KINTYRE’S   DIARY~旧館

KINTYRE’S DIARY~旧館

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

kintyre

kintyre

Favorite Blog

太ってもいいという… New! まちおこしおーさん

☆ALONE♪高中正義!【… New! ruzeru125さん

Caravan - Winterwin… New! ken_wettonさん

■北海道・オホーツク… New! natsumi_s_58さん

私の楽天のフリーペ… 真壁 正さん

Comments

人間辛抱 @ Re:仕事納め(12/29) どうもお久しぶりです。 新型コロナウイル…
背番号のないエース0829 @ ヒトラー 映画〈ジョジョ・ラビット〉に上記の内容…
collins1313 @ Re:私の好きな曲7、バグルスの「ラジオスターの悲劇」(06/05) 初めまして! 青春時代に聴いてまた最近ハ…
kintyre @ Re:映画『アメイジング・グレイス』を観て(03/27) >kaoritalyさん、こんばんは この映画…
2005.08.18
XML
カテゴリ: ヨーロッパ映画
人気blogランキングへ

【この映画について】
この映画は世界各地の映画祭で主演女優賞を筆頭に多くの賞を授賞してきた。米国でもゴールデン・グローヴ賞、アカデミー賞でも主演女優賞候補に上がっていたが授賞は逸していた。アカデミー賞では他に監督賞、脚本賞にもノミネートされたが、何れも授賞は逸していた。
こうした事実からも明らかの様にヴェラ・ドレイクを演じる英国出身のイメルダ・スタウントンの演技は素晴らしかった。ヴェラの夫スタンにはフィル・デイビス、ヴェラの義弟フランクにはエイドリアン・スカーボロー、息子シドにはダニエル・メイズ、娘エセルにはアレックス・ケリー、隣人レジーにはエディー・マーサンが扮する。
【ストーリー(ネタバレなし)】
時代は1950年初冬のロンドン。戦争の後遺症もあって世間はまだそうした雰囲気を引きずっていた時代に、ドレイク一家は労働階級の一家としてそれなりに幸せな生活を送っていた。
一家の主のスタンは歳の離れた弟フランクが経営する自動車修理工場に勤めていた。ヴェラは日中の空いた時間を利用して近所に家政婦として数軒の家を掛け持ちしながら家計を支えている。息子のシドは仕立屋で働きながらも週末はクラブで楽しい一時を過ごしている。娘のエセルは口数も少なく職場と自宅を往復する日々だった。世話好きのヴェラは独身の隣人レジーに声を掛けて夕食に来る様に誘い、断るそぶりを見せていたがこの誘いを受ける。こうしてドレイク家の夕食に招かれたレジーは久し振りに夕食を大勢の人と共にして満足だった。そしてその後度々ドレイク家に出入りするうちに、娘のエセルと仲良くなりやがて結婚するようになる。
一見幸せそうなドレイク家だが、ヴェラには家政婦として働く表の顔とは別の顔があった。それは望まない妊娠をした女性等に堕胎の手助けをしていたことだ。ヴェラは子供の頃からの友人リリーを仲介役として、無料で堕胎の手助けを施していた。リリーは手数料を徴収していたがヴェラには内緒にしていた。ヴェラは20年以上に渡りこの裏の仕事をしてきた。その手段は洗面器に石鹸水と消毒液を温めて、ポンプの管を女性器に繋いで石鹸水を注入し満水状態にする。2~3日後に下腹部が痛くなった時に便器に流すという原始的な方法だ。
ヴェラが堕胎を施した若い女性の容態が急変し病院に運ばれ一命を取り留めるという事件が発生。付き添ってきた母親は医師からの通報で駆けつけた警察の聴取に口をつぐんでいたが、追及に負けて全てを自白する。その頃、ドレイク家ではレジーとエセルの婚約、義弟フランクと妻ジョイス(ヘザー・クラニー)の間に子供が出来た。この二重の喜びを噛み締めている間に、玄関には招かれざる客がやって来た。ロンドン警視庁から3人の警察官が来てヴェラから事情聴取を始める。事情が掴めない家族等は不安に陥る。
ヴェラは堕胎に関する罪で警察署に連行されるが、家族のお祝いに水を差したくないヴェラは黙って連行される。これから先、ヴェラには過去に対する厳しい審判を受けることになるのだが…。
ここからはヴェラと家族の関係、家族はヴェラの裏の顔を知ってどう対応したか、ヴェラを待つ判決とは?こうしたテーマを持って観て欲しい。と言ってもこの映画は都内でも単館上映なのは残念だが、興味の有る方で都内在住の方は観て欲しい。
【鑑賞後の感想】
この映画がアカデミー賞の主要部門でノミネートされたと聞いて、何となくこの映画が気になっていた。しかし公開時期はこの時期になってやっと単館上映となった。テーマが妊娠中絶だけに、このテーマに対する欧米での反応は微妙に異なるようだった。欧米のキリスト教の中でも宗派によってこの問題の対処方法は違うようだが、日本では妊娠中絶を巡って社会問題になるという事は無い。ローマ法王庁でもこの問題の扱いには苦慮しているようで、日本と違って宗教的背景がこの問題には見え隠れする。

ヴェラはあくまでも望まない妊娠をした女性を助ける為に手を貸したとの意識だろう。それは彼女が一切謝礼を受け取っていなかったのにも現れている。措置は呆気なく終わり、施された女性にヴェラが部屋を出る際に「体に気を付けて」と言い残す。私はむしろ避妊への意識を高める言葉をかけるべきだと思うのですが…。
【自己採点】(10点満点)
9.4点。 時代背景の描写とイメルダ・スタウントンの演技の良さに感嘆。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2006.06.13 22:10:47
コメント(9) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: