松木幸夫 ギタリスト的思考

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choco.yukio @ Re:音楽(とギター)の見え方(10/30) remain-iihamaさん。 > ただ、最近の課…
remain-iihama@ 音楽(とギター)の見え方  私も全く同感です。  自身もかつては…
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choco.yukio @ Re[1]:息が合わないと云うこと(09/15) あやさん。 コメントありがとうございま…

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Jan 13, 2010
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カテゴリ: 音楽
 先日、ある生徒に今度発表会で弾こうと思っている曲を彼のギターを調弦をしながら弾いてみた。曲はロドリーゴの「イタリカは昔有名だった」などと云う意味の題名がついている曲である。因に昨日のレッスンでは、シャコンヌの後半部分を弾いてしまった。前半は先日日曜日の合奏の練習日に弾いたから、昨日はその続きを弾いたのだ。

 彼のレッスンでは、そのように直接レッスンとは関係ない曲を弾くことが多くて、レッスン開始まで余計な時間を使ってしまうのである。

 生徒を含め、人には当然のようにいろいろな性質があって、もの凄く大雑把に云って演奏をするのが好きな人と演奏を聴くのが好きな人のふたつに分けられるだろう。

 演奏を聴くのがより好きな生徒は僕が演奏を始めると、それこそ真剣に耳を傾けて聴き始め、さらに違う曲も演奏しろと注文するようである。

 逆に、誰かの演奏を聴くよりも自分で弾く方が好きな生徒は、僕が弾く曲の音よりも左右のどちらか一方の手の動きだけを凝視していることが多い。しかも、彼らの多くは集中力が続かないようで、しばらくしていると明らかに退屈そうな仕草を見せる。

 両者のどちらが、より上達しやすいかは、おいそれと決めることはできない。

 ただし、集中力の長続きする人が上達しやすいと云うことは確かなことだ。

 さて「イタリカ」を弾いてみたところ、彼は「その曲が何を云いたいのかさっぱり分かりませんが、難しそうな曲だということは分かります」と云った。

 その刹那、僕は負うた子に襲われる気分、否、負うた子に教わる気分であった。そう云えば、ある演奏家の演奏でこの曲を初めて知ったのが10数年前で、そのインパクトが忘れられず楽譜を探して、練習し始めて。



 考えてみれば、この曲に関して、僕はあまりよく楽譜と睨めっこをしてこなかったような気がする。

 初心忘れるべからず、である。





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Last updated  Jan 13, 2010 11:19:52 AM


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