高木山はクライミング専門誌ロック&スノウで旧知の松原尚之ガイドによって紹介された「里山でアルパインクライミング」で最近知られるようになった地方の岩場である。彼のタイトルでは「より高くなく より困難でもない岩稜」高木山南稜とある。
関東地方のマルチはあらかた経験してしまったので「知らない場所を訪ねてみたい、どこか遠くに行きたい」とばかりNガイドとともに初めて訪れたのだった。
初日の今日はまず北尾根に昇る。草むらの中の駐車場から徒歩10分もかからない超便利な取り付きから開始。クライミングシューズは履くがチョーク不要という気楽なスタイルである。ほんと、岩のルートというよりほとんど岩稜なので斜度も低くスイスイと昇れてしまう。


手前 高木山南稜 奥 北尾根 眼下すぐに道路
何の困難もなく昇れるのでグングン昇って先行者も追い抜いて快調に進んだ。小さなピークをいくつもいくつも超えて最後に終了点に到着した。標高400mにも満たないのだが山頂からの展望は抜群で穏やかな田園地帯の温かい風景が広がっていてとてもよかった。

そこからはせっかく来たのだから高木山をぐるりと一回りしようということになり、縦走路をたどった。落ち葉を踏み、オレンジ色の紅葉を見ながらのんびり歩いた。途中で愛宕神社もあり、そこが山頂のようだった。下山途中に770段の階段があり、驚いた。私たちは下りだからよいが、登ってくる皆さんは大変そうだった。下った地点がみのかも健康の森で紅葉が真っ赤で見事だった。

名物770段階段 みのかも健康の森 暑くてアンダー1枚になっている!!」
こうして美濃加茂市の初日が穏やかに終わった。晴天でとても暖かく、無風、人も少なくて今回も恵まれた。
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