LYNNのいたずら毎日

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2003年06月24日
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 さて結婚しようとなったとき、まず始めに結婚式をするかしないか、が話題になった。双方とも、一応したほうが良いという意見ではあったものの、彼は目立つことは嫌いだし、わたしも一般的な結婚式ではなく、美味しいレストランでのウェディディングが、前から憧れであったので、すぐレストラン・ウェディングに決まった。

 場所は落ち着いた場所で、しかも華美でなく…レストラン・ウェディングの本を見ながらピック・アップしていくが、シェ・松尾、ミクニ、ラ・ロシェルなどの有名レストランや建物に凝ったレストランばかり目を惹く。女性のわたしは、写真を見ながら「わあ、素敵!」と思わず胸をときめかす。だが、よく見ていくと、どこも同じような感じに見えてくる。つまり、豪華で派手。広さがある。

 よく考えてみたら、わたし達の結婚式は、親しい方をお招きして、食事をゆっくり楽しみながらひと時を過ごしていただくことが、最大の目標。虚飾もなるべく廃したい。それには、そういった有名どころや豪華な館は、そぐわない。見かけのもっと地味で、でも味が良く、こじんまりとしたレストランはないものか…。

 視点を変えて調べてみたところ、90歳のゲストでもペロリと料理を平らげる、という触れ込みのレストランがあった。写真を見る限りでは、広さはないものの、こじんまりとしていて、スペースに振り回されずにパーティーが出来そうでもある。

 予約を入れて訪れてみたところ、思ったとおり狭いけれど、雰囲気は悪くない。普通の店である。ウェディング・コーディネーターのSさんも、とても明るく素敵な方だ。希望の日程が空いていたこともあり、わたし達は、その場で仮予約をしてしまった。勿論、面倒臭がりのわたしが、会場調べに労力を使い果たして、それ以上考えるのが面倒だった…という理由もあったが。あとで聞いたところによると、試食もせずに予約をするのは、極めてめずらしいそうな。

 後日試食に訪れたが、そのときはシーズンだったこともあり、トリュフ尽くしであった。オードブルに始まりメインまでトリュフがふんだんに使われていた。一回の食事でトリュフをこれほど食したことは、かつてない。最後には、「もうトリュフはいいよ~」と思うほどだった。ここのシェフが創るフレンチは、ソースに力がある。わたしは昨今の流行のフレンチより、こういった、クラシカルなフレンチのほうが好きなので、とても楽しめた。
 あとは、ワイン。聞いてみたところ、披露宴では白・赤ともにコート・デュ・ローヌを出してくれるとのこと。リーズナブルな割りには飲みごたえがあるので、以前からお気に入りのワインであったものだから、これも安心。
 そういうわけで、キャンセルせずに、このビストロ・ボンファムに決定した。式が終わった今、このレストランで挙式と披露宴をしたことは、大正解だったと思う。





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最終更新日  2003年06月25日 13時22分04秒
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