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儲かる投資家になる基本 「儲かる投資スタート 15」 『材料株の保有管理の方法とは』 仕手株の最後は、暴落で終わり、そして、空売りの最後が大きくやられて破滅するように、仕手株も結局は最後銘柄が下がり多くの技量がない利用できるわけもない人が、高値を買ってシコリを作り、下げても売らない人が大量に残って相場が終焉していきます。その上で株価が5分の1になっても信用残高の中にはっきりシコリが残ってしまうのです。特に、あれこれ上がり調子にのって株数と銘柄を増やし、ある日突然、全体の上げとなって対処できずに持ち越して、いままでの儲けも吐き出して終わる人が多く出ます。このようなことにならないために日ごろからどのような付き合えばよいのか、それを考えていること、つまり楽観だけでなく常に起こりえる最悪のこともイメージしながら進行する必要性があるのです。 このためには、まず資金量です。300万円の人が500万円儲けたといって800万円で張るのではなく、あくまでも元金は300万円で運用して、いつでも下げがあっても、利益金はプールされているようにすることです。投資資金を常に雪だるま式に増やしていくと、相場が急落すると結局元の300万円に戻ってしまう、もしくは300万円以下になってしまうケースがありますが、このような例を回避するためにも、元金は3倍になるまで増やさないという方法が良いでしょう。つまり300万円が900万円になったら、300万円をプールして600万円で運用するという方法です。必ず、利益金すべてを投入するのではなく最悪の状態も考慮して投資することが大切です。 あとは間口を広げないことです。いろいろな株が上がってくると、ついつい、3本が5本になり、気づいてみたら10本の持ち株になっていた。すべて上げているうちは幸せですが、そのような投資は必ず破綻が来ます。仕手筋が10本もやるわけがなく、総花的な買いは必ず整理されて銘柄の方向は絞られるからです。このため、銘柄は間口を広げないことです。中心となると思われる株を2本ほどにして、せいぜい短期と限られた株を2本、つまり最大でも4本の進行でそのうちの2本は短期、1週間くらいの運用で上げなければカットする運用です。あとは、どんなに相場がよくても、欲張って本数を増やさないことです。本数を増やして全体暴落が起こると対処できないで結局、最後は儲けを吐き出すことになるからです。 そして、だいたいの管理をするのではなく、常にノートにつける、パソコンに表にする、ネット上での管理できるものを利用する、証券会社では最近は管理できるコンテンツを投入してくれているところも多いので、必ずしっかりと管理することです。特に買い値は常に見ておき、少しでも買い値から下げてくるものがあればカットするようにします。要するに損切りさえ大きくしなければ今のような相場ではトータルではかなり大きなプラスが出ますから、あとはリスクをどうとるか、損切りをどのようなルールづけて実践するか、それだけの管理がしっかりしていれば大きな儲けにつながります。そのためには、常に自分の買い値、株数、状態をチェックして、いつでも危ないとき、悩んだとき、勢いがなくなったと判断したときには売ることです。 特に上げてくる株を追撃で狙う場合には、上げた株であればあるほどリスクが大きくなり、そのような勝負は普通ビギナーはしない方がよく、狙いたい場合には短期と割り切り、リスクを限定させて買い値から下回りそうなとき、もしくは下回ったら即刻逃げるという条件つきで狙うことです。実際には危ない株、リスクが高い株はやらない方がよく、確率をみてしっかりした投資を展開した方がよいでしょう。損する人の統計をみると、損切りできない人が殆どですが、高くなってどんどん上げていく株を狙い、損切りが下手でその都度大きく損する、シコリにするという方も多くいます。このような方は自分の力量をしっかり自覚した上で出来ないことは無理してやらないことです。 確率を見ること、その上で、勢いをみて上げそうもない、下がりそうな銘柄は出来るだけ傷が少ないところ、もしくは傷がつかないところでカットすることです。10本のうちトントン切りが7本あっても、8本あってもマイナスしない限りあくまでもノーカウントと一緒であり、5勝5敗でもトータルで儲けが出る運用こそ、これから一生展開していく短期的な運用手法となるわけです。納得いかない株であれば無理して仕込むことありません。これは間違いない、と思っても実際には確率は半分だったりしますので、とりあえず面白そうだから買ってみようか、と一般の方が思う株は普通確率は3割もないのです。それらを信じて持つのではなく、株価で割り切って下げそうな場合、上がりそうもない場合には損が大きくならない前にカットすること、それが大切です。 200円で買った株が予想よりもダメだと思って、翌日に203円で売る。損はなし、何もなかったと同じなのです。それを、どうせ買ったんだから結論出るまで待とう。上がるかも知れないと思って持続する人が9割の世界です。ところが、結論はマイナスの方向に出ることが殆どです。とにかく、損しないで運用すること、そして損切りということを大切にすること。その神経が金を作ります。それは一般常識にはない、非常識な考えかも知れませんが株は儲けなければ意味がないのです。他人がどう言おうが、どう見ようが、関係なく、儲けて始めて行為は役に立つのですから、自分の投資を徹底して磨いて儲けることにすべてを投入ください。 年間に200円高の株が4本、5本出れば資産家になれます。それはよく理解できると思います。反面、資産家になれない人は、その一方で大きく損する株を何本もシコリにしてしまう人です。要するに、儲けることの何倍も損しないことが大切である、そのことが机上と実践がかみ合って、その上で儲けられるのは1000人いれば5人しかいない世界です。それゆえに一度掴んだノウハウは一生の財産です。コツコツと努力して、損切り対処の方法を自分で見つけること。その上で情報の確率をみる審美眼を養いながら、しっかりした儲けを作ること。あとは買い値から下げて場合に例外なくカットすることをしっかり実践できるようになれば、必ず未来は明るくなってくるでしょう。100万円が1000万円になり、やがて1億円になる。そんな現実絶対に来ないと思った人も実際には運ではなく、実力が利益を生むことに気づいた時、本当に賢い投資家になっているときだと思います
2009.01.05
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全国銀行協会の杉山清次会長(みずほ銀行頭取)は25日の定例記者会見で「銀行が一定以上の株を保有しているのはかなりのリスク」と述べ、銀行は保有株式を減らすべきだとの考えを明らかにした。 杉山会長は「保有株式の残高は一昨年くらいから増えてきた」と指摘。買収防衛策の一環として取引先から頼まれる場合が多いものの「昨今の株価下落を考えると、私個人としてはもう少し減らすべきだと思う」と述べた。 政府・日銀による銀行保有株式の買い取りについては「これだけ株価が下げている中で買い取ってもらいたいという要望はないと思う」と否定的な見方を示した。 株価下落に伴う減損処理や不良債権処理損失の増加で、大手行は2008年9月中間決算で軒並み減益となった。杉山会長は「引き続き厳しい経営環境が続くが、金融機関の担う重要な役割を認識し、難局に対応したい」と述べ、「貸し渋り」などの批判を受けないよう努力する考えを強調した。
2008.11.25
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日銀は25日、11月の金融経済月報を公表した。景気の現状については「停滞色が強まっている」との判断を示し、10月にまとめた経済・物価情勢の展望(展望リポート)の表現を据え置いた。個別項目では輸出の判断を「頭打ち」から「減少している」に下方修正した。 輸出の「減少」に言及するのは2002年2月以来。米欧向けが大幅に落ち込み、中国向けも頭打ち感が出てきた。国内外の景気低迷を反映し、生産も「減少を続けている」と強調した。 景気の先行きについては「停滞色の強い状態が続く」との見方を示した。長引く金融危機などを背景に、10月の月報に記した「次第に緩やかな成長経路に復していく」との表現を削った。 金融面では「全体として緩和度合いが低下している」と指摘した。中小零細企業の資金繰りが悪化しているほか、大企業でもコマーシャルペーパー(CP)や社債の信用スプレッドが拡大。企業が市場で資金調達する環境が悪化しているとの認識を示した。 物価については、国内企業物価が3カ月前に比べ「下落を続ける」と予測。消費者物価指数(生鮮食品を除く)の前年同月比上昇率も、ガソリン価格の下落などで「低下していく」との見通しを示した。
2008.11.25
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儲かる投資家になる基本 「儲かる投資スタート 9」『銘柄を責めず、自分の運用方法を考える』 たとえば、300円の株が800円に化ける、つまり株価倍増以上という銘柄が出たとします。1万株投入すれば300万円が800万円になるわけですから、まるで夢物語であり、今の時代に年収近いお金が株式で増やせるとすればそれはご機嫌です。ところが株価が倍以上になり、そのような株に参加した人が全員喜んでいるのかと思うと、不思議なことにそのような株は7割が悲しむという状況があるのです。 そんな馬鹿な、と考えるかも知れませんが現実的には株価が倍以上になっても、結果として7割の人が損をするのです。おそらく、それは今後何百本も銘柄が出ても変りないと思います。300円の株が800円になり、それで利食いすればよいものを、800円になると次に1500円になると思う人が多くいて、800円でも買う人はいくらでも出るのです。買う人がいるから利食いも出来るのです。 ケースとして300円の株が800円になって得する人、損する人の例を見て見ると。得する人 ケース(1) 安値で買い、持ち続けて、あとは上げるごとに買い増しはせずに、そのまま保有して、ある程度の高値をみたら利食いして、あとはこの株には触れない。ケース(2) 上げるごとに買いを入れて、安値から、3度、4度と買っていき、あとは高値になっていくにしたがって安値からの買いを順番に利食いしていく。ケース(3) 短期的な運用だけにかけるため、買いを入れて、上げると利食いをしながら、何度も売りと買いを繰り返すが上げ続けたため、何度も利食い成功した。損する人ケース(1) 安値で買う事ができ、放置していたが、まだ上げると思って持ち続けたら、結局、株価は下げてきて買い値を下まわり、仕方ないので持ち続けたら結局損してしまった。ケース(2) 高値になるごとに買い増しをしていき、平均コストが上がるがどんどん買い増ししていき、400円の仕込みもあり、700円の仕込みもある。まだ上がると思って持ち続けたら、気付いてみたらすべての買いコストを下まわり、下げても上げると思って持ち続けたら、結局、300円に下げてしまった。ケース(3) 人気になるごと、高値になるごとに飛びついたが、その都度下げるのでカットして、気付いてみたら高値買い、安値売りを繰り返していて結局儲けられなかった。 過去、上がる銘柄があっても、なかなか儲けられない人、それは損する人にある共通するものがあるのです。それは、まず、上げ続けると思うこと、また下げたら再度上げると思うこと、つまり楽観が支配していて、基本的な計画がないこと。つまり、投資する前によく考えてないことが原因の損が目立つということです。そのような人は、結局、どうあっても計画性がなく利食いポイント、逃げのポイントもないため利食いできない、損切りできないで銘柄関係なしに損することになります。実際にそのような投資家が8割いて、そのような人がチョウチンで入るから市場は値保ちがあり、形成され、みごとに相場に利用され利食いしていく人の手助けをするだけのために運用していることになります。 まず方針をしっかりすること。特に、利食い方針を最初からしっかり持っておくこと。そのルールにしたがって動くことが大切になります。安値で買い、途中上げていく中で買うのは良いのですが、いつまでも買い続けないこと。倍になっても買い続けて、どんどん株数を増やすタイプもいますが、そのようなタイプの人は最悪です。買い増しもよいのですが、必ず平均コスト、平均単価では勘定しないこと。基本的に350円で買った株、450円で買った株があるとすれば、それぞれ別の株と思って、それぞれの買い値に対して利食い場、逃げ場を設定することです。平均して400円とは考えないことです。450円で買った株は430円になったらロスカットする、そんなとらえ方の方が正解です。 上げ続ける株の天井を捜すこと、それは難しいことです。現実に出来ないと思います。天井を捜そうとしてもそれは最初から無理だ、と決めるべきです。したがって、方法としては2つ、ひとつはほどほどに勢いをみて売ること。もうひとつは、ある限度まで下げたら天井とみて売ることです。それでも下げてから再度上げるならば、それは例外としてあとは諦めるしかなく、10に1つの例外を重視して、常に例外を考えた投資をすれば破滅しますので、例外を無視した相場を張らないとなりません。このため、完璧な売り場を求めるのではなく、利食いした後にさらに上げるのも当然と思ってほどほどで利食いすればよい、ということになります。あとは、少ない株数で遊ぶか、短期的な運用だけで3日決済で上げるときだけプレーする、というようなことで主たる資金は離れるということで良いと思います。 いつまでも上げ続けると思って、持ち続け、そして儲けることばかり考えでどんどん買い増しして下手な相場を張っていると、気付いたら、買い値を下まわり、損切りできない株価になり、資金がそのままになりどうにもならない、ということになります。このようなみじめな投資を防ぐのは自分の頭で理解して、しっかりと方針を練ることです。人と同じ考え、同じ努力では儲けられません。9割の人が損する世界で1割の儲け人になるためには、やはりしっかりした運用方法を自分で勝ち取る必要があり、実際にはそれほどの努力は必要ないのに、そのような努力を惜しむ人が多いのです。すべて過去の歴史の中、特に銘柄推移の中にポイントがすべてあり、それを研究することで今後儲けられる人になっていきます。それさえ出来ればそんなにむずかしいことではないのです
2008.11.23
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米主要メディアは21日、オバマ次期米大統領が、ポールソン財務長官の後任にニューヨーク連銀のティモシー・ガイトナー総裁(47)の起用を検討していると一斉に報じた。ガイトナー総裁は昨夏以来の金融危機への対応を最前線で指揮。政権交代に伴う政策転換を円滑に進める人物として白羽の矢がたった。一方、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は同日、ヒラリー・クリントン上院議員(61)が国務長官への就任を受諾する意向を固めたと伝えた。 オバマ氏は週明け24日にも経済閣僚を発表する可能性がある。 ガイトナー氏はニューヨーク市出身。ダートマス大学を卒業後、1985年にジョンズ・ホプキンス大で国際経済と東アジア研究の修士号を取得。東京の米国大使館にも勤務経験がある。88年の財務省入省後、アジア通貨危機への対応などで頭角を現し、クリントン政権下の99年―2001年に財務次官としてルービン、サマーズの両財務長官を補佐した。 2003年、ニューヨーク連銀総裁に就任。早くから金融市場の過熱に警戒感を示し、今年3月のベアー・スターンズ救済やリーマン・ブラザーズの経営危機などで、ポールソン長官、バーナンキFRB議長らと連携してきた。 オバマ氏はガイトナー氏を、金融機関トップと豊富な人脈を持ち深刻な危機の実態も掌握している即戦力と評価。同氏起用で、政権交代に伴う市場の動揺を避けつつ新政権の掲げる「変革」を実現できるとの判断に傾いているもようだ。 ガイトナー氏と並ぶ候補だったサマーズ元財務長官については「ホワイトハウスの経済顧問に就き、2010年1月に任期が切れるバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の後任になる可能性がある」と複数の米メディアが報道している。
2008.11.22
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「儲かる投資スタート 7」「高望みはせず、自分の力量に合わせた相場を張る」 愚か者の最終決断が「絶望」だとすれば、株式で儲けるために邪魔になるもの、それは「過大な欲望」となります。「ブロウ」という映画がありますが、主人公は米国一の麻薬の売人。一攫千金を夢見て、どんどん深みにはまり、ついに最後は終身刑90年に重罪になり監獄から出られないで一生を終えるのでは、という犯人の実話です。この映画では一時期日本円にして70億円近い財産を作るのに、それでも結局財産を失い、金とともについた人も失い。最後は仲間にはめられて終身刑。この犯人が残り少ない人生の中でもらした言葉が最後の方に画面に出てきます。「抱いた野望ははるかに能力を超えていた」という言葉です。 これは人生においてもひとつの教訓かも知れませんが、株式をする人にも教えとなる名文句です。自分の能力を超える勝負をするな、また、それほど欲張ってどうする、というような内容を感じ、7000万円の儲けも7億円の儲けも70億円の儲けも欲望の直線に乗っているとすれば、どこで欲望を満足させ、そして自身の能力を知り、その上で、どのような戦いをしていくのか、それも自分が考える重要なことになります。けっして億を狙うのではなく100万円の利益の積み重ねが億を生む、ということを考えるべきであり、欲望に走らず、あるがままの現実を冷静に見ていく必要性があると思います。 自分に出来ること、出来ないこと、また得意なこと得意でないこと。よくよく見極める必要があります。店頭株が得意でもない人が店頭株が上がったといって店頭株をやったり、値嵩株が得意でない人が値嵩株相場になったといって資金もないのに値嵩株をやり大損する。また仕手株が好きでもないのについつい上げにつられてやってしまい、損切りルールも出来ないのに背伸びして運用してしまい大きく損する。これもみんな自分の力量以上の相場を張ってしまった場合の失敗例です。買いが儲からないから空売りを、日本株が儲からないから中国株を、そのような発想も実際にはうまくいかない場合があります。 基本的には無理せずに、自分にあった中であまり欲張らずにほどほど利益を重ねること。それが重要であり、得意な相場が来たら動き、得意でない展開では見ているだけにする。そんなことが大切です。博打株については、得意な人、得意でない人が真っ二つに分れると思います。博打株が好きな人、これは好きな人が儲かる人です。ただし、いえることは博打株が好きな人は競馬でいえば穴狙いの人ということです。つまり、ハイリスクハイリターンを知った上で確率を攻めてくるタイプです。その日の戦果がゼロでも所詮、確率面では穴をとらないと儲けにならないとして穴狙いに来るタイプ。それが博打株運用者といえます。 ただし、博打株が好きだから、競馬のように負けたらスッテンテンということにはならないはずです。博打株にもロスカットをするからです。その意味では言葉では博打株ですが、日柄と値幅をルールづけて運用すれば実際には競馬ほどの危険度はない、ということになります。大切なのは、確率面では半分半分、損はいくら、得は幾ら、と最初から計りにかけた運用をすることです。たとえば400円の株をやる場合に、日柄では1週間限度で上げない場合にはカットする。また値幅では380円になったらなにがなんでもカットする。その上でうまく当たれば60円高から100円高も狙える。というような計算です。ここで大切なことは、儲ける場合には余裕がありますが、損する場合には時間的な余裕がなく当初決めた設定まで下げたら必ずカットすることです。 400円の株が買った翌日、もしくはその当日に380円になった。それでもカットです。目論み外れた場合にはカット。それを守ることがリスクに限度を持たせることになります。例外を作れば、例外に滅びることになるため例外は絶対に作らないことが重要となります。自分で決めたルールは必ず守ること、それさえできればあとはリスクは限定されて利益が出てくる。確率の問題であり相場がよくなると10回運用して5度損切りでもかなりの儲けが出るようになります。確率をみて、確率のよい投資を心がけ、その上で損切りがしっかり出来るようになればあとは嘆き悲しみ、後悔もない投資になります。そのような投資が出来るための修行。それが人によっては半年、人によっては3年かかるかも知れませんが基本は損切りルールを確定させ損切りに限度を設けることにあります。 損する投資をする人はすぐ分ります。それはどうあっても損する。どんな途中でよいことがあっても到達するときには必ず地獄にはまるようになっている。それが損切りできない人です。損切りルールがしっかりしていて実際にそれが出来る人、それは確率の掴み方、つまり良い銘柄をしっかりつかむ審美眼がしっかりしていればやがて必ず大きな資金を掴むことになります。あまりにも簡単なことなのに、その簡単なことが実践できない人が9割います。頭では分っていても、実践できず、したり顔で出来る顔をしたベテランも実は出来ません。それは、本当に真剣ではなくしっかりしたルールもないからです。簡単なことの違いが後に大きな違いを生み、殆どの人が大損して気付く前に破滅していくのです。破滅する前に訓練してつかみ取って欲しいと思います。
2008.11.09
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「儲かる投資スタート 5」 『株式の概念の破壊が必要。』 乾いた大地を大勢の人が走りぬけると土地埃がたった、まわりが見え難くなる、そんなときに慌てて売り買いするような事をするのではなく、人々が立ち去り、埃が静まり、落ち着いてきてから買いのことを考える。けっして慌てるのではなく、早くないと上げてしまう、という焦りはなくして、買いは2日待て、というように、まずは落ち着いた流れの中で買いは考えるようにします。反面、売りについては、人々が立ち去り、埃が静まるときには下げている場合が多いため、売りについては即刻、それは慌てるというより、売りとなったら即刻、というスタンスとなり、その方が統計的には正しい場合が多いものです。 今回買えなくても買い場はいくらでもあり、他の上がる株もいくらでもありますが、売りはすでに手持ちしているため、チャンスを逃すと売り損なうことも多いため、売りと決めたら即刻、それが正しいわけです。また、悩みが生じたときには売り、まずい、と感じたときにも売り、それがだいたい正しい行動になっている場合が多いのです。まず売っておいて後で悩む、そんな感触がよく、売りたいと思ったところから実際に売りを決めているも同じであり、買いたい、良いと思う株は売りなど考えませんから、売りたい、と思ったときには売りに回り、という考えで良いと思います。 自分の行動を規則的にとらえることで、ケースによってどのように運用するか見えてくるようになると、もう上達者になり、余計なときには買わない。儲かる確率の高い自分のパターンにはまったときだけ買う。つまり得意分野、得意の動きになった時に、確率がみえてきた、だから買う、という展開が見えてきます。すると、そのような投資ではなかなか損も出ませんので、楽しい投資ができるようになります。基本的に苦しみ、悩み、後悔するそんな投資ならしない方が良く、基本的にはそのような投資は殆ど持続して下げて悩むケース、冷静にみれば売り損なって損切り出来ずにグズクズしているだけですから、そうならない前に絶対に売る、と決めておけばよいのです。 株は不動産ではないので、売りは簡単です。それなのに、買うときは気軽に八百屋で大根でも買うように簡単に決めてしまうのに、売るとなると代々の土地を手放すような重たさで持つということを基本に考える人がいます。これは反対です。買うときには土地を買うような真剣さが必要であり、売るときには大根を買うような気軽さで売ればよいのです。その上で、土地と株とは違い、株は持ち続けて大儲けできるのは昭和65年までであり、それ以降は持ち続けたら財産は目減りする一途なのです。このため、このような考え方の間違い、つまり株式神話、土地神話を頭から消すことです。 具体的な材料のつかみ方とは 多くの一般投資家は実はよりどころがなく、方法もなく、単純に上げた株に飛び乗り、そして売らないでそのままシコリを作り、損するために投資をしています。本当は短期で儲けたい、資金を増やしたいためにやっているのですが、情報のつかみ方と運用方法をしりませんので儲かるわけがないのです。100人いれば90人はどうやっても儲からない、それはダウが3倍になったバブル相場でも実証済みです。つまりどうやっても儲からない、それなのに手数料と証券会社、事業法人に利潤を与えるためにチョウチンにされている歴史なのです。 それも気付かないでやって欲しい、それも証券の仕組みの本音であり、株式運用しない人には株式投信を買わせて、結果として株を買うのですから、形をかえて品をかえて、株式に資金を集めたいそのために客を集めるという流れが出来ています。したがって、賢い、儲かる投資家を作ろう、などということは証券のシステムを破壊させる行為でもあり、まともに株儲けを教えるカルチャーは殆ど存在しません。したがって、儲けるという原点も情報も、テクニックもしらないまま、株式を持つということだけの人にされて、そして殆どの人が儲からない仕組みの中で動いています。 儲けるためには常識を捨てること、さらに、儲けるための具体的な運用方法を確立させること、そして儲かる情報の仕込み方を研究することです。はっきり特殊な情報、インサイダー、さらに上がる前のおいしい情報。そのような類が簡単に入るわけはなく、ここではあくまでも証券会社の動向が見えて、その動向にしたがって運用する。つまり人気株が人気の頂点になる前に買い、人気で売る。その投資が基準になります。したがって、最初は50人、次に300人、ピークで1000人その株に乗ってくるならば、1000人買い向かっているときに売ることです。そして、あくまでも途中で乗り、途中で降りることを意識して運用する。結果をみないでほどほどで売ることを体得するのです。 このような運用をする場合には、実は情報はとれます。つまり、商いと株価で人気の出た株は必ず分るからです。それはソフトが作れる人は出来高と株価の変動があった株を毎日チェックすればよく、その中から材料性があり、市場の中心になれる株を探し出すこと。それが重要です。実は私たち毎日仕事している内容は、そのような流れの株をプロから聞き出し、そしてこれから買われる可能性がある材料、さらに内容のある株、また証券会社の手口が入る株それをすでにある程度上げた株の中から吟味する行動をしているのです。その上で180円の株が300円になるとすれば、220円で買い、270円で売る事ができれば最高なのです。そのようなものが最高であり、間違っても180円で買い、300円で売るという最大効率など考えないことです。そんなことは出来るわけがないからです。 まず値動き、出来高の変化をみること、そして上げた株の中から、さらに上げる材料性のあるものを吟味すること。手口を知る事が出来る友人、証券マンがいれば常にマークして貰うことです。そして銘柄を決めたらそれに投資して、たとえ5勝5敗でもトータルではプラスが出る運用をすればよいのです。また、新聞の材料で投資する場合には、まず殆どの情報はその日の朝から買われ、1日、2日で冷めるため、新聞をみて投資すればみんな同じ考え、同じ行動ですから、むしろ、掲載された日に買うのではなく、その材料の大きさを確認するため、目先買われて、それから上げ続ける材料かどうか、つまり業績に将来どのくらい寄与するものかを冷静にみてその記事をスクラップしておくことです。実はこれがかなり有効な手法ということは確認されています。 つまり結論的には一般の投資家は、新聞に材料が出た日は買わないこと。むしろ、そのあとに上げ続ける性質のものかチェックして、数カ月遅れでも着実に収益に影響ありそうなものをチェックしておくこと、その作業が大切です。けっして、目先どこまで上げるということを見るのではないのです。それが日本経済新聞の読み方になります。また、大きな記事より株価には影響しない小さな記事の中にヒントがあることも多くありますので、この点では、全体収益にどれほど影響力がある内容なのかそれをよく考えることです。それが後の材料になることがあるからです。上がる株があり、それに人気がつき、証券会社主導で上げていく株の場合には、基本的には証券体が食いつき易い株という条件がつきます。そのような内容の株について来週は触れます。つまり目先的な株の運用の実践です。
2008.10.26
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これまで米国発の金融危機に注目が集り、日本の輸出企業にとって気がかりな円ードル相場の推移にコメントが集中していたように思える。私自身 米ドルに比べ豪ドルやニュージーランドドルやカナダドルが急落しているのは気付いていたが、ユーロの急落は目を見張るものがある。米ドルは110.66円/ドル(8/15)~97.92円/ドル(10/10)まで -11%。ユーロは169.46円/ユーロ(8/7)~127.22円/ユーロ(10/22)、-24.5%ユーロは円に対して ドルの2倍も急落した事になる。昨年2007年はじめまで数年間続いた「円キャリートレード」が話題になっていた。超低金利の円を借りて海外の資産(株・不動産・債権etc.)に投資されていたが、当時野村総研のエコノミストは「海外に流出した円は、実額は計れないが天文学的数字になるだろう」と述べていた。また昨日、今まで空席になっていた日銀副総裁に就任した山口広秀氏は「欧米で値下がりが続いている不動産や金融資産をバブル化させた一因に、低金利の円の流出があった」とコメントしている。この海外に流出していた(天文学的な数字の)円が、日本本国に帰ってくるとしたら、世界の通貨に対する円の独歩高はまだまだこれからなのかも?2002年からの円・ドル相場をテクニカル的にみてみると、今年3月につけた95.77円/ドルでは止まらないことになるが・・・「日本はサブプライムの損失は少ないから、経済への影響は軽微」と言っていた政府首脳のトンマな発言には今更ながら呆れかえります。
2008.10.22
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堂々たる勝ち組み投資家になるために -敗因の研究と、成功への処方箋-第81回 買ってもいい出遅れ株、買ってはいけない出遅れ株(2002年5月現在のコメントとなります。)過去の例を参考に、投資の考え方の基本としてご利用ください。 このコラムでは、あくまでも先導株や本命株にこだわりましょう、ということを何度も言ってきました。また、出遅れ株については、一見魅力的に見えても、何か落とし穴があるケースも考えられるので、よほど注意して取り組むべきだと言ってきました。 例えば、ITバブルで上昇した株としては、東京エレクトロンやロームなどはここ数ヶ月で底値から2~3倍という上昇を見せました。それに対して、同じくITバブルで大きく買われた電線株はずっと底這いを続けている状態です。 5801古河電工などはIT相場の主役の1つであり、一昨年の10月には3710円という高値をつけました。ところが今は、600円前後と底這いを続けています。株価を見るとなにやら凄く魅力的に見えますが、買いが入ってこない理由もそれなりに。 米国では通信業界のバブルの後遺症がひどく、設備の過剰感が今だにぬぐえない状態が続いています。当然、古河電工などのように通信設備投資向けの材料を扱っている企業は苦しいところです。ところが、このような状況にも関わらず、通信設備向けの部品や材料を供給する会社は、逆に増えてきているそうです。 需要が全く起こってこないのに、供給者を増えているというひどい状況の模様なのです。全くひどい状態になったものです。(…とはいっても、このようにネガティブな評価が書かれているところが底値になるということも十分ありえますが…)合理的な理由がある出遅れ株なら魅力的 それでは、出遅れ株だけど有望な銘柄というのはあるのでしょうか。 例えば、コンピューターソフト株などは、そのような性質の株といえるのではないかと思います。なぜそういうことがいえるかというと、この業界というのは元々景気に対する遅行性があり、株価も遅れて動き出す性質があるからです。 つまり、「悪材料があるから出遅れている」というのではなく、「もともとセクターの特性として遅れて動きだす性質がある」といえるでしょう。 コンピューターソフト業界は3年前もそうでしたが、景気悪化局面の最後の最後になって受注が減り始めるのです。真っ先に悪化していく半導体製造装置業界とは正反対の業界といえます。各社とも情報化投資というのは非常に重要ししているため、最後の最後に削減対象になるようです。そして、最後の最後の業績悪化し、最後の最後の底打ちするわけです。 いうなれば、業界の有望性が非常に高いことが、逆に株価動向を遅れて動かす要因になってしまうということだと思います。こうした出遅れ株であれば、合理的な理由があるわけですから、投資対象としても有望な出遅れ株といえるのだと思いまする
2008.10.19
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「儲かる投資スタート 4」【売りの方法とは】 兜町には『頭と尻尾は他人(ひと)にくれてやれ』という言葉があります。これは大底で仕込みは出来ず、大天井でも売りはむずかしいから、ほどほど人気づいたら買い、ほどほど上げたら売れよ、ということを意味するような言葉ですが、言葉を違えていえば、人気劇を途中で入り、結論を見ないうちに帰る、という感触です。これは野球では結論が出て最後まで見ているとみんな一斉に帰るため混雑して帰りの時間が遅くなるものの、結論が推測されたところで帰れば早く帰れる。そんな感触と同じであり、実際には多くの人は結論をみてから売りをしてくるため売られた場合には集中してしまい、実際には売り場がなく下げてしまうことがあるのです。 このため、天井で売ろうとか、また出来るだけ高値で売ろうと欲張るのではなく、短期では日柄をみて売る。もしくは数日の勢いをみて勢いがなくなりそうだ、と感じたところで売ることが必要です。人気のピークは何日も続くことはなく、普通には商いのピークになった当日か翌日の前場が売り場であることが殆どですから、下げていくという結論をみて慌てて売るのではなく、上げているうちにほどほどで売るという考えで運用すると良いと思います。また、統計をとって、そのときの相場のレベルに合わせて%を出して売り場を決めてしまう人もいますが、それだと上げ続ける株を逃すことがあるため、勢いをみていく方法をお奨めしています。 また、これは年間にも例は少ないのですが、当初から大化けする可能性がある株、30本に1本くらいはあるものです。それはたいがい取り組み株であり、資金が潤沢と思える特定資金が買ってきた株です。大化け株の条件としては下のようなものがあげられますが、この場合には目標とり方が一般の短期株とは違ってきます。○ 特定の潤沢な資金が買いに出た株。○ 業績変化大きく収益貢献度がケタ外れの株。○ 取り組み拡大から狙われてきた株。○ 発明、発掘、発明など発がつく材料性大きいもの。○ MAがらみ経営体の大変化が起こる可能性あるもの。○ ディラー筋がウリカイして大化狙いの株。 通常大きく上がる可能性がある株は、最初からその質をみて、材料性をみてその大化け性にかけるための心構えが必要となり、それに合わせた売り場としては、上げていく勢いをみるのでは相場の騙しに合うため、安値仕込みが出来た場合には、あとは買い値から下回らない限り保有していき、途中、考えている限度以下にならなければ持続していき、そして売り場としては、倍になったり半分売り、それ以降は持ち続けたとしても、基本的には天井から10%下げたら8割は売ること。最終的に大化けを狙う場合には2割高残して、2割分については天井から15%下げたら売る。そんな考えで運用するといちいち悩みなく運用できるでしょう。当然、もっと利益をあげたい、という考えあるでしょうが、近年の相場は買い方の敵は空売り筋ではなく、むしろ、世間のデマと、規制と言われていて、当局にマークされて失敗することが多いため、ある程度は上げても10倍になるような相場は兼松日産が最後だったと言われています。 短期的な運用では、日柄を決め、利食い幅をだいたい決めた上で、あとは損切りするケースも想定して買いを入れます。その上で、保有する日柄が短いほど、買い値が安いほど損はしない、もしくは損は少ないため、そのときの全体相場のレベルに合わせて、保有する日数、さらに値幅の率を決めていきます。たとえば全体相場は余りよくない、国際的にもよくない。調整モードの場合には3日決済として3日以上持たない、と決めた上で運用すると、まずよほど相場が悪くない限り損は出ません。あとは、上げ続けている株の途中で乗るのか、あまり上げてない株をリスクが少ない段階で乗るのか、そのときの損する可能性を考えて投資をします。それらの肌合いを選別して効率をあげることが重要になります。 20円で利食いするならば7割利食いできる。50円になると5割、100円になると2割になる。これは比例して投資する銘柄の選別の厳しさを意味します。つまり20円の利益を5度重ねて100円の利益にするのが良いのか、100円の利益を2割で狙うがよいのか、これは説明するまでもなく、イチローがホームランばかり狙ったら一流選手になれないように、着実に利益になる方法をしっかり掴むことが重要となります。株式相場での上達者になるためには自分の欲に負けずに、かつ自分の利益に対する計画性を持つことです。すると、一般的な常識は何も役に立たず、一般のプロやアマの意見が何も役に立たないことが分ります。すべて自分に合わせた運用を組み立ててむしろ常識の破壊から儲けるという方法が生まれることに気付くはずです。 これらのことがよく理解でき、その上で銘柄入手の方法が見えてくれば、あとは儲けることは出来ます。テクニカルだけで運用すると限界があるものの儲けは出ます。結局どんな株も上げるためには出来高が膨らみ、株価が上げ、チャートが良くなり、テクニカル指標にひっかかるからです。それはそれで有効ですが、実際には大化け株の判断、さらに銘柄の性質、さらにそのときの上げ情報、材料については自分のアンテナを張る必要がありますが、人気になる株の中から、さらに良いものを見分けていく具体的な方法については来週触れることにします。日経新聞をみて、朝に買いを入れる投資では後手であり、その日しか上がらない株が多いため、儲けられません。それでは、日経でも儲ける方法。さらに一般的にどう情報をとって儲けることが出来るのか、そのような内容を触れます。
2008.10.19
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米大統領、G7財務相と会談へ 金融危機対応を協議 カリフォルニア州、連邦政府に融資要請 金融危機で失業者増 「公的資金注入の検討、米に要請を」 自公、政府に申し入れ 「資本注入、財務長官が前向きに検討」米報道官認める ペリーノ米大統領報道官は9日、金融安定化法による金融機関への 公的資本注入を「ポールソン米財務長官が真剣に検討している」と述べた。OPEC、臨時総会を11月開催 減産など検討 首相、解散時期で「予定と違った」 景気対策優先 上場REIT、初の破綻 ニューシティ、負債1123億円 中国、企業の景況感が悪化 7―9月期、5年ぶり低水準 アイスランド、最大手銀も政府管理下に 北朝鮮「一発触発の危機」 韓国艦艇の侵入を警告
2008.10.09
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空売りの基本的な考え方とは人気株の数量が膨らみ、やがて相場が終わっていく瞬間、それは分かるようで実際には分かりません。のちに株価が下げて商いが減少すると、あそこが天井だったと意識されるだけであり、過熱して人気化してるときにはそこで天井がつくとは分からないのです。殆どの場合、まだ上がる、もっと買われると思う幸福の絶頂で天井がついていることが殆どであり、多くの場合には人気の頂点で誰もが買いたくなるようなときに株価はピークとなっています。 このような状態で売り場を模索することは人間には無理なことが多くあります。私たちは非人間的に一方では毎日コンピュータ分析もしていますが、これからもっと上がる、さらに買われると思われるような瞬間にコンピューターは過熱数値を示し、過去の統計からみてもその株がここで天井を打つということを数値上で見抜くことがあります。そのときには人気の真っ最中ですので、当然市場マンは下がるとは思いませんが、ほとんどの場合にはコンピュータはみごとに株価の下げを予測して7割以上を当ててしまいます。 したがって、人の考える予測と、実際の当たる確率の高いものは違うと考えた方がよく、まずよほどの取り組み株を除いて、まず普通には買われた株は確率高く下がること、またある日数とさらにカットという展開を少し余裕を持たせてみていくと、かなりの確率で株価は人気づいて短期で天井をつけて、その後に下げていることに気づきます。これは誰でも気づいていることであり、上げるという流れを短期で捉えることと、反面、上がった株がある一定期間かけて確率高く下げてくる流れをとらえているプロもいるという現実があります。このため、上げて人気化した株は信用株の場合には買い残高と同じように空売りが大量に入ります。それは買いと同じように株価の短期的な波動をとらえて空売りするプロ的な人が多いということです。それを推奨するマスコミはありませんし。またどの機関も教えてくれませんが、実際には歴史的にも統計的にも短期株は上げると同時に短期では確率高く下げているのです。 猛烈に空売りを勧めるわけではありませんが、ひとつの手法として今日は特別なことを書いていますが、実際には買いでとり、そして空売りで両面で運用する人は本当に少なく、現実的にはむずかしいのです。これはプロでもむずかしいといわれています。両建ての両損、という言葉がありますが、基本的に買いで強気した銘柄を空売りするのは非常に難しく、空売りで弱気した銘柄は買戻しをすると、今度は上がるという心理があるから買い戻しをするのですから、おもわず買いたくなるものです。それで買いを入れると今度はさらに下がることが殆どなのです。これは不思議です。過去の統計でもはっきりしていること、それは短期の人気株はその8割以上は1カ月で相場が終わり、3カ月もすれば下げが加速して、そして6カ月ではかなり下げに入ります。これは信用の買い方の期日にあります。3カ月ごとに決断を出す動き、さらにやはり日柄経過での売り圧力がだんだんに強まるのです。このため、信用買い残が大量にできた株の3カ月後から狙うという人も多くいます。 基本的には買いは1週間、空売りは2週間から3週間の経過の中で決め、買いよりも空売りは幅を持たせて日柄と、値幅を狙っていくと、人気株が上げて、下げていく過程での運用効率は実はこの13年ほど圧倒的に空売りが高いのです。その上で、13週線と26週線がデットクロスするポイントを空売りしていけばなんと9割近い確率が出たという年もありました。これは人気株であり、かつ5割高した銘柄の例ですが、それを実践したら、桁はずれの資産が作れたという結果がありました。実際には今のような買いで回転がきかず爆発的に上がる株も少ない場合には空売りも大儲けができませんが、その反面、大リスクがなくしっかりと方法を展開していくと、着実に稼ぎを得ている人が何人もいます。だから、人気株は大量に空売りが入るのです。それでも実際にマスコミがそのようなアドバイスをすることもありませんし、現実的には一般の人に空売り推奨して食っている機関はなく、あくまでも全体比率から見れば3割のプロに近い人が毎年、黙って大きく儲けているという現実があるわけです。 空売りには大きなリスクがあるのではないか、これはまったく買いのリスクと同じです。やってはならない株があります。またロスカットについての基準さえしっかり作ればリスクは限定されます。そのため、ほぼ短期の買いと同じルールを作っていくと効率があがりますが、常に崩れることばかり考えて運用するのですから、とにかく悪い内容や崩れることを祈るあまりに、ありもしないもしない嘘材料を簡単に掲示板などに書き込んでいると、いつか逮捕されてしまう時代が来ますので、とにかく、空売りというものは買い以上に自己管理が必要であり、短期的な動きを想像したり、また、動きに対していちいち反応しているとだましの相場などにみごとにやられてしまうケースもあるため、あくまでも失敗することもあると考えてドライに数値管理だけで運用することがよいと思われます。このようなポイントを考えながら、実際に人気株を短期的な運用ととらえて空売りする場合には下のような内容で整理していくとよいと思います。積極的な空売りの考え方。◎ 短期の人気株の動きを徹底的に分析研究すること◎ 必ずロスカット基準を決めること◎ 日柄、株価での割り切りをして初期設定を機械的にすること◎ 統計的には勝つ確率の高いことを信じて成功と失敗をこなすこと◎ 買い主体の手口と、目的、さらに仕手などの買い情報については注意すること◎ 実態以上に買われていて、ある程度上げの限界に達したと見られる株を売るべし◎ 買い手口に集中度が少ない株や、材料性が薄い株も絶好の売りターゲットとなる◎ 空売りは成果をあげるためには買いの倍以上の時間と我慢が必要となる 空売りしてはいけないものとは。◎ 業績変化につながる材料性◎ 取り組み拡大による踏み上げ相場◎ 手口妙味などによる実需買い◎ 材料性を吟味して大化けの可能性がある株は空売りしないこと◎ 資本関係の材料で上げている株も基本的には触らないこと◎ 特定筋がついているとの情報がある株は外すこと◎ 投信、機関投資家などの意図的な買い◎ MAなどを主体にした企業変身◎ 新開発、新発見などの期待による買い◎ 株価があまり上げてない不完全燃焼なもの◎ その他材料インパクトの強いもの
2008.09.28
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儲かる投資家になる基本『儲かる投資スタート 1 』シリーズ12、第一回 今週から、実践的な具体的な方法に入っていきます。3カ月位かけて、実践的な運用方法を特にスイングトレーダーという見地から掘り下げていきたいと思います。結局、ディラーもスイングトレーダーも個人ディラーもいかに儲けるかではなく、いかに損を小さくするか、それがポイントであり、5勝5敗でも充分に儲けられるようにするための運用をしなければなりません。そのためのに必要なものはまず次にあげるものです。(1) 儲けられる確率の相場環境(2) 儲けられる理論武装(自己の運用方法の確立)(3) 生活銭でも借金でもない運用資金(4) これらをみた上で精神的な余裕(5) 投資するための必要な資料などが必要となります。(1) 儲けられる確率の相場環境 これからより具体的な内容で、しかも実践にあわせてお伝えしますが、スイングとレーダーに必要なこと、それは人気株が出ること、動く株が出ること、料理できる素材がそこにあることです。したがって(1)の儲けられる確率の相場環境とは、ダウがどんどん上がるバカチョン相場とは意味が違い、そこに儲けるというものが出て、賑わい運用すれば効率が出るかどうか、それがポイントとになります。ダウが上げていく相場ではさらに確率は高くなり、値幅も大きくなりますが、完全によい確率が来る相場を待たなくても、個別株運用の確率が高まるのはダウが本格的な上がる前にも起こりますので、その点では、運用確率が高くなれば資金量を増やし、さらに利幅も大きくなりますので、儲けるチャンスとなるそれを日ごろよく見る必要があります。逆に儲けられない、なにをやっても儲からない、ディラーすらもあまり効率が上がらないという環境では、極端に資金を絞り、損しないようにすること。ほどほど相場を見るだけにして、運用するにしても1日、2日、もしくは資金を少なくして遊びだけにすること。それが大切です。そしてじっくり相場の転機を待つ。(2) 儲けられる理論武装(自己の運用方法の確立)実際に個人の運用方法をここですべて指定することは出来ません。方法、目標、さらに個人の資金量によって組み立てが違うからです。したがって、10人いれば10人顔が違うように、運用においてもそれぞれ方針が異なって当然です。ただし、儲ける投資を展開する上では次なる点について決めておく必要があります。○ そのときの相場環境にあわせて、・ 儲ける率(利幅)・ 損切り幅(ストップロス限度)・ 日柄これらを決めます。これは為替のように変動するものであり、相場がよければ投資する日柄、値幅が変りますが、それをそのときに合わせて決定します。○ 特に例外は作らないこと。なんでも不安があれば売りであること、持つことが基本ではなく、売って持ってない、というのが基本であると知るべき。○ 成功、失敗も平常心でこなし、失敗も当然とうけとめ、機械的な運用を行う。銘柄にほれ込まない。資金もある程度増えるまでは限度を決めて運用。ホームランを狙わずヒットで稼ぐことを常に頭に思うこと。(基本的には理論武装については、説明する内容が多すぎるので、今回は概略だけにして後日、再度くわしく説明します。)(3) 運用資金は生活銭でも借金でもないこと。借金して株をやるならやらない方がよいと思います。その精神そのものが狂っています。落ち着きのない人の投資は失敗します。そんな甘いものではありません。また、生活銭を使い、儲けたら生活銭を補填するような焦った資金は使ってもうまくいきません。余裕をもって冷静に金に感情を持たないで運用しなければならないため、焦ったり、欲どろどろだったり、心に余裕が持てないような資金であれば、それを運用することは禁物です。まったく生活に関係しない資金であり、ある意味損してもよい(実際には損することは許されないという気持ちを持つことは必要ですが)という資金で運用すること。心の余裕がない人に利益はやってこないもの。それが(4)の精神的な余裕につながることです。(4) 精神的な余裕を持つこと。恒産なきもの、恒心なし、という言葉があるように、資金に余裕がない人は心にも余裕がないものですが、精神的なゆとりがない人も実際には株の儲けはありません。大切なのは自信が生まれるまで株式に対して真剣になること、その上で慌てないこと、精神に余裕を持ち、欲を理性で押さえ込んでしまうことです。焦った人は目つきに余裕がなくなり、自分しか見えなくなる特徴があります。心に余裕を持って投資するためには、市場から一線ひいた自分を意識すること、あつくなる人は、損したみじめな自分を思い浮かべること。相場とはそんなに安易に儲かるものではなく、成功、失敗は半々の確率なのですから、常に自分の心に余裕を持って損しても対処できるようにしておかなければなりません。何が起こっても慌てない余裕です。下げて当然、上げて当然という泰然自若とした自分を意識することです。(5) 投資するための必要資料 まず、自分の運用のよりどころを決めること、それは損切りということさえはっきり出来るのであれば、チャートでも移動平均でもギャンでも、ときに、カギ足であったり、ボリンジャー、RCIでも、複合的なものでも構わないのです。それは基準であるからです。相場は人気がつくと出来高を伴って上げていきます。そして勢いを無くして終えていきます。それをそれぞれのテクニカル指標はしっかり見つけることが出来ますので、その点では動き初めたものは判断できるもの、売りがだいたい判断できるものであれば、あとはそのときの動向、勢いを見て判断すればよいのです。したがって、テクニカル面での資料は自分の好みにあったもので良いと思います。また、いずれにしても、人気株になることが条件であるため、もっとも簡単な方法を考えています。それは、出来高推移と値動きを加味した物を作ってしまえばよい、ということです。また、ネットでも無料でよいので、有意義なサイトを集めておくこと、ネット証券でも口座を幾つも作ると面倒ですので、無料で口座が開けるところは口座だけ開いて運用しないで毎日の資料だけみる(ネット証券にとっては迷惑な客でしょうが)ものも作っておくとよいでしょう。
2008.09.21
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堂々たる勝ち組み投資家になるために -敗因の研究と、成功への処方箋-第75回 トレードの極意「損は限定し、利益は伸ばす」の実行法スーパートレーダーのコーチ役が指摘する「失敗の原因」 最近パンローリングから出版された『魔術師たちの心理学』を読みました。著者は、トレード心理学の世界的な第一人者であるタープ博士です。タープ博士は、何人ものスーパートレーダーのコーチ役を務めていて、15年間で4000人ものトレーダーをコンサルティングしてきました。 この本ではトレード(株式などの売買)で成功するためのポイントがいくつか強調されていますが、何度も繰り返されていることの1つが「損は限定し、利益は伸ばす」ということです。 「損は限定し、利益は伸ばす」とだけ言われると、なんだか当たり前のようですが、これは呪文のように唱えたいほどのスローガンです。というのも、ほとんどの人(私を含め)が、この当たり前のことが出来ていないからです。ほとんどの人は「損を限定し、利益を伸ばす」ではなくて、「利益を限定し、損を伸ばす」ということをしてしまっているのです。このことこそが、トレードで損を繰り返す大きな原因だとタープ博士は強調しています。 次ぎのようなことに、思い当たる節はありませんか?・上手くいっているポジションは早々と手仕舞ってしまい、ダメなポジションをいつまでダラダラと抱えている。そして、最後の最後になってやっと、どうしようもなくなったダメなポジションを清算する。・良い株は少しだけ買うにとどめてしまい、ダメな株をどんどん買い下がってしまう。その結果、ダメな株を集めたポートフォリオを抱えてしまう。 この2つの例は、どちらも「利益を限定し、損を伸ばす」ということの典型例です。「損を限定し、利益を伸ばす」を実行するためのルール作り それでは、どうしたら「損を限定し、利益を伸ばす」ということが実行できるのでしょうか。具体的な方法については、短期売買と長期投資では戦略上の違いがあるでしょう。また、各自で考えなければいけない事柄でもあります。 タープ博士は、そのポイントの1つが「ポジションサイジング」だといっています。これはようするに、資金配分を含めて、お金を動かすルールです。そして、「手仕舞いルール」も重要です。 たとえば、ルール例1 必ず資金は10等分して、一銘柄あたりに注ぎ込む資金はポジションの最大10分の1までにするルール例2 買いを入れた後、直近の高値から10%下げたところで手仕舞うなど、資金配分や手仕舞いルールを決めておくのです。 ルール例2については、これを守れば、損失は最大10%に限られるのに対し、利益については高値から10%下がらない限りどこまででも伸ばせる可能性があります。(ここに出したルール例は、あくまでも例です。どのようなルールが最適なのかは、それぞれの投資スタンス、投資家の性格によっても異なるでしょう)銘柄選択、投資タイミングは、一番重要度が低い!? トレードには、このような「ポジションサイジング」、「手仕舞いルール」のほかに、「仕掛け」という要素があります。これは、「どの株をいつ買うか」ということです。通常は、この「仕掛け」に一番関心が持たれ、注目されるところです。 しかし、タープ博士は、トレードを構成する要素で「仕掛け」がもっとも重要度が低いといっています。そして、「一般投資家は、一番どうでもよいことに、一番関心を持つ」と皮肉っています。 また、本の中でスーパートレーダーの1人であるトム・バッソへの言葉が紹介されていますが、バッソは「ランダムにエントリーしても(つまり、銘柄と買うタイミングはランダムに決めても)、ポジションサイジングと手仕舞いルールさえ良ければ、相場に勝てる」とさえ言っています。 もちろん、仕掛けは良いにこしたことはありません。しかし、そのこと自体はもっとも重要度が低い、というのは驚きではないですか?(しかし、何度も言いますが、仕掛け自体、良いにこしたことないことは確かです)長期投資の場合 このことは、長期投資に対しても当てはまります。 たとえば、どんなに自信のある銘柄があっても、1度に資金のほとんどを注ぎ込んでしまうのは、一般投資家にとって良い方法には思えません。どんなに考えて仕掛けをしても(つまり、銘柄選択と投資タイミングを考えても)、その判断が間違うことはあります。つまり、銘柄選択が誤まったり、銘柄選択は正しくても投資タイミングが良くないことはあります。その時には、1度のミスで大打撃を受けてしまうことになります。 しかし、資金を10等分に分割して、1銘柄を買う場合にも何度かにタイミングを分けながら少しずつ買い増して行ったらどうでしょうか。そして、銘柄の良し悪しを引き続き検討しながら、徐々にポートフォリオを作って行った場合には、「良いと思ってはじめたが、あまり良くなさそうだ」と判断して撤退したり、「やはりこの銘柄は良い」と判断して買い増ししていくことができます。このような「ポジションサイジング」の戦略を取って行けば、良い銘柄にしっかり比重が置かれた良いポートフォリアが出きるのではないでしょうか。(この戦略を取るには、ミニ株などの活用も検討に値する)以 上
2008.09.14
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堂々たる勝ち組み投資家になるために -敗因の研究と、成功への処方箋-第72回 東京エレク上昇はPKOが主要因ではない… 海外株の動きから見えてくること(2002年2月現在のコメントとなります。)過去の例を参考に、投資の考え方をの基本としてご利用ください。 景気敏感株の象徴として3861王子製紙、4183三井化学、5401新日鉄、8035東京エレクトロン、そして、構造問題の象徴として8318三井住友銀行をはじめとした銀行株に注目しましょうと、数回にわたり言い続けています。これらの銘柄の動きに、相場を読みとも重要なヒントがあると思うからです。買戻しやPKOだけでは説明できない東京エレクの動き 特に、景気敏感株の象徴である東京エレクトロンの動きは強くなっていて、この一週間でまた高値を更新しました。10月3日の安値3820円に対し、月曜日には8870円の高値まで上昇しています。 13週移動平均線、26週移動平均線はともに上向きになってゴールデンクロスしています。形としては最強のゴールデンクロスです。さらには、52週移動平均線までも上向きに転じて来ました。つまり、1年前よりも高い水準まで株価が来たということです。 「公的資金が狙い打ちして株価を持ち上げようとしている」とか、「空売りが買い戻しているだけ」とか、いろいろ理屈はあるでしょう。しかし、安値から2.3倍になり、1年前の株価水準も上回ってくるというような動きは、よほどのことでないと起こりません。しかも、売り残は、株価が上昇する中で増加し続けています。ということは、買戻し以上にさらに空売りが入ってきているということであり、買戻しが上昇の原動力とはいいがたいです。 東京エレクの上昇を、「公的資金が狙い撃ちして株価を持ち上げている」という考え方は分らなくもありません。赤字転落会社で、しかも下方修正が続いています。それにも関わらず、悪材料が出るたびに高値を更新してしまうわけですから、「インチキ相場」と思う人がいてもおかしくありません。大切な観点を見落とさないため、世界マーケットの動きもチェックしよう しかし、ここで注意していただきたいことは、世界の株式市場がどう動いているかということです。すでに認識している人も多いかと思いますが、実は、米国でも半導体製造装置株は上昇し続けていて、代表的な銘柄は軒並み倍増近くまで上昇しています。今年だけとれば赤字とはいえ、世界第2位の実力をもつ東京エレクトロンが2.3倍になっていても、世界的な株式市場の流れからすると、むしろ自然なことです。まさか、いくら日本の政府とはいえども、世界中の半導体製造装置株を買い漁っているということはありえません。 それから、王子製紙や新日鉄の上昇についても、世界的な製紙株、鉄鋼株の上昇の流れの中で起こっていることです。紙と鉄は、世界的に業界大再編が行われてきましたし、大規模なリストラ、在庫削減が行われてきました。そうした動きが評価されて、紙や鉄の市況も回復するだろうと予測されているわけです。 半導体価格の象徴であるDRAMの商品市況についても、昨年秋から3倍程度の上昇になっていますが、これも在庫調整の進展や、東芝などのかつてのメインプレーヤーが事業撤退したことなどの成果が現れているものです。 こうみてくると、いくつかの点がはっきりしてきます。(1)まず、半導体製造装置株、製紙株、鉄鋼株などの上昇は、世界的な流れからみるとごく自然なものであり、決してPKOが主要因でないということ、(2)次ぎに、それらの株の現在の上昇は、景気循環が上向く徴候が見られてきたことと、長年のリストラ効果によってそれらの企業の業績が大幅改善されることを先回りして折り込みにいっている動きであるということ。などです。 日本株だけみていると見落としてしまう観点があります。ぜひ、海外の株式動向にも時折注意を向けて行きましょう。日経新聞夕刊などには、海外株の動向が出ているので、できるだけチェックするようにしましょう。以 上
2008.08.17
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儲かる投資家になる基本『真剣に億を作るとなると』 株式はある意味自分の欲との戦いですから、上げていく場合には、もっと儲けたいという欲に負けて持続して売り損なったり、反対に下げていくときには、きっと戻る、という考えから、結局は儲けたいという欲が損失をさけたいばかりに、売らなければ損は出ないんだ、という気持ちが潜在的にあるため、どうしても失敗を認めない考え方を生んでしまうのです。儲けるためには、ドライに得失点による総計ということを知らなければならず、まるで負けなしの持続するだけの運用をするだけに奔走している人もいて、結局、売りそこなった株だけで腹いっぱいになり、持ち続けて沈没して、株式は儲からないと末代に伝えていく人が多くいます。概念古く、頭が柔軟でなく、損する投資しか出来ないのにやってしまっている、そんな人が溢れています。 株は買って儲かるまでは持ち続ければいい。誰が教えたのか知りませんが株式神話なるものがはびこり、いにしえの高度成長時代の神話がそのまま頭に残っている人がいますが、株は持ち続けて何倍も資産を増やす時代は終わっています。これからの経済ではかつてのバブル時代の半分も繁栄はない、その位に思った方がよいのです。バブル時代の株価に戻るわけではなく、戻す銘柄は3分の1、残りの3分の2は戻らない、消えていく、と考えた方が正解です。となると持ち続ける株についてはソニーなど一生かけて持つという根性で日本の中の世界企業を狙う、もしくは、人が生きる限り必要不可欠なものを狙う。そのような株を長期で保有して下げたら買い増しするような方針であればよいでしょうが、それは金持ちのやる運用であり、資金が少ない人が数年かけて倍にしても、効果としては、短期的な運用の方が上です。 短期的な運用は、安値ゾーンで買い、高値ゾーンで売りを出す。そして、売った後にさらに上げるものも多いでしょうが、けっして欲張らず、しっかりと利食いを重ねること。その上で3本に1本は失敗が出ることを最初から覚悟した上で、買い値から下回った場合には自分のルールを決めて、そのときの環境をみて損切り幅を決める。そして日柄面でもそのときの環境に合わせてどのくらいの日柄で結論を出せばよいのか判断すればよいということです。その上で、利益獲得と損切りの得失点で儲けを出せばよく、確率が悪い場合には資金を減らしまた利幅も少なくし、確率が高いときには投資の総量をあげて、値幅もやや大きくすればよいのです。完璧な投資など出来るわけもなく、その与えられた環境の中でどこまで利益を出せるか常にチャレンジですが、基本的によい相場に転化する前の6か月、転化してからの2年から3年が儲けチャンスであり、そのときがある意味人生最大の資金を増やす時期になります。 日本株は外国人が買ってくれば上がり、売ってくれば下がる。40年後半からはその動きを守ってきました。したがって、次に外国人が日本株を買に出るときに、猛烈なチャンスが生まれるのですが、外人にも短期と中期と長期に分かれていて、持ち続けるという資金は逆に少なく、1年から2年で金儲けしようという資金が主体であるため、やはりある一定の期間にどこまで資金を増やして、儲けた後には逆に投資資金を拡大させるのではなく、縮小して頭の訓練、せいぜい給料程度の運用を目標にする運用に変化させると良いと思います。基本的に良いことはいつまでも続くわけではなく、個人投資家が最大に儲けた神武景気相場と、その後にオイルショックのときの立ち直りから金融相場は長く続いた神話を産み、バブル相場ではダウは4年で3倍になりました。次に来る相場ではダウは3倍になる期待がありますが、そのときの年数は2年から3年が最高の相場になると思います。 運用の具体的な手法としては、300円の株を350円から380円で売る。そんな相場を繰り返し、損切りは300円で失敗したら290円までにカットする。それを日柄面でも決めた上で例外作らず、同じようにルールづけてこなしていくことです。その上で確率が7割であれば、どのくらいの利益になるか計算すればわかりますが、それを実践ですることです。また、ロスカットが多い場合には、銘柄の選択術の間違いと、さらに相場全体の確率が悪い場合ですから、どうもうまく運用できないときには投資金額そのものをセーブして、ロスカットが出来ない株を選択することを鍛えることです。株価がある程度上げた株はリスクが上げとともに拡大しています。反面、上げてない株はリスクは少ないのですから、確率面では低い場合があり、それらを綜合判断した上で銘柄を真剣に選択して、買ったらあとは買ったときのルールに従ってドライに運用することです。 バブルのときに、ダウ3倍で億単位儲けた人、それは上記の波動運用をドライに守った人です。反面、大損した多くの人は方法も戦略、知恵も何もなく、目先上がった株に飛び乗っては売らずにそのまま損を重ねた人です。これからも損切りさえしっかり出していけば、確率は半分でも利益になる。そのことがわかって実践できるかどうか、それがわかっていても出来ない人、その人は短期投資は無理ですので、わかるまでは100株投資をして、儲かるという実践が出来るようになってから額を増やすことです。方法がわからない損するだけの投資をするのに資金は必要ありません。あくまでも、運用していて儲かることが頭でも行動でも判ったときに、資金を投入すればよいということです。人はみんな自信家であり、自分は運があり、頭がよく、儲けられる、と思っていますが、実際に儲けるということは安易ではなく、人の何倍も知恵を使い、そして人と違った運用をして始めて儲けが見えてきます。当たり前の運用で儲かるわけがないのです。 上記の内容が理解でき、あとは確率7割以上の普通の上昇相場になると、損切りさえしっかりしていれば利益がしっかり身につくようになります。そして、あとは儲けるごとに、資金を拡大させるのではなく、投資資金は一定範囲に決めておき、増えるごとに資金をプールしながら、リスクを限定させた上で資金を増やしていくのです。300万円のリスクと3000万円のリスクは同じようでまったく違います。投資資金が拡大するとリスクもそれに合わせて拡大するからです。このため、リスクを拡大させないこと。300万円であれば、ある目標に達成するまで300万円の枠組みで投資することをお奨めします。その上で、ある程度増えるまでは基本的に同じことを繰り返していくのです。欲は限りないもの、それでも欲を押さえて、数値的な確率の管理、リスク管理も必要となります。来週はこの具体的な内容についてお伝えします。1000万円の利益は最初から1000万円狙ってもとれません。100万円を10度重ねる、という考えが必要となります。
2008.08.17
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儲かる投資家になる基本『良い株の仕込み方』について 基本的、歴史があり実力があり将来ともに安定的であり、企業としての信頼度があり、どうみても潰れない会社。それがいわゆる投資対象としては良い株となりますが、たとえば、それはソニーであり、キッコーマンであり、花王であり、松下電産でありシャープであり、トヨタであり、ホンダであり、いろいろと取り上げることは出来ます。ソフトバンクは歴史、実力、将来性において未知数ですが、ソニーや松下電産が将来消滅することまず考えられず、生活の中で必要不可欠な企業として存在する必要がある会社こそ長期的には安定度がある企業であり、電鉄株、電力、ガスなども当然のように必要不可欠です。ただし、投資妙味となるとまた別の判断ということになります。 資産家がセブンイレブンの将来性や、今後のソニーなどの発展性をみて長期で買うならば、そろそろ仕込み場は接近、もくしは、もう底値は終わっているのかも知れませんが、それでも長期であれば安くなれば買い続けるというドル均等法の投資戦略でよいわけです。ところが資金がない人が長期で保有することの効率はよくありません。10年に1度、それもダウが上昇する最も良い場面は2年から3年と推測され、そのときに長期投資をして倍増狙いというよりは、やはり短期的、中期的な波動を捉えてしっかり資産を増やすことの方が有意義であることは、歴史が証明しています。この点からは、ある程度資産を増やした後の長期投資は勧められても、資産がない人の長期投資は勧められるものではありません。 その点から、今回は資金が限られた方にとっての、狙いとして『良い株の仕込み方』について本日は触れることにします。たとえば200円の株が300円になる。それを5度くり返すと、資金はベースごと増えていくため、たとえば200万円を元金として考えるとそのペースで儲けた金をそのまま投入していき同じ率で儲けたとすれば、200万円から6度の投資で金額は2500万円近くに拡大するのです。つまり200万円は小さいが確率と運用を突き詰めていくと、金が増えるにしたがって儲け率は拡大し、2000万円が3000万円になる比率と、200万円が300万円になる比率は変わりありませんが、儲けは拡大し、逆に投資金額が増えるとリスクも大きくなる。そのことを頭に入れる必要があります。つまり、金がある人と金がない人の投資というものは根本から違うということをよく頭に入れた上で、実際には200万円の投資と2000万円の投資では、その手法、さらに運用は基準は同じでなく、200万円のときの考えから拡大させないで組み立てる必要があります。 したがって、儲けた金を投入して6度で200万円が2500万円になる、という運用には大きな落とし穴がある、ということです。そのような運用は勧められるものではない、ということです。基本的には200万円が600万円位になるのは良いでしょうが、それ以上はあくまでも200万円の元金に戻り、地道に増やし、リスクを考えて分散する、それが当然である、ということです。数百万円、ときに数千万円を同じ1本の株に絞り込んで儲かるほど世の中甘くありません。もっと現実を厳しく考え、3本に1本は損する、として最初からリスクを考えて、統計的なバランスをもって、運用すべきです。まず普通には1本あたり、次に2本目が当たり、3本目には外れます。そう考えるべきなのです。したがって、人生かけた大勝負をすれば必ず外れる、そんな考えで運用すべきなのです。それほど株を信用してはいけない、ということです。 何も考えがなく、株で破滅する人、人生を終わらせてしまう人の最大の欠点は自分がコントロール出来ないことです。そして、自分が買った株は必ず上がると思って、1本に絞って財産を投入して失敗することです。1億円狙って1億円損してしまう人のタイプです。実際にそんな甘いもんではありません。石橋をたたいて渡る、というより、石橋をなめて渡る、そんな感じで運用しなければ本当の資産を作ることは出来ないのです。情報や話で信じることなく、欲をはって自分を見失うことなく、あくまでも株は儲かることもあり、損することもある。つまり上がることもあれば下がることもある。3本に1本は損する。ときには2本に1本は損する。基本的には損というもの、外れというものを常に意識して運用することが必要です。その基本が頭に染着いのであれば、『良い株の仕込み方』ということが本当に理解できるようになります。 儲けるためには人としての落ち着き、そしてある種『達観』することも必要です。儲けることばかりではなく、損すること、それも受け止めなければらない。それを理解できて始めて儲けが見えてきます。儲ける人は、ときに、仕込みの株を上がらない、と思ってみています。つまり楽観ではなく悲観で追いかけるのです。もちろん、選択した以上、自信もあり期待もあるのですが、あくまでも平常心を持ち、冷静になろうとして、ときに買った株は上がらないと思って冷静に見ていれば、上がらないのが当然として対処できるため、考え方としては上がらないと思っていた方がよい場合があるです。いたずらな期待は邪魔である、ということです。また、目標を作らないのも同じような理由からです。目標を作るとそこに行くと思いこんでしまい判断を狂わせることになります。良い株の条件とは下にある内容のような株をしっかりとチェックすることです。基本的には悪い株の逆の内容となります。 『良い株とは』単純にいえば、今期、来期、さらにその後も数年業績が上向きであり、それを裏付ける内容があり、かつ企業としての信頼度があり、やる気があり、株主も良く、そしてあらゆる面で前向きであれば、その株価は上がります。さらに細かくはレシオ面やテクニカル面での裏づけがあれば申し分ありません。株価とは業績を映す鏡ですので、結局内容がよくなる会社の株価は上げていきます。それを先読みすること、それが投資家が儲かるコツですから、人よりも早く、その点に気付き、着実に利益を上げるためには、それにあった審美眼を身につけることです。良い株とはなにか、まず選択基準をしっかりさせること。その上で、効果的な狙いは何時なのかしっかりと方針を持つこと、さらに常に良い株をマークしてストックして、値動きを管理しておくこと、それらの点を常に意識しておくことが重要であり、それらの考えの引き出しの多さが投資家としての懐の広さになっていきます。仕込み方は、用意していた株が来そうなところ、そのタイミングを常にマークしていること。そして狙いとなる株を常にキープしておくこととなります。来週は、具体的な運用手法についてさらに突っ込んでお伝えします。
2008.08.10
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堂々たる勝ち組み投資家になるために -敗因の研究と、成功への処方箋-第70回 企業業績が悪化する中、景気は底打ちした可能性が濃厚に(2002年2月現在のコメントとなります。)景気は底打ちし、回復に入ってきた可能性が高まってきた 年始の有料ページでも述べましたが、景気は底打ちして回復局面に入った可能性が高まっています。 一般的な景気の底打ち・回復のパターンとしては、 在庫調整が進む→出荷が増え始めるという順番で進みます。 まずは、景気が底打ち・回復に向う最初の段階として在庫調整が進みます。鉱工業生産指数を見ると、製造業全体の在庫指数は昨年5月の101をピークに減少し続け、特に9月~12月は4ヶ月連続減少して94となっています。過去のすう勢から見ても、だいたい90台前半が在庫のボトムになっていますので、在庫調整はほぼ完了したと見てよいと思います。 在庫調整が進むと景気回復への準備が整ってきたと言えますが、その次ぎに出荷が増え始めると、いよいよ景気は回復局面に入った可能性が高まってきます。ここでは、単に出荷が増えるのではなくて、「在庫調整が進んだ上で、出荷が増える」ということが重要であるわけですが、11月から12月にかけて製造業全体の出荷指数は93→95と増えました。まだ、プラスに転じたのが1ヶ月だけではありますが、在庫調整が十分に進んだ後にプラスに転じているだけに、非常に意味が大きいです。 以上のことを電機セクターで見るとより景気の底打ち感は鮮明です。電機セクターの在庫指数は昨年5月の126をピークに7ヶ月連続減少して、12月には96となりました。なんと30も減少しています。そして、出荷は、11月、12月と2ヶ月連続で増加しています。景気対策に関係なく景気回復は起こる 一部の悲観的な専門家は、「循環的な意味でも景気回復はない」といっていますが、かつて「シリコンサイクルはなくなった」といってITバブルを煽っていた専門家と同じくらい極端な意見です。景気循環はきちんと起こるでしょう。 景気対策を打たないと景気回復しないという専門家もいますが、過去の景気回復局面で牽引約となったのは、景気対策でおカネが回ってきたセクターではなくて、景気対策と関係ない電機セクターでした。今回も恐らくそうなるのではないでしょうか。私の個人的な意見としては、景気対策とはあまり関係なく、景気回復は起こると思います。 素材大手株が上昇している理由 今年に入ってから、相場全体が売り込まれる中でも、3861王子製紙、4183三井化学、5233太平洋セメント、5401新日鉄などの素材大手株は、軒並み堅調に上昇を続けてきました。市場全体に逆行高してきたといってもいいと思います。 また、これらの株とはやや毛色が違いますが、やはり景気敏感株の代表である半導体製造装置大手の8035東京エレクトロンは、業績がどんどん下方修正されているにも関わらず、力強く逆行高を続けています。 これらの株はみな、業績が悪化しているのに、マーケットに対して逆行高しているわけですが、これは株価の動きが間違っているのでしょうか?「業績が悪いのに、この地合いの中で上昇するのはおかしい」といって空売りをかけている投資家も多いようですが、この人達の考え方は正しいのでしょうか。 今見てきたように、在庫や出荷などの動きからみると、企業業績とは関係なく景気は底打ち・回復局面に入ってきている可能性が高いです。企業業績というのは、だいたいいつも後からついてくるものであり、恐らく、今回も株価の動きの方が正しいのではないかと思います。 企業業績などの表面的な現象だけを見ていると、相場の転換点では大きなミスを犯す可能性があります。企業業績など表面的な現象に隠れた深層ではどんな動きがあるのか、それをじっくり見極めて行く必要があります。その方法の1つとして、在庫や出荷などの動きを見ていくことが大変有効ではないかと思います。
2008.08.03
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儲かる投資家になる基本『成功するための条件について』 株式は多くの人が成功を求めてやってくるのに、逆に多くの人は欲に溺れて、まともな考えもないまま終えていくのが殆どだといわれています。結局、自分を責めず、他人のせいや株のせいにして、自分の反省がないまま大損して去っていく。それでは、一生やっても儲けられるわけがありません。人生で大きな儲けチャンスは、特に株式の場合にも10年周期で来るチャンスに儲けを出す、もしくは、日常の中の短期売買で儲けるについても、『成功するための条件』それは、最終的に事業家がそうであるように、人の質に関わるということです。これは非常にむずかしい言い方かも知れませんが、この点について今日は詳しく書いてみようと思います。 人は誰でも自分が可愛く、そして、自分は能力があり、運があり、そして頭が良い、と思っている場合があります。ところが、現実には自分の姿は見えず、他人からみれば欲深く、配慮もなく、自分本位のナルシストだったりしても自分で自分を叱ることは出来ませんので、自分を映す鏡の前に立たない前に株式人生を終えてしまうケースが多くあります。結局、儲けることも失敗して大損するのも、自分の裁量の問題であり、周りの環境はすべて判断材料であり、最終的な判断を下すのは自分であり、失敗するほど見識が甘く、欲に溺れ、判断力もなくテクニックもなく儲けられないのも、すべて自分の能力、努力にかかってくるのですが、やはり、そこまで突き詰めて運用をしようと思う人は少なく、まず9割の人は自分の無努力、さらに研究という点について半端に終わり、富士山を3合目で簡単に下山する人のごとく、何も景色のよいところに行くことなく終わってしまうのです。 一般的には、儲かる株があり、損する株がある、という概念で株式運用をするのですが、実際にはどんなに儲かる株があっても、ダウが3倍になっても、しっかり損する人は損をして損切りせずに持ち切り、全体の相場が上げているのに損ばかりして崩壊している人が殆どです。つまり株価良い悪い関係なく、運用する人がうまいか下手か、基本的なことが分っているか分ってないか、で株式運用は決まる。さらに突っ込んで考えると結論的には人の運用に対する考え方、組み立てが相場における利益を決めているの過ぎないのです。このため、短期的な運用をしないで、普通に相場で儲けるためにはどうすればよいか、それは10年に1度来る。猛烈な投資チャンスで安値の株を買い、慌てずに持ち続けて、そして運用成果をあげる方法です。これに拘っていけば、安値さえまた上げるチャンスさえタイミングが合えば儲かるのです。このこともはっきり理解して運用する人が勝利することになります。 時期はもう接近していると思いますが、安値圏で、ソニーや三洋電機、セブンイレブンやシャープなど、どこで仕込みするかの問題であり、株価は下げたら買い増ししておきさえすれば、景気好転の流れとともに資産も増える。そんな投資をする。それが短期的な運用を使わないで儲ける人のパターンですが、これは資金的に余裕がないと出来ないことであり、たとえば、ある一定期間仕込みの株が倍になっても、実際には短期運用には勝てません。やはり、金のない人がしっかりと資金を増やすのは、短期、もしくは中期的な運用にかけることであり、これはロスカットさえ身についていれば、確率がよい相場ではかなりの儲けを出すことが出来ます。その点で必要になるは、出来高、値動きを捉える、波動分析です。その上で投資するときに、だいたいの目標を決めて、必ず損切り株価も設定した上で運用することです。 このように『成功するための条件』それは、人間にあることをまず知ること。つまり、人としての追究心とか、向上心とか、真摯さ、また、人より努力しようとするスタンスの中で、欲ばかりではなく、どうしたら儲かるか、ということを歴史と統計の中から学ぶことです。けっして、自分の欲だらけの間違った手法から学ぶべきではありません。無努力で間違った手法の過去に学ぶものはなく、あくまでも、実例として成功していくパターンをしっかりと考えるべきなのです。すると、答えが見えてきます。よく、失敗だらけの人は動きの速そうな株、短期的に上げるそうな株に飛びつき、結果として高値買いになり、そのまま安易に持ち続けて崩壊する人がいます。1度の失敗で気付いて、やめればよいのに、何度も何度も同じ失敗をして、1度の成功のための経験から、3度、4度の失敗で全滅して、そして市場から消えていきます。実際には成功とは運とか、その場の儲けで決まるものではないのです。儲けるための運用が存在するのです。それはどうあっても儲かる手法であり、それは歴史、統計から学び、どうすれば儲けられるのかしっかり把握することにあります。 まず、儲かるための運用とは、株価の変動に対して、利益、損というものをトータルで考え、損を少なく、利益をほどほどに出していく、そして、仕込み出来るものの、確率、リスクをしっかり考えていく冷静さ、それを合わせて、欲に走るのではなく、自分のパターンの中でしっかりと儲けられる銘柄を見抜くことです。その上で失敗したと思う基準をつくり、第一は株価で判断して具体的には買い値から下げたら売りを考える。投資期間を当初から設定しておき、予想に反して下げた場合には設定した値幅と期間で割り切って失敗としてカットすることです。これらを判断して運用できないとトータルでの利益にはならず。これらを理解して運用できないと儲けることは出来ません。1本、2本儲けたといって喜び、3本、4本目の銘柄を持ち続けて大損する、そんな投資家が殆どの株式の世界でたとえ儲けることは出来ません。1本、2本儲けたといって喜び、3本、4本目の銘柄を持ち続けて大損する、そんな投資家が殆どの株式の世界でたとえば、3本4本損しても、その損を大きくせずできるだけ損を少なく逃げて、そして儲けるときにはしっかり儲ける。それが現実の投資というものです。【 成功するための条件 】○ けっして欲張らないこと○ 歴史と統計に学び、自分の経験には学ばないこと○ 損切りの方法を日柄と値幅でルールづけること○ 儲けるための原理原則をしっかりと考え続けること○ 他人は気にせず、自分で理解、納得するものを取り入れる○ 確率をみる目を持つこと○ しっかりと良い銘柄を選択すること○ 他人に頼らず、自分を強くすること○ 株は予想どおりに動かないことが常であると考えること○ 儲けることが確かになるまで過大な投資はやらないこと○ 誰でも簡単できない、だから出来たときに価値が生まれる
2008.08.03
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堂々たる勝ち組み投資家になるために -敗因の研究と、成功への処方箋-第68回 「在庫」の動きに注目!…ソニー決算の見所(2002年1月現在のコメントとなります。)長期金利が上昇トレンドの気配…これは何を意味する? 株式市場は引き続き方向感が見えづらい展開が続き、日経平均は1~1.1万円のレンジの下限に張り付いています。そうした中で、円安トレンドが続いています。 さらに、ここにきて注目されるのは長期金利の動きです。今年に入ってから上昇傾向が見え始め、先週は1.47%と昨年9月の1.45%を上回ってきました。昨年4月の1.50%というのが大変意識される水準ですが、それを越えてくると、一気に債券売りが加速して2%まですぐにいってしまう可能性もあると思います。 経済全般の在庫の動きから考えると、景気は回復局面入りを探り始めている段階にあると私は認識しています。今回の長期金利の上昇(つまり、債券の下落)についても、「日本売り」ではなくて、実は景気回復を先取りしたものではないでしょうか。私はそう思います。ソニー決算の真相 先週末にソニーの10-12月期決算が発表されました。それについて、私の意見を述べてみたいと思います。ただし、ソニーは私が好きな銘柄であり、自分のポートフォリオの中でも中心的な存在です。したがいまして、ややひいきめに意見を書いてしまう面もあるかもしれませんが、最初からそのつもりでお読みください。 今回のソニーの決算で皆が注目するのは、ゲーム事業の好調さと円安メリットだと思います。ゲーム事業は四半期としては過去最高の売上、営業利益は664億円と過去2番目の水準です。まだ事業を立ち上げて1年9ヶ月であり、最初の設備投資に関しての減価償却費がかなりかさんでいます。恐らく、それらを考慮してキャッシュフローベースで考えると、ほぼ過去最高の水準になっているのではないてじょうか。 また、円安メリットについては830億円あったとのことです。そうしたことから、前年の10-12月期と今回の10-12月期を比較すると、営業利益は1450億円→1590億円と増加しましたが、「円安メリット830億円を考えると、実質的には大幅減益ではないか」という意見が結構多いです。 しかし、私がもっと注目すべきだと思うのは、目に付きやすい「円安メリット」ではなくて、目に付きづらい「在庫」の動きです。 今回、ソニーのエレクトロニクス部門の在庫は、前年に比較して9100億円→6300億円と驚異的なまでに減らしました。今回は、おもにこの在庫削減を理由とした原価率の悪化で、営業利益は800億円近く押し下げられました。 関心のあるかたは、ソニーのホームページから決算説明会の様子をご覧になるといいと思いますが、「これだけ在庫を減らしたのに、こけだけなぜ利益が上がるのだ」という声がアナリストから上がっています。 以上のことを全て考慮すると、実は、今回のソニーの決算は、過去最高に近い内容といえるのではないかと私は思います。ちなみに、これまでの四半期決算の最高は97年10-12月期でしたが、為替水準はこの時と今ではほとんど同じです。日本全体、在庫調整がほぼ完了してきている さて、ここで私がいいたいのは、ソニーに象徴されるように、日本全体の在庫調整がかなり進んでいるということです。景気循環は、別名「在庫循環」と言われるくらい在庫の影響を受けます。 企業が在庫調整に力を入れているときには、どうしても様々な形で損失も膨らみ業績はより悪化します。しかし、在庫調整なんていつまでも続くものではありません。来年度に入るころには、それはほぼ完了しているはずですが、そうなると、来期はその分収益が好転してくるはずです。在庫調整しなくて済むというだけでも、収益はかなり好転してくるはずです。そして、それが景気回復の明確なサインとなってくる可能性が高いと思います。 在庫の動きというのは地味で目立たないのですが、実は、いろいろ重要な示唆を与えてくれるものだと思います
2008.07.21
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【2】内容のある株の仕込み方 株価は業績を映す鏡であり、結局、実態に見合った株価になる。それが原則です。つまり、儲かるということを考える場合には、まずは銘柄選択はもっとも大切であり、内容のある株を安値で選択すると損するリスクも少なく、かつ効率のよい儲けが出せることになります。この点、良い株とはなにか、これから狙われる株とはなにか、基本を知ることが大切であり、基本的には四季報の読み方、さらに業績変化の読み方などを知っておくと便利です。内容がなくても買われる株、取り組みだけの妙味の株。仕手筋が腕力で買う株など、業績と関係なく上がる株もありますが、内容がない株は下げるリスクが強く、さらに下げになると大損するケースもあるため、やはり基本的には内容のある株をしっかり選択することが重要になります。 良い株の条件としては下のような条件がとりあげられますが、株価は実態に合わせて拡大するため、今は株価は高くなくても将来株高が狙える材料性があることが基本であり、現在の内容でも時価はキープできるのであれば損するリスクも少ない、ということがいえます。業績好転見込み、材料性の優位性などの面から、今後同社の業績に大きく寄与するような内容がある、ということも大切であり、売り上げ規模において材料性がどう響くかにより株価は大きく変化することになるため、材料が出た株についてはその材料の吟味について真剣に考える必要があり、むしろ、日経新聞などに報道されその場で買われているときよりも、さらに上げ続けるのかどうか株価の将来を予測することが大切です。【内容のある株の条件とは】○ 業績が今後好転していく見込みがある。○ 今後も安定して成長できる内容がある。○ レシオ面で割安であり、時価が安い。○ 株主が安定しており疑わしいものが入ってない。○ 業務内容に自社の優位性があり技術力がある。○ 市場性があり安定した売り買いが出来ること。 まず業績面では、今期、来期の売上げ、経常利益が好転することが好ましいものですが、今期減益でも来期以降、もしくは銘柄によっては3年先、4年先の業績好転を買うケースもありますが、まずはここ3年以内の変化を見ている必要があると思われます。その場合、最終利益(純利益)には土地売却や株式売却など売上げに関係しない特別利益が含まれることもあるため、売上げが好転して、経常利益、最終利益が好転することを確認します。また連結決算内容も重要です。近年は人員削減、徹底したリストラにより経常増益となっている場合が多く、本業の売上げが好転していることの確認をとる必要があります。特に四季報や会社情報には多くの場合に材料性について織り込まれてないため、データーに無い、予想に無い、新しい売上げ期待のある材料が出る、もしくは出てきそうな内容がある株が投資チャンスとなる場合が多くあります。 今後の業績の安定は、売上げが数年の流行物であがっているとき、逆に来期以降に売上げが急激にダウンします。たとえば食べ物でいえば『ナタデココ』のケース、玩具でいえば『タマゴッチ』の例のようにその場の流行で終わるケースでは数年すると売上げダウンすることが理解できると思います。また、すぐに出来る商売、競合ライバルが出てくること、また大手がすぐに参入しやすいものなども、数年で売上げを奪われるケースがあり、収益は安定しません。このため、その商売において当該会社が安定して今後も売り上げが伸びること、さらに技術力、研究力、実力があり、括弧たる売上げ堅持につながるものがある企業、また業界の中で長く生きられる力があるもの、普通は先駆者が長く行き続けることは多いのですが、それらを見抜くことも重要になってきます。 株式については、投機目的の法人や個人が入ってないこと。また悪い噂があるところ、金融不安があるところなどが入っていないこと、それが条件になります。倒産危機のあるような銀行が大量に保有していると銀行の経営危機がそのまま株安につながることがあるため、株主構成もチェックする必要があります。金融筋のシコリを抱えている場合には売り抜けようとして実際にはシコリで売りないため保有しているケースがあり、このようなケースでは株券が名義人ではなく他に回っているケースもあり注意が必要となります。さらに市場性については、資本金が小さく、わずかな玉で株価が急激に上げたり下げたりする株は投機筋、金融筋のマネーゲームの対象になりやすいため、その手の株も敬遠する方がよく、内容がよくても、悪い噂があると上がらないケースもあるため当初から選定銘柄にしないことです。来週は『仕込みしてはならない株』を取り上げます。
2008.07.20
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中国人民銀行(中央銀行)は14日、6月末の外貨準備高が前年同期に比べ35.7%増の1兆8088億ドル(約191兆7000億円)になったと発表した。2007年末からの半年間で2806億ドル増えた。同じ期間に貿易黒字は大幅に減っており、外貨準備の急増は「熱銭(ホットマネー)」と呼ばれる投機資金が大量に流入した結果との懸念が強まっている。 中国の1―6月の貿易黒字は前年同期に比べ11.8%減の990億ドルだった。同じ期間の海外企業による直接投資額(実行ベース)を加えても1500億ドル強にしかならず、外貨準備の増加額との差額分にあたる約1300億ドルの出所ははっきりしない。かなりの部分は投機資金とみられている。 投機資金流入の背景には人民元相場の上昇がある。人民銀は昨年秋から人民元の上昇ペースを速めており、米国の利下げとドル安が続く中で投機資金は人民元に流れ込んだとの見方が多い。投機資金の流入は国内の過剰流動性を膨らませ、インフレを加速させる恐れがあり、中国政府は警戒を強めている。 国家外国為替管理局など関係省庁は14日から、輸出取引に紛れて国内に流入する投機資金を規制する新システムの運用を始めた。中国政府は不法に入り込む投機資金の取り締まりを一段と強める構えだ。
2008.07.14
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米ニューヨーク・タイムズは、政府高官の話として、市場で不安視されている政府系金融機関の連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)と連邦住宅抵当公社(ファニーメイ)の経営不安が深刻化した場合に備え、政府が国有化を検討していると報じました。また、ファニーメイとフレディマックが政府管理下に入った場合、両社の株式は無価値、あるいはあってもわずかな価値となり、両社が保有している、または支払いを保証している住宅ローンで損失が出た場合、納税者が負担することになるとも報じています。両社は民間金融機関から住宅ローン債権を買い取り、証券化するのが主要業務で、フレディマックは1兆5000億ドル(約159兆円)、ファニーメイは 7000億ドル(約74兆円)の貸出債権をそれぞれ保有し、両社合わせた貸出債権と債務保証は5兆2000億ドル(約553兆円)に上り、この数字は米国の全住宅融資の約40%に相当するそうです。折りしも、住宅金融大手のインディマック・バンコープが経営破たんし、連邦預金保険公社の管理下となったそうですが、ベアー・スターンズ=山一證券、フレディマック、ファニーメイ=長銀、日債銀、というようにいつか日本がたどった道をアメリカも歩むことになっていくのでしょうか?しばらくはアメリカの金融動向から目が離せませんね。
2008.07.13
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連鎖破綻防止、FRBの機能強化訴え 米財務長官が議会証言 【ワシントン=藤井一明】ポールソン米財務長官は10日、金融機関が連鎖破綻するリスクを防ぐ対策について「リスクを和らげるため介入できる手段や複雑な金融機関の情報を入手できる権限を米連邦準備理事会(FRB)にどう与えるかを検討するべきだ」と強調した。証券業務を主に手掛け市場で存在感を増す投資銀行への対応を念頭に、金融危機への備えを万全にする狙いからFRBの機能強化を訴えた。 一方、FRBのバーナンキ議長は米証券大手ベアー・スターンズへの対応に追われた3月の経験を踏まえ「(金融機関を)整然と清算するのを確実にする新たな手段を議会が検討するのが望ましい」との認識を示した。2人は下院の金融委員会に出席し、立法権を持つ議会に金融安定化に向けた新たな枠組み作りをそろって促した。 ポールソン長官はFRBに与える権限について「一時的な混乱を抑えるための緊急権限」としたうえで、「柔軟で市場規律を強めるようにするべきだ」と語り、機動的な資金供給など非常時の対策をそろえる一方で、安易な救済に傾かないよう注意が必要との見方を示した。 つまり大手金融機関の破綻リスクは今も存在していると言うことではないか?大胆な手を打たない限り、1990年代初めの日本で起きた住宅バブルの崩壊を辿る可能性も考えられる。
2008.07.10
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大手小売りの3―5月期決算、節約志向で明暗大手小売りの2008年3―5月期の連結業績が10日に出そろった。百貨店大手のJ・フロントリテイリング(JFR)は衣料品の不振で09年2月通期予想を下方修正し、総合スーパーや外食も軒並み減益だった。 ガソリン高や物価高を背景に高額消費が一段と冷え込む一方、食品など生活必需品を扱う食品スーパーやコンビニが同四半期としての最高益を達成するなど明暗が鮮明になっている。 10日に08年3―5月期の連結業績を発表したJFRの純利益は36億円と前年同期の大丸と松坂屋の単純合算に比べ28%減少。イオンも06年に四半期開示を始めて以来の最終赤字に転落し、大手小売りの業績低迷が際立つ。背景にあるのは節約志向だ。相次ぐ値上げやガソリン高が家計を圧迫、負担増を感じる消費者が高額支出を控え始めている。
2008.07.10
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【ベルリン支局】欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁は9日、ストラスブールの欧州議会に出席し、賃金上昇によるインフレ加速を防ぐための「強い決意がある」と語った。ECBは3日の定例理事会で政策金利を0.25%引き上げ年4.25%にすることを決めた。利上げの理由を明確に説明し、景気減速の兆しが見えるなかでの金融引き締めに理解を求めた格好だ。 トリシェ総裁は6月に年4%に達した消費者物価上昇率について「2009年に(ようやく)緩やかに低下する」との見方を示した。物価上昇率が高止まりすることで賃上げの動きが活発になり、インフレが一段と加速しかねないことを警戒している。 確かにインフレ率は4%台に乗ったが、コアインフレの部分はまだ1.7%(5月時点)でしかない。輸入インフレで物価上がってる部分を除けば根底のインフレ率は高くない。輸入インフレ自体景気にマイナスなのに、更に利上げを乗せれば景気は更に悪化しかねない。既に一部のエコノミストは「ECBの今回の利上げが、2000年の日銀による0.25%の利上げと同じ運命を辿るのではないか」と書いている。
2008.07.09
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日本工作機械工業会が9日発表した6月の工作機械受注総額(速報)は前年同月比2.7%減の1281億円となり、4カ月ぶりに前年実績を下回った。国内は2.5%減の565億円、海外は2.8%減の715億円だった。米景気の減速などで設備投資に慎重な企業が増えているとみられる。
2008.07.09
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5月の機械受注、10.4%増 2カ月連続で増加 内閣府が9日発表した5月の機械受注統計によると、民間設備投資の先行指標である「船舶、電力を除く民需」の受注額(季節調整済み)は前月比10.4%増の1兆1146億円となり、2カ月連続で増加した。このうち製造業は12.2%増、非製造業は8.8%増だった。前年同月比での「船舶、電力を除く民需」受注額は5.1%増だった。 世界的に景気減速感が台頭している中で、今回の機械受注統計の増加には違和感を感じます。憶測ですが、投機マネーによるエネルギー価格の高騰や鉄鋼など商品価格の高騰でコストアップに耐えかねた企業が、製品価格に転化し値上げといった報道が連日ニュースになっています。今回の機械受注の増加分にはこの値上げによる増加分がかなり含まれているように思います。
2008.07.09
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米住宅差し押さえ、年内に250万件に達する可能性=財務長官 アーリントン(米バージニア州) 8日 ロイター] ポールソン米財務長官は8日、住宅差し押さえ件数が今年250万件に達する可能性があるとの見方を示した上で、大半は返済能力を超える借り入れを行った借り手自身の責任だと述べた。 長官は講演で「理不尽な財務上の決定を補償するために政策担当者ができることや、すべきことは限られている」と語った
2008.07.09
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5月の米小売売上高が強めの数字が出たそうですが、これは5月から実施された‘戻し減税’効果と思われ、7月までで 1億3千万世帯1067億ドル拠出されるそうです。 この戻された税金分もここのところの生活必需品の上昇とガソリン価格の急騰でほとんどが消えてしまっている。この一時的な減税効果も秋頃には消えてしまい(物価の上昇率によってはもっと早い時期に)、その後消費は急減速するのが懸念されている。1987年には10月にブラックマンデーが起こった月に当ります。
2008.07.08
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サザン&アミューズ 最新情報○デビュー30周年を迎えるサザンオールスターズの楽曲発売 ○08年8月に大型野外コンサート開催予定(これは2年ぶりだそうですね?) ○2009年3月期業績予想 「連結」 営業収益 +9.4%、 営業利益 +79.9% 経常利益 +78.5%、 当期純利益 +80.2% 「個別」 営業収益 +5%、 営業利益 +104.8% 経常利益 +96.2%、 当期純利益 +134.6%
2008.07.02
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企業の景況感3期連続悪化 日銀短観、原油高で収益圧迫日銀が1日発表した6月の企業短期経済観測調査(短観)によると、企業の景況感を示す景況判断指数(DI)は大企業製造業でプラス5と、3月の前回調査から6ポイント低下した。景気への影響が大きい大企業製造業のDIは、2003年9月調査以来、4年9カ月ぶりの低水準となった。 それなら昨日(6/30)、ムディーズが日本国債を格上げしたのは何だったんだ?米国は昨年来 金利が5.25%から2.25%と半分以下になったにも拘らず、住宅価格は下げ止まらず金融市場の混乱も収まらない。FRBの利下げに反応したのは‘ドル安’だけで、それで米国の輸出は好調に伸びている。今の米経済を支えているのは輸出だけ。 しかしドルはユーロに対して十分下げているが、円に対して97円台から10円上昇してきた。そこでバーナンキ先生は考えた「そうだ!日本国債の格付けを上げれば、円は上昇し相対的にドルは下がる。サブプライムではデタラメな格付けをしてヒンシュクを買っているムーディーズなら逆らえまい」
2008.07.01
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米国の資金流出入、サブプライム問題で大幅縮小 内閣府分析 内閣府は30日、世界経済の動向について分析した「世界経済の潮流」をまとめた。サブプライム問題を境にして、米国を起点とする資金の流出入が縮小していると指摘。 2007年の上半期と下半期を比べると、米国への投資にあたる資金流入は半分に、米国からの投資にあたる資金流出は7分の1弱に減ったと分析した。信用収縮の懸念などから、政策運営の国際協調が必要だとした。
2008.06.30
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実際には、下げれば下げるほど宝の山。 日経平均の暴落、嘆いているのは持続している人だけであり、持ってない人は苦痛も悩みもない。単純にこれから、どの株を狙うか考える。この下げは、数日続き、簡単には上がらないとも見られる。したがって、じっくりしっかり見ていくには、ここ数日は絶好の選択時期であり、選択する楽しみがある日々となってくるだろう。 ● 株価の位置が安いこと。 ● 今後とも勝ち抜く、オンリーワンがある。 ● 業績面で安定、もしくは今後復活期待あり。 ● 高配当で、株主重視の姿勢がしっかりしている。 ● 競争力があり、簡単には負けない企業である。 こんな点から選択していくと、銘柄が絞られ、この暴落で狙う株が生まれてくることになる。ピンチは最大のチャンスとなり、ここで日本株の押し目は狙いとなりそう。
2008.06.29
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日経テレコン 21米一戸建て住宅価格、4月は15.3%下落 米住宅価格の下落に拍車がかかっている。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が24日発表した4月の全米主要20都市の米一戸建て住宅価格は前年同期比で15.3%下落した。信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題を背景に、住宅の差し押さえなどが高水準で推移していることなどが影響している。 20都市の下げ幅は2000年の調査開始以来で最大だった。1月から2ケタの下落率が続いており、全米の住宅価格は04年8月以来の安値水準に落ち込んでいる。 同時に発表した10都市の住宅価格も前年同期比で16.3%減と大幅に下落した。住宅ローンの焦げ付きで差し押さえられた住宅は中古市場に放出され、住宅価格を弱含ませる要因となる。
2008.06.24
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NHKスペシャル【マネーの暴走が止まらない】 ~サブプライムから原油へ~今夜10時放送の「NHKスペシャル・マネーの暴走が止まらない」を見ました。 サブプライムローンの取引や開発に携わった当事者達(ベアースタンズ元社員や 住宅ローン会社社員)のカメラの前で赤裸々に語ってました。 最先端の金融工学を駆使した証券化手法を過信した現場の実態が紹介されていました。 その商品がリスクと共に世界中にばら撒かれていき、日本のバブル崩壊を遥かに 凌ぐ欲望と膨張、そして頓挫。 今米国で起こっている事は、とどまる所を知らない地価の下落と住宅の差押さえ、 銀行では‘貸し渋り’とのことです。 ベアー社元社員が今熱心に営業している物は、原油を組み込んだ金融商品で、 米政府もコントロール不能な状態になっている事が放送されていました。 サブプライム・バブル崩壊の後に来るショックを心配しないではいられません。
2008.06.23
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長文のため表題のみ。野村総研 リチャード・クー氏◇ドル安放置からドル安懸念表明へと大きく舵を取った米国◇ドル安政策の放棄に追い込まれた米国◇米国経済楽観論を取下げたポールソン財務長官◇金融・為替政策の限界が公共事業拡大への時間を短縮化させる◇G8で強いドルを前面に出す米国を黙認した日欧◇今回のG8にはドル問題を議論する相手が参加していなかった◇ブラックマンデー直前の構図に非常に似てきている現在の状況◇今後の資産価格の調整には要注意◇インフレの主因についても意見が分かれる米国と日欧◇商品バブルによるインフレには財政政策による余剰資金の吸収が必要◇米国のドル安懸念表明だけでドル安は止まるか?◇規制強化の声が日増しに強くなる金融・証券界◇収益環境の悪化から多くの市場から撤退を余儀なくされる投資銀行◇米国に担保主義が復活する??◇優位性が減退する投資銀行のビジネスモデル( ̄□ ̄;) ふぅ~。。。タイトルだけでこんなに! クー氏のレポートはいつも長文で疲れます (゜д゜;)
2008.06.22
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○米証券大手3社、サブプライム損失5800億円 3―5月 3社:ゴールドマン、リーマン、モルガンの3社 サブプライムローン)問題に端を発した世界的な信用収縮の長期化を背景に、 3社合計で約54億ドル(約5800億円)の関連損失を計上。 昨年夏から今年2月末にかけて、3社合計で200億ドル程度の損失が生じており、 金融市場の混乱が大手金融機関の業績の足を引っ張る状況が続いている。○株式分布調査、外国人比率5年ぶり低下 07年度27% ○日銀が決定会合の議事要旨 「世界的にインフレリスク高まる」予感 世界的なインフレ・リスクについて、先日インドではインフレを抑えるために 金利の引き上げを、また中国でもインフレ抑制のため通過供給量の引き締め、 実質金利引き上げを行っている。 また欧州も好調な景気に支えられインフレ・リスクが高まっており、7月に 金利の引き上げを予定されているとか? ’87年10月に起きた「ブラックマンデー」の状況に似てきている
2008.06.18
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○原油高、米欧物価押し上げ 米卸売半年ぶりの伸び ○米経常赤字、5.5%増 1―3月 ○米卸売物価1.4%上昇 5月 ○5月の米住宅着工件数、100万戸再び割り込む ○歳出削減「最大限に」 「骨太08」素案を公表 ○首相、増税の是非「決断の時期」 消費税 感想 福田首相は日本経済の腰をへし折るつもりなのか?
2008.06.17
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堂々たる勝ち組み投資家になるために -敗因の研究と、成功への処方箋- 2008年6月8日(日)第62回 円安が、プラス材料になる時、マイナス材料になる時 (2001年12月現在のコメントとなります。)過去ふりかえり、円安がプラス材料になった時、マイナス材料になった時 円安が進んでいます。この円安をどう見たら良いのでしょうか? そもそも、円安というのは、株にとってプラス材料なのでしょうか、マイナス材料なのでしょうか? 一般的には、「円安は輸出産業にプラスであり、輸出産業の重要性が高い日本経済にとっては、円安がプラス材料である」という理屈で、円安=株高という考えをする人が多いです。 しかし、現実的には、これはあまり正確な考え方ではありません。 まず、円安になれば株が上がり、円高になれば株が下がるという考え自体は、いつでも当てはまるわけではありません。 たとえば、日本株が史上最高の上昇波動を描いた80年代後半は、240円→120円という強烈な円高時代でした。この当時の新聞記事や株の本などを読んで見ると、「円高=株高」という論調が圧倒的に多いです。 また、最近の話としては、98年からの株価上昇は、やはり147円→101円という円高傾向の中で起こりました。 一方、95年半ばから1年間程度かけて14000円台→22000円台という日経平均り上昇が起きた時には、79円から120円に向う円安の中で株価上昇に向いました。頭が混乱してきたら、シンプルに考えて見よう こう見てくると、何がなんだか、頭がこんがらかってきます。「よーするに、株にとって、為替なんか関係ないんじゃないの?」と疑問に思われる方もいるかもしれません。 しかし、株価の転換点と為替の転換点というのは、かなり重なりあっていて、どうも、やはり、関係はありそうです。それならば、一体どのように整理して考えたらよいのでしょうか? まず、シンプルに考えてみましょう。 その国の経済力が劇的に向上したとします。国内の産業がめっきり力をつけて、生産性がアップして、世界中から欲しがられるような画期的な製品をビシバシ生み出すようになったとします。 この時、この国の株価はどうなるでしょうか? 恐らく、物凄く上昇しますよね。 それでは、同じくこの時、この国の通貨はどうなるでしょうか? やはり、物凄く上昇するのではないでしょうか? こうして考えるとあきらかなのですが、その国の経済力が向上すれば、その国の株も通貨も、基本的には上昇していきます。 どうしようもない経済状態の国の通貨が、国際的に価値を持つということは、絶対にあり得ません。 こう考えると、基本的には、円高というのは、良い材料のように思えてきます。実力と通貨水準がズレる時 しかし、ことはそう単純ではありません。長期的には、以上のようにシンプルに考えて良いのですが、短期的、中期的(この場合1年~5年くらい)に考えて行くと、経済実態と為替の動きにズレが生じることがあります。たとえば、その国の経済力が衰えてきているのに、通貨が高いままであるとか、以前よりさらに高まってしまうなどです。 このように、実力を伴わない円高というのは、最悪です。 「円高が良い」というのは、実力を伴ってこそです。 経済の実力が高まる中でならば、円高というのは、そう気になるものではありません。それどころか、むしろ、「日本のモノが高く売れ、海外のものが安く買える」ということさえ意味します。 しかしながら、実力が伴わない円高となってしまうと、「ただでさえ日本のモノが国際的に売れなくなってきているのに、円高でさらに売れなさに拍車が掛かってしまう」ということになります。また、海外で作られた「安くて良いもの」がどんどん国内に入ってくることになりますから、力のない国内メーカーは苦しくなります。今は、実力にあった水準まで円が下がるのが良さそう… さて、以上のように考えてくると、株と為替の関係が比較的見え易くなってくるのではないですか? まとめてみると、実力の伴った円高→プラス材料実力を伴わない円高→マイナス材料ということになります。 実力が低下しているときには、通貨が下がることで、その国の経済が復活することがあります。80年代半ば以降の米国がその代表例です。また、92年以降のイギリスなどもそうでした。 それでは、98年の日本はどうだったかというと、金融不安などが起こってしまい、極端な「日本売り」が起こっていました。その中で円も売られていたところです。この状況では、日本経済がとりあえず金融危機を脱したということで、円の買戻しと、株価上昇が同時に起こりました。 今はどうでしょうか。 まず、98年のころの金融危機のような緊迫した状況にはなっていません。確かに状況が悪いことは確かですが・… また、経済実態はだいぶ弱っており、国際的な競争力も失われている部分が多いです。 そう考えると、「実力に合った円安への水準訂正」というのが起こると、今の日本経済にとっては好材料になるのではないかと思われます。
2008.06.08
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サブプライム危機、悪化の可能性も=HSBC〔AFP=時事〕 欧州最大手銀行である英HSBCのゲーガン最高経営責任者(CEO)は27日、香港で非公式な株主会合に出席後、記者団に対し、低所得者向け高金利型(サブプライム)住宅ローンに関連する金融商品に絡んだ金融業界の困難が終わっていない可能性があると指摘した。 ゲーガンCEOは「われわれはまだ、最悪期が終わったとの確信を得ていない」と述べた上で、サブプライム住宅ローンに関連するHSBCの評価損は四半期ごとに減少していくと予想しているが、さらに問題が出てくる可能性を否定できないと語った。 HSBCは2007年第4・四半期に46億ドルの評価損を計上、08年第1・四半期には計上額が32億ドルに減少した。 [ 2008年5月28日8時29分 ]
2008.05.28
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グリーンスパン氏、米景気の楽観論にクギ・「後退」なお指摘 グリーンスパン前米連邦準備理事会(FRB)議長は27日付の英紙フィナンシャル・タイムズのインタビューで米経済の動向について「最近、比較的安定する兆しが見えるが、リセッション(景気後退)の確率は50%を超えると、なお確信している」と語った。サブプライム問題に端を発した金融混乱についても「最悪期を脱したと判断するのはまだ早い」と楽観論にクギを刺した。 米住宅価格の先行きにも言及。今年2月の水準から10%下落する見込みで、ピーク時からの下落率は約25%に達すると予想した。米経済の低迷が続いた場合はさらに5%下がる可能性があるとの推計も示した。 ただ、事態の深刻さが薄れていることは認め「不況の可能性はやや低下しており、深刻な景気後退に見舞われる可能性は大幅に下がった」と指摘した。 (12:02) NIKKEI NET
2008.05.27
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2008/05/26 12:15 NIKKEI NET米小売り大手、減益基調一段と・2―4月 米小売り大手の2008年2―4月期決算が出そろい、昨年から続く減益基調が一段と鮮明になった。米ホームセンター最大手ホーム・デポの純利益は7四半期連続で減少、ディスカウント大手ターゲットも3四半期連続の減益だった。消費不振が全米の幅広い地域に飛び火し、購入単価も伸び悩んだ。今後の見通しについても、慎重な見方が多い。 ホーム・デポの純利益は06年8―10月期から減少に歯止めがかからない。住宅価格の下落が激しいカリフォルニア州やフロリダ州では、2―4月の既存店売上高の減少率が10%を超えた。建材やリフォーム用品の比重が大きく、信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題の直撃を受けた。
2008.05.26
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4月の米中古住宅販売件数 前月比1.0%減・大幅落ち込み続く NIKKEI NET 2008/05/26 02:15 全米不動産協会(NAR)が23日発表した4月の中古住宅販売件数は、季節調整済みの年率換算で489万戸となり、前月に比べて1.0%減った。減少は2カ月連続。市場予想平均(485万戸)はやや上回った。前年同月比では17.5%減と大幅な落ち込みが続いている。 4月は在庫件数も455万2000戸と、前月比10.5%増。2カ月連続の増加で在庫は再び積み上がり始めている。販売価格は取引の多い中心値で20万2300ドル(約2100万円)。前年同月を8.0%下回っており、住宅価格は引き続き下落している
2008.05.25
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米金融、人員削減一段と 9割が住宅ローン会社 NIKKEI NET 2008/05/26 02:15 米金融機関が人員削減を一段と進めている。今年に入って4月末までの解雇者数(公表ベース)は約5万人に達し、15万人が失職した昨年とほぼ同じペースで削減が続いている。住宅市場の減速が長引き、住宅ローンを業務の柱とする中小金融機関などの苦境が深刻化しているためだ。金融業界では最終的な人員削減数が昨年を上回る20万人に達するとの見方も出ている。 米調査会社チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマスによると、金融業の人員削減は2005年、06年と約5万人だったが、信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題が表面化した昨年は15万人に急増した。
2008.05.25
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米ムーディーズ、司法当局が調査 データ誤り投資家損失?米コネティカット州の司法当局が米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスの調査に乗り出した。同社が金融商品の信用力に直結する格付けデータの誤りを開示せず、高格付けを額面通りに信用して購入した投資家に損失を与えた疑いが出ている。米メディアが報じた。 不透明な格付けがあったのは昨年初め。本来は低い格付けであるはずのデリバティブ(金融派生商品)が、コンピューターのシステム障害で最高格付けの「トリプルA」格を得ていたという。同州司法当局は詐欺や情報の隠ぺいなどの行為がなかったか調査しているという。
2008.05.25
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堂々たる勝ち組み投資家になるために -敗因の研究と、成功への処方箋-第60回 「儲け過ぎたぁ」と真剣に反省する株名人の真意は? 株の雑誌関係のお仕事でご一緒している投資家の方がいるのですが、とても株の売買が上手で、私としては関心して見ています。 株が上手な人というのは、「独特だけど、よく聞いてみると理屈が通っている」ような考え方を身につけているケースが多いですが、その人からも、そういうことを強く感じます。 たとえば、ずっと狙っていたある株がタイミング良く買えて、そのあと順調に上昇しました。そして、あとは、どこで利食いをするかという段になります。この時に、この人は、絶妙のタイミングですっ高値で売却しました。つまり、頭からしっぽまで(高値から安値まで)、その株の値動きを丸ごととってしまったわけです。 さて、この話を聞いて、皆さんどうお感じですか? 「そういう取引が出来たら、さぞ気持ち良いだろうな」と感じますよね、普通は。私もそうでした。 ところが、この人がその時に言ったセリフは「あ~、しまった」でした。それ以上の結果はありえないわけで、どう考えても失敗した部分はありません。「もう少し利益が取れたのに…」ということは無いわけですから。 ちょっと嫌味な人なのかと勘違いされてしまうかもしれませんが、全くそんなことはありません。とても人柄も良い人で、感じの良い人です。このときにも、心底「あ~、しまった」と言っていました。 ちなみに、この人のスタンスは数ヶ月くらいの期間で売り買いする感じです。数ヶ月の波動を取りに行くわけですから、頭からしっぽまで取れれば、かなりの利益になります。まさに完璧です…。 しかし、この株名人さんにとっては、どうもそのこと自体が気持ち悪いらしいのです。 ちょっと分りづらいのですが、この人の話しを聞いていると、どうも「共存の思想」みたいのがあるみたいでした。つまり、マーケットそのものや、そのほかのマーケット参加者と共存していくような感覚です。 「私がすった高値で売れたということは、それを買った人もいるんでしょ…・そういうのを考えるのが、なんか嫌で…。もっと高値より手前で売れれば、そこで買ってくれた人も、利食いのチャンスがあるわけで…」ということを言っていました。 なんとなく分る気もするけど…という感じですよね。 ただ、もっと話しを聞いてみると、納得できる部分がありました。 この人は、かなりラフな考え方をしていく人です。つまり、「だいたいの安値を買えて、だいたいの高値を売れれば良い」という人です。逆に、あまりにも「大底」や「すっ高値」をズバリ狙いにいってしまうと、感覚が狂ってしまうということがあるようです。 この感じは、なんとなく分かるような気がしませんか? 狙いに行き過ぎると、逆に大きく外してしまう…という感覚。ラフに狙っていった方が、上手く行く、という感覚・…。 この株名人さんは、そういう感覚を大事にしているのに、ついつい「ドンピシャの売場」を探してしまったということで、それは「たまたま上手くいったけど、そういうことをやっていると、本来の感覚が狂ってしまう…」ということのようです。その人本来の株売買のリズムが狂ってしまうというような… よく、「頭としっぽは、他人にくれてやれ!」ということを相場の格言でいいますね。その人と話しをしているうちに、この格言の本当の意味が、なんとなく分るような気がしました。 そういえば、かのウォーレン・バフェットがよく使うセリフで、「正確に間違うより、ラフに正解しろ」という言葉があります。 また、最近「マネーマスターズ列伝」(日経新聞社)という本を読んでいたら、著名なファンドマネージャーである著者のジョン・トレインは、「成功の最大のリスクは、ついつい成功し過ぎてしまうことにある」ということを言っていました。 何か、共通したものを感じます。
2008.05.25
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アジア株が急落・中国経済への楽観論後退 日経テレコン21 22日のアジア株式市場で主要株価指数が大幅安となった。中国の上海総合指数終値は前日比1.7%安い3485.63だった。香港のハンセン指数も25043.12と1.6%安。シンガポール株、韓国株、台湾株も続落した。前日の米国株安が直接の引き金だが、アジア株式相場を支えてきた中国経済への楽観論が急速に後退している。 同日の上海市場では銀行株や航空株が売られ、香港市場は中国本土系銘柄を中心に値を下げた。四川大地震の影響などもあり中国で高い経済成長が続くとの期待はしぼんでおり、日米欧との「デカップリング(非連動)」を唱える意見は影を潜めている。 外資系金融機関は相次ぎ株価の先行き見通しを下方修正した。BNPパリバのストラテジスト、クライブ・マクドネル氏は「香港ハンセン指数は夏までに21000まで下落する」と分析。クレディ・スイスは「上海総合指数は年末に2710をつける」と予測した。資源高の影響で中国企業の利益率が低下するなどが理由で、相場低迷の長期化を予測する向きも多い。
2008.05.22
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現在の株式市場の反発は「ベアマーケットラリー」に過ぎない 著名投資家のジョージ・ソロス氏は21日、金融当局がクレジット危機に対処できない可能性が高いので、現在の株式市場の反発は「ベアマーケットラリー(弱気相場の一時的上昇)」に過ぎないとの認識を示した。 ロンドン大学大学院主催のセミナーで「現在市場では、この危機は過去のもとと同様との見方が大勢になっている。相場はこの見方で上昇している。実際はしかし、当局はこれらの危機に対処できるとの誤った考えに基づくベアマーケットラリーに過ぎない」と述べた。 実質的に経営破たんしたベアー・スターンズがJPモルガン・チェースに買収され倒産を回避したことなどを受け、株価は世界的に反発している。 英FT100種総合株価指数.FTSEは3月に5500を割り込んでいたが、現在は6200近辺で推移している。 同氏はそのうえで、世界経済は日本型の景気減速には陥らないものの、同時に年末に回復する可能性も低いと指摘した。
2008.05.22
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榊原氏「米国は景気後退に入ったようだ」榊原英資・早稲田大学教授は22日午前、国際交流会議「アジアの未来」(日本経済新聞社主催)の討論で、米国の住宅価格が下落を続けていることをふまえ、「米国は景気後退に入ったようだ」と話した。そのうえで、投機マネーが商品市場に流入して石油や穀物価格が高騰していると指摘。「インフレとスタグフレーションが世界的な問題になっている」と話した。(11:43)
2008.05.22
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