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Break Time (正月休みバージョン ヒント)
ここはどこ? シリーズ 2夜目は近所の別の城を紹介。
ある意味ワンセットで紹介される城です。
築城は12~13世紀頃と言われ、廃墟になっていた城を1832年に再建。
この城はホーエン・シュヴァンガウ城です。
ホーエン「高い」、地名、シュヴァンガウは「白鳥の住む水辺」を意味するそうです。

夏の写真になりますが、件の城から撮影した写真を紹介します。
湖に挟まれたそこそこ高い丘に築城されています。
ネオ・ロマンティシズム(新古典様式)でリニューアルされた城は、微妙に趣に欠ける気がしますが、城内は凄いのです![]()
この城を彼の趣味の世界に改造した主はマクシミリアン2世(後のバイエルン王国の3代目国王)です。
城内は白鳥の騎士ローエングリーン他、中世の伝説をモチーフにした壁画で゛装飾。
残念ながら写真がないので(撮影禁止)パンフから紹介。
城主の息子の寝室です。
この城は狩り用の別荘だったようですが、ロマンティストの父の影響を受けた息子はこの城を好み、ドイツ神話や伝説の本を読んで過ごしたそうです。
ロマン主義
18世紀ドイツでは民族統一が遅れたため、政治、経済、文化では欧州の他の国より遅れを取り、その為に民族固有の歴史や伝統に価値観を見たロマン主義が愛好
されたと言われています。
まあ、イギリスのロマン主義も「アーサー王と円卓の騎士」など自国の英雄が取り上げられているし・・。
日本ならさしずめ戦国武将に傾倒する人達もロマン主義者ですね。(ならば今流行の歴女なる者もロマン主義者ですね。)
ロマン主義? 学問的に捕らえると難しいですが・・・
簡単に言えば 歴史や伝説の中の英雄に夢を見たり、神秘的な物を求めたりするオタク・・・そしてその手法が音楽、美術、演劇、建築を通して表現すると言う当時はハイソサエティーの方々のオタクがロマン主義者だったのだろう。
今、ロールプレイング・ゲームで冒険世界に浸り込んでいるゲーマーも、仮想世界ではあるけれど、神秘や夢を求めると言う意味ではロマン主義者だろうし、コスプレ・オタクも広義のロマン主義者か・・・![]()
ヒント
欧州のロマン主義の発端は例えば18世紀のポンペイ遺跡等の発見によって端を発していると言えるでしょう。
それに遅れたドイツは19世紀になって中世へのあこがれからか、各地で古城の修復がなされています。
でも 件の城は全くの新築物件です。
ここで縁のある人達を紹介。
かなり美形
忘れてはならない大ヒント君です。
そう言 えばこの城にはロマン派の作曲家リヒャルト・ワーグナーも来賓
しているのです。
これは大ヒントです。答えは見え見えですね![]()
つづく
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