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2006.07.07
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カテゴリ: ヨーロッパ映画
公式HP
上映時間:104分
鑑賞日:6月30日 シャンテ・シネ(日比谷)
監督・脚色:パトリス・ルコント
出演:サンドリーヌ・ボネール(アンナ)、ファブリス・ルキーニ(ウィリアム)、ミシェル・デュショソーワ(モニエ医師)、アンヌ・ブロシェ(ジャンヌ)、ジルベール・メルキ(マルク)、エレーヌ・ジュルジェール(ミュロン夫人)

【この映画について】
パトリス・ルコント監督によるこの作品は、その始まりが間違えて部屋を訪ねて来た一人の半神不能の夫を持つ女性の告白からだった。そこで間違えられた相手の税理士が直ぐに気が付けばこの映画は成り立たない。
この二人の会話で映画の大部分が進行し成立するのは間違えた女アンナを演じる「灯台守の恋」で子供の出来ない灯台守の夫と見習いの男性への恋心の狭間で悩む役を演じたサンドリーヌ・ボネール。間違えられた税理士ウィリアムにファブリス・ルキーニ。
この二人の性格も仕事も生活環境も全く異なる空気をもっていたのが、何時の間にか切っても切れない関係になっていく過程を二人の会話で見出す楽しさをスクリーンから味わってもらいたい。
【ストーリー(ネタバレなし)】
夕暮れのパリの街、アンナは予約しておいたモニエ医師の診療室に向うためにビルの6階をめざしていた。そしてとあるビルの部屋をノックし先客と入れ替わるように「6時に予約を」と告げて部屋に入った。出迎えた税理士のウィリアムはきょとんとしながらもオフィスに招き入れる。この時点で彼はアンナが間違えて来た事を察したが、彼女の話を一通り聞くことにした。彼女は夫と結婚して4年になるが、この半年間はセックスレスで夫は肌に触れようともしないと悩みを告白した。
そんな彼は元パートナーのジャンヌと今も親密な交際をする独身男で、税理士の仕事は父が築いた事務所を秘書のミュロン夫人共々引き受けたのだった。孤独な生活の中での彼の日課は、夜毎、暇つぶしにオフィスの窓から見えるホテルの部屋の風景を眺めることだった。
ウィリアムは自分が税理士だと告白しなかったのでアンナは彼をモニエ医師と思い込み再びカウンセリングにやってくる。そして彼を信じて相談内容も夫婦生活の核心に迫る内容となり始める。だが或る日アンナが現れなかったことで、逆に彼はモニエ医師にアンナの連絡先を聞きだそうと試みるが失敗に終わる。しかし僅かな隙を見てモニエ医師のノートを盗み見し連絡先を知るウィリアム。だが連絡先は全く関係ない天気予報の番号で落胆する彼だったが、アンナが再び訪れた時には彼の正体もばれて罵声を浴びせられるウィリアム。
それからも何故かアンナはウィリアムの元に通い、夫婦生活についてや自分の夢について語り始める。だが、その一方で夫のマルクは妻のアンナがウィリアムと密会していると思い彼の事務所を単身で訪ね詰問するのだった。
マルクはアンナが原因で交通事故に遭遇し不幸にも夫婦生活が成り立たなくなり、それが原因で夫婦仲にも亀裂が入っていった。それを解消するためにマルクが画策したこととは...。そのアンナは突如彼の事務所を訪ね、旅行鞄をプレゼントするのだった。
さて、ここから先は核心に迫って来るのでポイントだけを書く。
1.ウィリアムの元を訪ねたマルクは何を依頼したのか?

3.アンナは何故旅行鞄をプレゼントしたのか?
4.アンナとマルクの夫婦仲は元に戻るのか?

などを中心にDVDが発売されたらご覧下さい。
【鑑賞後の感想】

この映画を端的に表現すれば(乱暴過ぎるかな?)こうした点に集約される。
ストーリーの中心はアンナの告白であり、ウィリアムは聞き役に徹している点で男女の役目を?しっかりと描いている。さらに、アンナが彼は実はモニエ医師ではなかったと知った時の態度や、急につれない態度を取り始めて彼を翻弄したりと気ままな女の性格がここで前面に出てくる。
アンナはこうした性格の持ち主である反面、自分の夢を追って夫マルクやウィリアムに対し我を貫く。こうして奔放なアンナに対し、二人はなす術もなくひたすら振り回されながらもどうにかして関係を繋ごうと必死な様子は滑稽にも思える。
結局、二人とも形こそ違えど現在の生活を捨てることで彼女への気持を表現するのだった。フランス映画らしい、派手さはないが男女の心理を巧に描きながらもどこかユーモアのセンスも所々感じさせる展開はハリウッド映画にはない良さがあるのだ。でも逆にこうしたじれったいとも思える展開の映画に慣れていない人にはお勧め出来ない。
【自己採点】(10点満点)
7.3点。 最後のオチをどう解釈し評価するかで点数が変ってくる。

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1.Soundtrack/Beverly Hills,90210-The Soundtrack





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Last updated  2006.07.08 10:18:34
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