、ぎりぎり末期王朝以前だと思います。
ルーブル美術館所蔵の木棺


上は全てフランス、ルーブル美術館所蔵の木棺
人型でないのもある下はホルス(Horus)神
古代エジプトでホルスは王。ファラオはホルスの化身ととらえられていたらしい。
黄金の棺
大法官イメネミネットのサルコファージュBC7(木棺) ロンドンの大英博物館
F
ロンドンの大英博物館
G
木棺
つづく・・リンク 古代エジプトのミイラと棺 3 (カルトナージュ)
Back number
リンク 古代エジプトのミイラと棺 1
リンク 古代エジプトのミイラと棺 3 (カルトナージュ)
リンク 「死者の書」とカノプス
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