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IT業界ではよく資格取得が話題になります。曰く、資格なんてどうでもいい。重要なのは実務能力だ。曰く、昇進するには資格が重要。資格がなければお客様から信頼して貰えない。両方とも事実といえば事実です。IT業界では、一つのお客様のところで大規模プロジェクトに参加し、そのままシステムを維持していくという一つのお客様一筋のケースと、いくつかのお客様のプロジェクトを渡り歩くケースがあります。長期間特定のお客様とお仕事する場合は、いかにお客様のシステムを知っているか、お客様が必要とする技術を持っているかが最重要ポイントであり、資格云々はあまり関係がありません。(ただし、お客様への値増し交渉の際に、資格があれば交渉材料になるので有利といえば有利です。)もう一つのケースである複数のお客様を渡り歩くケース。こちらでは資格が重要な意味を持ってきます。複数のお客様とお仕事する場合、毎回お客様と面談をする必要があります。Aさんは「ネットワーク歴5年、Windows、AIX基盤構築経験あり」Bさんは「ネットワーク歴4年、windows、AIX基盤構築経験あり、ネットワークスペシャリスト取得」上記がよくあるケースですが、経験が何年と記載されていても、面接する側はどのくらいの技量を保持しているかまったくわかりません。しかしながら、資格を取得していれば、少なくとも一定レベル以上の知識を有していることを担保できるため、多くのケースで資格保持者が有利になります。もちろん勤務姿勢や性格、経験してきた技術経験もみるため一概には言えませんが、有利かつ高く評価して貰える傾向が高いことは確かです。さて、そこで就職活動においての重要性についてはどうでしょうか。上記理由のとおり、取得していれば少なくともある程度以上の知識を有していることが担保されるため、たとえある程度のマイナスがあっても帳消しにしてくれるメリットはあります。(人格面に多少難アリだが、仕事はできそうなので・・・という判断)資格に対する評価は企業によって差がありますが、概ね以下のとおりです。【情報処理系】・ITパスポート:最低限の知識あり。営業志望が持ってれば若干プラス。SE志望が持っていてもプラス無し。・基本情報処理資格:IT業界の知識あり。SE業務へ拒否反応はなさそう。所持していると若干プラス。・応用情報処理資格:持っているとプラス。昇進条件の企業もあり。・高度情報処理資格(ネットワークスペシャリスト、DBスペシャリストなど):持っていると大幅プラス。昇進条件の企業多数。【そのほか】・TOEIC等英語資格:大企業であればあるほど評価大。SEは基本英語苦手ですが、海外発注や海外製品の翻訳に英語能力は必要。あって損なし。・中国、アジア関連語学資格:IT業界はアジアへの発注が多いため、該当語学スキルがあると評価が大きいケース大。大企業ほど顕著。<ワンポイントアドバイス>資格がなくても、基本的には採用されます。大手企業になればなるほど無資格、未経験の文系でもSE職になれる不思議な職業です。(ただし、代わりとなる会話能力、統率能力、効率的な運営能力等が必要不可欠ですが)基本情報~応用情報までは「お勉強」の内容なので実務にはあまり関係がありませんが、高度情報からは実務密接の内容ですので、自分の未来はどんな仕事かをイメージするためにも一度参照してみることをお勧めします。(特にシステム提案を行うITストラテジスト資格が参考になると思います)情報処理技術者試験対策書ITストラテジスト「専門知識+午後問題」の重点対策 解法テクニック満載!解法力を確実にマスター!! 2011/満川一彦/山浦菜穂子/戸波奈緒
2013.01.30
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就職活動の流れについて就職活動は以下のような流れで進行していきます。1.企業選び(1) ・リクナビなど就職関連サイトへの登録 ・合同会社説明会、企業セミナーへの参加2.企業選び(2) ・会社説明会への参加3.企業分析 ・OB、OG訪問、先輩社員への質問 ・インターネット、四季報、書籍による会社分析4.本命企業以外へのエントリー※ ・エントリーシート ・自己PR ・採用試験 ・採用面接5.本命企業へのエントリー ・エントリーシート ・自己PR ・採用試験 ・採用面接この中で特に重要なのが、「企業分析」となります。本命企業で不採用になることも考えられますので、複数企業へエントリーされるケースが多いですが、数十社をエントリーする場合、得てして企業分析が不十分になりがちとなります。企業分析、面接練習が不十分のまま面接に望んでも採用されることは稀であり、数十社受けても受からない学生はたいていこの準備不足のループから抜け出せないことが原因となっております。自己PR、志望動機を使いまわす場合はスピーチに自信があり、面接官の質問に臨機応変に対応できるスキルが必要不可欠ですので、会話スキルに自信のない学生は1社ごとにきちんと分析行うことを推奨いたします。
2013.01.29
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企業選びは就職活動において重要な要素のひとつです。ここでは、一般的に学生がどのようにエントリーする企業を選んでいくかについて解説します。★学生目線多くの学生は以下の目線で企業を選定する傾向があります。1.企業名、ネームバリュー ※有名企業であるか、知っている企業か、企業規模は大きいか、など2.企業が行っている事業内容 ※最先端技術、上流工程特化、製品開発・技術特化、営業力が強い、大規模案件が多い、など3.給与体系、福利厚生 ※給与は高いか、休みは多いか、昇進はできそうか、補助手当ては充実しているか、などそして企業にアタリをつけてから、やりたいことができる職場か、雰囲気はどうか、勤務実態はどんな感じか、という観点で企業を選んでいくことになるかと思います。4.その企業で自分がやりたいこと ※お客様へ提案、プレゼンテーションがやりたい、最先端の技術を使って製品開発を行いたい、大規模プロジェクトに参加したい、など5.その企業の勤務実態 ※やりたい仕事はできるのか、サービス残業はあるか、仕事はきつくないか、など企業の探す場所については、リクナビ、マイナビ、みん就活のセミナー情報で探すのが一般的ですね。【ここがポイント】リクナビ、マイナビ、みん就活などによる企業選びですが、基本的には情報量が非常に少なく、書いてある内容も抽象的で良いことしか記載されておりません。特にIT業界では業務内容の差が見え辛い傾向が高いため、実際にセミナー等で企業と直接ふれあい、社員さまと直接会話することが企業理解の第一歩となります。独断と偏見に満ちておりますが経験上以下のような傾向があります。【企業規模】・大企業基本的に提案・プレゼンから設計書作成、システム構築、製品開発などなんでもできる環境である傾向が高いです。人員単価の安い中小企業や海外に仕事を振り、業務をコントロールする必要があるため、グローバル要員や指揮能力が高い人間を求める傾向があります。注意点としては、以下2点があります(1)企業としては何でもやるが、ひとりの社員が何でもできるとは限らない。(2)システム構築、製品開発は基本的に中小企業・海外任せで、マネジメント側の仕事になる傾向が高い。(1)については多くの学生がよく誤解する内容です。「製品開発やシステム開発、提案などなんでも出来るから社員になれば多くの経験がつめる」と思われがちですが、実際はその中の一つの部署で専門家にさせられる傾向が高く、なんでも経験できる人は極一部のみとなります。エントリーするときにはやりたいことをきちんと選んでおく必要があります。(2)については、大企業であればあるほど、「誰にでもできる仕事」は人員単価の安い人に任せ、一定の人しかできない仕事を専門に扱う傾向が高くなります。もちろん、朝から夜までコーディングを行うスーパーエンジニアの道もありますが、選ばれた人のみが辿り着ける非常に困難な道であり、たいていはチームリーダー、マネージャ系の道に進まれています。・中小企業基本的に技術の専門家になれる傾向が高いです。大企業は各プロジェクトを進めるにあたり、プロジェクトで必要とされるプロフェッショナルを自社以外の企業から探します。DBに非常に強い、Webに非常に強い人材など、技術に特化していればしているほど需要が高くなります。また、製品開発に力を入れている企業も多く、大企業以上に高収益を上げているケースもあります。※社員数の大小で大企業・中小企業でわかれているため、大企業よりも中小企業の給与が良いケースも多々あります。ただし、サビ残の横行、コンプライアンスの遵守などは大企業と比較すると弱いケースも散見されますので、きちんと企業分析を行う必要があります。【雰囲気】・アットホームな現場です⇒お兄さま、お姉さまがいるご家庭だとわかりやすいかと思いますが、兄、姉と仕事するようなイメージです。困ったことがあったら相談にのってくれる素敵な現場であるケースもありますが、無茶振りの横行、仕事とプライベートの垣根なしといった理不尽な環境であるケースもあります。深夜帯に上司から電話がかかってきて、「マージャン行くぞ」と拉致されていった家庭もちの課長様など、一概になんとも言えませんがフレンドリーなのは良い点と悪い点があるように感じます。【1000円以上送料無料】就活生のための企業分析/友岡賛/齊藤博/今野喜文
2013.01.29
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IT業界の某大手企業で採用支援を担当しておりますユキノと申します。ユキノの本来の業務はシステムエンジニアですが、人事からの依頼で面接官や学生指導などをやらせて頂いております。本ブログでは流石に自社では言いづらい業界の本音や、良い点、悪い点、そして面接官目線からの学生さんへのアドバイスをまとめて行きたいと思います。 IT業界徹底研究就職ガイド 2014年版 (日経BPムック) (単行本・ムック) / ITpro/編
2013.01.29
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