わたしのこだわりブログ(仮)

わたしのこだわりブログ(仮)

2009年12月09日
XML

ぺろり
少し多めに作ってしまおう・・と思ったら・・・時間も倍かかってしまいました。

ところで、この間の途中になっていたクリストキンドルの話をさっさと終わらせてしまいます。

オーストリア共和国(Republic of Austria)
シュタイヤー(Steyr)市クリストキンドル(Christkindl)村
シュタイヤーのクリスマス限定郵便局 Part 2

「幼子イエス」という意味を持つのクリストキンドル(Christkindl)村の奇跡の伝説と巡礼の話。
17世紀の頃、シュタイヤーの町外れの森に信心深いフェルディナンドと言う音楽家が住んでいたそうです。
彼は、森のトウヒの木の祠(ほこら)に聖家族の絵をとりつけて、「持病の発作(てんかん?)が治る事」を祈るのが日課だったようです。

転機は、シュタイヤー修道院のシスターから譲られた蝋(ロウ)でできた「幼子イエス・キリストの像」を祠に飾って祈り始めてから起きたようです。

要するに、 ロウの人形を祈り始めたら彼の病は見る見る治ってしまい 、それを聞きつけた周辺諸国から多くの人々が、このロウの聖像を拝みにくるようになったと言う事です。

森の祠はいつしか有名な巡礼地となり1699年にこのトウヒの木の回りに木造の礼拝堂が建設。さらに後年そこに巡礼者の為の教会が建設 されます。

信心深いカトリックの国では、こうしたいわれは案外多いのです。
それにしてもキリストの奇跡の話は実に多いです。

現、教会( Wallfahrtskirche Christkindl
外見は地味ですが、中は田舎の教会にしてはりっぱかも・・。
クリスマス臨時郵便局  1
教会後ろの青い看板がホテルの看板です。

1702年~1709年完成。尖塔1880年建設。
ヤコブ・プランタウアー(オーストリアのバロック建築家)

クリスマス臨時郵便局  2

中央祭壇には、このシュタイヤーの音楽家が最初にキリスト像を奉ったとされる木(トウヒ)の一部分が置かれています。
(正面の階段にあるのがそうだと思われますが、撮影時に、その話は知らなかったので、アップの写真はないのです。・・・帰ってから気がついて「しまった」・・は良くあります。)

見事な人形細工の祭壇です。
クリスマス臨時郵便局 3 

本当に田舎にしては立派です。
クリスキンドル教会 4

クリストキンドルの通り、幼子イエスにかかる寓話が多いです。
下は、受胎告知の一つ?
クリスキンドル教会  5

忘れてましたが、巡礼者が増え、観光客が増えた事からクリスマス・スタンプが考えだされたのかも・・・所謂「村おこし」の成功例ですね。

おわり






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2009年12月10日 01時07分28秒
コメント(0) | コメントを書く
[建造物・教会・墓地・墓石・遺物] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: