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とうとう最終回です。
扉の更さんと轟が手を繋いで穏やかな表情をしていてなんだか感慨深い気持ちになりました。
読みたいけど読みたくない。読み終わりたくなくて複雑な気持ちで読みました。
久々に集まった高校時代のメンツ。
といってもチャラ男くん見事に変わっていません悲しいほどにw
更さんも見事に変わっていない。良い方に。
更さんを連れてきたのは古庄くん。更さんに会えて後輩女子たちは咆哮w気持ちはわかる。
さてなぜ集まったのかというと、この度亜蓮くんがデキ婚(想定のど真ん中)にて式に使うムービーをお願いってとこですね。
でも話題の中心は更さんでしたけど…w
男たちは存在感ないですね~。
古庄くんもいたのって感じw
そんな古庄くん、高校のときから祖父から譲り受けた時計をずっと使っています。もう針が同じところを巡ってたりして壊れているのに。
「狂っているとわかっているのに これじゃないとダメな気がしてどうしても手離せない…」
それは更さんのことを意味しているんでしょうね。古庄くんも不毛だ。
ところで轟と更さんは今二人暮らし。
お父さんは実家に出入りしてる轟に勘当だと言います。
お父さんなりの優しさですね~。
でも勘当はオレだけにしとけ、何かあったときに更を頼りにできるからと轟。
別れはあっさりでした。普通にまた来そうなくらい。
さて再び高校のメンツの集まりに戻ります。
古庄くんがお嬢様と婚約間近らしいと亜蓮が言います。否定しない古庄くん。お幸せにと言う更さん。
ありがとうございますって言っても全然そういう表情じゃないですね。
古庄くん、未練がありまくりますね。
そして更さんにその時計棄てなさいと言われてしまいました。
まるで私のことは忘れなさいって言っているみたいです。残酷だけど優しい更さん。
結局古庄くん、時計棄てられないんだなぁ…。婚約もする前にダメになったみたいですし。
ていうかする気ないですよね。
轟にも相変わらず堂々と宣戦布告してるし。
“君も 覚えがあるだろう 狂って 同じ場所を巡る
離れようとするのに 心は戻ってきてしまう
なら いっそ貫く 気が済むまで
僕はそうする”
古庄くんもまた更さんに狂わされた男の一人ですね。この先人生長いのに大変だ(°▽°)
もう一人の狂わされた男轟は更さんの帰宅に安堵。前科ありますからね…国外逃亡の。まるで犯罪者みたいな物言いですが、
「罪を犯すなら一生苦しまないと」
「そして ちゃんと 生きないと」
更さんの覚悟を感じました。
最後は亜蓮の結婚式。
ムービーを見た新婦が更さんと轟を見て夫婦かと思います。姉弟ときいて全然似てないね、と。
「あっでも すごくいいバランスかも 全然違うから ふたりでひとつになるようにって」
その言葉を聞いて亜蓮は 「うん」
と。
まさに更さんたちを表現するその通りの言葉を最後に突然現れたモブキャラが言うとは…!
ていうかそういうキャラが言うからこそっていうのかな…亜蓮は知っていても知らないふりをするというかそこには触れずに微妙な距離感でいるから言えない事だろうし古庄くんは言いたくないだろうしw
だからこそ亜蓮の 「うん」
はなんだか重みがあるように感じました。
最後は更さんと轟が裸で抱き合ってるんだけどなんともまぁ美しい二人ですこと。
最後のモノローグ。
不安や弱さや罪の深さとこの先の人生の長さと戦って生きてくという内容のモノローグ。
人間だから当たり前の感情なんだけど更さんに不安とかそういう感情があるんだなと思いました。
でもそうですよね、更さんは見せないだけなんだった。轟が事故ったときも大変だったし…。
“そうやって生きてく
この地獄で”
だけど幸せなんですよね。
地獄で覚悟を持って幸せに生きるか、天国で不幸に生きるか、その二択で地獄を選んだんですよね。
うん、個人的には満足の最終回。
轟と一緒にならない終わりだけはむかえてほしくなかったからよかった。
古庄くんに至ってはこれからまだまだ出没しそうだし彼らの物語はまだまだ続く…という感じでしょうか。
だけど、更さんたちにとって古庄くんみたいに知っているひとがいるってちょっと救いでもあるような気がします。
とにかく更さんと轟が幸せでありますように。
大好きな漫画でした!
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