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グリューワイン(Gluhwein)
特に11月の待降節から始まるクリスマス市では欠かせないのは言うまでもありません。
恐ろしく冷える寒い露天の市では、体を暖める為に飲まずにはいられないようです。
日本の甘酒とは違いますが、そんなポジション・・・いえ、それ以上の薬です。
赤ワインにオレンジピールorレモン、シナモン、クローブなどの香辛料、砂糖や蜂蜜を加えて沸騰させないように鍋で温めて作ります。
(50~60度が適温、沸騰させては駄目
)
調合による味の違いがでるので、本来は家庭のママの味があるようです。
昔は手作りが普通ですが、最近のカフェや露天ではすでに出来合いのグリューワインを保温器で暖めたものが出されているようです。
日本にも市販のボトルがたくさん輸入されています。(チンして温めるだけ)
暖められた赤ワインにはポリフェノールがあり、
オレンジやレモンは酸味をきかしながらビタミンCがあり、
スパイスのシナモンには体を温める作用、発汗・発散作用、健胃作用を持つ生薬があり、
スパイスのクローブには体を温める作用、胃腸の消化機能を促進、(消化不良・嘔吐・下痢・しゃっくりや吐き気)の他に腹部の痛みにも効くとされています。
ただ体を温めるだけでなく、本当に生薬が入っているわけですから、民間療法の薬に近いのかもしれません。

暖めているのでアルコールは少し飛びますが、アルコールの匂いはちょっと鼻につくので、アルコールの弱い人には受けにくいかも知れませんが、慣れればスパイスもくせになるようです。
もっとも、寒すぎる夜空では好きも嫌いも・・・何でも飲めてしまうのでは?
グリューワインは、露天で購入した場合、マグカップ付きで販売されています。
カップがないと持ち歩いて飲めないからです。
このザルツブルクのこのクリスマス市では、毎年グリューワインの為の特性マグカップを生産しており、それも思い出になりますが、もし、いらないならマグカップを返却すれば2ユーロ返却してくれます。
ここでは1杯、5ユーロ位が平均値段。中身は3ユーロくらいと言ったところかな?
ところで、ザルツブルクでは香辛料で作られたリースも有名なのだそうです。
飾るだけか? ほぐして使っていくのか聞くのをわすれましたが、このワインと関係あるのかな?
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