静かな時が流れる｢風の庭」

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2017.11.11

薔薇ホットココアと小菊。傾聴ボランティアのこと

(6)

テーマ：花のある暮らし、宿根草(3773)

カテゴリ：庭

薔薇ホットココアが、次々に咲いています。
足元は、小菊に覆われ、お供に守られたお姫様みたいです。

風が強くて、小菊たちは、右に左にと揺れています。
こんな景色も、もうすぐ終わり、冬がやってきますね。

大した手入れもしないのに、毎年よく咲いてくれる利口な薔薇です。

水曜日に、施設の傾聴ボランティアに行ったのですが、
お話相手の方は、頭はクリアですが、体はだんだん弱っているようです。
横になってくれてもいいんですよ、
というのですが、いつも車椅子に座って待っていてくださいます。
週三回、毎回四時間の透析もしていて、
透析の翌日は、具合がいいので、その日に行くのですが、
それも、だんだんと具合の悪い間隔が短くなっていくような気がします。
この方とのお付き合いは、もう五年になります。

この方と、もうお一人を傾聴させてもらっていました。
その方が亡くなられて、施設では、次の方をお願いします、と、
言ってくれたのですが、もう、私も年だし、
引退の方向へ向かおう、と思います、と冗談交じりに言い、
お断りしました。
いま担当させてもらっている方とは、最後までお付き合いしますが、
いつかは、終わりがくるんだな、と覚悟のような気持ちは、いつも持っています。

施設の並びに焼きまんじゅう屋さんがあります。
あそこの焼きまんじゅうが食べたいんだよね、と言います。
透析を受けているのだから、食事制限のあることは知っていますが、
ちゃんと、ほかの食事とのコントロールが出来る人なので、
一口でも食べれるように、「内緒で、買ってこようか」と言いましたが、
笑って首を振り、普通の食事が摂れなくなるからいい、と言います。
もちろん、すぐに引き下がりましたが、
年を取る、病気がある、ということは、我慢の連続ですね～。
私も、いけない人ですよね。
もし、焼きまんじゅうを食べたことで何かあったらどうなるのでしょう。
分かっているのですが、つい・・・。反省です。

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