LYNNのいたずら毎日

LYNNのいたずら毎日

2001年10月07日
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 普段、常識や社会のルールだけでなく、自分の考えにも縛られているわたしたち。自分の感性がどんどんと柔軟さを失う危機感を感じたことは、ないだろうか。
 今日、その意味で私は自分の柔軟さが消えてしまったことに気づき、呆然とした。今オケでヴァイオリンを弾いており、演奏会向けて練習も積んでいるが、どうしても上手くいかない。技術的に云々という問題ではないということはわかっているのだが、何かが、しっくりとこない。自分でもその違和感を感じてはいたのだが、その理由がわからなかった。アンサンブルが悪いのか、それとも、と色々考えていた。でも、解決の糸口さえ見つからなかった。そして違和感の理由と解決策を求める余り、自分の考えをがんじがらめにしていた。
 そのことに気づいたのは、今日の練習。地理的な状況故になかなか来られない練習に久しぶりに参加してくれた、私の妹分の一言。「あねの背中が深刻だった」。そうなのだ。私は一生懸命考えることにより、曲をどう感じて、どのようにそれを表現するか、これを忘れていたいのだ。彼女のご主人N君(一度ご紹介しましたね)にも「もっと大きく捉えてみたら」とアドバイスをもらったが、まさにその通りである。
 数年前迄の私は弾くこと自体が楽しくてたまらなくて、演奏しているときなど、「ここはこう弾きたい、あそこはああいう風にしたい」と感じると、その感性の通りに弾いてきた。でもいつしか、それを失っていたようだ。私のパートは重要だから、しっかりやらなくちゃと思う気持ちが先走り、曲を自由に感じる感性やインスピレーションを縛っていたのだった。
 残り数回、もっと自分の感性を解放しよう。演奏するときは、曲の流れに乗ることだけを考えよう。そうすれば、きっと新しい局面が見えてくるに違いない。
 自分の頭で考えることはとても重要なことだけれど、自分の心をないがしろにしては、何もできない。眠っている感性を解き放ったときにこそ、見えてくるものは沢山ある。音楽だけでなく、仕事にも、勉強にも、それを活かしていこう。





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最終更新日  2001年10月08日 01時28分57秒
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