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2006.04.22
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カテゴリ: 音楽
david gilmour

曲目
1. Castellorizon
2. On An Island
3. The Blue
4. Take a Breath
5. Red Sky at Night
6. This Heaven
7. Then I Close My Eyes
8. Smile
9. A Pocketful of Stones
10. Where We Start

主なミュージシャン:
Guitar:David Gilmour
Bass:Guy Pratt,David Gilmour,Chris Laurence
Drums:Andy Newmark,Ged Lynch,Willie Wilson
Piano:Jools Holland,Polly Samson
Hamond Organ:Richard Wright,Georgie Fame,David Gilmour
Keyboard:Phil Manzanera,Chris Thomas
Cello:Caroline Dale
Harp:Lucy Wakeford
Vocal:David Gilomour,David Cosby,Graham Nash,Richard Wrigh,Polly Samson


【22年ぶりのソロ・アルバム】
ピンク・フロイドとしての活動が主だったデヴィッド・ギルモアの22年ぶりのソロ作と言われても最初はピンと来なかった。ピンク・フロイドにさほど詳しくない自分としては彼がソロ・アルバムを過去に発売していたことさえ知らなかった。
今回のソロ作が元々ピンク・フロイドとは全く別に企画されていたのかは分からないが、アルバムを聞いていただければ分かるが「プログレ色」はここでは薄められている。やはり「ソロ・アルバム」であるので、ここでは彼が「個人的に表現」したかった音楽を我々に届けてくれたと解釈するべきだろう。
ファンがギルモアに期待するのは第一に彼のギターであるのは、クラプトンでも同じことだ。アルバムではギター以外にもサックス・ソロを披露したり、ベースやキーボードの演奏など彼の多彩な才能を感じてもらいたい。
グループ活動はしばらく期待できそうにないので、このアルバム発売後はソロ・ツアーを敢行しているそうだから暫くはソロ・アーティストとしての活動が続くのだろう。
聞き終えた感想は
「プログレ色をまぶした英国風トラッドを感じさせるロック・アルバム」とでも評したいようなアルバム である。
プロデューサーはギルモアとクリス・トーマス、フィル・マンザネラ(ロキシー・ミュージック)の三人である。曲は6曲がポーリー・サムソンなる女性(すみませんこの女性の素性は知りません)との共作である。アルバムは米国盤を購入したのだが、アルバムというよりまるで一冊の本の様な作りで各曲のイメージをイラストや写真で表現しているのでこちらも楽しんでもらいたい。
是非、落ち着いた雰囲気の夜に聴いてもらうとこのアルバムの良さが一層引き立つと個人的には思った。


【アルバム収録曲について】
1.Castellorizon
一曲目からインスト曲を配しているが、これはこの後の二曲目と事実上一体となっている構成だ。イントロからギルモアのギターが入り、「あ~、フロイドだな~」と思わせてくれる憎い展開だ。物静かなインスト曲だが心に染みて聞いていると、二曲目に入りギルモアのヴォーカルが聞えてくる。
2.On An Island
何時の間にかタイトル曲である二曲目に入っている展開は、この曲が前曲を含めて一つの曲であると認識できる。ギルモアのヴォーカルはまるで聞いていると時間の経過を感じさせない何かがある。ラストは彼のギターが消え入るようにF.O.していく。
デヴィッド・クロスビーとグレアム・ナッシュがヴォーカルで、リック・ライトがハモンド・オルガンの演奏で加わっている。

3.The Blue
前曲の流れを引き継いだかのような一曲。全体的に落ち着きと浮揚感を感じる曲調であるが、ギルモアのギターはそこにメリハリを付けているのでただ単に落ち着いて曲に終わらせないのは流石だ。リック・ライトがヴォーカルで加わっている。

曲調はロック調ながらもメロディ・ラインやギルモアのヴォーカルには、ポップな味も感じさせる。しかしそこはギルモア、ただ単にポップなナンバーで終わらせない演奏面の工夫(ギターソロ)が成されている。ライヴで演奏すれば受けそうなナンバーだ。
5.Red Sky At Night
ギルモアのプレイするサキソフォンで始まるのには驚いた。彼ってサックス演奏出来たって知りませんでしたよ。インスト曲であるが間髪を入れずに次の曲へと繋がる。
6.This Heaven
前曲から続く形で入るナンバーで、ギルモアはアコギも弾いているようだ。バックにはジョージー・フェームがハモンド・オルガン、フィル・マンザネラがキーボードで加わっている。この三者一体となった演奏とギルモアのギターソロの絡みは圧巻なのと、ドラムスの使い方がチョッとユニークなナンバーだ。
7.Then I Close My Eyes
再びインスト曲になるが、どことなく英国トラッド風なアレンジに終始している。ロックの演奏というよりはイージーリスニングをどこか思わせる雰囲気だが、このムードは英国人アーティストでないと出せない「音」だと思った。
8.Smile
ギルモアのアコギで始まる静かな雰囲気を感じさせる。バックにはアルバム中6曲で共作しているポーリー・サムソンが控えめにヴォーカルを付けている。タイトルが「スマイル」だが彼なりに「笑顔」を思い浮かべて歌っているようだ。ここではドラムス以外の演奏はギルモアが全てこなしている。
アコギの音色と曲調が見事に共存している素敵なナンバーだ。

9.Pocketful Of Stones
透明感のあるピアノの音色に惹かれてギルモアのヴォーカルがソフトに進むナンバー。演奏はピアノが全体をリードする形でギルモアのギターソロもバックの演奏と見事に噛み合っている。
10.Where We Start
8と同様にドラムス以外の演奏は全てギルモアが担当している。ヴォーカリストとしては彼独特の味わいと渋さを感じさせるし、演奏者としては本職の弦楽器と友に鍵楽器も打楽器もこなせる多彩さをここでは感じてもらいたい。最後は彼のギターがF.O.して終わる。

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[今日の主なBGM]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1.Workshy/Clear
2.Eric Clapton/Back Home
3.The Beatles/With The Beatles





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Last updated  2006.04.23 17:39:18
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Re:新譜レビュー10~デヴィッド・ギルモア「オン・アン・アイランド」(04/22)  
このCDは、なかなかいいですよね。

デヴィッド・ギルモアのギターが泣きまくっています♪

TBさせてくださいね。 (2006.04.23 12:56:09)

Re:新譜レビュー10~デヴィッド・ギルモア「オン・アン・アイランド」(04/22)  
kintyre  さん
>パスタおやまさん、こんばんは。
何時もお世話になっております。
パスタさんの日記も読ませていただきましたが、いや~読み応えがありますね相変わらず。私はフロイドのコンサートは武道館で一度見に行きましたが、大きな入れ込みはないんです。
でも逆に入れ込みがないだけ、ギルモアの新譜を先入観なしに聞きました。一曲目の最初のギターからして「フロイド」を感じました。
詳細は知りませんが、何曲かはフロイド用に作ったのかも知れませんねどうでしょうか?
ソロ・ツアーが好評なら日本公演の話も出てきそうですが、その時は楽しみにしたいです。 (2006.04.23 23:07:12)

TBありがとうございました  
evergreen さん
素晴らしくお詳しいサイトに驚きました。
とっても、期待が膨らんでしまったこのアルバムですが、キレイなアルバムで、充分満足しています!なんだかんだ言わなくていいかな~なんて思います。 (2006.04.24 01:50:13)

癒し  
エディ さん
初めまして。
TBありがとうございました。
このアルバム、全英No1になったようで、未だデヴィッド・ギルモア(ピンク・フロイド)の人気は健在ですね。
聴いていて、温もりのあるサウンド、ギルモアのギター&ボーカルに癒される気分になります。
ちなみに、ポリー・サムソンは、ギルモア氏の妻で、作詞面での関与も大きく、究極のパートナーですね。
こちらからもTBさせてください♪ (2006.04.24 05:46:07)

Re:新譜レビュー10~デヴィッド・ギルモア「オン・アン・アイランド」(04/22)  
kintyre  さん
>evergreenさん、こんばんは
最初のギター音を聴いた瞬間から「フロイド」を感じました。CDもまるで一冊の本のようで流石だなと改めて思っております。
>エディさん、こんばんは
そうでしたかサムソン女史はご夫人とは初耳です。
英国でのフロイド人気は日本とは全く違ったレベルなのでしょうね。
彼のヴォーカルとギターを堪能できた一枚でした。
(2006.04.25 22:17:47)

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