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2004年06月06日
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ロンドンの地下鉄がストであった月曜日の朝、娘と私は別行動をとることにしました。
地下鉄の駅の辺りには、通勤客たちが、バス乗り場に集まり、ごった返していました。
そんななかを、私はSouth Kengington駅の近くにある今、泊まっているホテルからすぐの、歩いていける、‘ Victoria & Albert Museum’ に行き午前中を過ごすことにしました。
歴史的な楽器のコレクションで有名なVictoria & Albert 博物館でもあり、工芸品、建築装飾などの装飾美術品の宝庫でもあります。
名前はヴィクトリア女王とその夫であったアルバート公から来ています。
South Kensington駅(Piccadilly Line)を出てすぐのところに, Exhibition RoadをはさんでNational History Museum、と Victoria and Albert Museumはあります。
全世界のあらゆる時代のものが収集されたコレクションはすばらしい物ばかり。
沢山ありすぎて早足でも到底全部は見きれなかったのですが、日本の展示品だけはゆっくりと念を入れて見ました。

大英博物館でもそうですが、以前日本の貴重な遺産を見たとき、なんだかイギリス人に日本の遺産が盗られて持出されたという嫌な思いが強く、憤懣(ふんまん)やるかたない感じで観たものでした。

英国で日本のすばらしい物を鑑賞できる事を嬉しく思えるようになったのは、私が歳をとった証拠なのでしょうか?

博物館を出て、Brompton Rd. を少し歩いて行くと右手にハロッズが見えてきます。
昔住んでいたハムステッドからは少し離れていたので、当時はハロッズも数回来ただけでしたが今はホテルから一駅で来れます。 今日は歩いて来まして時間もあり、ゆっくり見る事ができるのです。
ハロッズに入店する時、警備員のような人が二人入口に立っていて、入って来る人々を呼び止めて何やらチェックをしていました。 私は呼び止められなかったのですが服装のチェックなのか、危険物の検査なのか・・?  ハロッズでは服装も見られていることは確かです。
昔はIRA過激派によるロンドン爆弾事件があり,セルフリッヂに入るときにバッグの検査をされたことがありましたが。

店内に入り、食品売り場に行くと時代の流れとも言うのでしょうか、日本風のお寿司カウンターがあり、イギリス人のお客が上手に箸を使ってお寿司を食べていました。
巨大なフードホールには主人の好物だったスモークドサーモン、 スモークドコッドロー(太い鱈子の燻製)、プローン(ゆでた子持ちエビ)、マッスル(タニシのような貝)、コックルズの貝(ムール貝のような貝)などがありました。
懐かしくてしばらく確認しながらゆっくりと見て回りました。 
今日は娘と喧嘩をして別行動を取っていたのですが、ふと娘がプローンを今でも覚えていて、「お母さん、あの茹でエビ食べたいけど、どこで売っているの?」と私に尋ねていたことを思い出しました。 
わたしはプローンを買いました、「ハーフ、ポンド、プローンを下さい」
「Oh! Pound.」と店員が驚いたように言ったのは、今は、グラム、になっていたからでしょう。


ゆっくり休んで、ハロッズを出てSloane St.のお店を見ながらそろそろホテルへ戻ることにしました。  
Sloane St.は高級ブティックが並ぶ通りであり、世界的に有名な一流ブランドのブティックがづらーっと軒を列ねています。 その中の3、4店に入り、リュックタイプのバッグを探す目的でみたのですが、商品がウインドーや商品棚などに、ほんの数点、飾るように置いてあるだけです。  
店内を見ていると店員が、「どんなタイプが欲しいのか」と希望を聞いてから奥のケースから取り出してくるのです。
「これではどうですか?」と、「もう少し小さいのはありますか」と私。
こんな具合ですから、素敵なのがあったからつい買ってしまう、ということもなくて不自由だと思いました。 東京のお店のようになぜあれこれと並べて置かないのでしょう、盗難予防でしょうか、イギリス式商法なのでしょうか。



アフタヌーンティー
一般には、お紅茶一式、と三段式のケーキスタンドにケーキ、サンドイッチ、スコーンが盛られて出てきます。 スコーン用のスプレッドにはクロテッドクリーム、ラズベリージャム、イチゴジャムなどです。
アフタヌーンティーは、香港などでも、イギリス系のホテルなどでは、十分に夕食になりますから、ただの、お茶、ではありませんので、ご利用すると便利でしょう。



スコーン (イギリスのお菓子, 8個分)
ロンドンのハロッズで買い物をして少し休みたい時に紅茶とスコーンで一息ついてから帰宅します。 焼きたての暖かいスコーンが2個にクロテッドクリームとイ
チゴジャムがついて紅茶と共に運ばれてきます。 
英国のご家庭ではごく普通に焼いているお菓子のひとつです。 
イギリスにはセルフレイジングフラワー(ベーキングパウダー入り)と呼ばれる小麦粉がありバターを加え牛乳と卵でこねたものをオーブンで焼けば出来上がりです。日本の普通の小麦粉でも簡単に焼けるお菓子です。 
焼きたての暖かいのをご自身で作って素朴で美味しいスコーンを楽しみましょう。

作り方; 生地を作る・・・ボールに薄力粉とベーキングパウダーをふるいにかけておく。
バターは冷蔵庫から出して硬いうちに細かく切って、ふるってある粉に混ぜ指でこすり合わせるようにして混ぜ込む。 
均一に混ざってさらさらになるまでする。
 溶き卵と牛乳を良くかき混ぜてからボールの粉に加えて木杓子でさっくりと切るように手早く混ぜる。 このときこねたり、時間を掛けすぎるとグルテンの粘りがでてよく膨らまない。 
台に打ち粉をして丸くまとめた生地を乗せ、綿棒で2cmの厚さまでのばす。 丸い型抜き(コップでもよい)で抜き取って天板に並べる。 照りを出すには牛乳をはけで塗る。
オーブンはあらかじめ220℃に暖めておく。 オーブンにいれて15分焼く。
 ふくらんで割れ目が出来れば成功です。

材料; 
薄力粉225g、  バター50g、  ベーキングパウダー小4、  卵1個、  牛乳大4~5、  

※紅茶にとてもよく合います、割れ目を手で割ってクロテッドクリームとジャムをつけていただきます。  
※レーズンやくるみ、チョコチップスなどを入れて焼いても美味しいです。


(楽天の仲間)
英国に世界各国の財宝(美術工芸品など)が略奪され集められたおかげで、無事保存されたのでしょうか?
日本の美術工芸品をどっしりと風格のある英国の美術館で鑑賞するのも楽しみがあるでしょうね。

(私)
全くです、日本の工芸品の優秀さ、素晴らしさには、立ち尽くし、見尽くしてしまいます。


(楽天の仲間)
ポンド、田舎だからかなぁ?こちらで量り売りの時はポンドを使っているような気がします~。
ブランド数点陳列はわたくし個人が感じたことですが、びっしりたくさん並べるよりスペースを空けてお上品なイメージをかもし出したいから?それにわざわざ店員が持ってくるというこの店員の使い方がイギリス伝統的なお上品な店のサービスなのかなぁと(^^; でもその場で選べる合理性のある日本の方が断然便利ですよね~。

(私)
まだまだ、ポンド、が多いですね、イギリス人はキログラムに変える気があるのですかねえ?
やはりイギリス式のお上品なサービスなのですかあ、なるほど・・・。



(楽天の仲間)
アフタヌーンティー私も食べてきましたよ。
お腹いっぱいになって食べ切れませんでしたよ。
それにしても食事はまずかったですね。
どう思われますか。
朝食はどこのホテルでも、連泊でも毎日寸分違わないメニューです。
昼も夜もまずくて、料理に何の工夫もなく、あれでは料理人は要りません。
日本に生まれて毎日美味しいものが食べられてつくづく良かったと思いました。  どう思いますか?

(私)
アフタヌーンティーは夕食にもなりますから、お腹いっぱいでしょうね。
朝食は毎日同じだったのですね。
おそらくベーコン、エッグ、だったのでしょう。
マッシュルームとミニトマトがついていたでしょう、あるいは太目のソーセージでしたか?
どこのホテルでもいつも同じ朝食でしたでしょう。 これが慣れると当たり前、美味しいと思うのです。 食生活、食習慣とはそんなものでしょう。
確かに日本の食事は美味しいです、日本人には日本のお食事が一番美味しいのは、この食習慣のせいもあると思いますが。  日本の食事、素晴らしいですよね。






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最終更新日  2004年06月10日 08時48分27秒
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