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2009/12/14
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カテゴリ: 読書
『見知らぬ明日』 グイン・サーガ130 /栗本薫 ハヤカワ文庫
hosi_ki_5.gif 特別な物語です
hosi_mi_5.gif ありがとうございました。




【あらすじ】
ヤガ脱出をはかったヨナは、“ミロクの聖姫”に捕らえられ、スカールの助けを得たフロリーも、化け物にさらわれてしまう。一方、“アルド・ナリス聖廟”への参詣をすませたイシュトヴァーンは、ようやくパロを出立しようとしていた─1979年に誕生、空前の規模で展開し、多くの読者を魅了してきた世界最大最高のファンタジイ・ロマンは、数多くの人物を宿命の螺旋に巻き込んだまま、ここに最終巻を迎える。


**ネタバレ考慮していません。未読の方は要注意!**

とうとう最終巻です。
今回は感想というよりただの感傷ですねぇ。。。



130巻は途中まで、というのは前から知ってましたが、
やっぱり本屋で手に取った時はあの薄さがショックでした。


タイトル「見知らぬ明日」は誰がつけたんだろう。
いかにもまとめ的なこの表紙をどんな気持ちで描いたんだろう。


約半年前、
「未完のままの最終巻なんて怖くて読みたくないけど

と思ってたんですが、いざその巻を目の前にすると躊躇しました。

でもね…、129巻があんな展開なんだもん。
やっぱり…読みたいじゃん!!



グイン・サーガをそれぞれが語りついでいってくれれば…
と、解説で今岡さんが仰っていました。

でもね、
無理です。

だってわたしの想像力なんかじゃ到底追いつかないもん。
グインのパワーに、イシュトの行動に、ナリス様の思考に、
一体今まで何度仰天させられたことか。

今回だって、頭の中「?」ばっかりなのに。

フロリーどうなったの?助かるの?なにが起きるの?

グイン・サーガはこれだけ拡がった物語でありながら、
栗本薫さんというたった一人だけが創造主で案内人だったんだな、
とあらためて感動しました。

でも矛盾しているようだけど、

グイン・サーガの世界がぷつりとなくなってしまうとも思えなくて。

だってあんなに生きることに懸命な彼らが、
突然いなくなるなんてありえないよ。


「枯れ木にしか見えぬ木にも
枝に小さな蕾が芽吹きはじめていることがおわかりになりましょう。」-P28


モース博士の一連の言葉が印象的でした。
それ自体はリンダを励ます言葉なんだけど、
栗本さん自身の希望のような気もするし、
それにグイン・サーガの新しい時代を感じさせるようにも思います。



終わってしまった今考えると、
もし最終巻として「豹頭王の花嫁」が読めていたとしても、
「あぁー!読み“終わった”!」と満足していたかわかりません。

だってこんなにも長く続いた物語、どこで終わっても本当の終わりじゃなくて
それはもうキレノア大陸の歴史の一部だとしか思えないんですよねぇ。

だって「グイン・サーガ」なんだけど、
主人公がグイン一人だけじゃなくなってるんだもん。
イシュトで、リンダで、ヴァレリウスで、ヨナで、
時にはゴダロとっつぁんな時もあったかも。

そのうちスーティとドリアンがメインになってるかも…
グインの子供がとんでもない何かを巻き起こしてるかも…
フロリーが戻ってきたように誰かが何かを引っ提げて問題起こすのかも…

栗本さんの引き出しに何が入ってるのかはもうわからないけど、
中原がそうやってどんどん続いていくのは確かで。



「見知らぬ明日」

最初は「そうそう、今後の展開はもう誰も知らないんだもんね」と
ちょっと苦笑してしまったタイトルですが、
「誰も知らない、わかるはずもないけど、世界には明日も明後日もずっとくるんだよ」
って受け取ることはできないかな?


最終巻を読んだいま、
読む前に思ってたより自分がショックを受けてないのが不思議です。
ただ、もうこれ以上中原の歴史を覗けないのがひたすら残念です。







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Last updated  2009/12/14 09:43:14 PM
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