PR
Keyword Search
Category
Freepage List
トルコ共和国(Republic of Turkey)
中部アナトリア地方カッパドキア
ギョレメ地方(Goreme)パシャバー地区(Pasabag)
妖精煙突とは、妖精でも住んでいるのでは? と、見える事から名付いたとか・・・。
ゼルベ(Zelve)の谷方面
パシャバー地区(Pasabag)
修道士の谷
昔、修道士が隠遁していた事から「修道士の谷」とも呼ばれています。
ギョレメも凄いですが、ここは妖精煙突と呼ばれるカワイイきのこ型の奇岩が林立しています。
ここの妖精煙突の面白い所は、根元がくっついて、本当にしめじ茸のように見える作りの岩が多い事です。
写真を見て解るように平原が囲まれたような作りの土地です。

右奥の山が浸食されて、削り出された新しいきのこ(奇岩)が今も生まれ掛けています。
何千年か前には一番左端側の奇岩まで丘だったのでしょう。
それにしても自然は面白いものを造ったものです。アートとして見て最高の鑑賞素材です。
これら彫刻と張り合えるのはミケランジェロくらいではないでしようか![]()
修道士の谷の由来は下の奇岩による所があります。
修道士シメオン(Symeon)の庵
と呼ばれているそうです。
季節が事なってしまいましたが、、平原側から撮影。玄関? が見えます。
シメオン(Symeon)の岩の地下にシメオンに関するフレスコ画がある事から名付けられたそうです。(フレスコの絵は10世紀初期のもの)
修道士シメオン
シメオンは4世紀末から5世紀半ばまで活動したキリスト教の修道者で、柱の苦行者
生まれはトルコのアンティオキア(アンタキア)
当初は岩窟にこもって苦行し、水槽に数年住み、近くの山で小さな円を描き、その中で鎖に繋がれて修行したりと言う荒行をしていたので、 彼の徳に巡礼するものが増え、さらに助言を求める者が相次ぎ、それらから逃れる為に柱の上に立つ事を思い立ったと伝えられています。
柱は人間一人が立つのがやっとで、だんだん高くなり、最終的には30mに達したと言われ、彼の助言を聞く為には王でさえハシゴを登ったそうです。
彼は終生、柱の上に立ち、助言を与えたり、病人をなぐさめたりして毎日を過ごしたと伝えられています。
「この世から水平に逃れる事をあきらめて、垂直に逃げようとした。」と、悪口言う者もいるそうです・・・。
写真手前左がシメオンの庵。(裏側)
ここからでは見えないですが、奇岩の中を見学できる箇所があります。
ここの奇岩でやはり有名な奇岩・・・これはエノキ茸か?
10m以上ありそうです。
次回引き続き、パジャバーのきのこ群を紹介。
お勧めブログ・バックナンバー5 (Navajo Nation… 2020年12月26日
カプリ島 青の洞窟(Grotta Azzurra) 2020年03月25日
デン・ハーグ(Den Haag) 1 2016年08月06日