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Asurendra

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2009.01.15
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カテゴリ: 論評
日本酒好きの方は、 このブログ に書かれていることを、
一度読んで欲しいと思って、この記事を書くことにした。

僕も、これと似たような経験をしたことがある。
ある店のHPには、直接話したくて、ネット販売はしないので、
電話でも良いから尋ねて欲しいと書かれていた。
いざ電話してみると、ぶっきらぼうなお年寄りが出てきて、
突然電話をかけてきた人には飛露喜は売れないとのことである。

もっとも、僕の場合、幸いなことに、情報網が発達していること、

があって、而今や飛露喜や村祐は比較的容易に入手できる。
十四代も、たまにではあるが、入手可能だ。
もちろん、これらは、プレミア価格無しで。

幻のお酒というのは、実は「幻」でも何でもないことが多い。
多くの場合、酒販店が、一般消費者に売らずに、飲食店に売る。
その結果、一般に流通しなくなり、どこからか流れ出たお酒が、
プレミア付であったり、オークションであったり、
高値で売られるのである。
一方、出し惜しみしながら、少量だけ
一般消費者に売るような酒販店も存在する。

某○天市場では、これらのお酒は、プレミア付

これについて、一度、市場に抗議のメールを書いたが、
販売方法は、各ショップに任せているとのことで、
自分たちでは何もする気がなさそうである。

以前から、しばしば書いているが、僕自身は、
プレミア付で販売しているショップから、

プレミア販売は、日本酒業界のためにならないからだ。

僕は、十四代も好きで、毎年、何本も飲んでいるが、
それはone of themとして美味しいからであって、
今、十四代がなくなっても、実際のところ全く困らない。

実は、僕にとっては、無くなると困る蔵元が、2つある。
「くどき上手」と「獺祭」である。

これらの蔵元は、とても良心的・・・というより、気概がある。
「獺祭」の桜井さんは、獺祭を幻にしたくないという。
獺祭のように、幻にしたくなければ、実際に可能なのだ。
蔵元日記 にも面白いことが書かれている。

「超高級店ではワインとシャンパンに競り負けて相手にされず、
大衆店では供給側の酒蔵とか酒販店が
「幻」戦略で供給を絞るため実際には物が無く、
頼みの綱の地酒こだわり市場は
あまりにマニアックすぎるのとこだわりが行き過ぎて
一般のお客には入り込めない、という現状があります。
これで日本酒が売れたら奇跡のような話です。」

もちろん、これらの蔵元のお酒は、とても美味しい。
あれだけ多量に流通しながら、
あのレベルの味を保つことができるのは、
獺祭やくどき上手の技術力の賜物であって、
その意味では、十四代を幻にしてしまった高木酒造より、
はるかに賞賛されて良い。

くどき上手は、作りや味が十四代ととても似ていて、しかも安い。
ブラインドで飲んだら、お酒のレベルは区別が付かないどころか、
くどき上手のほうが安いことが多々ある。

最初に挙げたブログの作者は、
今後、十四代を購入しないことにしたようだが、
購買拒否は、自己満足はできるが、それ以外の効果が薄い。
まず、消費者が、プレミア付のお酒や、
オークション販売を無視することで、
もっと大きな効果は生まれないだろうかと思っている。
それと共に、獺祭やくどき上手のような蔵元を応援していきたい。





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Last updated  2009.01.15 11:24:32コメント(0) | コメントを書く


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