おかえりなさい雪国へ。

大変でしたね、知らないうちに年取ってるんですよね。(汗)

でもこればっかりは準備したからハイどうぞ、とはいきませんよね。爺さんが他界した時のオヤジの泣き顔をチラリと思い出しました。

とにかく今は家族みんなでごゆっくりと。 (2006.10.27 08:47:24)

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2006.10.26
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突然の3週間の日本への帰国からやっと帰ってきた。
どうやら、うちの3人の男どもは飢え死にだけはしていなかったようだ
本当は、2週間で帰ってくる予定だったのだが、
いろいろしなければいけないことがあって帰国を1週間延ばした。

変な話、父がいきなり死んで、
もちろん悲しくて悲しくてしょうがなくって、毎日泣いてばかりいたのだが、
そうしてばかりもいられなかったのが現実だった。
ひと一人がこの世を去るのってこんなに大変なんだって思った。
まず、お通夜やお葬式の手配...
うちの弟はその1週間、夜も眠れないほどのストレスだったろう
何せ、彼は父親に恥をかかせてはいけないと
一日何人の人と綿密な打ち合わせをし、頭を下げていた
手配といっても、ただのシンプルなものではなくて、
葬儀屋さんと教会の打ち合わせ
手伝いの人の確保、来てくれる人へのお礼、ホテルの確保
食事の手配、花の手配、会場から会場への車の手配、
なにから何まで彼はひとりでがんばってくれた 
心なしかタバコの量も増えていたようだが、
彼にしてみれば初めての経験、
よくやったと思う。
彼は本当にがんばってくれた。
そこに父がいたらきっと、
”おまえ...よくやってくれたな...ありがとうな”
っていってくれるだろうと思うぐらい彼はがんばった。
そんな彼はやはり、お葬式の後の法事が終わって家に帰ってきたら
ほっとしたみたいで、今でいびきをかいて寝てしまった。
それを見ていた弟の娘(5歳)が
”パパにかけるものちょうだい...” って言っていた。
やさしいよね
ハート
だけど、それが終わってからすぐ、今度は相続の手続きを始めることにした。
普通のひとは、49日が終わったぐらいからはじめるらしいのだが、
なにせ私はアメリカに住んでいる身、
なるべく済ませられることは済ませてしまいたかったし、
それに、父の死亡と同時に、彼の銀行の口座はすべて凍結されてしまったので
それをなるべく早く、再びあけてもらい、母に移してあげないと
父の銀行口座から落ちていたすべての支払い(電気、ガス、水道、...電話などなど)が
 止まってしまっているのだ。
それに、せっかちな家の父の性格からして、済ませるべきことは早く済ませたほうが
彼も安心するだろうということで、そうすることにした。 
まず、銀行の口座を、あけてもらうには、
まず父の生まれてからの戸籍謄本を取らなくてはならない
父が生まれたのは、岩手の山奥の小さい村だった。
その村は、すでに市町村合併で存在しない
頭を、悩ませていたら、それは幸運なことに、その次に本籍を写した場所に
その、生まれてからの戸籍が併合されていることがわかった
そうでなければ、その戸籍を突き止めるまでとてつもない時間がかかっただろう
届いた、その戸籍謄本には、私のひいおじいさんからの戸籍がのっていた
びっくり
それから、私の問題
私は、そこの市に本籍はあるのだが、転出ということで住所は持っていない。
印鑑登録をしなければ印鑑証明が出ない。
印鑑登録するためには、住所を写さなければならない
そうしましたよ... 
 それから何回市役所に行ったかわからない
私の印鑑証明、戸籍謄本
母の印鑑証明、戸籍謄本
父の、除籍謄本、死亡診断書
などなどなどなど...
全部20通ぐらいとったんです
だって、すべての金融機関で同じセットの書類が必要なんです
それから、父の年金を母に移してあげること
弟と、母は何回か社会保険事務所に行ったのですがそれも
何枚もの、書類が必要だった
それから、父の源泉徴収表を集めたのだが、
彼は何箇所からか別に給料と年金をもらっていったので
それも大変だった
それから、司法諸士にあって、家の登記の手続きをしてもらって、
それから、税理士に会って、財産の協議分割所を作ってもらって、
すべての財産をリストにしてもらうのだが、そこでまた大変なのが、
こんど株の評価とかゴルフの会員券の評価など...
いやあ...ほんとうに大変だった。
けれども、これもうちの弟が不動産などに関してはある程度の知識があったので
すべてとりしきってやってくれた
私は母と二人で雑用係りをしてた。
そして、私が帰るときまでには一応のめどがつくところまではできたと思う。
その間にも、私と母は、追加のお礼を出したり、
お通夜とお葬式に来てくれた人たちの名簿を作ったり
いただいた供物のリストを作ってお礼をしたりと
比較的忙しい日々を送った。
そしてそうしながらも、私たちは3人で父の倒れたゴルフ場に行き、
父の倒れた場所に花を置いて手を合わせてもきた。
3人で、鍋をしながら、小さいころからの父の思い出を語り合いながら、
笑いこけたり、涙を流したりもした。
毎日、父の位牌に手を合わせて、
今日はここまで進んだよって報告もした。
そうして、3週間、旦那と子供たちには不自由な思いをさせたが、
私の心はかなり癒えることができたと思う。
今でも寂しくて寂しくて仕方ないけれど、
一番寂しいのは40数年間生活をともにしてきた母だと思うから、
それを考慮して、母をいたわってあげようと思う。
こうして私はアメリカに帰ってきて、普段の生活にまた戻ったんのだが、
母はこれからすこしずつ気持ちの整理から始めていかないとだめなんだろうなと思う。
ここからだとたいしたことも出来ないけど母のことを支えてあげようと思う。
そしてきっと神の世界に行った父も
それを見て安心してくれるだろうと思う。
家族というのはいったん家族になるとそのつながりは永遠のものだと私は思っている。
例えば、私と父は永遠に父と娘なのだと思う。
だから、今は家族が神の世界と地上に二つに分かれて生活しているんだと思う。
そしてこうやって離れていてもお互いがお互いを愛し、想っているんだと思う
だから、私たち家族は少しの間だけ、神の世界組と地上組に分かれて暮らすんだ。
父と妹は今頃神の世界で二人で仲良く暮らしていると思う。 
だから、今日も地上組は仲良くがんばります ....だよね...
手書きハート
  





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最終更新日  2006.10.26 10:36:03
コメント(13) | コメントを書く


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おかえり  
mis_mis  さん
人が一人この世を去るということは大変なことだよね。私も母の時に経験しました。これが父だったらもっと大変だったよなんていわれたけどそれでも父が葬儀屋とかいろんなことをばたばた準備しているのをみて私は外国人でなにをしていいかわからなくって今父の奥さんとなっている人やおばが手伝っていたのを思い出します。

そしてその後帰ってきたときも悲しくって毎日泣きながら仕事に行ったのを思い出します。で、母が死んだのに坦々と流れる時間に腹が立ち、普通に生活している他人にいらだったこともあります。しかたないのにねぇー。最近になって母がいつも私のそばにいてくれると思えるようになりました。おとどしから立て続けに祖父、祖母もこの世を去りましたが彼らも私のそばに遊びに来てくれてると信じてます。

ほんと地上組みがんばんなきゃね。お互い頑張りましょう、そして生まれてきた新たな子孫、子供たちをしっかり支えて育てていこうね。 (2006.10.26 21:09:52)

Re:それから....(10/26)  
あきぶ~  さん
こないだ電話でこれらを聞いたときにすごい大変だったんだな、って
思ったんだけど、こうやって文章にしてまた読んで見ると、
ますます大変だったんだな、って気持ちが強くなってきたよ。
今は家族とゆっくり過ごしてね。
元気になったら会いましょう♪

ところで、そちらは雪すごそうですが、大丈夫? (2006.10.27 00:58:38)

Re:それから....(10/26)  
はなばなな さん

お帰りなさい  
おりびあ さん
無事帰られたようでよかったです。限られた滞在の中で、本当に沢山の仕事をこなさなくてはならなかったのですね。Luke's Momさんも弟さんもお母様もお疲れ様でした。
ゆっくり休む間もなく寒さが到来していますが、週末は少し暖かくなるよう。お体大事にしてください。 (2006.10.27 11:12:05)

Re:それから....(10/26)  
たちまゆ  さん
目まぐるしい日々でしたね。お疲れ様でした。
弟さんがたくましく見えたことでしょうね。
田舎の方って、冠婚葬祭はけっこう大きな行事で人の出入りも激しいから、当事者はただでさえ精神的に参っているのに、あれこれ気を回すことが多くて本当に終わるまでは気が抜けなくて大変だと思います。
しかし、相続ってこんなに面倒で大変だったとは・・・
お母さんを置いてアメリカに戻ってくるのはきっと後ろ髪が引かれる思いだったでしょうね。
弟さんがしっかりサポートして行ってくれるでしょう。
(2006.10.28 00:35:01)

Re:おかえり(10/26)  
Luke’s Mom  さん
mis_misさん

>ほんと地上組みがんばんなきゃね。お互い頑張りましょう、そして生まれてきた新たな子孫、子供たちをしっかり支えて育てていこうね。

昨日は電話ありがとう~~~
本当にお互い元気でがんばらなきゃね...
とりあえず私たちの今の仕事は子供を立派に育てることだよね。
がんばろうね... (2006.10.28 03:36:08)

Re[1]:それから....(10/26)  
Luke’s Mom  さん
あきぶ~さん
>今は家族とゆっくり過ごしてね。
>元気になったら会いましょう♪

ありがとう~~~2-3週間したら会おうね~~

>ところで、そちらは雪すごそうですが、大丈夫?
-----
昨日結局一日中ふっていたようね気がするわ。
子供たちは一日中友達のところでそり遊びをしてきて、帰ってきたらびしょびしょだった...
家長靴とかいろいろ買わなくちゃ~~ (2006.10.28 03:38:09)

Re[1]:それから....(10/26)  
Luke’s Mom  さん
はなばななさん
>おかえりなさい雪国へ。

いや~~~いきなり来ましたね~~~
私は自分で運転できませんでしたよ...昨日。
子供たちは大喜びだったけれど...

私は長い時間を日本で過ごしてきたので本当に今回は気が楽です。

だけど...家の中が.....大変なのです...今...毎日掃除と洗濯です... (2006.10.28 03:40:25)

Re:お帰りなさい(10/26)  
Luke’s Mom  さん
おりびあさん
>無事帰られたようでよかったです。限られた滞在の中で、本当に沢山の仕事をこなさなくてはならなかったのですね。Luke's Momさんも弟さんもお母様もお疲れ様でした。

ありがとうございます~~~
私も本当に始めての経験だったのでこんなに大変なものだとは思いませんでした。
けれども、私は頼れる弟がいたので助かりました。

昨日の雪はすごかったですね。
今日はお天気で気持ちも明るくなります。
今度、ぜひお会いしましょうね...

いつもありがとうございます。 (2006.10.28 03:44:52)

Re[1]:それから....(10/26)  
Luke’s Mom  さん
たちまゆさん

本当に後ろ髪を惹かれる思いでしたが、それと同時に家に残してきた
子供たちのことも気になっていたので...(やはり父親だけだといろいろと不便なところがあると息子達から聞いていたので...)
だけど、今回父にも謝って、私一人で行ったので、いろいろのことを手伝えたし、母のそばにもいてあげられることが出来たのでよかったです。
いろいろと心配していただいてありがとう~~
(2006.10.28 03:48:36)

Re[1]:お帰りなさい(10/26)  
おりびあ さん
Luke’s Momさん

>私も本当に始めての経験だったのでこんなに大変なものだとは思いませんでした。
>けれども、私は頼れる弟がいたので助かりました。

うちも弟が日本で結婚してくれたので、いざというときはきっとオンブに抱っこになると思います。頼れる家族が居るっていいですね。

>昨日の雪はすごかったですね。
>今日はお天気で気持ちも明るくなります。
>今度、ぜひお会いしましょうね...

ぜひお会いしたいです♪
コロラドの天気は、ぴーかんに晴れてくれることがあるので、心もすっきりしますね。 (2006.10.28 10:06:02)

Re:それから....(10/26)  
お帰りなさい、、、そしてお疲れ様でした。。。

真夜中の電話は本当に心臓が止まりそうになるくらいドキドキしますよね。私も今年の初め父が事故を起こしたときに妹から電話があったのは真夜中でした。お父様が亡くなられたと聞いて、前回の日記は
涙が止まりませんでした。
こんなにも想ってくれる人たちがいて、お父様もきっと幸せだったと思います。

人を送り出すって本当に大変だって聞いたことがあります。Luke’sMomさんのように細かく書いてくれてものすごく勉強になりました。
私も日本には妹が1人。もし万が一何かあったときに私と妹で大丈夫なのだろうか?と不安になってしまいました。本当によくがんばりましたね。
地上組、お互いにがんばりましょう!
(2006.10.28 12:20:17)

Re[1]:それから....(10/26)  
Luke’s Mom  さん
Minami -*さん
>お帰りなさい、、、そしてお疲れ様でした。。。

ありがとうございます。
本当に今回のことは突然だったので、自分でもびっくりです。
今でもまだ夢を見ているようです。

だけど、コレは起こってしまった現実なので、すこしずつコレからのことを考えていこうと思っています。

いつもはげましの言葉をありがとう~~ (2006.10.29 11:02:09)

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