PR
Keyword Search
Category
Freepage List
昨年はロンドンからユーロスター( Eurostar
)でベルギー、インターシティー(InterCity)でオランダへと列車移動しましたが、今年はオーストリアの国際特急列車レールジェット(railjet)でザルツブルク、ミュンヘンへと移動。
昨年の列車は汚くて凄く嫌な気分でしたがレールジェット(railjet)は素晴らしく綺麗でサービスが良く快適な列車でした![]()
全2回の予定。
オーストリア国鉄レールジェット(railjet) 1 (機関車と制御車)
固定編成を採用
プッシュプル方式
客車のグレードと車イス専用車両
オーストリアは、欧州のほぼ中心。その地理的な要因でいろいろな国の国際列車が走っていますが 2008年12月から運行が始まったオーストリア連邦鉄道(QBB)のレールジェット(railjet)
は従来の国際列車より快適で早い。
最高速度275 km/h。
(実車時の最高速は245km/h。速度表示が出ます。)
車内サービスも 飛行機なみにグレードアップした特急列車
です。
ウイーン西駅(Wien West bahnhof)・・・始発駅
何よりうれしいのは窓ガラスが綺麗で窓越しに風景が撮影できた事です。
昨年のユーロスター( Eurostar
)はロンドン発だったにもかかわらずこ汚くてキズだらけでカメラ向ける気にもなれない窓ガラスでした。(外側が汚いからどうしようもない。)
下の車両は機関車ではなく、運転席付き制御客車です。

下の車両は機関車
機関車に客室はなく運転席と動力のみ
。
制御車には制御用の運転席と客車がついているので窓があるかないかで違いがわかる。
固定編成を採用
車両前後は新幹線のように客車と機関車で統一したデザインが採用
されています。 これは固定編成の概念を導入したからです
。(これは欧州では画期的考え)
日本では一体型は当たり前の事ですが 動力集中方式を採用している欧州では従来進行方向が変わると列車の動力源である機関車の部分を前後付け替える必要がありました
。
だからユーロスター( Eurostar
)やインターシティー(InterCity)にしても、機関車はまちまちで、まして客車とは何の統一性も無かったのです。
何しろかつては国により電荷も違ったので国境で機関車をチェンジする必要もあった・・と言うのも動力集中方式が採用されてきた理由の1つです。
因みに、 日本の新幹線などは動力分散方式を採っているので前後どちららにも動く(ペンデルツーク方式)が早くから採用
されています。要するに動力を前後に持っている・・言う事です。(日本の場合は動力車両にも客車が付いている)
日本は曲線や勾配が多い事、地盤が弱い・・など、動力集中方式が難しかったようです。
プッシュプル方式
機関車を付け替える事なく、列車を前後に動かす。普通なら日本と同じ動力分散方式(機関車-客車-機関車)になりそうなものですが 、
レールジェット(railjet)では動力集中方式のままで前後に動く事を可能にしています。
それがプッシュプル方式で 行きは客車を牽引、折り返しのバック走行の時は機関車が客車を押す形(プッシュプル方式)で走行
する・・と言うもの。
つまりレールジェット(railjet)は(機関車-客車-運転席付き制御客車)と言う結合になっているのです。
下のような連結は途中切り離して別方向に進む事が考えられる。(ザルツブルグ駅)
下は、これから発車する列車の編成を表示したデジタル画像の一部です。(ウイーン西駅)
解りやすくする為に 機関車をピンク
に 制御車を赤く囲いました
。
黄色・・1等車、ビジネス、
緑色・・2等車
、 赤色・・ダイニング・カーおよび車イス専用車両
これによりレールジェット(railjet)の気付かなかったサービスもわかりました。![]()

First Class (1等客室 )(横3席)

椅子は半分で向きが異なり日本のように変える事はできない。
しかし、この列車ではインターネットが自由に使える。
各椅子にはコンセントが付いていて、パソコンの電源も確保できるのだ。
Economy Class (2等客室)(横4席)
新幹線の普通席クラスかな? 悪く無いです。
客車のグレードと車イス専用車両
レールジェット(railjet)では Business(ビジネス)、First Class (1等客室 )、Economy Class (2等客室)と3つのグレードがあります
。
しかし、列車の編成によれば必ずビジネスの車両がついている訳ではないようです。
ビジネスは残念ながら見落として写真を撮ってきていないのですが、1等客車の中で一部コンパートメントになっているカ所がビジネス扱いのようで数は少ないです。
また、編成表によれば、子供のプレイ車両や、ベビー用の車両をそなえている場合もあるようですし、 たいていの列車にはDining Car(食堂車)が付いていて、その客車に付随して車イス専用のFirst Class (1等客室 )も付いています。
※ QBBの場合、自転車積み込み専用車両があったりするのだが、レールジェット(railjet)の編成では見あたらなかった
。
車イス専用車両
車イス専用車両は席数が少ないが、隣がDining Car(食堂車)と反対隣が広い車イス用のトイレとなっている。
但し、欧州の列車の問題点は乗車時にバリアフリーではなく段差がある事。
一応First Class 扱いで、4人がけテーブル1組と2人がけテーブル3組が設置されている。
車イス2台は楽勝。
大型の荷物を置く場所はない。
たまたま予約していた場所がその客室だったのだが通常人は来ないようだ。
車イスの人がそのまま入れるトイレ。
トイレはEconomy Class でもそこそこ広い。(日本のは狭すぎる)
尚、このトイレの後ろに列車内インフォメーションがあった。
車掌さんが通常待機している場所のようだ。
チケット確認に来た車掌さん
ガラス扉の奥がDining Car(食堂車)
チケットは今やほとんどインターネットのプリントアウトである。
だから必ず確認されるのは、チケット購入時のクレジットカードの提示である。
人のチケットでかってに乗り込む人がいるからなのだろう。
次回列車内の豪華メニューを紹介
リンク オーストリア国鉄レールジェット(railjet) 2 (列車レストランのメニュー)
ザルツブルグの所でQBBの発券機を紹介しています。
ザルツブルグ中央駅(Salzburg Hauptbahnhof)
西武鉄道のレストラン列車「52席の至福」 2023年02月25日
大阪駅(Osaka Station) 2 (大阪駅舎の歴… 2017年11月25日
大阪駅(Osaka Station) 1 (5代目大阪駅 … 2017年11月15日