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2025.10.31
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カテゴリ: 金融と投資
 一昨日29日の東京株式市場は、一極集中・跛行相場の典型で、一部投資家以外は違和感の大きな相場だったのではないか。生き馬の目を抜くようなマーケットだが、僕も過去に見たこともない相場だったので、あえて2日前のマーケットを論評したい。

◎日経平均1000円以上上げ、TOPIX安の極端
 一昨日、出先のスマホで相場途中を見ると、日経平均は約1000円で、5万1000円を超えていた。しかし戻って、PCで市場をさらに詳細に見ると、市場動向を的確に示すTOPIXはマイナスとなっていた。
 日経平均だけは、4桁台の1088円47銭も高い5万1307円63銭だったのに( 写真 )、TOPIXは逆に7.63ポイント安の3278.24だった。



 実際、日経平均は1307円63銭高なのに、値下がり銘柄数は86%で、ほぼ全面安の商況だ(値上がり200銘柄に対して、値下がりは1394銘柄)。日経平均がまた新高値を更新したのにも、年初来安値を更新した株は37銘柄もあった。

◎1銘柄だけで日経平均を1000円以上押し上げた
 なぜそんなことになったのか。原因は半導体検査装置の大手メーカーで、有力AI関連株「アドバンテスト」株のストップ高だ( 写真 =同社事業所とロゴ)。同社は前日28日の大引け後に、今第2四半期の連結利益が前年同期比2.4倍の1698億円に、また通期の連結純利益を2750億円(前期は1611億円)に急拡大すると上方修正していた。





 いずれも市場予報を大幅に上回った。
 それを受け、翌29日には同社株に買い注文が殺到し、後場にストップ高の4000円高(22.0%高)となる2万2120円をつけ、そのまま引けた。もともと高株価だったから、同社株の値上がりだけで日経平均を押し上げた。押し上げ寄与額は1077円と、日経平均値上がり額の1088円47銭とほぼ等しかった。

◎SBGをも押し上げ寄与度で上回る
 同じく値上がり寄与額の大きいAI関連株の東京エレクトロンやフジクラも大きく値上がりしていたが、それらを少数の銘柄の株価が日経平均を押し上げ、1394銘柄もの値下がり銘柄のマイナス寄与を押しのけて日経平均株価4桁の値下がりを見せたのだ。
 この反作用は、翌30日の相場に現れた。TOPIXは22.55ポイント (0.69%)も高い3300.79で引けたのに、日経平均はたった0.04%(17.96円)高の5万1325.61円に留まったのだ。アドバンテストもわずかな上げで引けた。
 29日のような一極集中相場にはデジャブがある。

◎建設株のほとんどがストップ高し、一方で他の全セクターが値下がりした極端な一極集中相場
 昔、バブル相場最高潮の時に、建設セクター株がほぼ全部がストップ高をつけた一方、それ以外の全株が値下がりした極端な一極集中相景を目にしたことがあった。
 その後、バブル崩壊と共に建設株の多くは値下がりし、売り逃げ損なった投資家は、長期間の含み損への忍耐を強いられた。
 今のAI関連株への一極集中相場も、その1つかもしれない。乗り遅れてはならじと高値に飛び乗り、その後梯子を外されたら高株価だから、ダメージは大きい。
 むろん生成AIの進歩や社会への浸透ぶりを見れば、AI関連株相場は息長く続くかもしれない。投資するとすれば、調整を入れた時だが、ただ難はその時でも十分に高株価になっている。例えば2万円を超えるアドバンテスト株は、調整したとしても2万円を割るかどうか。
 そのタイミングで1単元100株のアドバンテストを買えたしても、200万円だ。
 二の足を踏むには十分な高株価である。

昨年の今日の日記





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Last updated  2025.10.31 05:43:01


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