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2007.10.13
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71.キャンディ

■製作年・国:2005年、オーストラリア
■上映時間:108分
■鑑賞日:9月24日、シャンテシネ(日比谷)
■公式HP: ここをクリックしてください
キャンディ.jpg
□監督・脚本:ニール・アームフィールド
□製作:マーガレット・フィンク、エミール・シャーマン
□脚本:ルーク・デイヴィス
□製作総指揮:アンドリュー・マッキー、リチャード・ペイトン、マイケル・ワイク、テレンス・ヤーソン
□撮影:ギャリー・フィリップス
□音楽:ポール・チャーリアー
□美術:ロバート・カズンズ
□編集:ダニー・クーパー
□衣装:ジョディ・フリード
キャスト

◆ヒース・レジャー(ダン)詩人志望の青年だが麻薬常習者で恋人キャンディにも影響を与える
◆アビー・コーニッシュ(キャンディ・ワイアット)画家の卵で自由な生き方を愛しダンと意気投合するが
◆ジェフリー・ラッシュ(キャスパー)元麻薬中毒者で薬物の知識を生かし薬学の教授となりアビーとダンの良き理解者
◆トニー・マーティン(キャンディの父)穏やかな性格で奔放な娘に強い態度に出れない
◆ノニ・ハズルハースト(キャンディの母)道徳心が強くキャンディとダンの生活に強い不満を持つ

【この映画について】
“キャンディ”とは、ヒロインの名前であると同時に、ドラッグを意味する隠語でもある。
主演は、『ブロークバック・マウンテン』でジェイク・ギレンホールと共に同性愛者の苦悩を演じ高い評価を得て、演技派としての地位を築いたヒース・レジャー。 恋人役のキャンディを演じるのは「プロヴァンスの贈りもの」でアメリカから来た親戚を演じたオーストラリアの新星、アビー・コニッシュ。その二人の良き相談役で元ジャンキーには「パイレーツ・オブ・カリビアン」でのキャプテン・バルボッサ役が印象的なジェフリー・ラッシュ。いずれもオーストラリア出身でハリウッドでも活躍する一線級の俳優達だ。
監督のニール・アームフィールドは、映画では、本作がメジャー・デビュー作となる。
【ストーリー】(ネタばれなし)
詩人志望の青年ダンは、輝くように美しいキャンディに出会って、ひと目で恋に落ちる。彼女は画家の卵で、 ふたりは自由な生き方を愛していた。
ダンはヘロインの常用者 で、やがてはキャンディもその危険な世界へと足を踏み入れる。
まるで<エデンの園>で生きる男と女のように二人だけの愛の世界にいる。
気が向いた時に、絵や詩を創作し、肌を重ねることで愛を確かめ、ドラッグをふたりで分かち合う。キャンディが描いた絵には「極上の喜びに満ちた午後」というタイトルがつけられ、深い陶酔感に酔い知れていた。
二人は恋に陥り結婚するが、結婚しても定職に付こうとしないダンには収入も無く ドラッグを手に入れるために、彼らは身の回りのものを売りさばいていたが、遂には売る物もなくなり、キャンディは 街で身体を売る ようになる。 そんな彼女をダンは黙って容認していた。
そして金も無くなると彼らの良き理解者でもある元ジャンキーで、今ではその薬物の知識を生かして薬学の教授となったキャスパーの元へ麻薬と生活費を無心する。

幸福な生活をしていた二人だが、 収入はキャンディが売春して稼ぐ収入だけ でついに家賃の滞納が原因で追い出される。ダンは稼ぐために盗んだ財布の中のカードから詐欺を思いつき、首尾よく言葉巧みに7000ドルを手にした。しかし、彼が喜び勇んで帰宅すると キャンディの妊娠が発覚する。
二人はキャンディの両親に報告するが、麻薬中毒の二人には死ぬような思いの禁断症状に耐える日々が続くのだったが...。そして、お腹の中の子供に異変が...。キャンディはダンに対し徐々にその態度を変えていき、画家志望だったころの自分に立ち返ろうと努力するがダンは一体...。
さて、ここから先は核心に迫って来るのでポイントだけを書く。
1.キャンディの妊娠中に何が起こったのか?
2.二人は禁断症状に耐えて麻薬中毒から抜け出すことは出来たのか?
3.キャンディの両親と二人の関係はこの先どうなるのか?
4.キャンディが働こうとしないダンに対してついに取った強い態度とは?
5.ダンはキャンディとの関係をどう表現する積りなのか?

などを中心にご覧下さい。
【鑑賞後の感想】
芸術家志望の若者が麻薬に溺れていくという内容のストーリーが、アメリカではないオーストラリア映画で描かれるとは意外な気がした。
アメリカ映画との違いはこの作品では、 ひたすら二人の主人公が麻薬に溺れて日常生活もまともに送れない様子が繰り返し強調されていた。麻薬から抜け出す努力や家族の励ましといったテーマでは描かれていない。 勿論、禁断症状に苦しむシーンや母が苦言を呈する場面はあるものの、二人の意思が弱くて抜け出せないで苦悩する姿に終始している。
確かに芸術家志望だった二人が若さの勢いで交際し結婚するまでの展開はスピード感もあり、この二人の前途も開けると思ったのだがそこからの展開はひたすら重かった。
結局この二人は収入手段が無いために、周囲に迷惑を掛けた上にその恩を仇で返すような行動ばかりを取って遂には見放されていく。
これでもかこれでもかと麻薬に溺れていく様子を強調する点は、最後の方には観ていてもウンザリしてくるほど描いていた。 果たしてそこまで描く必要があったのか?その分を二人が抜けだそうと努力する様子に描いてもらいたかったと私は思った。ラストはダンがキャンディに対しての愛情を表現を彼なりの解釈でしたのだろうが、遅きに失したような来もしたけど...。
後味の悪さが残っただけで終わったような映画だった。オーストラリアって麻薬問題が深刻なのですかね?
【自己採点】(100点満点)
55点。

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Last updated  2007.10.17 07:55:09
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