ねこまんまねこの日記

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孔子(紀元前552‐紀元前479)

~幸せとは 人のためになること~  私(1968-)
2024.06.26
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カテゴリ: バブル世代考



ねこまんま氏は昼飯を食べようと水道橋駅の西口の南側を神保町方面に向かって歩いていた。スーツにネクタイ姿だった。

すると前から来た白に近い明るい色の建設作業着を着た同年代の男性が、ねこまんま氏を見て、あっ!という顔をして、大きな声で「〇〇さんっ!こんなところでお会いするとはっ!!〇〇学園の現場では大変お世話になりましたー!アッハッハー」と言った。

私は思わず振り向いた。ねこまんまねこ氏はその男性が言った〇〇という姓名ではないし、この人は私の後ろを歩いて来た人に声をかけたんだと思ったからである。しかし私の後ろにそれらしき人は誰もいなかった。

私がキョトンとしていると、「あれっ、私です!〇〇工業の〇〇ですよ!、〇〇学園高校の現場で大変良くしていただいたぁー」とその人は言った。やだなぁー忘れたんですかぁ?的だった。。

ははぁー、、これは新手の詐欺でこの男は本当は私が誰かを知っており、昔のよしみでとか何とか言って私に金を貸してくれとか何とか何かを要求してくるのだな?と思った。ここまで10秒ぐらい。

私は詐欺ならその手口とお手並みを拝見してやろうと観察を始めた。

「いや申し訳ないですが、私はあなたが誰か思い出せないのですがー、、」とその人の目をガン見しながら答えた。

するとその男は作業着の胸の刺繍の社名を指差して、「〇〇工業の〇〇ですよっ!あの時ほにゃららしていただいて本当に助かりましたよ!っ、」

ねこまんま氏はこの男は本当に人違いをしているのかなと思い始めたが、警戒して怪訝な顔をしたと思う。

するとその男性は「Ω建設の〇〇さんですよね!?私ですよ!〇〇ですよ!」と言った。

私が訝しい顔をして「いやあ〜〜」と言うと、「Ω建設の〇〇事業部の〇〇さんですよね!?」と本気で言った。

もはやどう見ても本気で言ってるし、怪しい人物には思えなかった。日本人の7割は死ぬまでに1000人とか2000人ぐらいとしか話をしないが、私はこれまで7万人ぐらいの人と会話してきたので、嘘をついている人間がなんとなく分かるのだが、この人は本音で話しているし、もしかして〇〇工業の経営者かもしれなかった。

ねこまんま氏の頭はフル回転した。この状況が起こり得る可能性として、確かにこの人物は私を知っているが、この人の記憶が混乱しており、Ω建設の誰かと私を混同してしまいこういう発言になったのではないかと推測した。

そこで私は自分の所属する企業名を言えばこの人の記憶の混乱が解けるのではないかと考えた。しかしもしもここまでが詐欺師の素晴らしい演技だった場合には私の所属を聞き出す為の巧妙な前段階とも考えられた。しかし私が所属する企業名を名乗ったところで、私は如何なる詐欺にも引っかかるようなバカではないので逆にその場合はコイツを捕まえてやろう、、そのぐらい考えて、敢えて「私はすぐそこにある〇〇〇〇〇の社員ですが・・」と言ってみた。

昔3年だけ柔道をやったけど、なまじ武道を齧るとこんなヤツねじ伏せてやる!と強くもないのに自分は強いように思ってしまうのは、本来は回避できる危険を逆に呼び寄せてしまう良くない思考回路でもある。

日本で私の勤務先企業名を知らない人は居ない。

「〇〇〇〇〇?、、、、そうですかー、、」その人は私の顔をまじまじと見て、

「Ω建設の方にあまりにもソックリだったのもので、、これは大変失礼いたしました。。。」と言って、立ち去る際にも何度も私の顔を見ながら離れて行ったのである。

私が自分の会社名を名乗ってもその人は全く思い出せないというか、関係ない風だったので、記憶が混濁しているという事はなさそうだった。

私も腑に落ちなかった。。

と、いうのもそのΩ建設というのは私が就職活動をしている時にかなり入りたい会社の一つだったが縁なく落ちた会社なのである。売上規模ではねこまんま氏の勤務先の35倍はある。多分Ω建設の社員はΩ建設を中心に日本が回っているとそんな風に考えているほどの会社だろう。。

ねこまんまねこ氏は。50過ぎて会社ですみっコぐらしに抱っこするほどの非常に特殊なおもろ会社にいるのだが、そこに入りたかったわけではなく、本当は大手建設会社に入りたかったのである。しかし清水建設、大林組、Ω建設、大成建設、中堅ゼネコンの間組や飛島建設すら面接で縁が無く、全落ち。建設以外に内定を頂いた4社の中で消去法でやや仕方なしに現在の勤務先に入社したのである。(いま考えれば建設会社は全く向いていなかった)

私をΩ建設の〇〇という人と誤認した〇〇工業の同年代の人は、私と〇〇さんがほぼ全く同じ人物に見えたわけであり、それは〇〇高校の建設現場で何度も会った記憶から私と〇〇さんを混同したのだ。この人は私に声をかける何年前に〇〇高校の現場でΩ建設の〇〇さんと一緒に仕事をしていたのか分からないが、話しぶりからそんなに昔のことではあるまい。ということは、私とΩ建設の〇〇さんは、ごく近い同年代なのでであろう。

そうなると、気持ち悪いのは、Ω建設に採用されたねこまんま氏と〇〇〇〇〇に入社した私=ねこまんまねこ氏の2人がこの世界に居るのではないかという想像をしてしまうことである。それか、ごく近いパラレルワールド、いわゆる世界線に、Ω建設に入社して今まで働いている私がいるのではないか、そして〇〇工業のこの人はその世界線でΩ建設のねこまんま氏を見たのではないか?とも思われる事である。

この事があって以来、私は赤坂見附のΩ建設の大きな本社ビルに行って、一階ロビーに私が入って行ったらどうなるのだろうか?と想像してしまう。もしかしてΩ建設の社員の誰か、何人かが〇〇さん!と話しかけてくるのではないか?と思う。もちろん〇〇さんは本社勤務ではなく地方勤務になってるかもしれないが、、、または受付で、〇〇さんを呼んでもらって本人が出て来たらどうなるのだろうかと想像する。

ドッペルゲンガーという概念がある。

欧米で自分の生き霊がどこかで生活しており、その自分にそっくりな人物(ドッペルゲンガー)に会うとこちらが死んでしまうのだという。だからΩ建設の〇〇さんに会うと私は死んでしまうか消えてしまうのかもしれない。

そういえば、私のブログの2012年7/7の記述に京浜東北線で私が地元駅で降りる際、全く知らないサラリーマン風の男に真顔で大きな声で、お疲れ様でした!と言われた。という記事がある。この男は私をΩ建設の〇〇さんだと思ったのではないか?

と私はここ最近思うのである。

その記事には、その日の朝、空から鳥が落ちて来て私の10メートル先で通勤途中の誰かの肩を掠めて地面に落ちて死んだと書かれている。もしあと10メートル先にいたら鳥のクチバシが私に刺さって死んだかもしれないと書いてある。

兎に角、この世界か、またはこの世界に近い隣接するパラレルワールドで、私にそっくりな人間がオメガ建設で働いている事がわかったし、その人の姓が〇〇という事もわかった。〇〇さんは私のことは知らないだろうけど、私はいつか〇〇さんを探してしまう気がしている。そして消えてしまうのだろう。






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最終更新日  2024.06.27 01:45:53
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