まった~り行こうぜ!

まった~り行こうぜ!

はじめての給与



会社設立から半年たった。

確かこのころからやっとこ少しずつ
給与を出せられるようになった記憶がある。

僕もこのころやっとアルバイトを辞めることが出来た。

それと年越しのためにと、寸志を皆で分け合った記憶がある。

少しだけどゼロから自分達の力で頑張って稼いだお金。

やっと給与だ!嬉しかった。

でも嬉しい反面、

まだまだ会社の資金を蓄えておきたかったから微妙な気持ちだった。

いずれにしても、やっと少しずつ売上が立ってきたのだった。


今ではお蔵入りになったソフトの計画。
(いずれもっともっと資本に余裕が出来たらやってみたい)

当時、ソフト開発に時間を掛けていたので
ようは売るものがまだなく、売上どころではなかったのだ。

支出も抑えていたが、入っても来なかったので
「どうすんの?」的な雰囲気が流れていた。

当時ソフトの販路を開拓しておこうと
人脈営業だけは続けていた。

そこでニーズが強かったのが、
企業のホームページ制作運営やLANの設定、メンテだ。

「仕事ならなんでもやります!」
まぁこんな感じで、手当たり次第にやったこともない
仕事をかき集めていた。

変わったところでは、
東京都の某コンペに提出する資料の制作。

イラストレーターで企画書を作った。

このときはじめて触るイラレ。
ソフトも覚えながらの作業だった。

コンペは残念ながら2位で落選という結果になってしまったが
2、30万円頂いた記憶がある。

当時はかなり助かった。

その会社は地方の会社なのだが、今でも大きく成長されている。

いずれ恩返ししたいと思う。


苦しかった仕事はデータ入力の仕事だ。

膨大なデータ入力。
やってもやっても終わらない。
先が見えない。迫る納期。

延々と数字ばかりで死ぬかと思った。
一週間交代しながら24時間稼動でやっとこ終わった。
もうデータ入力の仕事はイヤダなと思ったものだ。

まぁとにかくいろんな仕事をやってしのいだ。

仕事の割には薄給で、普通に勤めてるほうが

ぜんぜんマシ!

会社の経営ってキビシー!

世の中の会社ってスゲーんだなぁ。

やってみて初めて分かったのだ。
アホである。

それでも面白いから経営とは言えないような経営を
続けて今日があるのだが。

こうして振り返ると
あまりのバカさに自分でも飽きれてしまう。



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