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2004.11.07
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カテゴリ: 映画・邦画
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【この映画について】
この映画は元々矢沢あいの同名人気コミックが原作となり、そこに映画オリジナルの内容を付け加えて完成させた。私はこのコミックは未読なので具体的な違いはプログラムを通してしか知らないが、読む限りは多少の違いはあるもののストーリーがひっくり返るほど変わっている訳ではないようだ。
このコミックには映画化の誘いが数多く舞い込んでいたそうだが、今回の映画化にあたっては二階健監督による松竹作品として公開された。
【ストーリー(ネタバレなし)】
この映画には決して数多くの核になる人物が登場するわけではない。ストーリーとしては栗山千明演じる19歳の女子大生望月美月は、19歳の誕生日に恋人の成宮寛貴演じる安西知己といさかいをおこし別れる。
そんな美月は傷心の中、夜道を歩いているとふとどこかで聴いたことがあるようなもの悲しげなメロディーが耳に入ってきた。その音がする方向に足を向けるとそこは廃墟の洋館があった。恐る恐る中に入ってみるとそこには顔色の優れない一人の男がいた。少し驚いた美月だが、その男は自分をアダム(HYDE)と名乗った。アダム曰くこの曲は貴女の為に作った曲だと語った。そこで美月はアダムと1週間過ごすが、待ち合わせの横浜美術館前の交差点で大型トラックにひかれて瀕死の重傷を負ってしまう。しかも偶然にも元恋人の知己の見つめる眼の前で。そして別の場所でも中学生の蛍が猫を探すうちに事故にあってしまう。
ストーリーはここからがいよいよ本題に入るが、それをすべてここで書いてしまうとネタバレになってしまう。公開期間が終わりに近付いているとはいえDVDで観る人もいるだろうから、核心部分は書かない。
蛍は誘われるようにして洋館に入っていき、そこで美月と会うが心配して後をつけてきた同級生の三浦には美月は見えない。彼女は幽霊だとそのとき気が付いて2人は美月の霊にイブと名づけた。
しかし霊感が鋭くなった蛍がイブの話を聞いているうちに、実はイブには19年前に亡くなった女性の生まれ変わりだということが判明。そしてその生まれ変わりの女性とアダムは恋仲だったそうだ。
重傷を負った美月はいまだにベッドの上で意識不明の状態が続く。状態が回復するには生まれ変わりとして乗り移っている女性の霊が、アダムの下へと旅立って行きたがっているがそれを引き止めないと美月はこのまま19歳で死んでしまう。
知己、蛍、三浦の三人でなんとかイブに向かって説得を試みるが、アダムへ会いたい一心で聴く耳をもたない。そして遂にイブはアダムの下へと旅立ち、アダムの待つ洋館へと歩を進めた。その瞬間、美月の命の糸は切れて医師に臨終を宣言された。イブはアダムと洋館の門越しに顔をあわせた。美月の枕元では知己が必死に死んだはずの美月に呼びかけるが、当然反応はない。後はイブがアダムの下へ手を携えて一緒に旅立てば完全に復活は無くなる。


当初はこの映画は観る予定がなかったのです。如何にも若い女性に受けそうな内容でオジサンの私にはどうかなと思っていました。ただ11月まで有効の松竹の招待券を持っていたので、どうせタダなら観ようと思い観た。
だけど観た感想としては、金を払って観ても損はしなかったと思います。
まず、第一に映像がとてもクリアーで綺麗でした。映画ないでは終始幽玄な雰囲気が漂い、青を基調に幻想的な雰囲気が出ていてこれは映画のテーマとも合致していた。
この映画では音楽の使いかたを誤ると駄作になってしまうところを、HYDEの紡ぎだす音楽が素晴らしく内容とマッチしている。アコギとピアノの二つのバージョンがある、この映画内では洋館から流れる音楽はどこと無くもの悲しげだ。彼の青白い顔で演奏するシーンも出てくるし、ロンドンでのロケシーンやPVでのシーンはファンにはうれしい限りだろうか?
私はHYDEというミュージシャンに関しては全く知らないが、彼の作風はこういう歌が中心なのかな?誰か詳しい人教えてくれるかな?。
栗山千明がイブと美月の二役を演じるが、彼女のこの二つの使い分け方も上手かった。知己とラヴラヴの回想シーンはこの映画ないでは数少ない「明るいシーン」なのだが、その際の生き生きとした表情などは女優としての将来性を強く感じさせた。明るい表情と、19年前に無くなって生まれ変わりの女性とを演じ分けて見せたのはこの映画の大きなポイントだ。
今後の彼女の出演映画には注目したい。キル・ビル1のゴーゴー・夕張とは違う栗山千明を観られた。





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Last updated  2005.09.18 18:18:09
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