
紅葉が終盤を迎え始め、落葉した樹の立ち姿が、これまた美しい。
昨日の散歩のとき、渦を巻いたような雲がとても綺麗でした。
晩秋になると、宮沢賢治の童話「旅立ち」の場面が、頭の中をぐるぐる。
寒い朝、旅支度を整えた千人の黄金色のイチョウの子供たちが、
イチョウの母さんに、「さよなら、おっかさん」と別れを告げ、
いっせいに枝を離れ、 次々に飛び降りていくのです。
落ちているドングリを見ても、はらはら舞う紅葉を見ても、
どすんと落ちるカリンを見ても、
「さよなら、おっかさん」 とつぶやいてしまいます。

シュウメイギクの花が、綿毛になっています。
種をくっつけた綿毛は、風に吹かれて、いまにも飛んでいきそうに、
ふるふると揺れています。
旅立つのね。
秋明菊の場合は、おっかさんではなく、「おかあさん、さようなら」が似合います。
シュウメイギクは、地下茎で増えます。
それなので、私は種を蒔いたことは無いのですが、どこか条件の良い場所に辿りつけば、
そこで芽を出すこともあるのでしょうね。
粛々と静かに続く生命の営み。 元気でね、と思います。
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よそのポトス、うちのポトス 2016.07.31 コメント(6)
ノリウツギ。アジサイのドライフラワーを… 2016.07.29 コメント(12)
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