T・K's DAY CARRER

Jun 10, 2005
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カテゴリ: メンタル
「不登校」”school refusal”が大きく社会問題化されて10年過ぎた。
アメリカでは「学校恐怖症」“school phobia”と記載があるらしい。
日本は、1960年代にも一時目立ったが、1980年代は低下傾向を示し、再び1990年代に入って急増している。

1950年代後半~1970年頃    児童精神科医たちによる病理としての問題
1970年代後半~1980年代半ば 専門家以外の取り組み
1980年代半ば~1990年代半ば フリースクールなどの登場
1990年代半ば~現在       ホームエデュケーションの広がり(自宅学習)

アメリカ、1950年代後半~1970年頃は、神経症や精神障害が不登校の原因として、臨床心理の専門家たちが治療にあたっていた。
さて、1968年、私が小学校1年生であるが、クラスに一人だけ「登校拒否」”school refusal”あるいは「不登校」”school absentee”とよばれる状態の児童がいた。


その児童がどちらの「定義」にあてはまっていたのか。

さて、1971年、私が小学校4年生である。その私は、文部省の定義にあてはめると、年間50日以上学校を欠席していた。
「理由」対処に面倒なクラスメートを避けるため。(私の所持品を盗む、隠す)
自分の時間を割いてまで、そのクラスメートとの”やりとり”が面倒であったこと。
つまり、クラスメートをたしなめたり、返却を求めたりする”交渉”が面倒なのだ。

その理由を母に話すまでは、かなり時間がかかった。
まず、彼・彼女らはいじめではなく、単なる”からかい”と”羨望”だったからだ。
その”からかい”と”羨望”という表現を、どのように話せば、誤解なく伝わるのかがわからない。服、文房具などを含めて、皆と違うモノを身に着けていたことが興味・関心の的になる。しかし、「皆と同じもの」も、自分の性質上ちょっと困る。そういった複雑な事柄を巧く伝えられない。
要するに「休む」ことが自分にとって「解決」の方法であった。

その後、父の転勤で、解決したような・・・
それからは大学を卒業するまで、普通に登校するようになる。(大学はサボリを覚え、もちろん遊んでいましたよ)

そういった時は、屈せず登校していた。
それが“すかした奴”という印象を与え、相手が少しエスカレートしそうになったが、次の洗礼者へ移っていく。(いまでも第一印象は“すかした奴”であるらしい。)

※講義の時間なので失礼します。まだ続きます。





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Last updated  Jun 10, 2005 04:59:39 PM
コメント(9) | コメントを書く


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不登校  
被害者 さん
はやく続きを読んでコメントしたいと思います。
連載してください。 (Jun 10, 2005 06:01:53 PM)

「学校ぎらい」  
登校拒否 さん
学校ぎらいで、高校も行っていない。いま息子は中学生。なんとしても、大学まで卒業させたい。
ただ、自分はなんで「学校ぎらい」で、登校拒否をしていたのか、理由がない。
ただ、苦痛で、それを説明できない。
続きを参考に、自分はなんだったのかを考えたい。
※ようやくパソコンができるようになったんですよ。この年齢で。 (Jun 10, 2005 06:43:11 PM)

お返事  
tei.k  さん
登校拒否さんへ
ご子息を大学まで卒業させるということは、ご自身の経験からでしょうか。
ご自身は、「学校」に関心があるのですか。
ご子息とともに、励んで、パソコンを習得したのでしょう。ご立派です。 (Jun 10, 2005 07:21:00 PM)

ホームエデュケーション  
Masto さん
ホームエデュケーションは、ヨーロッパでは、ずっとありますよね。
それを、また「日本式」を広めていくのでしょうか。
親自体の考え方を正すことが必要だと思う。
teikさんがリンクしているHPでもホームエデュケーションの記載があった記憶が・・・ (Jun 10, 2005 07:36:30 PM)

コメントのお返事2  
tei.k  さん
少し、連載しようかなって思っています。息子の話も記したいので。今日のBBSの投稿もぜひ読んでください。nanaちゃんとお母さんのお話です。
また「親自体の考え方を正すことが必要だと思う。」というのは、「自宅学習」に携わる親の努めのことですよね。「自宅学習」は、両親でもあり、教育者であり、支援者でもあるのですから、その考えをしっかり持っていかれるといいですよね。
(Jun 10, 2005 09:53:38 PM)

Re:「不登校」”school refusal” 1(06/10)  
おじさん さん
普通の家庭で育った子供が学校に行って、非常識又は非日常的な対応にいきなり遭遇するのだから堪らない、大勢の兄弟に囲まれて成長していれば、既に体験済みで回避方法も自然に身に付いていました。
生活の仕方が欲望、願望に特化している世の中だから起こりべくして起きた現象です、やはりウツロウ変化に対応した学習を皆がしなければならない (Jun 11, 2005 12:03:42 AM)

Re:「学校ぎらい」(06/10)  
臥龍2005  さん
管理人さんへ、
こういう書き込み(横レス)が、失礼に当たるなら、ばっさり削除してください。

>ただ、苦痛で、それを説明できない。

不登校の場合、自分自身でその理由を説明できないというケースは多いと思います。

どうしてそういうことしちゃったか分からないっていうのは、
不登校に限らなくても、人間誰にでもあるんじゃないでしょうか?

無理に説明しなくても、そういうしんどいところから抜け出て、
前向きに父親をやってる自分を、胸を張って
ほめてやったらどうでしょうか?

えらそうな横レスで、ごめんなさい。
(Jun 11, 2005 07:09:59 PM)

Re[1]:「学校ぎらい」(06/10)  
tei.k  さん
臥龍2005さん
>管理人さんへ、
>こういう書き込み(横レス)が、失礼に当たるなら、ばっさり削除してください。

>>ただ、苦痛で、それを説明できない。

>不登校の場合、自分自身でその理由を説明できないというケースは多いと思います。

>どうしてそういうことしちゃったか分からないっていうのは、
>不登校に限らなくても、人間誰にでもあるんじゃないでしょうか?

>無理に説明しなくても、そういうしんどいところから抜け出て、
>前向きに父親をやってる自分を、胸を張って
>ほめてやったらどうでしょうか?

>えらそうな横レスで、ごめんなさい。
-----
大歓迎ですよ。 (Jun 11, 2005 07:59:48 PM)

Re[1]:「不登校」”school refusal” 1(06/10)  
tei.k  さん
おじさんさん
>普通の家庭で育った子供が学校に行って、非常識又は非日常的な対応にいきなり遭遇するのだから堪らない、大勢の兄弟に囲まれて成長していれば、既に体験済みで回避方法も自然に身に付いていました。
>生活の仕方が欲望、願望に特化している世の中だから起こりべくして起きた現象です、やはりウツロウ変化に対応した学習を皆がしなければならない
-----
普通の家庭ってなんでしょうね。
現在の「普通の家庭」と40年前の「普通の家庭」とでは、スタイルはちがいますね。
それでも、不登校はいたのですよね。
社会の背景で、大問題になったり・・・
メディアに左右されているのか、「普通の家庭」の基準なのか。
>生活の仕方が欲望、願望に特化している世の中
これは見逃せない大切なご意見です。
これが答えなのでしょう。 (Jun 11, 2005 09:26:17 PM)

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