わたしのこだわりブログ(仮)

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2009年06月16日
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カテゴリ: 旅行



死海(The Dead Sea)
以前から、添乗員の仕事をしていた友達と「死海に行こう。」と言う約束がありました。
死海の周りはエステや療養施設などあり、皮膚病になりやすい彼女には「とても環境が良いい所だった。」からなのだそうで、何日間か滞在して療養する予定で考えていました。
それなのに、そんな矢先に、死海あたりは再び危険地帯になり、私達の旅行は延期状態になっています。(イスラエルと言うより、行きたい所はヨルダン側にある?)
現在死海を訪れるイスラエルのツアーはあります。
死海には是非一度行ってみたいですが、何事にも「縁」と言うものがあり、「どうしても行けない場所。」という所が私には他にもあります。きっと縁がない場所なのか? あるいは行ってはいけないと言う信号なのか?
実は、「香港に行っていない。」のです。計画は今までたくさんありましたが、出発1週間前にツアーを決めて、2日前にキャンセルになった事も・・。まあ、そんなに行きたいと言う場所でもないので、縁がやって来るのを待っている所ですが・・。

下は死海の写真です。
イスラエル死海 2
 The Dead Seaは、アラビア半島北西部にあり、西側にイスラエル、東側をヨルダンに接する塩分濃度の非常に高い塩湖です。湖面の海抜は -418mと、最も低い土地の湖で、北から南まで全長78km。年々干上がって、小さくなっているようです。
東アフリカを分断する大地溝帯の北端にあるそうで、死海を含むヨルダン渓谷は、白亜紀以前にはまだ海の中だったと言う土地です。
イスラエル 死海 3
一般の海水の塩分濃度が約3.5%程度であるのに対し、死海は30%を超えているそうで、その為に浮力が大きく、人も軽く浮くのだそうです。(一度体験してみたいです。)
当然生物の住めるような環境ではないので、死の海なのです。
皆楽しそうに浮いていますが、一度に20分程度が限度のようです。
死海の周囲の砂浜から採れる死海の塩分と他ミネラルを多量に含んだ泥は、お肌に良いらしく、エステに使われ、私も件の彼女から袋詰めされた死海の泥をお土産にもらった事があります。加工されているせいか、とてもなめらかで、海藻パックのような錯覚をおこす泥パックでした。(重いのにありがとうございます。)
イスラエル死海 3
道路標識です。右がエルサレムです。

死海文書
死海のイスラエル側の北にクムランがあります。取りたてて、普通の観光客には何の関係も興味も無い所でしょうが、知っている人には非常に興味のある土地です。
1947年2月に発見された、「クムラン文書」、俗に「死海文書」と呼ばれる文書は世界に? いえ、キリスト教徒には非常にセンセーショナルな問題を投げかけました。

見つかったのは聖書に関連する巻物でした。
特に、福音書の中の「イザヤ書」の写本は今まで現存するものより1000年も古いものだったからです。旧約聖書に関するものは現在伝承されているものと、さしたる相違はなかったようです。
問題があったのは、聖書の諸書ではない内容の部分です。 クムラン文書が 書かれたのは、BC140年~AD40年の間で、キリスト教の発生はその中にすっぽり収まっています。
そこに書かれているクムラン宗団は非常にイエス・キリストの初期信奉者に似ている。ほぼ同時期に同じ場所に住み、同じような習慣を有する・・。クムラン宗団のメンバーはエッセネ派であったようです。(エッセネ派はユダヤ人の3つの偉大な分派の一つ。そして、成功したキリスト教徒=エッセネ派と後世言われています。)
果たして、
イエス・キリストはクムラン宗団のメンバーであったか?
クムラン宗団とは全く別の宗団であったか?
もし、イエス・キリストがクムランの宗団にいて、そこに書かれている事がイエス・キリストを指す真実であるならば、カトリックの根幹を揺るがすかもしれない問題となるかもしれない?

ダン・ブラウンの書いた小説「ダ・ヴインチ・コード」でイエス・キリストの妻の事が書かれていますが、死海文書の研究者によれば、彼の母や、父のほか弟の事も分析されています。因みに、それによけば、イエス・キリストはベッレヘムでなく、クムランの南1kmのあたりの建物の中で生まれた。と判明?
いずれにせよ「死海分書」の解明に、バチカンは複雑な思いで見守っている事でしょう。

星
リンク ​ クムラン洞窟と死海文書 & マサダ要塞(要塞)






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Last updated  2020年05月13日 20時11分22秒
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