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2008.08.03
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カテゴリ: カテゴリ未分類
堂々たる勝ち組み投資家になるために
-敗因の研究と、成功への処方箋-


第70回 企業業績が悪化する中、景気は底打ちした可能性が濃厚に
2002年2月 現在のコメントとなります。)


景気は底打ちし、回復に入ってきた可能性が高まってきた

 年始の有料ページでも述べましたが、景気は底打ちして回復局面に入った可能
性が高まっています。
 一般的な景気の底打ち・回復のパターンとしては、

在庫調整が進む→出荷が増え始める


 まずは、 景気が底打ち・回復に向う最初の段階 として 在庫調整が進みます 。鉱
工業生産指数を見ると、製造業全体の在庫指数は昨年5月の101をピークに減少し
続け、特に9月~12月は4ヶ月連続減少して94となっています。過去のすう勢から
見ても、だいたい90台前半が在庫のボトムになっていますので、在庫調整はほぼ
完了したと見てよいと思います。

在庫調整が進むと景気回復への準備が整ってきたと言えます が、その次ぎに
荷が増え始めると、いよいよ景気は回復局面に入った可能性が高まってきます

ここでは、単に出荷が増えるのではなくて、「在庫調整が進んだ上で、出荷が増

出荷指数は93→95と増えました。まだ、プラスに転じたのが1ヶ月だけではありま
すが、在庫調整が十分に進んだ後にプラスに転じているだけに、非常に意味が大
きいです。

 以上のことを電機セクターで見るとより景気の底打ち感は鮮明です。電機セク
ターの在庫指数は昨年5月の126をピークに7ヶ月連続減少して、12月には96とな

続で増加しています。


景気対策に関係なく景気回復は起こる

 一部の悲観的な専門家は、「循環的な意味でも景気回復はない」といっていま
すが、かつて「シリコンサイクルはなくなった」といってITバブルを煽ってい
た専門家と同じくらい極端な意見です。景気循環はきちんと起こるでしょう。

 景気対策を打たないと景気回復しないという専門家もいますが、過去の景気回
復局面で牽引約となったのは、景気対策でおカネが回ってきたセクターではなく
て、景気対策と関係ない電機セクターでした。今回も恐らくそうなるのではない
でしょうか。私の個人的な意見としては、景気対策とはあまり関係なく、景気回
復は起こると思います。


素材大手株が上昇している理由

 今年に入ってから、相場全体が売り込まれる中でも、3861王子製紙、4183三井
化学、5233太平洋セメント、5401新日鉄などの素材大手株は、軒並み堅調に上昇
を続けてきました。市場全体に逆行高してきたといってもいいと思います。
 また、これらの株とはやや毛色が違いますが、やはり景気敏感株の代表である
半導体製造装置大手の8035東京エレクトロンは、業績がどんどん下方修正されて
いるにも関わらず、力強く逆行高を続けています。

 これらの株はみな、業績が悪化しているのに、マーケットに対して逆行高して
いるわけですが、これは株価の動きが間違っているのでしょうか?「業績が悪い
のに、この地合いの中で上昇するのはおかしい」といって空売りをかけている投
資家も多いようですが、この人達の考え方は正しいのでしょうか。
 今見てきたように、在庫や出荷などの動きからみると、企業業績とは関係なく
景気は底打ち・回復局面に入ってきている可能性が高いです。企業業績というの
は、だいたいいつも後からついてくるものであり、恐らく、今回も株価の動きの
方が正しいのではないかと思います。

企業業績などの表面的な現象だけを見ていると、相場の転換点では大きなミス
を犯す可能性があります
。企業業績など表面的な現象に隠れた深層ではどんな動
きがあるのか、それをじっくり見極めて行く必要があります。その方法の1つと
して、 在庫や出荷などの動きを見ていくことが大変有効 ではないかと思います。





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Last updated  2008.08.03 16:50:35
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