わたしのこだわりブログ(仮)

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2009年07月05日
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カテゴリ: 駅と鉄道

​​カプリ島は終わりましたが・・。
「カプリ島の登山鉄道フニクラーレ」を紹介した時に、車両モデルとしてスイスから持ってきたピラトゥス鉄道に少し触れましたが、
「アルプナッハシュタットからピラトス行きの世界最大急勾配の鉄道です。」と紹介したようにピラトゥス鉄道は世界一なのです。坂がきつくて・・。(自力で坂を登る電車としては)
今回ちよっと紹介だけしておこうと写真の選定をしていたら、やはり絞りきれませんでした。鉄道オタ重視の画像でまとめるか?、一般的にするか? 結局どちらも捨てがたいので両方チョイス。すると画像枚数から3回くらいのシリーズになるかもしれません。(あまり語る所はありませんが・・。)

これから旅するにはスイスは最適な季節ですよ・・。

登山電車・ピラトゥス鉄道 1 ( 歯軌条、ラックレール )

ピラトゥス(PILATUS)鉄道

スイスでの鉄道始めは、1844年ストラスブールから国境のバーゼルの区間をフランス国鉄が乗り入れた事だったそうです。※ 自国の鉄道としては1847年にチューリッヒからバーデン間(23.3km)に施設。

​​​スイスでは、国土の2/3がアルプス山脈などに囲まれた山岳地帯であるにもかかわらず、鉄道が多く、スイス観光の目玉ともなっていますが、もともと私鉄主導で路線建設が行われた為、鉄道数が増え、路線密度では世界一。16km歩けば鉄道に当たると言われるくらいの数を誇っています。「スイス鉄道の旅」なんて本がたくさん出ています。

ピラトゥス(PILATUS)鉄道
ピラトゥス鉄道の乗り場は、スイスのフィアヴァルトスタッテ湖(通称ルツェルン湖)とつながる湖のほとりにある アルプナッハシュタット駅 から出発します。

下は、ピラトゥス(PILATUS)鉄道、アルプナッハシュタット(Alpanachstad)駅。
アルプナッハシュタット駅
いきなり急勾配です。分度器で計るまでもなく見てわかる角度・・。

アルプナッハシュタットは鉄道が開通する前から、インターラーケンやマイリンゲンといったアルプスの村とルツェルンを結ぶ交通の要所だったところだそうですが、ピラトゥス山に上る登山鉄道の拠点として認知されています。
ルツェルンからは湖船または鉄道で簡単にアクセスできます。(この鉄道は乗ることに意義がある鉄道なのです。)

ピラトゥス鉄道の登山電車 2
駅からまだ出たばかりですが、あんなに下に駅が見えます。

ピラトゥス(PILATUS)鉄道は、1889年開業。(開業時は蒸気動車)1937年電化。 (電化方式は直流1550V。)
アルプナッハシュタット(Alpanachstad)駅から山頂のピラトゥス・クルム(Pilatus・Kulm)駅まで4.8kmで、標高差は1600m。
山頂のピラトゥス・クルム駅までの所要時間は30分。
1000mで480m標高が上がる(480‰(パーミル)、世界一の急勾配のラック式鉄道です。
ピラトゥス鉄道の登山電車 4
電車は赤と白とあり、1両編成で登ります。
カプリ島のフニクラーレと車両の型が同じなので、前に紹介した事ですが、中は、電車の構造上傾斜があるので、段差により、5つの扉と(運転席を除く)5つのコンパートメントにステップが分けられています。1つのコンパートメントは3人座れて(車両の幅で3人分)、8人くらいが立って乗れる造りです。
下は前と同じ写真です。車庫に向かう引き込み線に入ったようです。
ピラトゥスの登山電車 1

下は、歯軌条、ラックレールの見本です。(ロヒャー式のラックとピニオン)
アルプナッハシュタット駅撮影。
ピラトゥス鉄道の登山電車 3 歯型のレール

歯軌条、ラックレール
2本のレールの中央に歯型のレール(歯軌条、ラックレール)を敷設し、車両の床下に設置された 歯車(ピニオン)とかみ合わせることで、急勾配を登り下りするための推進力と制動力の補助とする鉄道が、ラック式鉄道(Rack Railway)歯軌条鉄道と呼ばれるもの です。

​ピラトゥス鉄道は、ロヒャー式 (Rocher) を採用しており、 ラックの歯が上部ではなく側面 にあり、2枚の歯車がそれをはさむ形になり、車体側のピニオンがラックに乗り上げるおそれがなく、諸方式の中で最も急勾配に対応するタイプなのだそうです。(ウキペティアより)

通常電車(粘着式鉄道)は、電車車輪とレールと摩擦力(粘着力)によって駆動、支持する、その方式では80から90‰(パーミル)の勾配が限界なのだそうです。
ピラトゥス鉄道は(480‰(パーミル)ですから、ラックレール式の中でも群をぬいています。(スイスの技師Eduard Rocher によって考案されたものだそうです。)

因みに、ラック式鉄道(Rack Railway)は、当時は急勾配を登る為ではなく、機関車の空転防止が目的だったそうです。(1812年にイギリスで製作されたミドルトン鉄道の機関車で初めて採用)
​
つづく
リンク ​ 登山電車・ピラトゥス鉄道 2 トラバーサー(Traverser) ​​​​​​
リンク ​ 登山電車・ピラトゥス鉄道 3 (ピラトゥス山頂) ​






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Last updated  2020年10月22日 00時48分57秒
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